一僧侶の日常の思いを語る
沙門の法話
いつもありがとうございます
今日、あるお寺の前を通り過ぎた時にこのような標語がかかげられていました。
あなたが思えば思うほど
あなたのことを思ってくれている
旅立った大切な人はこの世ではもう会えない存在です。でもこちらから見えないけれど思いを向ければそれに見合って返ってくる、そのような意味だと思います。
この世はどうでしょう。どれだけ思ってもなかなか伝わらないのことに心憂うことが時々あります。
ストレートに思いが届かないのです。この世の物質の束縛を受けてのことなのか、因縁が邪魔をするのか。
もしかしたらあの世に旅立ってはじめて人はわかるのかもしれません。
自分がどれだけ人に大切に思われていたのかを。
毎日、神社にお参りにいくのですが絵馬にこのように書かれているのが目に留まりました。
いつもありがとうございます。
良いご縁に恵まれますように。
ごく普通の内容ですが私はふとこう思いました。
神様は私たちのごく普通の悩みをすべて聞いてくださっているのか。本当にありがたい。
私はもっと神様に感謝しなくては。
人の数だけ悩みがあり、人の数だけドラマがあり、悲しみがあり、喜びがあります。
願わくばひとりひとり分け隔てなく幸せでありますように。
コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )