70年代前半の頃と言えば英ハード・ロック黄金期。新しいバンドが続々。
本日は新鋭英ハード・ロック・バンド、Silverhead の1973年のセカンド・アルバム、16 And Savaged(アルバムの邦題は凶暴の美学)でも。
また16 And Savagedという曲がアルバムに個別に収録されていて、その邦題が “16才で犯されて”とこれまた少々過激な印象で当時このアルバムの購入に躊躇された紳士淑女のお方々も多かったのでは…
ジャケのデザインやリーダー格のボーカル、マイケル・デ・バレスから醸し出る妖気から何と無くグラム系のサウンドと想像するも、開けてビックリ、中身は英国の誇る純正ハード・ロック。
1曲目のHello New Yorkなんてキャッチーで凄くカッコ良い。
ただバンドはこの後当時日本限定で発売されたライブ・アルバムを出してあっけなく解散。
どの様な理由があったのか定かでは無いが、やっぱりアルバムの売れ行きに問題があったのだろう。
その理由としてバックの演奏が迫力にかけマイケル・デ・バレスの個性あるボーカルを生かしきれなかったのでは無いかと…
特にリズム・セクションが軽すぎ! もっとヘビーなサウンドで勝負しても良かったかな?
で、私の最終評価は、
あのディープ・パープルが所属するパープル・レコードからの発売は期待度満点のA級レベル + ハードさが足りぬプロデュースは C級評価 = B級となり、ここで巷の意見と一致する。
(日本は東芝がオデオン・レーベルから発売、当時結構プロモーションに力を入れていたこともあって日本では人気が結構あったそうな...)
Silverhead:誰がB級やねん! 毎度適当な事言って、このトウシロが!
どうもすいません。