3D CG, CAD/CAM/3Dプリンタ な日常でつづる クルスの冒険ブログ

このブログは引っ越しました!引っ越し先は…「とある思索の集合演算」と検索してみてください。よろしくお願いします。

3月25日(木) 朝7時のNHKニュース 3D-GAN出ました

2010年03月25日 | □CAD/CAMな日々
 
デタ。出ました。
 
出ましたが、出てません(?)そう、自分の顔は出なかった(笑)

こんなアングルで撮影しているスタッフの皆さんを写せるのだから、出ているはずがない。
 
しかも、放送時間は朝8時ちょっと過ぎくらいで、7時台ではなく…

どういったコトで「3次元形状を活用する会:3D-GAN」が朝のNHKニュースに出たのか?
 
に、ついては、追々お話しいたします。
 
今朝、NHKをご覧になった方はお分かりかと思います。
 
とにかく… 眠いです…(早朝4時起き)
 

3月25日(木) 朝7時のNHKニュースに出る… 予定です。

2010年03月24日 | □CAD/CAMな日々
 
急なのですが。。。
 
これはNHKさんから急に言われたので、こちらも急なのは仕方ないのですが。
 
3月25日(木)朝7時のNHKニュース『おはよう日本』に出る… 予定です。

そうです、普通に地上波で見ている7時のニュース…
 
よくある、「○〇××の会場から中継です。△△さーん」
 
で、繋がるその先の中継現場で話す予定。
 
『おはよう日本』って言っても、番組は長いのでその中の何時何分くらに出るのか?
 
まだ、知らされておりません(笑)
 
番組が朝7時からなので、現地入りがやたらと早いことは決まっています。
 
ワタシの人となりをご存じの方にはご理解いただけると思いますが、
 
特に出たがっている訳ではないのに、こういった形でTV局さんからのお誘いは最近多いです…
 
「3D」というコトバがそれなりに話題なのだろうか?…
 
何にせよ、世間の人たちが関心を持ってくれるのは大変ありがたい事です。
 
前回ので、「…テレビって、難しい…」と悩んじゃっていますが、
 
まぁ、頑張ります。
 
生中継なので、もし災害や大事件などがあれば、すっ飛びますけどね(笑)
 
 

珍しく、政治的な発言です

2010年03月16日 | □CAD/CAMな日々
 
珍しく、本当に珍しく。
 
政治的な話題であり、発言です。

3Dデータに関係無い・・・ いや、無くない。ある、と思う。
 
どうあるかは、皆さんそれぞれが考えていただいて、と。
 
この条例案にワタシは反対です。
 
東京都青少年保護条例改正案
 
理由は非常に簡単で「被害者の居ない犯罪を作るべきではない」という一点に尽きます。
 
くり返します。
 
「被害者の居ない犯罪を作ってはいけない」 
 
違法であるかどうかは、法のラインをどこに引くかによります。
  
その法のラインを曖昧にしつつ、しかも自由を狭める位置に引き直し、
 
なんと「実在しない人物=絵」を被害者に見たてようというのです。
 
この条例があろうと無かろうと、今日明日、普段のワタシの消費行動や生活には
 
何ら影響は無いと思います。

だからといって見過ごすわけにはいかない。
 
これを考え、推進している人たちは、きっと真面目なのだろう。
 
真面目で、いわゆる頭の良い人たちなのだろう。

でも、オカシイよ。寝言は寝て言いたまえよ。

「非実在青少年」って・・・
 
逆に考えると、この条例を推進している人たちはどれだけ「絵」に入れ込んでいるのだ?と。
 
それは、「絵」だ。
 
「絵」に人格を認めて被害者扱いしようという人は、
 
「絵」を性愛の対象としている人と一体何が違うのだろう?
 
