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CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

まったりとWild Lifeを楽しむ

2025年01月11日 | BEATLES-BADFINGER関連

本日はポールの1971年のウィングス名義でのデビュー・アルバム、Wild Lifeを聴いてみた。当時ポールの作品としては評価は低かったが、それでもアルバム・チャートでは全米10位で全英は11位を記録と マズマズ。

(1975年の再発LP、ああ懐かしい〜)

評論家達からは、“リハーサルの音源ような出来栄え”だと叩かれたのだが、ポールとしては前作Ramの続編ではなく今回小編成のバンドでのライブを披露したいって事だったので、ステージで再現可能な比較的シンプルな作品集となった。

ジャケ裏の解説ではClint Harriganなる人物(ポールの偽名)が元ムーディー・ブルースのデニー・レイン、アメリカのラム・セッションでドラムを叩いたデニー・シーウェル、そしてポールとリンダの4人組は古い歌を歌ったり、新しい曲を作ったりと、ノンビリかつ和気あいあい の雰囲気で制作されたと記している。

神経を集中させて聴くのではなくこれらのシンプルなバンド・サウンドをリラックスして味わって欲しいってことだったのだろう。


当時の問題作、マッカートニー

2024年12月27日 | BEATLES-BADFINGER関連

久々にポールの1970年のファースト・ソロ・アルバム、McCartneyでも聴いてみようとレコードを引っ張り出す。

以前このブログでもアップした通り、当時はビートルズ最終アルバム、Let It Beより先にこのアルバムが登場した事で色々とすったもんだあったみたいだけれど….

またアルバムの内容がポールの作品としては超ライト級って感もあって当時はちょっとやっつけ仕事のように感じたけれど、そんな思いもいつしか風化しオイラとしては肩肘張らずにリラックスしてイージー・リスニング的に楽しんでいる。

あれから約45年も経つ今となってはもそんな事どうでも良くね~って話かな。


個性強すぎ

2024年12月16日 | BEATLES-BADFINGER関連

ポールが曲を他のアーティストとコラボしたとなると有名な所ではスティーヴィー・ワンダー、マイケル・ジャクソン、エルヴィス・コステロや10CCのエリック・スチュワートなんかが思い浮かぶが、曲の提供となるとリンゴ、バッドフィンガーにメリー・ホプキンぐらいかな。

ポールの曲を歌うとなると何から何まで全てポールがお膳立てをしてしまい完全にポールの色に染まってしまうので、当のアーティストの個性が消されてしまう。ポール作のバッドフィンガーのヒット曲、Come And Get Itなんてポール自身が歌ったデモの音源をコピーして歌う様にって指示があったとかなかったとか?

本日はポール作でメリー・ホプキンの曲でも。

メリーはアップルのアーティストの契約第1号で、ポールがプロデュースしたThose Were The Days(悲しき天使)がシングル・チャート全英・全米でそれぞれ1位と2位を獲得した大ヒット作。そして1969年のシングル第二弾がポール作のGoodbyeで、全英チャートではビートルズのゲット・バックが1位の座に君臨していて惜しくも2位(全米13位)だった。

(別アートによるジャケのシングル盤)

ポールのプロデュースに更に全ての楽器をポールが担当する入れ込み様。2019年のアビー・ロードの再発盤に収録されたポールによるこの曲のデモを聴いて、思った通りシングル盤のアレンジとほぼ一緒。

カバーとして他のアーティストが原曲のアレンジを崩して歌うのは悪くないが、ポールの提供曲としてヒットを狙う企画の場合はポールのイメージが定まり過ぎていて、売れればそれに越した事はないのかも知れないが、その通りに歌えとなると当の本人たちは何か引っかかっていたかもね?

それから思い出したのだけれど、フィービー・スノウがポールのEvery Nightをカバーしていたけれど、これは彼女の個性がよく出ていてソウルフルでファンキーな仕上がりで中々いいカバーかな。


年末近し

2024年12月15日 | BEATLES-BADFINGER関連

年の瀬も押し迫ってくると何故か聴きたい歌がある。

Let It Beである。

(日本盤の初期シングルは、ジャケにはステレオ表記だが実際の音源はモノ。オイラは何故かこのシングル・バージョンがお気に入り。間奏でレスリーのアンプを通したギター・ソロがほんわかしたキーボードの演奏に聞こえるところがいいのかな?)

