磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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198 やさしさ

2008年06月18日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


八、浮気は女の甲斐性よ!




198 やさしさ


「そうです。ヒトラーも厳しい親によって、魂の殺人をされていたといわれていますよ」

「魂も死んでしまうものなのですか……」

「そこまではわかりませんが、元にもどるのは簡単なことではないでしょう……」

「差別はいけないと簡単にいうけれど、人は差別することをさほど悪いこととは思っていない。そんな感じをうけてしょうがないと、私は最近思うことが多いです」

「それはそうかもしれませんね……。近頃の世の中を考えますと……」

「人の魂を殺せば、自らの魂も死ぬと昔の日本人でいう人たちもいました。魂を殺された人がどうして、自らの命ではなく、他者を狙うのでしようか?」

「自分を殺すことは恐怖なんでしょう……。もう魂をうしなっているから、自己と向き合うこともできないのでしょう……」

「他者はどうなんでしょうか……」

「もう、理性などなかったのではないでしょうか?」

「自らの命もたてなかったと、後日かたる犯罪者もいました……。苦しんでいるうちに……」

「そうですか……。彼女の伯母が話していました。彼女の実家の近くにやさしいおじいさんが住んでいたのです。でも、甘やかせるからと、出入りを禁止したというんです。逃げ場所があったら、こんなことはしなかったんじゃないでしょうか?」

「そうですね。自らの魂も殺されることなく、やさしいおじいさんに癒されていたことでしょうね」

「やさしさがあったら、彼女は救われたかもしれないってことでしょうか?」

「その可能性はあると私には思えます……。しかし、実際のことはわからない……。やさしさのなくなった、この世界……。弱肉強食が当たり前という社会。格差社会……。「強くなければ生きていけない 優しくなければ生きる資格がない」……」

チャンドラーの言葉ですね。今、政治家、企業家、学者、権威ある人々まで、やさしさなんて感じられる人物はいませんね……」

「簡単に魂の殺人などといいましたが、この社会に魂を感じる人物はいなくなりましたね……。学者らしくない発言で申し訳ありませんが……」

もちろん岸田自身の反省の言葉なのであるが、どうしたらいいんだろうと思っている。岸田自身も家庭のこと、家族のことで悩みだらけなのだ……。








閑話休題

「大臣が こまわり君に みえてくる」

そんなことで世の中が

よくなるわけがないだろう……。

それなら、政治など不要となるだろう……。










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