「結びに」
戦後70年が過ぎ、アジア・アフリカの国々は数百年にわたる欧米からの植民地より独立した。そして今、経済的にも教育文化的にも各分野で目覚ましい発展を遂げている。そういった中で日本も今、大きな変化が訪れようとしている。憲法の改正であり、高齢化時代への対応であり、新エネルギー、新医療をはじめとする新産業革命であり、環太平洋連合の創出である。だが忘れてはいけないのが、独立アジアの栄光をもたらした日本の英霊のみなさんのことである。とりわけ東アジアの国々では、240万人の御柱の上に、この繁栄が築かれていると言うことである。
私たち日本人は今一度、護国の英霊のみなさんが一体何を望んでいるのかを真摯に考えなければならないと思う。誰もが幸福に暮らせる国々を創造する。国家百年の計を実現していく、これが大東亜の理想を持つ、わが国の使命であったはずである。
英霊のみなさんとともに、その大いなる使命を実現していきたい。
◎大東亜戦争海外戦没者概数(2,400,000人)
収容遺骨概数(1,272,000人)
未収容遺骨概数(1,128,000人・海没者30万人含む)
・アリューシャン、樺太、千島含む(24,400人)
・ロシア、モンゴル含む(54.400人)
・中国東北部、ノモンハン含む(245,400人)
・中国本土(465,700人)
・台湾、韓国、北朝鮮(95,400人)
・沖縄(188,100人)
・硫黄島(21,900人)
・中部太平洋(247,000人)
・フイリッピン(518,000人)
・ベトナム、カンボジア、ラオス(12,400人)
・北ボルネオ(12,000人)
・東部ニューギニア(127,600人)
・ビスマーク、ソロモン諸島(118,700人)
・西イリアン(53,000人)
・タイ、マレーシア(21,000人)
・インドネシア(31,400人)
・ミヤンマー(137,000人)
・インド(30,000人)
<了>