一僧侶の日常の思いを語る
沙門の法話
リセット
人はいきなりスーパーマンにはなれません。つまり自分にできることには限界があるということです。
それをあれをしなくてはいけないと自分自身を焦らせるよけいいっぱいいっぱいになってしまいます。
本当はしなくていいことで自分は悩んでいないかとよーく考えるべきなのです。
私はある意味神経質です。だからあれもしなくてはこれもしなくてはと先回りしてしまいます。
でも実際は先回りすることがないこともあるのです。もちろん先回りが成功することもありますが。
どこか肩肘をはっていつも緊張して生きています。もっとリラックスした方がいいと多分、本当に自分は思っているに違いありません。
誰かに「そこまでしなくてもいいんだよ。よーく頑張っている」
と言ってほしいのです。
「もう大丈夫、充分だよ。今までよくがんばったね。今度はもう少し楽にいきなさい」と。
難しいのですがこのような生き方に慣れてしまっているとずーと継続しなくてはいけないという心の縛りがあるので。
一度、本山で修行した時のようにリセットしたいものです。
つまり生まれ変わりです。
人生、いつでもやり直せるのであれば今からでも今日からでも新しい自分になれるはずです。
神仏は「もういいんだ」とゆるしてくれるだろうか。
そうだったらすごーく楽になれるような気がします。
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