GoPro HD HERO Battery BacPacのテストを兼ね、長時間撮影を行いました。
まず目的は、SDHCカード規格のFAT32の制限である「1つのファイルあたり4GBを超えて扱う事ができない」についての確認。
GoProで長時間撮影した際、ファイルサイズが4GBへ近づくと自動的にファイルクローズしさらに連続撮影へ移ってくれるのか?という疑問。
本家、ユーザーフォーラムにこのあたりの記事が載っています。
そして、ファイルクローズから次の撮影までのタイムロスは何秒くらいなのか、自分のカードで確認してみたいと思います。
次にBattery BacPacのもち時間とカード容量のバランス。私はSanDiskのClass10、16GBを使用しています。
GoProのバッテリーはおよそ2時間30分くらい持つとされていますので、単純に2倍なら5時間ほどの撮影が可能になります。環境やバッテリーの劣化を考慮しても4時間以上は撮影可能だと思われます。
果たして16GBのカードをフルになるまで何時間くらいかかるのでしょうか。カード容量とのバランスを見ておきたいと思います。
テスト環境は
GoPro HD HERO 1080
r5 = 16:9 1080p (1920x1080) 30 fps
v01.01.54:(2011年3月リリース版)
SDHCカード:SanDisk Extreme 30MB/s Class10 16GB
日中、窓際で撮影しました。
時計を延々撮影しただけなので、動画自体に意味は有りません。
撮影を開始して1時間が経過。液晶には000の表示がずっと点滅しています。しかし本体バッテリーの目盛りが1つ減りました。(右端の2はBattery BacPac装着中を意味します)
Battery BacPacを装着すると、2つのバッテリー容量の合計が3段階の液晶インジケーターで表示されます。
背面の拡張バッテリーのほうから消費されるとありますので背面バッテリーの残容量を確認。
3段階の1にまで減っていました。
開始から1時間半を経過し、液晶のインジケータは1つに。背面バッテリーはまだ緑ランプ1つが点灯します。
バッテリー2つ合わせて、残りの充電は半分強というところでしょうか。
開始から2時間あまり経過したところで、液晶のバッテリーインジケーターがフルに。どうやら背面バッテリを使い切ったようです。右端の「2」も消えています。但し背面バッテリーは緑ランプ1個点灯しますのでアバウトな表現だと思われます。
変化が乏しく飽きてきました(笑)
よって、この後は放置して買い物に出かけました。途中変化はどうなったかわかりません。
・・・・・
帰ってきたらGoProの電源が切れていました。さっそくカードを抜いて中を確かめて見ます。
カードフルの状態です。
よく見るとファイル名の名前付けが変わっています。ただの連番表示では無く最初のファイル名のGOPR7881.MP4のうち、3,4桁目にあたるPRの文字が数値に置き換わってカウントアップしています。
3.66GBごとにファイル名を更新するのでは無く、ひとつのファイルを分割したかのように保存されているようです。
撮影中の液晶表示は、3.66GBごとに001,002,003と変化するのでは無く、ずっと000で点滅を繰り返していました。
ファイル間の抜けは確かではありません。秒針で見る限り1秒あるかないかの間隔でしょうか。このあたりはデジタル時計を撮ってみなければ判りませんでした。
そして最後のファイルがカード容量の残りを埋めカードフルとなって停止、電源が落ちたようです。
バッテリーの残りはバッテリー二つ合わせて液晶目盛り1つというところです。16GBのカードフルまで2時間20分なので最大32GBまで連続して撮影できそうですね。
まとめてみますと、
r5モードで約35分間撮影し続けると、1ファイルあたりの最大値3.66GBに達します。
そのまま連続撮影を続けると、変則的な名前付けファイルが自動生成されます。
GOPRxxxx.MP4の3,4桁目のPRが、01,02,03,04...とカウントアップされたファイル名で保存されます。
16GBがフルになるまでに要した時間は2時間20分でした。
この時のバッテリー残量は、BatteryBacPac1個消費分くらいです。
予測ですが、GoPro本体と拡張バッテリーで最大32GBカードいっぱいまで連続撮影が可能と思われます。
ちなみにカードフルの状態から、上記4つのファイルを消去してから撮影を行ったところ正しい名前付けでファイル名が作られました。しかし液晶には001と表示されます。
自動分割生成されたファイルはカウントされないよう仕組みのようです。
まったくもって時間がかかる割には地味なテストでした。