呂俶の「一言雑談」

大好きな小説『吸血鬼ハンターD』(菊地秀行氏・著)の自作イラストや、日々のよしなしごと録。写真・絵の転用はご遠慮下さい。

名前が気になったので

2008-05-03 20:57:00 | Weblog
先日のカニステル。
名前の由来が気になったので、ネットにて調べてみました。

カニステルは名前の由来がはっきりしておらず、諸説あるようなのですが、一番有力なのは果物の形が「大砲の散弾の弾体」“Canister”に似ていることから“Canistel” になった、という説。
地元では、美味しくない(失礼…ι)ので「お金を捨てるようだ」の“金捨てる”や、「蟹が捨てるくらい美味しくない」の“蟹捨てる”が語源だ、と云う話もあるようですが、これはどうも俗説だろうとのこと。
まぁ、それじゃ思いっきり駄洒落ですし、いくらなんでもカニステルや生産農家さんに失礼ですものねぇ(^_^;)。

熱帯アメリカが原産の果物でアメリカ→フィリピン→台湾経由で南部辺境区に入ってきたらしいのですが、こちらでもカニステルを知らない人がいるくらい、地元でもそれほど流通していない果物なんです。

本来なら樹上で完熟させたものを食すと、甘さや口当たり等のとても良い果物らしいのですが、流通の関係から未熟で収穫され、しかも食べ頃の判断がとても難しい…(^_^;)。
未熟だと口の中いっぱいにカニステル特有の味+エグみが広がりますし、熟させすぎると口当たりが悪いらしいしと、初心者にはハードルの高い果物のように思います…(; ̄ー ̄A。

でも、栄養価は物凄く高いらしく、
ポリフェノール、リン、カルシウム、カリウム、ビタミンC、ビタミンE等が豊富に含まれていて、特にポリフェノールは黒大豆、黒ゴマ、赤ワインと比較にならないほど多く含まれる、との話。
自宅に植えて完熟を生食で頂くのが、きっと一番良い食べ方なのでしょうね♪。



Googleさんで“canister”を検索してみたら英文サイトの方で幾つかヒットがありました。日本語への自動翻訳なので、非常に散文的な内容でしたが要約すると、

ラテン語の“canistrum(カゴ)”やギリシャ語の“kanastron(同じくカゴ)”が語源とのこと。
手持ちのラテン語辞典も引いてみたところ、
「果物や花などを入れるための、アシ製のかご」
とありました。

その項目では他にも
「対人戦の際、砲兵が使用した散弾」
「防毒マスクの濾過フィルタ」
等とありました。
そこから推察すると、カニステルの元々の語源はラテン語に由来したもので、カゴの形状に似た物にその名前が付けられ、その意味が品物と形を変えつつ派生していったのではないか、と。

かなり乱暴な想像ですが、おそらく語源はその辺から来たものじゃないかと、調べながら思いました。
どなたか詳しい方がおられましたら、是非お教え下さいませ~っ!。

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