磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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格差社会ニッポンで働くということ-雇用と労働のゆくえをみつめて-

2010年05月20日 | 読書日記など
『格差社会ニッポンで働くということ-雇用と労働のゆくえをみつめて-』
   熊沢誠・著/岩波書店2007年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「いま働く人びとが抱えざるをえない〈しんどさ〉はどのようなものなのか
〈日本の労働〉入門」



表紙の裏に書かれています。下「」引用。

「一九九○年代後半から加速度的に顕在化した雇い方・働き方に関する企業労務の展開からもたらされた、雇用形態の多様化、ワーキングプアの急増、働きすぎの人たちと働けない人たちの共存、労働条件が悪くても声をあげられないこと……つまり、〈労働問題〉こそが、日本をまぎれもなく格差社会とさせているのだ。
 格差社会論はこれまでも数多いが、労使関係の視点から「労働そのもの」をみつめた議論はいまだなかった。本書は、それをみつめつづけてきた著者だからこそ可能となった新しい格差社会論であると同時に、労働研究の到達点から語られる〈日本の労働〉入門でもある。」

肯定する人たち……。下「」引用。

「現代の日本に現れている格差を肯定する人びとはよく、格差社会批判論者はあたかも格差というものがまったくない平等な社会がありうるかのように夢想していると非難する傾向にあります。もちろんこれはとるにたらない言いがかりにすぎず、産業社会がいつもある意味で階層社会だったことは、およそまともな研究者には自明なのです。早い話が「労働者階級は一枚岩」というような議論にはリアリティがありません。労働力を商品として売るという意味での労働者階級に属する人びとのなかにも、仕事の内容や報酬の点で「恵まれた階層」と「恵まれない階層」がいつもあります。不毛の論争を避けるためには、恵まれている程度による階層性というものが、分業システムのなかにはいつも免れ難くあるということを認識しておかねばなりません。」

規制緩和のなかで、トラック運転手『職場の人権』34号。下「」引用。

「トラック運転手は、ブルーカラーのなかでこれまたもっとも長時間労働で、過労死が多い仕事です。この場合は、すぐれた規制緩和画大きなインパクトになりました。それによって企業間競争が過当になり、もとからの極端な歩合制の存在と相まって、トラック運転手をひどい長時間に追い込まれています。タクシー運転手も同様です 。-略-」

「二章 格差と不平等をみる視点」

健康格差

「「働きすぎが標準」のインパクト」

フリーターは燃えつきた正社員の明日……。

日本介護クラフトユニオン

公務員との格差。下「」引用。

「OECD調査にもとづく先の鈴木準論文では、コア公務員の民間賃金に対する相対費は二三カ国平均で一・三七倍ですが、日本は二倍を超えていて表示国中二位なのです。」








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