これを考え、推進している人たちは、きっと真面目なのだろう。
 
良いことをしている、と信じているのだろう。
 
良い人によって良いことと信じ為されたことが、とんでもない悪事であったことは
   
ヒトの歴史に数多くある。

経済の衰退はある程度我慢が出来ますし、取り返しもつきましょう。
 
しかし、文化の衰退は取り返しのつかないことになりかねない。
 
「悪い世直し」はどうせ誰も責任は取らない… とは名言です。
 
「ゆとり教育」は「世直し」と信じて実行されましたが、誰がその責任を取ったというのでしょう?
 
この問題に興味のある方、ぜひ以下のリンクをご覧ください。
 
 

兵頭二十八の放送形式<猥褻取締り法の審議には「数値」のハード・イビデンスは必須である>
 
難民チャンプ<「非実在青少年」規制について>
 


デキが悪く、暴力的で、どうしようもなく残虐な外国の社会に求められる規制を

穏やかで、自由であっても節度があり、全体として上手く機能している私たちの社会に
 
無理矢理適用する必要は、ありません。
 

僕はツイッター、向いてない…(文章長いから)

2010年03月09日 | □CAD/CAMな日々
 
<東京MXテレビの番組について>
申し訳ない… の一言。
あんなに沢山の人たちが来てくれて、あんなに沢山色々なモノをカメラの前で見せてくれたのに、
番組に収まったのはたったあれだけ…
編集に口を出すことは一切出来なかったのだけれど(普通はそう)、それにしても
申し訳ない… いつか、どうにかして、取り返しを付けたい。

見逃した方、3月13日(土)よる11:00~ 東京MXテレビです。
 
 
<トヨタのリコール問題について>
どんどん問題点がスライドしていないか?いつの間にECU(エンジン制御用コンピュータ)
の話になった?クルマの欠陥を疑う場合、DFI化してからは必ずECUを持ち出す。
もはや伝統的手法ですらある。公聴会にプログラムが分かるメンツが居るのか?
確かに疑うべき部分ではあるが、ソフトウェアはメーカーごとに異なり、いかにもブラックボックス的な
素人がモヤモヤとした不安を抱きやすい部品でもある。
2000年問題とか、思い出した。
 
 
<3Dプリンタについて>
新型機が出たりしてる。価格は下がり、仕上がりは良くなる一方。最近材料がレジンというのも
本当に出た。
反面、「あの方式が一番良い、この方式は良くない精度が出ない」などという話題もまだある。
…どうだっていいだろ?そんなもの(苦笑)まだそんな話題?
機種ごとに個性や差があるのは、むしろ良いことだ。個性を競う状態が一番いい。
消費者は出力サービスを利用して、価格と仕上がりで気に入った機種を選べばいい。
もう評論家は要らない。あふれ返る3Dのデータが、評論家を即座に陳腐な存在にするだろう。
そうしよう。


<気付いちゃったこと>
コンピュータのファイルには画像があり、それが紙にプリント出来る… というのは、
ごく一般に、メタレベル(言語表現以前の意識レベル)で了解された。
湯気が出てるヤカンが熱い、というのとほぼ同レベルに了解されたと思う。
そのレベルで了解されたことは、「現実」として認識される。
しかし、3Dデータがファイルであり、そのファイルが物体として出力される…というのは
ごく一般には全く了解されておらず、了解されていないので「バーチャル」として認識されている。

なんと、より「現実に近い情報量」の3Dデータの方が、
より「情報量が足りず架空の存在である」2Dデータより、現実感が無い のだ。
なぜなら、2Dのファイルは「紙に出来る」という現実感がメタレベルで了解されているのに対し、
3Dのファイルは、見たことも触ったこともないから。

こりゃ、先は長い… が、なんだ、やっぱりファイルを持たせればいいだけだ。
それなら、すぐ変わる。
じゃあ、変わってもらおう。


<本日の珍事?>
本日「3次元形状を活用する会:3D-GAN」に産総研の方が数名見学に見えた。
それも、メイドさん的な服に身を包んだ、秋葉原案内所のガイドさんに連れられて。
背が高くて、顔が小さく、目が丸くクリクリした、美人のガイドさんが連れて来た。
(ええ、タイプでしたがなにか?)

