シカゴ は1975年に8枚目のアルバム、Chicago VIIIを出しチャート・アクションが全米1位を記録。ただ当時の評論家からは少々地味だと辛めの採点だったような。
とは言え社会的風刺をたっぷり盛り込んだ歌詞をジャズ・ロックに乗せて歌いちょっぴり尖っていたデビュー当時の頃と比べるとシカゴもポップ志向を取り入れずいぶん丸くなったなって印象だった。
まあ泥沼に陥った懸案のベトナム戦争もようやく終結の目処が立ち、取り敢えず時代が変わったのだろう。
Old Daysと過去を懐かしみ一旦リセット、さて今後アメリカはどこに向かっていくのだろう?と未だ見ぬアメリカを見据えるバンドとしてのトランジション期のアルバムですかね。