フォーク・ロック調で12弦のリッケンバッカーを掻き鳴らし独特な声質でわかり易くディランのMr. Tambourine Manをカバーしたバーズ。
彼らのおかげで、ボブ・ディランの人気が一般大衆に一気に広がったのではないかと個人的に思う。
そのバーズのリーダーだったロジャー・マッギンが1973年にバンド解散後、ソロ活動をスタートさせた。
本日は1976年の彼の4枚目のCardiff Roseでも。
当時ロジャーはボブ・ディランのローリング・サンダー・レビューと言うライブ・ツアーに参加し、ジョーン・バエズらと共にディランをサポート。
何故かデヴィッド・ボウイーのグラム期を支えたりグラム期のモット・ザ・フープルやしイアン・ハンターのソロに関わったミック・ロンソンも参加していて、その時にお互い知遇を得たのか当アルバムのプロデュースとギターの演奏を引き受けた。
内容は従来のフォーク・ロックやトラッド・フォーク調の楽曲だけでなくミック・ロンソンの影響なのかソリッドなロックの味付けも組み込まれていて、ローリング・サンダー・レビューのライブの如く力強くまたディラン風味の出汁も効いていて中々の出来。
(ディランやジョニ・ミッチェルの曲も演ってます)
これまでに数多くの歌手やバンドがディランの曲をカバーして来たが、このアルバムを聴いてやはりディランの一番の翻訳者としてロジャーとバエズは双璧と言えるかな?
ディランに合わせて白塗りのお顔のジョーン・バエズ
奥でアコギを弾くロジャー
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