…産総研の人を、メイドさんが連れて来た…(汗)

それだけじゃない。
 
そのガイドのメイドさん、3Dデータを使った設計・製造分野にやけに反応がいい…
(これは詳しいな…?)と思って、「かなりお詳しいとお見受けしましたが」
と話を振ったところ、
  
「わたし、前の仕事は〇〇区のプラスチック成形会社でCATIA使ってたんですよ」
 
「・・・・あ・・・え?・・・そ、そうなの????・・・」
 
(お、落ち着けオレ… プラ成形屋でCATIA使ってる女性でメイドでガイドさんなんて…
ザラにいるじゃないか…)
 
いや、いねえって!そんなの、めったいねぇって!(手に汗をかきました)
  
産総研の方とガイドのメイドさんを見送りながら、思った。
 
(ここは秋葉原だ、何が起きたって不思議じゃない…)
 
ってか、そのレベルで3Dデータのリテラシーがおおぜいにあったら、
 
ニッポン、もう一回はじまるだろ!そんな国、世界にないって。

よし、大衆における3Dデータのリテラシーを高めて
もう一回ニッポンはじめよう。
きめた。

オレ、間違ってない。
 
でも… ヘンな街(笑) だいすきだ。
 

消費者は、そんなに偉いのか?

2010年03月06日 | □CAD/CAMな日々
 
私たちの国、日本はモノづくり立国!
 
…そんなこと、ないと思う。ワタシは、全くそう感じない。
 
単純に、GDPの何%がどんな産業で占められているか?という話ではなく、
 
素晴しい技術を持った製造業があるか? という話でもなく、
 
一般の、普通の人が、どれくらい製造業に関心があって、製造業に対する知識があるのか?
 
という観点から見たら、全く違うと思う。
 
むしろ、「つくる人(生産者)」と「買う人(消費者)」の距離は離れ、溝は深まる一方だと感じる。
 
なぜなら、「つくる人と買う人の間にグラデーションが無くなってきた」から。
 
昔、と言っても、それもそれほど前でもない、ちょっと昔。
 
つくる人は、もっと多かった。
 
お母さんは裁縫をして、お父さんは日曜大工、お兄ちゃんはラジオを組み立て、
 
ボクは工作をして、妹はビーズを細工をしていた。
 
そこには、節約という要因によって、「つくらざるを得ない」事情があった。
 
ごく普通の人たちが、上手い下手は別にして生産者だった。
 
そして、メーカーや工場の技術者を頂点として、一般の人たちまでの間に
 
「つくる」という行為のグラデーションがあった。
  
そうせざるを得ない事情があったにせよ、つくる楽しみ、つくる喜びも同時にあったろう。
 
翻って現在ではどうか?
 
