磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

107 担任のクビ……

2007年07月25日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

四章、ゼロサム社会




107 担任のクビ……


『そうだろうなあー。いじめなんて、この学校にはない。いじめなんて、そんな低俗なことは公立校のことであり、私立のわが校にはない。あるわけがない。あったら、そいつは退学処分だ。本校の教育方針からはずれているからなあー。いじめというものは、存在すると思ったときに、存在するらしいが、それは間違った民主主義の話だ。強いものが勝つ、それが民主主義だ。勘違いをしてもらっては困る。きみたちが、この学校に来られるというのも、民主主義のおかげだ』

録音された教室での会話が再生されている。

「ひでえー、クラスだなあー」

「あの勉強しましょうって、がり勉の西沢だろう。本当、友達より勉強なんて、あんな奴、出世して欲しくないなあー」

「でも、憎まれっ子、世にはばかるからなあー」

永嶋先生は頭を両手でかかえていた。

理事長もそうしていた。先に顔をあげたのは理事長だった。

「先生たち、そのテープを取り上げなさい」
と、叫んだ。

教師たちはあわてて、教壇に登り、少年をかこんだ。

この録音がマスコミの手に入れば、世間が騒ぐと教師たちは本能的に悟ったのである。

この録音はまさに学校を破壊する爆弾なのである。

「あのー、慌てないで下さい。永嶋先生を辞めさせるなら、これは渡すよ」
と、少年は気楽に言った。

理事長はそれを聞いて、笑顔になり、永嶋のところへ行く。

「先生、この学校は辞めてください。ほかの学校を紹介しますから……」
「わかりました……」
と、永嶋は苦虫をつぶしたような顔をしていた。

「生徒会は……」
美智子は意見をしようとしたが、先生たちは浮足だって、マイクを使用できないようにしている。

校長はハンドマイクで、
「永嶋先生は辞めることは決まった。生徒は落ち着いて勉学に励んで下さい」
と、生徒に説明した。







閑話休題

ラジオで、関東地方の梅雨明けは、

八月になるかもしれないと話していた。

梅雨はないかもしれないと、

そんなことを話していた時もあった。

水不足も困るが、ボクの場合、

梅雨は疲れやすくなります。

ミスが多くもなります。

ペースを少しは落としたいと思います。

健康のために、長い目で見れば、

そのほうが効率的にも思えます……。










下、クリックお願いします。
人気blogランキングへ
ありがとうございます。





















最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。