磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

新藤兼人の足跡 3 性と生

2008年07月16日 | 読書日記など
『新藤兼人の足跡 3 性と生』
   新藤兼人・著/岩波書店1994年

昨日のNHK BShiでも95歳の新藤兼人監督がとりあげられていましたね。
車椅子にのりながらも、監督業をこなす新藤……。



■目 次■
まえがき--人形の家から欲望の電車へ
1 わが性的ユートピア考  1
2 わが海軍  51
3 映画における性  93
 『沈黙』のベルイマン  95
 神のいないブニュエル  110
 フェリーニの道  122
4 撮影日記抄  135
 『母』日記--一九六三年  137
 『鬼婆』日記--一九六四年  149
5 シナリオ 母  189
6 シナリオ 鬼婆  241


愛の地獄図なのか? 下「」引用。

「わたしはあの日の江波の飛行場の話を大船のHという新人監督の口からきいてひどいショックをうけた。彼は八月六日のあの日、ヒロシマにいて(宇品(うじな)港から外地へ出てゆくために待機していた)ピカにやられたのである。彼は江波の飛行場へ逃れてゆき、抱き合って腰を動かしつづけて息たえる人、相手を求めて抱きあいつ死んでゆく人、その愛の地獄図を目撃したのだ。わたしはこれを書くことは死者への冒瀆にはならないと思った。いや。これを告発することが『原爆の子』を撮った者のつとめだと思った。『原爆の子』ではそこまで問題を発展させることができなかった。」

「原爆の子」でも、ヌードがでるけど、戦中の食料難ということを考慮して、なおかつ、原爆の被害というもを考えられたら、あんなものではなかっただろうとボクには思えましたが……。

ほかの映画で、外国作品だったと思うけど、戦場で自慰行為をするという。
--心理学的にいえば、安定したいからと誰かの解説もあったように思います……。

どうも、ボクには愛かどうかもわからない……。

性=愛ではないようにボクは思う。


--娼婦ユキの話……。
H監督の続きであると思われる。
その肉体によって、アメ公に復讐する話が書かれてあった。

それは長篇アニメ映画でありました……。

黒い雨にうたれて


■Trailer# Onibaba (1964)  鬼婆【予告編】■












index

index

目 次





エンタメ@BlogRanking



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。