1976年に自身の設立したロケット・レコードよりアルバムを出せる事になったエルトンだが、1976年のBlue Move、1978年のA Single Manと1979年のVictim Of Loveなどのアルバムは彼の絶頂期と比べるとその勢いに翳りが出てきたのは間違いないだろう。
そして1980年には21 At 33(31歳で21枚目のアルバムと言う意味らしい)と言うタイトルのアルバムが出た。
1969年アルバム、Empty Skyが出てから11年で21枚のアルバム。ただオリジナル・アルバムだけでは21枚にはならないのでコンピ・アルバム、ライブ・アルバムなどもその数に入れて計21枚になるとの事らしいが...
それまで短期間に数多くのアルバムを出す度に常に新しい何かを求め続けられてきた超ハードな活動を顧みて、少々行き詰まりはあったかも。
今回作詞陣には盟友バーニーだけで無くゲイリー・オズボーン、トム・ロビンソンとジュディ・ツークらも起用、またレコーディング・セッションでも数多くのミュージシャンが参加し、あらゆるバリエーションを試し今後どうあるべきかを模索したアルバムではなかったかと思う。
てな事でジャケにエルトンの姿はなく、先入観なしでこのアルバムを聴いてほしいと思ったのでは...
全体的にはおとなしめでロッカーのエルトンはそこにはいないが、AOR調ミディアム・テンポのLittel JeannieやSartorial Eloquenceなど聴きどころは沢山!
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