ヨーカビー

今日は旧暦８月８日。
うちの地元では今でも旧暦で様々な行事を執り行います。
旧暦の８月８日～11日頃は「ヨーカビー（八日火・妖怪日）」とされ、お盆であの世の蓋が開いた時に、一緒にまぎれて出てきた悪霊・魔物が出没する日とされています。
この時期になると、ススキと桑の枝を束ねた魔よけの“シバサシ”を軒先や門に挿し、厄除けとします。さらに昔からの慣習を大切にする地区などは夜、爆竹を鳴らし悪霊を驚かせて退散させるそうです。

うちでは爆竹まではやりませんが、一応魔よけの“サン”を玄関と裏口に挿しました。
本当は“シバサシ”なんでしょうけど、桑の木が手近に無いので同じく魔よけとされているススキの葉を束ねた“サン”で代用…ι（爆）。
ススキは旺盛な生育と、手を切るほどの鋭い葉のとげなどから、呪力があると昔は信じられていたようです。
私も幼い頃、ススキの葉っぱが痛いからマジムン（悪霊・魔物）が嫌がると聞いた記憶があります。

確か、他府県にも鰯と柊（でしたっけ？）を魔よけで軒先に吊るして置く所があったような…。

ちなみに、昔はヨーカビーの間は夜出歩かないようにとされていました。
今じゃ立派に夜型社会（先日、午前２時頃に２～３歳のお子さん連れを、24Ｈスーパーで目撃しました。しかも０時頃までは普通に小さな子連れのご家族を目にします…ι）なのを見たら、きっとマジムンのほうが驚くんじゃないかなぁ。