つづき
知り合いの投資家の話を聞いていると、彼らはいかにシステマティックにオートマティックにトレードを完結させ利益をあげることを考えている。
確かに、金持ち父さんの人の話だけど、世の中の人は四つに分類されるという。
投資家・ビジネスオーナー・自営業者・従業員
要は、お金の自由、時間の自由、場所の自由を持っているかどうかの仕分け的な。
そういう意味で、投資家と言っても一日中チャートとにらめっこして例え一億稼いでも、
結局、時間を売っていることになる。なので、そういう人は投資家とは呼ばないと定義している。
ただ、日本屈指のトレーダーなんかだと、趣味と実益を兼ねているようなので仕事というよりもゲームに近い感じかもしれない。好きだからやっている的な。
一日、1万円しか稼げない(語弊があるといけないが、少ないと言っているのではない。)
としても、それが自動的に毎日入ってくる仕組みを持っていたらどうだろう?
素晴らしいことだと僕は考える。
不労所得が良いとか働くことが悪いということではなくね。
僕は、基本的に働くことは嫌いだ。
はじめてアルバイトをしたのは、高校1年の時にどうしても経験したかった。
酒屋のバイトでひたすら空き瓶の整理をしていたように思う。
とにかく、時間を拘束され時間を売っているんだと感じてどうしようもなかった。
自分の時間の単価の低さにげんなりというか、それが現実だ。
時間売りの単価を上げたければ、弁護士や医者というような資格を持つしかない。
しかし、彼らもつまりは自営業者であるから、その次のステップを踏まなければ時間の自由と場所の自由は得られない。
ま、そんなことを考えると、じゃあどうすればいいんだよって思ってしまい、
ネットワークビジネスやFXをかじったり、敷居が低いところに集まり失敗する。
当然だ。(ネットワークやFXが悪いというのではない。)
そういう意味だと、金融業界でも保険業界は同じ事が言える。
銀行や証券会社は敷居が高いが、保険会社の営業は誰でも入れるが成功するのは難しい。
話がそれていくけど、大事なのは「生き方」である。
全ての自由を手に入れたから幸せということでもない。
どんな状況下であろうと、幸せだと思える心を養わない限り際限がないからね。
さて、ここからが本題
これらは、是非とも頭にいれておいて欲しいことです。
賭けごとをやらなくなる理由にもなり、何かの根拠となる理論だと思います。
人生の裏落とし穴の三つ
飲む・打つ・買うの打つの話
投資と投機(賭けごと)の違いはまた別の機会に
早く、確実に負ける方法とは!
・回数を増やす
・同じ金額を掛け続ける
・本命狙いに徹する
・実力の必要なゲームに挑戦
・期待値の低い賭けをする
・スピードの速いゲームに賭ける
やはり、これらもメンタルが左右するのと、無学故に陥りやすい判断となる。
簡単に言えば
コツコツ勝ってどかんと負けるタイプ
少額でもいいから勝ちたいと考える性格はプライドの高い人に多く、とにかく負けている状態には我慢できない。
人間の心理において、純粋な客観的価値基準からみて、明らかに損をする行動を選択することがよくあるという。
18世紀に、数学者ベルヌーイはこんな実験をしました。
あなたならどちらを選択しますか?
A・・・(100%確実に)80ドル貰える。
B・・・抽選で85%は100ドル貰える。しかし、15%はゼロである。
調査は、殆どの人がAを選択している。
数学的な期待値で言えば、
Aは80ドル
Bは85ドル(100ドル×0.85)
客観的にはBの方が期待値は高い。
しかし、殆どの人間にとって
「確実なプラス」に対する主観価値は
「不確実ではあるがより高い期待利益」よりも高いということだ
主観的に判断される意思決定と
客観的(数学的)に判断される意思決定の間には、相矛盾する構造が存在する
これらの人間の選択の心理を深く研究しているのが
ノーベル経済学賞受賞者のカーネマンとツベルスキーの二人なんだと。
彼らによると、
人間には「心理的収支計算」というものがあり
ギャンブルも含めて
「意思決定は、その選択に最大の期待利益(客観的利益)があるか否かに関わらず、
最大の効用(主観的価値)が期待されるような選択を行う」
とあります。
簡単に言えば、人は皆
不確定な期待利益よりも、少々劣っていても確実な利益を選択する傾向があるということ。
どう?なんとなく理解できたかな?
前回の住宅ローンの金利の話に繋がるかなって思う。