一僧侶の日常の思いを語る
沙門の法話
オセロの四隅
オセロは四隅をとらなければ圧倒的に不利になります。つまりそこが要ということです。
人生もそう。重要箇所をのがしたら最後まで奮闘してもなかなか実らないものになってしまうのです。
でもとかだけどとか言葉を並べる前に人として重要な箇所を犯してないかということです。
人に迷惑をかけてないか。嘘をついてないか。欺いていないか。二枚舌をつかっていないか。
重要なのです。その後、どんなにとりつくろっても最初がそれだといつまでたってもオセロをひっくり返されてしまいます。
だから一度、もう一度、最初からやりなおして懺悔して進むのが一番近道なのです。
ここまできて嫌だ。
そう思うかもしれませんが四隅をとられたままではいつまでたっても浮いてくることはないのです。
人はやり直せます。本当に反省して懺悔して誠意をもてば償いができるのが人生です。
そこの部分をゆめゆめ忘れてはなりません。
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