あかねさんシリーズ002 男が女de女が男 199 グリーンスパン こちらの世界では政治・経済のことを茜とオカネスキーは話していた。 「このテレビはおもしろいね」 Democracy Now! という番組である。 「わたしの世界にもあるのだけど、もちろん、男女が逆……。Democracy Now! っていっても、文明は同じってことだね」 「そうでござるなあー」 少し緊張などをすると、オカネスキーはござるなどと、武士のような言葉づかいになる。 「男女差別がそれでないといえるのだろうか?」 「あるかもしれぬが、それで不幸せになるものがあろうか、なかろうか? その違いが多いでござるね」 「不幸にするようなものならば、なくしていった方がいいということですね」 「そうだと思うでござる……。誰かの悲しみや不幸はまわりまわって、自分のところにかえってくるかもしれないと思うでござる」 「そういうものか? 具体的には……」 「好きな友達の親が苦しむなら、その友達は苦しむ……。その友達が、グループ旅行に参加できなくなるかもしれない……」 「そうことも考えれるってわけか……」 「グリーンスパンは、福祉・医療のためと増税をし、そのお金で金持ちのための減税をおこなったのか……。しかし、グリースパンにさからうとひどい目にあうので、誰も意見ができなかったとは……。それでも、民主主義の社会だろうか?」 「アメリカも完璧な民主主義ではないでござろう……。人間は間違うものでござる。間違えたまますすめば、ひどいことになるのは当然のことでござるよ」 「日本も増税論をいっている。その増税した金で、金持ち減税をはじめるかもしれないなあー。今の政府なら……」 「以前も、消費税5パーセントにあげるとき、福祉のためにと云っていたけど、ぜんぜん福祉はよくならなかったと、ヨネおばあさんが嘆いていたでござるよ!」 「気をつけないとね……」
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