「何かをつくる」という行為は家庭から姿を消し続ける一方だ。残っているのは料理くらいのものだろう。
 
人は、獲得したものを自ら放棄することはなかなか出来ない。
 
知った後、知らなかった状態に戻ることは出来ない。
 
だから節約が不要となった今、日常の「つくる」という行為を動機づけるものは、
 
趣味性以外にほぼ無いと言っていい。
  
「つくる」という行為から縁遠くなることは、とても大きなものを喪失する。

それは
 
「つくる人」「つくられたモノ」の評価を出来なくなる、ということだ。
 
少なからず少年期に野球をやったことがあるから、イチローの凄さが分かる。
 
家庭で魚をさばいてみれば、寿司職人の包丁さばきに本当の価値を見出すことも出来る。
 
犬小屋のひとつもつくってみれば、大工の手際の良さ、カンナの削りカスひとつに感動することが出来る。
 
「つくらない」状態というのは、モノや技術の価値がわかる… という知識レベルを
 
著しく下げてしまうのだ。
 
かくして我々、豊かで知識の無い私たちは、どんどん消費者らしく振舞うようになる。
 
「メーカーは分かってねぇな、こんなの売れねぇよ」
 
「高けぇよ!」
 
「どっかのメーカーがオレを満足させるモノを作って出せよ!しかも限りなく安くよー」
 
世の中は、「消費者様」に合わせ満足させることを正義として発展して来た。
 
かくして消費者は、より消費者らしく振舞うことを是とされ、
 
その価値を分かりもしない、自分でつくれもしない、さして高額の出費もしない、
 
しかし、「偉い存在、消費者サマ」として、その自意識だけを肥大化させて行く。
 
つくる側はと言えば、諦めムードが定着して久しい。
 
泣く子と消費者様には逆らえない、頭を下げてご理解いただき、怒りが治まるのを待つ以外はない。
 
そうしている間に、自分たちの凄さを説明する言葉と根性さえも失ってしまった。
 
本来、人に理解されよう、ということは容易なものではなく時間もかかるものだ。
 
それが専門分野であれば、尚のこと。 
 
そこに汗をかき、工夫を凝らし、努力と根気を持って取り組むことは
 
金額換算が可能な、いわゆる生産性とは別次元の生産があるものだと、ワタシは信じています。
 
以下の写真は、とあるおもちゃメーカーが配布している冊子。
 
おもちゃやプラモデルが出来るまでを、詳しく、しかし難し過ぎず、
  
かといって、どうせ素人にゃ分かりゃしないから端折っておけ… というような態度も見せず、
 
とてもとても誠実に取材をし、編集されている。
 
読んでいて、ちょっと感動した。何に? うん、この冊子をつくった人たちの努力に。
 
初めて耳にするような言葉、知らなかった技術、道具、流れ…
 
それぞれの工程で重要なこと、その意義。
 
よくぞここまで真摯に取り組まれたものだ、と。心から尊敬しています。 
 
この冊子を作った人たちは、そこいらに居る

「モノづくり立国~」 とか言ってる人たちよりも、ずっとずっと価値の分かる、
 
本当の知識を持った人たちになっていることだろう。 
 
一般に配布もされていますが、秋葉原の「3次元形状を活用する会:事務局」にも置いてあります。
 
お越しの際には、ぜひ一度ご覧ください。
 

 

 

3Dモデルデータでフィギュア原型を… それなら3D-GANへ

2010年03月03日 | □CAD/CAMな日々
  
ワンフェスに大規模に出展した効果なのは、間違いないでしょう。
  
 
「これから3Dデータでの発注を考えているのだけど…」
 
というフィギュアメーカーさんがお越しになり、
 
「では、この人に原型を(=3Dモデリング)発注してみてはいかがでしょう?」
 
というご紹介をする機会が、すごく増えました。 


先週~今週にかけて、
  
・フィギュア、プラモデルキットなどのホビー関係のメーカーさん
・デジタル、手仕事を問わず、原型を作っている原型師さん
  
が、たくさんこちらを訪問していただいています。
 
ここ1週間で、4件… あ、5件か。かつてない数です。
 
毎日どなたかひとりは、お見えになる状態。
 
今までずっと手仕事で原型製作をして来た皆さんが、意外にも
  
「これから3Dデータのモデリングも、やろうと思うんですよね…」
 
ということでお越しになるケースが多いです。ほんと、意外にも多い。
 
メーカーさんはメーカーさんで、
 
「これから3Dデータでの発注を考えているのだけど、自分の会社に3Dデータの経験が無くて…」
 
ということで、こちらを訪ねていらっしゃるケースが多いです。
 
     
こういった、いわゆる商業原型の製作において、
  
「3Dデータの原型 VS 手で作った原型」
 
どっちが良いのか?という二元論は、意外にもあまり問題になっていないようです。
 
そういった議論が全くないわけではないようですが、

ワタシが以前から危惧して、このブログでも予め警鐘を鳴らしておかなきゃ…
 
などと考えたほどには、それほどには問題になっていません。

あーよかったー…(心配して損したよ…)
  
理由は
 
「…だって、3Dもただの道具だもん」
 
ということに尽きるでしょう。

 
実際、3Dデータでモデリングして、3Dプリンターで出力した原型に…
 
さらにパテを盛って手で削って修正する…
  
ということも行われていますので、そうなると、「手」なのか?「3Dデータ」なのか?
 
