磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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086音楽会

2007年01月16日 | ライト小説
アカネさんシリーズ001
恋のタイムマシーン

九、ワンマンショーよ!



086音楽会


井上を除いた三人はデイ・ケアー・センターの娯楽室に行く。

ちょっとしたホールくらいの大きさである。

でも、やっとバスケットができるくらいの場所ね。

「それでは、ソーラン節を歌いましょう」

前に立つ若い女の人が歌詞カードを棒で指さしている。

ピアノ伴奏で歌っている。

だけど、歌っているのは、ごくわずかだ。

年寄りだからって、真昼間から、ソーラン節もないわね。

ちょっとは楽しくなる歌が必要だわ。

そうよ、プラス思考、プラス指向よ!

「小一郎、カラオケの準備をするのよ」

「えっ!」

「使い方がわらないの!」

「いいえ、わかってますよ」

「先輩いいんですか?」

「いいよ。前の戸川さんにはわたしが断っておくね!」

「これ、わたしの歌う曲の順番よ」

茜は小一郎にメモを渡す。

「歌う曲の順番?」

「早く、カラオケの準備をしなさい」

「あら、歌いたいご老人がいるのね」

「はい」

「いいですわよ。あの紹介は永山さんからしてくださいますか」

「はい」

何と、積極的な生き方だろうな、まるで茜みたい。

小一郎はもじもじしながら、そう思った。








閑話休題

人間、暇だと余計なことを考えてしまう。

それが楽しいことだったら、いいけど……。

人生で暇があるなんて、なんと幸福なことだろう。

生活に困っていなければだけど……。

暇があったら、楽しいこと、

素敵なことを考えましょう……。

ヨーコ・オノは戦時中も

弟さんと楽しいことを考えようとされました。

でも、そうできないときは、

誰にでもあることでしょうけど……。(-_-;)










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