あたかも神の手に導かれた如く波風無しにただ流されるままに生きて来たオイラ。

Let It be、あるがままにって省エネでほんとに心地良い響き。

ダメな時は何をやってもダメ。こんな時は無駄に動くより、結果はどうあれ、もうあるがままにって感じでやってきた。

さあそこの貴方、そんなに悩んでいないでレリビーでいきましょう!

ってぼんやりと夢想していると、クレカの12月末の支払い予定通知書がメイルで届く。

ガビィ~ン、先月こんなに使った?

クレカの場合、財布からお金が減らないからアレもコレもっていらないものまでつい買ってしまう。こんなの見つかったらカーチャンに怒られちまうよ。

早く夢の中から目醒めて、口先だけのレリビーじゃなく現実的なリボで!

どうもすいません。


初期はモノ!

2024年12月01日 | BEATLES-BADFINGER関連

Please Please MeやWith The Beatlesの初期の2枚は2トラックでの録音でプロデューサーのジョージ・マーチンは当然の事ながら、モノ・ミックスでのレコード制作しか考えていなかった。1963年10月からレコーディングに4トラックのシステムが採用される事によってダブル・ボーカルなんかも別トラックに録音して後で音量をそれぞれ調整し重ね合わせる事によって音の表現力に幅をもたらすことができる様になり、ステレオ・ミックスでも複雑なアレンジに拘らなければある程度の立体化を出すことは出来るようになった。

そんな中で登場したのが1964年の映画のサントラ盤、A Hard Day’s Nightが登場。、日本では約2ヶ月遅れた同年9月に日本独自デザインによるジャケでステレオ盤一択で発売された。買ったのは70年代になってからで、その当時比較対象がなくこのアルバムの音はこういう物なんだと特に違和感は感じなかった。

ところが80年代になってから、何ちゃら20周年記念として日本でもようやくモノ盤が登場。

これを聴いて、まだアレンジが複雑化するサイケ時代に突入していない初期のシンプルなロックンロール時代の作品ならば音の塊が中央からドォーンと飛び出してくるモノ・ミックスの方が迫力があると感じたね。


マジカルな奴

2024年11月28日 | BEATLES-BADFINGER関連

中学生だった頃、我が家にステレオ・セットが登場し、ビートルズのレコード1枚ずつ順番に買っていった。

ラバー・ソウルあたりまではビートルズの順調に進化する様を味わっていたのだが、リボルバーあたりで一気に様相が変化し、1967年シングル・カットされたStrawberry Fields Foreverでビックリしたね。

それまでシングル・カットされてきた3分何がしかのラジオ・フレンドリーなポップ・ソングとは一線を画すようなサイケデリックかつ複雑な構成の曲だった。

その曲が収録されている米盤のマジカル・ミステリー・ツアーは買った当時ペバー軍曹のアルバムよりインパクトがあると感じ何度もリピートした記憶が…

当時日本で映画の映像を見ることが出来なかったが、アルバムにはカラー写真のブックレットが付いてきてこの映画のストーリーが何となく分かるのではあるが、サイケデリック満開のこのエクストラバガンザ風の裏ジャケの写真には一体何ごと?て感じで目が釘付けになった。

70年代初め頃に買ったアルバムだけれど、50年以上経った今でも違和感なしに聴けるってすごくない?


Meet The Beatles!

2024年11月22日 | BEATLES-BADFINGER関連

某ECサイトを見ていると、つい最近ビートルズの米編集盤のモノ・レコードが結構いい値段で発売されていた。

因みにCDのフォーマットでは2004年にCapitol Albumsってタイトルで当時の米編集でのステレオとモノ・ミックスの2種類の音源を収録したCDのボックス・セットが発売され、2014年にも同じ様な企画のUS AlbumsなるCDのボックス・セットが再登場し、もうお腹いっぱいって感じだったね。

それらの更なるダメ押し企画として今回モノ・レコードが販売された。 高額でマイケル・ジャクソンから版権買ったのだから、商品化出来る物ならなんでも出しておこうって感じかも知れないけれど、果たして買う人いるの?って印象。

