磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原発核燃料サイクルQ&A-六ケ所村では何が起っているのか-

2008年07月16日 | 読書日記など
『原発核燃料サイクルQ&A-六ケ所村では何が起っているのか-』
   佐原勉・編著/ラジオ技術社1989年



「●核燃サイクルは鉄腕アトムの排泄物を処理できるか」という小タイトルがありました。下「」引用。

「考えてみれば、日本に初めて原子の灯がともったのは、鉄腕アトムの誕生に遅れること六年の一九五七年です。バラ色に包まれた原子力時代の幕開けでした。ただ、その頃から一部専門家の間では、日本の原子力発電所が「トイレ(原発からでる廃棄物を処理する施設」なきマンション」になるのではないと懸念されたようです。」

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こんなことを考え出すと、アトムに助けられた人は放射線傷害で亡くなられているかもしれませんね……。
--アトムのエネルギーを太陽エネルギーなど無害のものにしてほしかったという著者。
--きちんと、放射能は危険なものであることを、タバコのパッケージの横に書かれているように書いてもいいような気がしてなりません……。

夢のエネルギー、ドリーム・パワー? とか、空想物語なのだから、後の人たちが書き換えられても、生命を大切にされた医師でもあった手塚治虫なら了承してくれるとボクは思います。が……。

■Tetsuwan Atom (鉄腕アトム) opening (1963)■



再処理はフランスの技術を導入したという。下「」引用。

「再処理はフランスの技術を導入した方法で、使用済み燃料を高温の硝酸で溶かして、各種溶媒を使ってウランやプルトニウムを取り出します。その後に高レベル廃棄物が残りますが、それは再処理工場に併殺される貯蔵施設に保管されます。」

不当表示がなされているという……。下「」引用。

「放射性の排ガスや液体、固体などの廃棄物が放出されるわけですから、「一番クリーンなエネルギー」というのは不当表示にあたります。」

この本はほとんどがQ&Aで書かれています。例。下「」引用。

「Q 「火元がないから火事は起きない」って本当?
A 推進側は、再処理工場は一般の化学工場と違って、「火元の三悪(酸素、可燃物、高温)を追放」しているので「燃えません」と主張しています。
 これはとんでもないウソです。現に日本の先生であるフランスの再処理工場では、火災が発生し大事故寸前にまで至っています。」

そして、パンフなども掲載されいてます。
「東海再処理工場は世界一の安全性を誇っています。」と、推進側の文書も掲載。



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「パンフではまったくない」と書かれてあるが……。下「」引用。

「Q 再処理工場の廃液からはどのくらいの放射能が放出されるのですか?
A 原発の約五倍のトリチウムの他、原発からほとんど出ないプルトニウムなど多くの各種が放出されます。
 これは廃液放出ワーストワン原発の関西電力高浜発電所と東海村再処理工場の実績値の比較です。ここでも、再処理工場は放射能を出していることがわかります。」

--ウソがウソ?
「『DAYS』ウソ八百事件」北村・青森県知事の発言。
--その発言こそがウソだという。

「脱原発法を制定しよう!」西尾漠(脱原発ネットワーク事務局」・著というのも掲載されていました。







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