梅雨入り前(確か7日とか8日)の話なのだが、いまさら書いてどうしようというのだろう? まあいいか。
連日の好天に恵まれていたにもかかわらず、二日間ほどみっちり家に閉じこもって、まるで田舎の気立ての好いお嫁さんとでもいった具合に、この時期恒例の「らっきょう漬け」作りに勤しんでいた。年々慣れてきたこともあって今年は少し多めに「土付きらっきょう」の束を購入した。毎週日曜日の朝に野菜を買いに訪れる農家の方のところで、十束。これがまた、一束100円なのであるが、その一束の多いこと。十束といえば1000円だが、確実にスーパーなどで売られている標準的らっきょうからは逸脱している量。まあそのぶん、手間はかかるのだが、ああ……そう、調子に乗ったもんで、ようするに天気が好いのもなんのその、二日間をらっきょう作りにあてた次第。
そんなわけで身も心もぎちぎちになってしまったので、どこかへ行きたい、と思った。さて、そこで、パーっと温泉でも行きたいところでもあるが、なにぶん休職中の身である。あまり派手なことは慎まなくてはならない。そこで思い立ったは、とある滝。
「とある滝」などと殊更に隠す必要もないのだけれど、そこはちょっとした穴場で、ものっすごい滝が、ものっすごい近くで見られるというスポット。
あれは、どうだろ? 50mくらいはあるだろうか(調べたら20~30mだとか)、圧巻の断崖から水がどうどう流れ落ちていて、しかもその間近まで(本当に近い)降りて見られるのだ。それはもう、マイナスイオンがびしびし発せられている。というか、マイナスイオンを浴びてるのか滝の水飛沫を浴びているのか、というレベル。

これはちょっと離れたところからだが(近くで撮ると朝陽でどうしても逆光になってしまう)画面下の岩場、あそこまで行けるのだから、轟々圧巻。
なにより穴場なだけあってあまり人に知られていない(一応、観光地なのだが)ので、このときも人っ子ひとりいやしねぇ。心置きなく、ひとりっきりで、ぼーんやり、二日間のらっきょう痛の快復を目指す。
実際、マイナスイオンの効果がどんなだかは知らないが、この場所にくると確かに気持ちがよろしくなる。本当に、気分的なものなのだろうが、呑みすぎで重たかった頭もなんだか軽くなるのだ。
目に見えないマイナスイオンなんて、要するに気分的なものなのだから、自分の好きな場所に行けばそれでいいのだろう。自分は、こういった、緑豊かで、滝の流れ落ちる音、または川の流れる音が聴こえる場所が、とても心地好いのだ。

オチというか、余談であるが、この滝を形成する水の流れを調査すべく、上流に向かってみたのだが、

(こんな感じ)
このすぐ後に、全長1mはあろうかというヘビに遭遇して、速攻逃げ帰ったのであった。
連日の好天に恵まれていたにもかかわらず、二日間ほどみっちり家に閉じこもって、まるで田舎の気立ての好いお嫁さんとでもいった具合に、この時期恒例の「らっきょう漬け」作りに勤しんでいた。年々慣れてきたこともあって今年は少し多めに「土付きらっきょう」の束を購入した。毎週日曜日の朝に野菜を買いに訪れる農家の方のところで、十束。これがまた、一束100円なのであるが、その一束の多いこと。十束といえば1000円だが、確実にスーパーなどで売られている標準的らっきょうからは逸脱している量。まあそのぶん、手間はかかるのだが、ああ……そう、調子に乗ったもんで、ようするに天気が好いのもなんのその、二日間をらっきょう作りにあてた次第。
そんなわけで身も心もぎちぎちになってしまったので、どこかへ行きたい、と思った。さて、そこで、パーっと温泉でも行きたいところでもあるが、なにぶん休職中の身である。あまり派手なことは慎まなくてはならない。そこで思い立ったは、とある滝。
「とある滝」などと殊更に隠す必要もないのだけれど、そこはちょっとした穴場で、ものっすごい滝が、ものっすごい近くで見られるというスポット。
あれは、どうだろ? 50mくらいはあるだろうか(調べたら20~30mだとか)、圧巻の断崖から水がどうどう流れ落ちていて、しかもその間近まで(本当に近い)降りて見られるのだ。それはもう、マイナスイオンがびしびし発せられている。というか、マイナスイオンを浴びてるのか滝の水飛沫を浴びているのか、というレベル。

これはちょっと離れたところからだが(近くで撮ると朝陽でどうしても逆光になってしまう)画面下の岩場、あそこまで行けるのだから、轟々圧巻。
なにより穴場なだけあってあまり人に知られていない(一応、観光地なのだが)ので、このときも人っ子ひとりいやしねぇ。心置きなく、ひとりっきりで、ぼーんやり、二日間のらっきょう痛の快復を目指す。
実際、マイナスイオンの効果がどんなだかは知らないが、この場所にくると確かに気持ちがよろしくなる。本当に、気分的なものなのだろうが、呑みすぎで重たかった頭もなんだか軽くなるのだ。
目に見えないマイナスイオンなんて、要するに気分的なものなのだから、自分の好きな場所に行けばそれでいいのだろう。自分は、こういった、緑豊かで、滝の流れ落ちる音、または川の流れる音が聴こえる場所が、とても心地好いのだ。

オチというか、余談であるが、この滝を形成する水の流れを調査すべく、上流に向かってみたのだが、

(こんな感じ)
このすぐ後に、全長1mはあろうかというヘビに遭遇して、速攻逃げ帰ったのであった。