ステレオ盤なら英盤とのテイク違いや、米盤編集における疑似ステレオ録音やあたかもお風呂場で歌っているかのようなエコーましましの音源を聴いてニンマリ出来るけど、今回もの音源だから一般人には以前再発された米盤のCDで事足りる。

かく言うオイラも米盤LP所持しているものの、後追いで買った再発盤ゆえビンテージ的な価値は無い。

それでも、キャピトル・レーベルから米盤が出てはや60年にもなるのに、いまだにガンガンと再発されることに対して敬意を表して本日は米盤、Meet The Beatles!でも聴いてみようじゃないの。

レーベルはオレンジ・キャピトルの1976年の再発盤。いつもはジャケを手に取って眺める程度でほとんど針を落としたことがないので、盤のコンディションは悪くない。

因みに米盤編集は当時の国内法の規制によって両面合わせてMax12曲の収録に限られ、このアルバムの片面の収録曲はたった12−3分程度。もしその間トイレにでも立ったなら、演奏はもう終盤に差しかかるぐらいで我慢すべきかどうかその忙しなさがまたなんとも言えないね。


正直な記述

2024年11月12日 | BEATLES-BADFINGER関連

ポールとウィングスのアルバム、Band On The Runのピクチャー・レコードが1978年にキャピトル・レーベルでプレスされた。しかし当時は購入には至らず、15−6年前にようやく中古でゲット。

ピクチャー・レコードは音が悪いとよく言われているのと中古で買ったこのレコードもコンディションがそれほど良さそうには見えないので、額に入れて壁にかけていた。ところが昨今南海トラフ地震が来るってってよく言われるようになって、安全のために額から外してレコード棚に保管していた。

久々にこのレコードがオイラの目に留まったので、じっくり観察するとなんとUS盤ってことでHelen Wheelsがサイドー2の真ん中に収録されているじゃない!せっかくなので、Helen Wheelsだけ聴いてみる事に。

むむ〜 やっぱり音圧が低くイマイチ迫力に欠けると感じる。

細かいことが気になるオイラは更にジャケの裏をじっくり観察。

何と!限定版ピクチャー・レコード、サウンド・クオリティーは通常盤と比較されるものではないって堂々と書いてあるじゃん。

やっぱり音悪いんだ!


ジョンの再発盤

2024年10月07日 | BEATLES-BADFINGER関連

もう買うまいと心に誓っていた今年7月に出たジョン・レノンの再発盤、Mind GamesはUltimate(空極とか最終的)Mixと形容された商品だ。

ジョンのアルバムの中ではそれほど評価の高いアルバムではないみたいだが、オイラは結構これが好き。初期の力強いメッセージ性のあるアルバムとは異なり、同じポリティカルな内容でも全体的に漂う少し力の抜けたリラックス感があるのがいいね。

これで最終って事なら長年再発盤商法に付き合ってきた手前、よござんすってことで愚かにも買っちゃいました。とは言え、もちろん数万円もする最上級の商品ではなく一番安い輸入盤。

そこでUltimate Mixが如何なるものかと以前CD音源と比べてみた。

1987年のAAD仕様の初CD、2002年のリミックス盤と今回の2024年のUltimate Mix盤の波形を比べてみた。ちなみに2010年にもリマスター盤が出たが買ってないので、今回は3種の音源で比較。

1987年盤は多分フラットなデジタル変換だから音は小さくなっている。お次の2002年盤は全体的に音のボリュームは上がっているものの、ピークには届いていない割と上品な仕上がり、ただドーンと直線的に来る感じで音に隙間の無いようなウォール・サウンド…

驚いたのは、2024年のミックスだ。波形としては1987年のものとよく似ていて大小のメリハリはあるが結構ピークまで届いている音もあり3枚を連続して聴いたオジンの耳には派手目(他の音源と比べると少々煩さ目かな)に感じ、これじゃ無いって心の声が聞こえる。

ちなみにメーカーの宣伝文句では、ジョンのボーカルを全面に押出し、サウンドをアップ・グレードしたと書かれている。

どうなんだろう?

当方劣化した聴力を持つオジンで、聴き手によって印象は異なるかもしれないが、これをUltimate Mix、即ち最終形態って言い切っちゃって良いのかな?

Ultramanの如く、近い将来、真Ultimate Mix出るかも?