というのも、何だか良く分からない。
 
ハッキリしているのは、

「手仕事も、3Dモデリングも両方できる人はすごく便利」
 
これは間違いない話です。 
 
手が動くから3Dモデリングが出来ない・・・ ということはありませんし、逆に
 
3Dモデリングができるから手では出来ない・・・ ということも、ない。
 
片方の要素は、もう一方を阻害したりしないので。

特性が違う道具なら、両方使えて選択肢が増えることで損をすることはない。
 
当たり前といえば、当たり前。
 
 
「これから3Dデータでの発注を考えているのだけど…」
 
というメーカーさんには、まず最初に
 
「では、この人に原型を(=3Dモデリング)発注してみてはいかがでしょう?」
 
というご紹介をしています。
  
こういった場合、当会 「3次元形状を活用する会:3D-GAN」 では、

メーカーさん、原型師(3Dモデラー)さん、双方からマージンは一切いただいていません。
 
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」は、営利目的ではない、業界団体だからです。
 
その代わり、

・情報
・知識
・体験
・機会(チャンス)
・技術をもった人たち 
 
などと容易に出会えて、新しいお仕事が発生することにもなる、この会にご入会いただき、

会員のひとりとして、会の維持と発展にご協力ください…

ということです。
 
…実際は、フィギュアや模型といったホビー分野への3Dデータの適用は、

「使い始めるのが他の産業よりも、ちょっと遅かったかもね」
 
という程度の話で、その他の産業や人の能力と容易に結びついて行くでしょう。
 
ワタシにとっては、「現行業務を、3Dデータを活用することで効率化する」
 
というのは、見ていることのほんの第一歩でして。
 
その先、もっとずっと先をぐぐーっ(笑) と、見ています。。。
 
3Dデータを使う事によって効率化する… なんて、すぐですよ。
 
もっと楽しくて、もっと大切なのは、その先です。
 
 
「3Dモデリングをしていて、フィギュア原型(物体の仕事)に興味がある」(3Dモデラーさん)
 
「3Dデータで原型製作を依頼してみたい」(メーカーさん)
 
「手作りで原型をやって来たけど、今後は3Dモデリングもやってみたい」(原型師さん)
 

皆さん、歓迎です。

秋葉原でお会いしましょう。
 

TOKYO MXテレビ 3月7日(日) よる9:00~

2010年02月24日 | □CAD/CAMな日々
  
先日書きましたが、
 
「3次元形を活用する会:3D-GAN」ではテレビ番組の収録に協力しました。
 
その放送日が決まったようです。
 
3月7日(日)よる9:00~ / 再放送 3日13日(土)よる11:30~
 
TOKYO MXテレビの『TOKYO BOY』という番組。
 
東京のローカル局(UHF)なので、ご覧になれる地域は限られますが。 
 

これについては・・・えーと… 事前に申し上げたいことは色々あります。
 
色々ありますが、今さら何言ったって仕方ないもんね(チカラなく…笑)
 
出来はどうあれ、頑張りましたよ。ええ、頑張りましたとも。
 
過去にこのブログで、「TV番組の、3Dスキャナと3Dプリンタの組合せはつまらない」
 
と書いたワタシですから。
 
日頃から「3Dコピー機、立体コピー機と認識されるのはTVで一般の人たちをミスリードしたからだ」
 
と言っているワタシですから。
 
こんどは、オマエが言われる番だぜ、ってことだね…  お、おぅ。
 
とにかく、

「3Dデータは、色々な所で使われている」
 
「3Dデータを作るのは機械じゃない、ヒトの能力だ」

「3Dデータが、様々な産業を新しくつなぐことになる」
 
という部分は
 
強調させていただいたつもりです。
 
いつもと同じ。全く同じです。
 

そりゃ恥ずかしいですけども、今さら何言ったって始まらない。
 
みなさん! 見て下さいっ! ></

 

インターカルチャーさまも、ようこそ!

