磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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日本テレビ 終戦記念特別ドラマ 最後のナイチンゲール

2006年08月23日 | 読書日記など
日本テレビ2006年8月22日
終戦記念特別ドラマ

最後のナイチンゲール
ひめゆり隊と同じ戦火を生きた少女の記録


フィクションと最初に書かれてありました。

どうも、医療について首をひねりたくなるシーンが多かったです。

切断のとき、小さなメスがキラリとひかる。それで足を切断?

切断はノコギリか、オノでやると思いますし、戦場ではひどいものです。

すべてのシーンで、あんなに気楽ではいられないと思います。

運動会に参加したのではないんですよと、見ていて思いました。

どうも納得できない部分が多すぎて、物語を楽しむシーンになったのは、八千草薫さんが出てからでした。

岩場で隠れる日本兵と米軍、砂浜での出産シーン。

出産しているからって、戦争を止めたのか?
こんなことがあるのか?

今までは老人や子供の命の危険を平気で見ていた日本兵が、この時ばかりはなぜ戦闘をせずに見ていたのか?

赤ちゃんの命は重く、老人の命は軽い?

他のシーンなどに関しても、ナイチンゲールのこともあまり知らない方が書かれたような気がしてならなかったです。

偶然にうまれた空間だったのなら、そのように撮ってもいただきたかった。

栗原貞子の「生まんしめんかな」という詩を思い出しました。

しかし、納得のいかない部分の多いこのドラマより、納得のできる栗原貞子の詩の方が感動ができました。

この番組のサイトの掲示板にも書かれてありましたが、恋愛シーンは違和感を持ちました。


どうも戦闘シーンばかり上手になっていく感じがします。


人間というものをよく見つめてほしいと思います。

しかしあるラジオ局の極楽キャスターよりはずいぶんいい作品です。

「平和なんてことさら教える必要はなく、あんぱんマンなどでも教えています」

ボクはラジオを聴いていて、しばらく茫然としていました。

悪用される正義は多いし、いつまでたってもバイキンマンと遊んでいるようなアンパンマンを正義とは私は思いません。

子供番組をいつまでも楽しんでいるのもいいけど、大人の考えももっていただきたいものです。

戦争を見つめ、この社会システムがわかったら、あの時の婦長のように変身されると思います。

いつものことも、わかっていないマスコミの方は多いですね。














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