
NHKBS12007年5月5日
シリーズ 世界はこうしていじめと闘う
大人たちよ 逃げるな
~カナダ・いじめ防止プログラム~
アメリカ・カナダは4人に1人が「いじめ」で苦しんでいるという。
オルヴェウスいじめ防止プログラム。
大人のとるべき行動がマニュアル化されているという。
「いじめにあわないということは子どもたちの基本的人権です。
子どもがいじめにあわないようにする責任を学校は負っています」
去年三月、カナダにプログラムを導入した公立学校があるという。
カナダ、六千人の街ピースリバーのグッド・シェパード校(幼稚園と小学校、およそ400人が学ぶ。
登校から下校まで徹底した「いじめ」防止をする。
校長自らが対策にのりだし、子供たち全員に語りかける。
昨年の匿名「いじめ」アンケート。
それまでは先生一人一人が手探りで「いじめ」問題に対応していたという。
オルヴェウスいじめ防止プログラム。3割「いじめ」を低下させるという。
ノルウェーのダン・オルヴェウス教授が作成。
世界でいち早く「いじめ」の事実を調査した。
プログラムのマニュアルは教師一人一人に手渡されている。
「いじめ」=力の不均衡。
一人ひとりに対応。
「いじめ」は許さないという大人の一貫した行動!
まず、教職員の教育。プログラムを教えるため、生徒指導の教師が、すべて公費でアメリカで講座を受ける。
事務職員やスクールバスの運転手もメンバーのなかに入れられる。家庭にも輪をひろげていく。そのためにも、教師の一人一人の意識改革が必要であるという。
「いじめ防止のルール」を学校にはり、視覚的に生徒に訴えるという。
「いじめ」の多くは休み時間におこるので、教職員による見回りをするという。
生徒は休み時間校庭ですごさないといけないという。
教職員はベストを着て、生徒を観察しているという。
見回りの教職員には休憩時間はないという。
もし「いじめ」の場面に遭遇したら。
・両者の間に立つ、できるだけ目が合わないようにする。
・いじめた生徒と犠牲になった生徒を同席させない。
生徒の話を別々に話をきくという。
いじめた生徒は先生の前でも、いじめた子を脅すことが出来る。
ゆえに、同席させないという。
・いじめが起きてしまつたことに先生が謝罪。できることは全てを行なうと子供に伝えるという。
・「いじめ」た子供の人格を否定するのではなく支え、必要ならばカウンセラー。
君の行動に怒っているのであって、君にじゃない!
・公平に一貫した態度で教師は取り組む。
いじめのレベル
1 悪口
2 仲間外れ
3 恐喝
4 暴行
1は教師の叱責、4は学校から警察への通報。
先生がいる教室でもいじめられているという。
それはいじめにあった子の4人に1人。
先生が発見できないという。
傍観する子供にがんばってもらう。
「いじめ」を発見するのは子供たち。
「うっとおしい」とか思っても、いじめるのではなく、大人に相談してほしいと教師。
水泳学校での「いじめ」までに対応している校長。
「いじめ」を報告した子供にポスターをプレゼント。
その後も問題がないかフォローする。報復される場合もあるから。もし報復された場合は、いじめた側に罰を与えるという。
・生徒と交換日記をする教師。
そこから「いじめ」を発見。
いじめというよりも、危険信号を発見したという。
「いじめ」がエスカレートしないように、先生に伝えないでと、その生徒。
ロールプレイをすることにする担任。
生徒指導の先生にアドバイスを受ける。
母親のメールをもとにシナリオをつくる。
その担任は子供が自殺未遂で病院に運ばれた経験があったという。
ロールプレイでは、いじめを先生に伝えることになる……。
そして、校長も対応していく……。
信頼できる大人に伝えるという。
「いじめ」
昨年61.7%
今年56.2%に。
いまだに半分以上減ったという。
先生がいる教室でいじめられた。
昨年26.9%
今年17.2%。
報告すると「告げ口」とされ報復されるという子供たち……。
以前紹介しました番組の再放送があります。
5月10日(木)24:10~25:00
NHK衛星第一 イギリス・なぜいじめはなくならないのか[再]
なぜいじめはなくならないのか
5月11日(金)24:10~25:00
NHK衛星第一 カナダ・いじめ撲滅プロジェクトの1年[再]
カナダいじめ 大切な平和教育!