ジョージのサントラ

2024年10月06日 | BEATLES-BADFINGER関連

ビートルズのメンバーとして初のソロ・アルバムを出したのがジョージ。

1968年、映画のサントラとしてWonderwall Musicを出した。

インド風味の香辛料がアルバム全体に塗り込められている。ジョンやポールの影に隠れていたものの、実は最もプログレッシブでアバンギャルドでサイケデリックなのがジョージ。

リボルバーやペバー軍曹のアルバムをCDで鑑賞する際、どうも体質に合わぬとLove You ToやWithin You Without Youをスキップしてに聴いてしまう方々にはお薦め出来ないかもしれないけれど、インド系の音楽に特にアレルギーが無ければその良さがきっと分かると思う。

 


1973年

2024年09月21日 | BEATLES-BADFINGER関連

1973年と言えばビートルズ・ファンのオイラにとっては豊作の年だった。

6月にポールのRed Rose SpeedwayとジョージのLiving In The Material Worldが日本ではほぼ同時に発売され、11月にはジョンのMind Game、更に年末のリンゴのソロ・アルバム、Ringoと元メンバー4人の揃い踏み。

当時のLPレコードの価格は2000円。今の価値に換算してみると、2020年の平均消費者物価指数を100とすれば1973年と2024年はそれぞれ38.6と105.6。即ち105.6/38.6=2.73倍となる。

当時、部活で忙しかった高校生のオイラとしてはアルバイトも出来ず、唯一の収入源が親からの小遣いのみ。そのお高い新譜のLP買っちゃうとその月は部活が終わっての帰り道にコーラ1本を味わう細やかな幸せも我慢せねばならなかった。

しかしながら我が家にはその4枚のレコードが同年に存在する事に...

たぶん正月のお年玉で返すからと口約束手形を切って親から融通してもらったのかも....もちろんその手形が不渡りになったのは言うまでもない。

今年は発売50周年としてMind Gameが既に発売され、Living In The Material Worldの記念盤も11月に登場するとのこと。

ちなみに既に発売されたジョンのアルティメイト・セットが3万円前後でジョージのスーパーなんちゃらセットが114.99ポンド(約22,000円ぐらい)って、そんな強気の価格設を見ればもう買えない人は買わなくてもいいよってって感じかな。

更に不渡り手形を受け取ってくれる相手ももういないし当時発売されて50年以上一緒に生きてきたかと思えば、ジョージ仰せの通りここらがマテリアルな世界からスピリチュアルな世界に鞍替えする潮時なのかも?


ジョージのベスト盤

2024年09月03日 | BEATLES-BADFINGER関連

ジョージ・ハリソンの初期のベスト盤といえば、The Best Of George Harrison。EMI/CAPITOLとの契約を更新せず今後自身のレーベル、ダークホースからレコードを発売するってことで、1975年にEMI/CAPITOLとの契約消化のために発売された。

選曲はSide 1にビートルズ時代に作られた彼の作品が7曲、Side 2にソロ時代の6曲がそれぞれ収められるという、いつまで経ってもビートルズの一員という印象がついて回るのはちょっとジョージにとっては不満ありだったと思う。

その時点で3枚組のAll Things Must Pass を含めて既に4枚のオリジナル・アルバムが存在していたので、ソロ時代の作品だけで1枚のベスト・アルバムの編集するには十二分の素材があったのに…

とは言え、久々にターン・テーブルに乗ったレコードを聴いてみると改めてジョージが偉大なミュージシャンの一人だとわかる。

当然のことではあるが、ステ曲なし!


ポールの50年ぶりライブ盤

2024年08月29日 | BEATLES-BADFINGER関連

本日は同じポールでもポール・マッカートニーの今年になって急遽登場したスタジオ・ライブ盤、One Hand Clappingでも。

(左手を上下に動かし見えない手とクッラップを試みるが、果たしていかなる音が生成されるのだろうか?)

