ドライブの続き。今日の宿泊はガンジーホテル&リゾートです。
ガンジーといえばインドって感じー?なんですけど、このガンジーホテルはガンジー牧場のガンジーで、牧場で飼ってる牛がイギリスのガンジー島原産らしいでガンジー。
元々は福岡県の不動産会社が開発したのですが、その後は譲渡され、くじゅうでガンジー牧場を運営するリゾート開発会社が引き継ぎ、2013年8月よりリニューアルオープンしています。以前の「くじゅうヒルズホテル」ですね。近くにはレゾネイトクラブくじゅうや、湯布院あたりで旅館も経営されているようです。
今まで温泉旅館や民宿にはほとんど泊まったことがありません。できるだけホテルを選択してきたのですがこの周辺にはペンションや旅館ばかりでして、このようなホテルは貴重な存在です。
ガンジーホテルはまだリニューアル直後ということで情報が余りありません。公式HPに載っていない部分を含め簡単にご紹介しておきます。
まずお部屋。全15室、洋室11部屋和室4部屋です。洋室はアーバン(やや上級)3部屋、スタンダードが8部屋になっています。今回はスタンダードの洋室です。
広さは約40平米、白を基調にしたシンプルモダンのインテリアになっています。シンプル過ぎて真っ白な壁に絵画が1枚という潔さ。
ベッドはツインで広い室内に余裕を持って配置されています。
設備は、加湿清浄機、冷暖房、冷蔵庫(空)、金庫、置時計、TVくらいです。
温泉宿には珍しく部屋にもバスルームがありました。水周りは旧くじゅうヒルズから引き継いだせいなのか少し手狭です。
私は入りませんでしたがお部屋のバスは「普通の沸かし湯」のようでした。簡単なアメニティ一式と、館内自由に回れる作務衣(さむえ)があります。
館内の温泉は男女各1。
写真は男湯です。後ろには小さなサウナもついてました。
このお風呂には翌朝入りました。
もう一つ、裏庭のくぬぎ林にある「貸切露天風呂」が2箇所併設されています。夕方は家族風呂として貸切に、翌朝は男女風呂として利用できます。
夕方、その一つをお借りして入ってきました。
半露天風呂で湯温は体感で42度くらい?猫舌ネコ肌の私としてはちょうど良い加減です。(家のお風呂は常時40度設定です)
露天の分だけ多少熱めでも大丈夫でした。
源泉かけ流しなのでお湯の上層部がちょっと熱めです、自分でかき混ぜてから入ってくださいと言われたので、どんぶらこと漕いでみましたがそんなに熱くありませんでしたよ。
警戒して念入りにかき混ぜたあと、どぼん。
くぬぎ林のむこうに沈み行く夕陽が影を作りのんびりと温泉を楽しみました。
お湯から上がったのちに成分表を見てみます。
炭酸水素塩泉とあります。妻は少しぴりりとしたと言ってました。私のネコ肌は何も感じませんでしたので、そんなに強い炭酸泉ではなさそうですが。ま、能書きは入る前に読んだほうが効果がありそうですね。
温泉から上がると次は晩御飯です。いつもならホテル飯ではなく近所に出かけるのが常なんですけど、ここは久住高原の山ん中、どこにも出かけるところはありません。
夕食は、和洋折衷のコースということで、全部食べられるかなぁとちょっと心配。
一部、順不同で食前酒から前菜まで。
お品書きを見ると、
・かぼす酒
・ピーナッツ豆腐
・縞鯵の和風カルパッチョ
・かぼちゃのスープ
・竹田産 鱒のムニエル敷ききのこほうれん草、バンブランソース(写真下)
・湯葉里芋まんじゅう 玄米香煎 山葵 松茸
・特選豊後牛ロース肉グリル(写真下)
・赤出汁 大分県産米 香の物
・オレンジュブリュレ 梨と白ワインのソルベ(写真下)
となっています。
豊後牛は、さすが牧場のお肉屋さん。とても美味しかったです。ちょっと塩コショウをきかせ過ぎかもしれません。良いお肉なだけにもっとシンプルでも十分楽しめそうでした。
デザートまで一気に完食。
量的には私は十分です。品数を減らして肉を多目に、というコースもあるそうです。
豊後牛は焼き加減もオーダーできましたので、お肉メインにという方は十分満足できると思いますよ。
まだまだ口コミが少ないのですが、今回の評価をするならば楽天Tで4.5、じゃらんで4というところでしょうか。古いホテルの改装ですがハードはしっかりリニューアルされています。
廊下や水周りが狭いのは仕方ないとして、部屋やロビーはきれいにデザインされ「リゾート」を名乗るには十分です。ソフトは一生懸命さが伝わるものの、まだまだこなれていない感じでした。高級感という感じには至りませんがマジメにホテルを考えていると感じました。
温泉のほかにレストランが1ヶ所(10テーブルくらい)、カラオケが2部屋、部屋が全部で15部屋という小規模なホテルなだけに、団体客は無理だし海外からの旅行客も引き受けにくい。リニューアル直後のモニタープランならアリですが、これからはどうでしょうか。
立地はいいんですが、冬場の集客など意外と舵取りは難しいかもしれませんね。
明日の朝食はまた続きで。