磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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087お元気丸!

2007年01月17日 | ライト小説
アカネさんシリーズ001
恋のタイムマシーン

九、ワンマンショーよ!



087お元気丸!


そういえば、ドリカムとザードが好きだなんて、まるで、茜みたいだ。

まったく、この文代おばあさんと茜は生き写しだなと、カラオケのコードをつなぎながら、小一郎は思う。

「はい、みなさん、歌いたいという人がいます。ええっと、紹介はケースワーカーの永山さんからしてもらいます」

「ええっと、今日、この老人ホームに見学にこられた小野文代さんという」

茜はもう、みんなの前にいて、永山から、マイクを奪いとり話す。

「みんな、お元気!……。何、死にかけているのよ! そんなんじゃだめよ!」

すごいことを言うもんだ!

一同は驚いていた。

でも、同じ老人が言っているのだから、許されるのだろうか?

「みんな、お元気! って、言ったらば、言うのよ。お元気丸よ! ってね」

お元気丸! これも茜のいつもの言葉じゃないか!

それも、そんなノー天気な言葉は自分では使用せず、相手に強要する。オッカネーだよ!?

「みんな、お元気!」

「お元気丸よ!」

一人だけ声だけ元気な老婆が車イスにのっていった。

「なんか、ドリフターズみたいね」








閑話休題

ご高齢の方で、講演にこられた方が、

このようなセリフ、

「みんな、お元気!……。
何、死にかけているのよ!
そんなんじゃだめよ!」

といわれた方がいました。

とても受けていました。(-_-;)

人によって言葉は生きたり、
死んだりするものですね。

ふつうは言えないでしょうし、
言わない方がいいと思います。










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