昨日(18日(木))は、サントリーホールへ。
第1651回定期公演Bプログラムでした。
N響定期公演の今シーズン最後です。
演目は、
・ファリャ:バレエ組曲「三角帽子」から第2部
第1曲「近所の人たち」
第2曲「粉屋の踊り」
第3曲「終幕の踊り」
・ラロ:スペイン交響曲 ニ短調 作品21
・ドビュッシー:「映像第3集」から「イベリア」
第1曲「町の道といなかの道」
第2曲「夜のかおり」
第3曲「祭りの朝」
・ラヴェル:ボレロ
指揮:準・メルクル
ヴァイオリン:ワディム・レーピン(ヴァディム・レーピン)
前もって頑張ってCD予習したんですけど、馴染みのない(?)作曲家ばかりで、最後の曲=ボレロだけを期待していたものの、しかし、実際聴いてみると全く予想を裏切られたというか、全曲と~っても良かったです。
「三角帽子」は、というかメルクルの指揮が楽しそうで、スペインの風景が思い浮かぶような(訪れたことはないのですが…)、リズムがあって、カスタネットの音が小気味良く響いて、華やか~、って思いました。やっぱりCDなんかじゃ伝わってこないですね。気持ちよく聴き終えました。
「スペイン交響曲」では、登場したレーピン氏の大きい身体+ちょっと怖い顔つきが、どんな演奏になるのかなぁ、なんて思いましたが、力強いというか太いというかゴツッとしてるというか、頼もしいというか、しかしキレイで繊細な『音』で、カッコよかったですねぇ。
CD予習が吹き飛びました。お気に入り曲に昇格。且つレーピンさんのCDを買おう!と決定!
休憩を挟んで「イベリア」。
タンブリンとカスタネットの刻むリズムが気持ち良いです。
ドビュッシーというと「牧神の午後への前奏曲」くらいしか思い浮かばず、でも、拡がりのある曲というのでしょうか、第2曲はまさしく「牧神…」のようで、ふわ~っとした眠りを誘うようなメロディーというのか、ほんとに引きずりこまれちゃって…うとっ、と…(ぉお、イカン!)。
そして「ボレロ」。
ボレロは昨年の4月に読響で聴いたのですけど、やっぱり良い曲ですね~。
白く霞のかかったイメージで、音が徐々に厚みを増してきて…。
メルクルさんに赤いバラの花束、そして定年退職のクラリネット磯部さんには黄色い花束。たくさんの拍手。
とうとう終わっちゃいました。
ところで、当初予定されていたヴァイオリニスト=ユリア・フィッシャーさんは、「本人の健康上の理由により来日不可能」とのことで、ワディム・レーピン氏が代役を。
「健康上の理由」というのが何だか「?」ですけど、ご懐妊との噂も…。
そんなこともあって、レーピン氏が「怖い顔」に見えたのかな…。
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