磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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C135.海亀の青吉くん

2006年01月31日 | 【小説】 レインボー...
XI.エコ・キャンプ

C135.海亀の青吉くん





「ほんでも、チョコに変りはないよ。それにや、そんなことしたら、このチョコレート作ってはる会社の人が困るやんか」
「ヤスがチョコレート会社の人のことまで考えるとは思わなかったわ」

「もし、プラスチック製の容器じゃ売れないと会社の人が思ったら、紙製のにするわよ。消費者は賢くならないといけないのよ」
 ユリカは意見した。

「そうよ、環境は他人事ひとごとじゃなく、私たちのことなのよ。チョコレート会社の人とも無関係じゃないのよ」
「そうかー、わかった」

「ヤス、海亀の青吉くんのこと思い出すだろう。だれかがポイして、野生の動物たちが、餌と間違ったら、青吉くんのように苦しむだろう」
 チャボはヤスに言った。それは、青色の世界の話しでのことである。

「なによ、海亀の青吉くんって」
「まあ、なんだ、そういう友達がいるってことさ。陽気なファンキー野郎だぜ」

「とてもいい声しててさあ。ああいうの、七色のボーカルっていいたくなるよ」
「おお、チャボ。ええこというね」

「うん、環境を守ることは、動物との愛情でもあるわけだよ」
 ヤスとチャボの顔がすっとひいた。しばらく、静かにお菓子を食べているようだった。

 電車が山道をよく曲がって傾いたりするのが、おもしろいと、ヤスとチャボは電車のなかで駆けっこを始めた。

 歩く姿は、まるで酔っぱらいのように、ふらりふらりしている。
 子ども会の役員として鈴木、あのプールで監視していた大学生は、
「こら、怪我したら、どうするんだ。ほかのお客さんにも、たいへんな迷惑だということがわからないのか」
 と、しかった。

 ヤスとチャボは元の席につれもどされた。
 ヤスとチャボは、自分の席にもどる鈴木がふらふらしているのが、おもしろくってクスクスと笑っていた。

 葵が「悪趣味ね」と怒っていた。
「本当、本当」
 まわりの女の子たちは、そう囃し立てた。




閑話休題

野生生物もゴミを出されて、
それで健康を害したりしているそうです。

ポイ捨てはやめましょう。
使い捨ては、使い捨てでは終わらないということも。

みっちゃんは湯たんぽを使っているそうで、
使い捨てカイロの僕よりもエコかもしれませんね。

あの使い捨てたのは、やはり環境に悪いのでしょうね。
エコポッカというのもあります。
ぼくが買ったのもこれでした。


しかし、燃やせないゴミで捨てて、
効力があるのか疑問ですね。
また、間抜けな感想です。(-_-;)





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