2016年6月14日にJTBから「個人情報が678万人分が流出した」と発表があった。
しばらくJTB、るるぶとか使ってなかったから大丈夫かな?と思っていたら、6月23日になってメールが届いた。
【重要なお知らせ】 「不正アクセスによる個人情報流出の可能性について」
※本メールは、個人情報が流出した可能性がある方に送信しております。
ふむふむ、中身を読むと、お詫びに続いて、
含まれていた個人情報は、オンライン予約の際に入力された、
以下の(1)~(7)の一部または全部の情報となります。
(1)氏名
(2)性別
(3)生年月日
(4)(本メールを受信された)メールアドレス
(5)住所
(6)郵便番号
(7)電話番号
と書いてあり、末尾に【お客様特設窓口】専用フリーダイヤル:0120-589-272と案内があったので早速電話をしてみた。
名前と電話番号から検索してもらうと「該当がない」ということだったが、送られてきたメアドからもう一度検索してもらうと「該当あり」だった。
何が漏れたか尋ねたら、(1)~(7)全部だったよ(笑)、しかも電話番号はメインの携帯番号だ。
対応はどうすればいいか尋ねた。
サポート 「もし将来なにか実害があれば個別に対応する」
私 「将来というのは未来永劫か?」
サポート 「一応・・・期限は設けておりません・・・」
私 「実害というのは誰が判断するのか?」
サポート 「個別の相談ということになります」
私 「実害が無ければ今回の件に関して何も補償はないのか?」
サポート 「お電話でのお詫びになります」
私 「個人情報の登録データは削除してくれるのか」
サポート 「はい、ホームページより所定の手続きを経て」
ま、サポート窓口のお嬢さんをいたぶっても仕方ないので、現時点では何も補償しない、何か実害があれば個別対応、期間は限定していない、個人情報は所定の手続きで、という点を確認しておいた。
で、続いて、JTBのホームページから個人情報の削除手続きを見てみると・・・
ま、今回の事件用に設けられたものではなく、普通の保護法に基づく「個人情報開示、削除について」のページだった。
「個人情報の開示または削除のためのお伺い書(PDF:152KB)」を開く。←PDFリンクです。
タイトルは「お伺い書」だよ、削除してくださいお願いしますだJTB様ってかw
個人情報漏れて腹立つから情報削除だ!の、お願いにまた「お前の個人情報付けろ」だよ?
免許証のコピーだって住民票だってお金かかるし、郵送だよ?
なめてるよね。
正式にはこの手続きで構わないけど、今回の対象者にとってはあまりに事務的過ぎて、これでは「被害者の心に沿っていない」「真正性のある謝罪を求める」コールが沸き起こりかねませんw
で、早速、お客様相談窓口メールに嫌味書いて送っておいたw
送信を押す前にまた「個人情報の取り扱いについて」に同意させられたよ、取り扱い間違ったのはそっちじゃねーかよ(笑) 同意しません!キリッ だと送れないからポチって送信。
まぁ期待はしてないけどね、こういう事故事件の時はよくよく考えて対応しないとね。
で、実害って何かあるのかわからんけど、未来永劫にわたってくる迷惑メールなんかも実害なんか?と思ったらもうさっそくニュースになっていました。
JTB顧客情報流出“不審メール”約100件指摘 | NHKニュース
JTB顧客情報流出“不審メール”約100件指摘
「知らない宛先から不審なメールマガジンが届いた」といった指摘がおよそ100件、寄せられていたことを明らかにしました。
このため会社は、今回の個人情報の流出問題が原因なのか、メールの内容を警察に提供するなどして調べています。
いやー、これをいちいち調べさせるの?かわいそうに警察も被害者でしょう(笑)
まじな話、「実害」を確定させるコストは警察など外部にも及ぶわけですし、私ら個人でもメアドやパスワード変更など全部やったらめっちゃ面倒なんですよね、それも実害ではないでしょうか。
クレカのネット明細なんか第二認証に生年月日とか電話番号使ってるところあるもんね。マジ全部チェックするのもう無理だわ。
JTBよ、流出はある意味不幸な事件ではあったが、「実害が確認できたら」補償とか、個人情報削除は郵送のみとか、あまり上から目線な対応してると野火のように不満が拡散していきますよ。(はやく金券頂戴w)
2016年7月23日 追記
JTB個人情報流出で分かった個人で「避けられないリスク」