メンバーが脱退し残りの3名で制作された前作バンド・オン・ザ・ランが大ヒット。今後は新規メンバーを加入させバンドとしてライブ・ツアーとニュー・アルバムの制作を考えていたのだろうか、新ウィングスのお披露目として1974年8月末、アビー・ロード・スタジオでスタジオ・ライブを敢行しその模様を撮影してテレビでオン・エヤーすることが計画された。

ところが何故かその映像はテレビで流れることはなくお蔵入り。

ちなみにレッド・ローズ・スピードウェイのアルバムを当時のライブ音源を幾らか収録し当初2枚組LPで発売する予定もそのアイデアが却下され、またバンド・オン・ザ・ランの後にレコーディングされた本作も日の目を見なかった。ビートルズの中では一番ライブが好きと思われるポールはさぞかし大いに落胆したのでは…

それでも2010年にアルバム、バンド・オン・ザ・ランのアーカイブ・シリーズが制作され音源の一部とその映像がDVD化されようやく日の目を見た。

そして、本年に増補改訂版として新たにミックスされた2枚組CDが正式に発売されることに。レコーディングからまさにちょうど50年経った今、当時の音源の全容が復活した事は50周年記念としてネタ的には少々弱いが、アルバム・タイトルのOne Hand Clapping 、禅問答における“片手の拍手”って矛盾する言葉に惹かれてつい買ってしまった。

それって一体どんな音なのかな?

禅の世界とは全く無縁のオイラには取るに多分足らない風切り音しか聞こえないかも。


少々地味だけれど

2024年08月27日 | BEATLES-BADFINGER関連

本日は2005年に出たポール・マッカートニーのソロ・アルバム、Chaos & Creation In The Back Yardでも。

ポールと言えばシングル・ヒット間違いなしのポップな曲とおとなし目なバラッドなんかがうまく混ざり合った作風が売り。

ただ年齢を重ねるごとにウイングス時代に大ヒットした派手な仕掛けのポップ・ナンバーが少なくなり、このアルバムにも全体的には地味な仕上がりでかってのチャート・トップ・テン入りするようなシングルはなかった。まあ、何時までもバンド・オン・ザ・ランやビーナス・アンド・マーズのような作風は続けられないからね。

ちなみにアルバムのプロデュースはポールでもジョージ・マーチンでもなく、オルタナ・ロックに分類されるレディオ・ヘッド、ベックやREMなどのプロデュースで有名なナイジェル・ゴドリッチを起用している。

かってのアルバム、McCartneyのように今回ポールがほぼ一人で全ての楽器演奏する彼独自の創造性に新たに加えられたオルタナの風味がうまくマッチしていて、それまでのポールの作風とは一味違う新しい味わいが楽しめる。

地味なんだけれど何度も聴き返すとその良さがわかる。


ピクチャー・レコード

2024年08月20日 | BEATLES-BADFINGER関連

8月8日、日向灘で起こった地震に関連して臨時情報が出た。

遠く離れたこの地でも揺れが観測されオイラの相方はそれを瞬時に感じ取ったものの、鈍感なオイラは速報でそれを知ることに…

それから1週間以上が経って取り敢えず一安心。とは言え地震は何時何処で起こるかわからない。

我が家でも安全点検してみることに。

目についたのがガラス・カバー付きの額に入れて壁に飾っていた数枚のピクチャー・レコード。もし大きな揺れで壁から外れ床に落ちればガラスが粉々になって大惨事てなことになりかねないので壁から外すことに。

通常のレコードのプレスとは違う方法で製造されているピクチャー・レコードはよく音質が悪いとよく言われているので、それに従い我が家でも鑑賞用として額縁に挿入。

ただ、何が原因でそのように言われているのかネットで調べてみるも、通常のレコードと比較して何かが足りないってな主観的な意見が述べられているだけで、データを付けた客観的な説明が見当たらない。

本当のところどうよ!

久しぶりに地上に無事生還したピクチャー・レコードを水拭きして埃をとってターン・テーブルに乗っけてみた。

(1978年に出たビートルズのペパー軍曹のLP)

ちゃんと音が出てるし問題なく楽しめる。まあ地震の揺れを感じ取れなかった低感度なオイラの主観的な意見ではありますが…

個人的にはピクチャー・レコードやカラー・レコードの欠点と言えば、もし盤面に雑音を発生させるような傷があってもそれの位置を特定することが困難で、その箇所をある程度修復させるためのオイラの必殺技、爪楊枝の奥義が使えないって事かな。

1979年に出た英盤のペパー軍曹。レコードのジャケ写真と同じ縮尺のピクチャーが挿入されている。

かなり昔に中古で買ったのだけど、一見してわからない傷があって再生時にプチ音の連続。これは本当にビジュアル観賞用となった。(泣)