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シリーズ 世界はこうしていじめと闘う
~カナダ・いじめ防止プログラム~
アメリカ・カナダは4人に1人が「いじめ」で苦しんでいるという。
オルヴェウスいじめ防止プログラム。
大人のとるべき行動がマニュアル化されているという。
「いじめにあわないということは子どもたちの基本的人権です。
子どもがいじめにあわないようにする責任を学校は負っています」
去年三月、カナダにプログラムを導入した公立学校があるという。
カナダ、六千人の街ピースリバーのグッド・シェパード校(幼稚園と小学校、およそ400人が学ぶ。
登校から下校まで徹底した「いじめ」防止をする。
校長自らが対策にのりだし、子供たち全員に語りかける。
昨年の匿名「いじめ」アンケート。
それまでは先生一人一人が手探りで「いじめ」問題に対応していたという。
オルヴェウスいじめ防止プログラム。3割「いじめ」を低下させるという。
ノルウェーのダン・オルヴェウス教授が作成。
世界でいち早く「いじめ」の事実を調査した。
プログラムのマニュアルは教師一人一人に手渡されている。
「いじめ」=力の不均衡。
一人ひとりに対応。
「いじめ」は許さないという大人の一貫した行動!
まず、教職員の教育。プログラムを教えるため、生徒指導の教師が、すべて公費でアメリカで講座を受ける。
事務職員やスクールバスの運転手もメンバーのなかに入れられる。家庭にも輪をひろげていく。そのためにも、教師の一人一人の意識改革が必要であるという。
「いじめ防止のルール」を学校にはり、視覚的に生徒に訴えるという。
「いじめ」の多くは休み時間におこるので、教職員による見回りをするという。
生徒は休み時間校庭ですごさないといけないという。
教職員はベストを着て、生徒を観察しているという。
見回りの教職員には休憩時間はないという。
もし「いじめ」の場面に遭遇したら。
・両者の間に立つ、できるだけ目が合わないようにする。
・いじめた生徒と犠牲になった生徒を同席させない。
生徒の話を別々に話をきくという。
いじめた生徒は先生の前でも、いじめた子を脅すことが出来る。
ゆえに、同席させないという。
・いじめが起きてしまつたことに先生が謝罪。できることは全てを行なうと子供に伝えるという。
・「いじめ」た子供の人格を否定するのではなく支え、必要ならばカウンセラー。
君の行動に怒っているのであって、君にじゃない!
・公平に一貫した態度で教師は取り組む。
いじめのレベル
1 悪口
2 仲間外れ
3 恐喝
4 暴行
1は教師の叱責、4は学校から警察への通報。
先生がいる教室でもいじめられているという。
それはいじめにあった子の4人に1人。
先生が発見できないという。
傍観する子供にがんばってもらう。
「いじめ」を発見するのは子供たち。
「うっとおしい」とか思っても、いじめるのではなく、大人に相談してほしいと教師。
水泳学校での「いじめ」までに対応している校長。
「いじめ」を報告した子供にポスターをプレゼント。
その後も問題がないかフォローする。報復される場合もあるから。もし報復された場合は、いじめた側に罰を与えるという。
・生徒と交換日記をする教師。
そこから「いじめ」を発見。
いじめというよりも、危険信号を発見したという。
「いじめ」がエスカレートしないように、先生に伝えないでと、その生徒。
ロールプレイをすることにする担任。
生徒指導の先生にアドバイスを受ける。
母親のメールをもとにシナリオをつくる。
その担任は子供が自殺未遂で病院に運ばれた経験があったという。
ロールプレイでは、いじめを先生に伝えることになる……。
そして、校長も対応していく……。
信頼できる大人に伝えるという。
「いじめ」
昨年61.7%
今年56.2%に。
いまだに半分以上減ったという。
先生がいる教室でいじめられた。
昨年26.9%
今年17.2%。
報告すると「告げ口」とされ報復されるという子供たち……。
以前紹介しました番組の再放送があります。
5月10日(木)24:10~25:00
NHK衛星第一 イギリス・なぜいじめはなくならないのか[再]

5月11日(金)24:10~25:00
NHK衛星第一 カナダ・いじめ撲滅プロジェクトの1年[再]



