時間は横軸

時々刻々と変化してるのですわ...

第1645回 NHK交響楽団定期公演

2009年04月18日 20時44分07秒 | MUSIC




16日(木)、第1645回NHK交響楽団定期公演 Bプログラム聴いてきました。

演目は、
・ショスタコーヴィチ:祝典序曲 作品96
・プロコフィエフ:チェロと管弦楽のための交響的協奏曲 ホ短調 作品125
・カタロニア民謡「鳥の歌」(アンコール曲)
・ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 作品67

指揮:エド・デ・ワールト
チェロ:トルルス・モルク
コンサートマスター:堀正文

1曲目、思ったより華々しくて、すぐ終わった…という感じ。
パ~っとして、なんていうのか、挨拶?
青空の中を進んでいくような、雲がそばを通り過ぎるような・・・・祝典の序曲、でしすね。暗くないです。
この曲、「知らない人でもこの曲を耳にしたことがある人は多いだろう」と解説されてあるのですが、知らなかったですよ。やっぱりオイラはクラシック初心者なんだなーと改めて思いましたね。まだまだだな・・・。

2曲目のチェリスト=トルルス・モルク、でかい人でした。
チェロの音もしっかりと聴こえたし、予習で聴いたCDに比べたら段違いにナマは良いです~、チェロの音が。強く、暖かく、柔らかく、響く。
ただ、この曲、旋律がなんとも不安になるというか、悪夢のBGMみたいな、決して怖い夢を見ててのBGMじゃなくて、イヤ~な状況のBGMみたいな。
う~ん違うなぁ・・・重たい掛け布団で寝ててギューとなって、ぅぅ苦しい、って感じ。で、ぎゅいーんと・・・。変な表現ですみません。
まぁそれはプロコだからってことなのかな。
奥さんもこの曲は強烈に感じたようで、涙ちょちょぎれだったそうで。感動~。
「曲で」というよりも「チェロの音」かな。
モルクさんのCDを探してみよう、となりました。もちろんプロコ以外でね。
冊子にはバッハの無伴奏チェロ組曲が好評とのことです。

この日は、アンコール曲を1つ演奏してくれました。
チェロの音色はほんと気持ちよいです~。

そして、ベト5。
「運命」と言うのは日本くらいとのことらしいですね。知りませんでした。
で、今回のベト5は・・・やんわりと、ギューと絞める、感じでした。真綿で首を絞める、みたいな。
第1楽章から、第1ヴァイオリンよりもヴィオラやチェロ、コントラバスの低音側が、じーわじーわと響いてきて、何枚かCDを聴いているけど、こういうベト5もあるんだー、と。
ちょっと「田園」を思い出しちゃった部分もあった、かな?
ベト5というと、出だしの部分ばかりだけど、オイラは第3楽章から第4楽章に移るところがいいんだけどなぁ。
奥さんは、第4楽章でスパイラルの上昇を思い浮かべるらしいのだけど、今回のはスムースに回って上がっていくのではなく八角形だったそうな。
ベト5は今までに何回かナマを聴いたのだけど、今回のはまた違うモノを聴けたなと感じました。オケや指揮で変わる、というのがホントにわかりました。






この日のプログラムと同じ内容の前日(15日)の定期公演は、5月3日(日)午後9時~NHK教育「N響アワー」、5月15日(金)午前10時からNHK-BS2「N響演奏会」で放送予定。

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