2010年02月17日 | □CAD/CAMな日々
 
ここのところ「3次元形状を活用する会:3D-GAN」の主旨にご賛同いただき、
  
入会される会社さん、個人の方、共に増えています。ありがたいです。うれしいです。
 
当会は、常にどなた様も、大歓迎です。
 

現在の会員企業さんを →「見る」
 
  
3Dの形状データを扱う、という共通項の業界団体ですので、会員企業さんのお仕事は多岐に渡ります。

工業デザイン、設計・製造、金型、ジュエリー・アクセサリ、ゲーム、映像・アニメ、地図情報に
 
ネットサービス、玩具・フィギュア、3Dの機器やソフト… 色々です。 
 
多岐に渡りながらも、「同じ産業界」の「業界団体」というところが非常に大事です。
 
旧来の「同業者団体」は、それはそれで重要な役割がありますが、
 
互助会的な機能は果たせても、現在の行き詰まり感を打破するための「創造的な関係性」
 
は、創り出せないからです。それはもう、担っている機能が違うので、仕方ないお話。
 
で。
 
長くお付き合いいただいている皆さんは良くご存じだと思いますが、この
 
「違う産業なんだけど、3D形状データという共通項で同じ産業に括る」
 
試みにおいて、最初にお誘いし、働きかけたのは「3D CADと3D CGモデラー」の皆さん。
 
理由は簡単で、「3Dモデリングしてるから」。簡単だけど、そこが一番重要です。
 
価値は、設備にはあまり無いです。モデリングする能力=ヒトに、あるからですね。
 
特に3D CGモデラーさんに「!そうか!」と分かっていただくために重宝したのが
 
「3Dプリンター」です。
 
それには、「それには出力サービスがあってしかるべき、すごく重要」
 
という事で、もうずいぶん前に自分でもサービスを始めました。

なぜなら、自分の3Dデータを出力しさえすれば、大変な説明をしなくとも
 
「違う産業なんだけど、3D形状データという共通項で同じ産業に括ってみる」

ことの意義が分かるから、ですね。その理解をしていただくためにはとても便利な機械。
  
ここのところ、その「3Dプリンタの出力サービス」というのも、ずいぶん盛んになって来ました。
 
まぁ、以前ブログにも書いちゃったからいいかな? と思いますが…
 
つまり、クルマを中心とする旧来の市場である産業界での出力需要に陰りが出れば、
 
やってる事は一緒なんだし、使ってる機械も一緒なんだし、データもそう違いはないし…
 
単価が低くなっちゃうよね、ということだけをヨシと出来るならば
 
そりゃ出力サービス業者は増えますよ。元々設備はあるのだから。
 
ただ、大手さんというのは、従来とは異なる事を決断するのに結構時間がかかる…
 
たとえそれが、「大した成果が無いかも知れないけど、大したリスクもない」
 
ということであっても、時間がかかる。
 
「大したリスクが無いんじゃ、じゃあやろうか」
 
と、サクっと動けるのはどうしても大きな会社さんではない、ということです。
 
で。
 
時間はかかったけれども、大きな企業さんもこの…
 
「違う産業なんだけど、3D形状データという共通項で同じ産業に括ってみる」
 
意味が、ご理解いただける状況になって来たと、思う。
 
 
インターカルチャーさま URLより引用…

「自動車メーカー、電機メーカーなどのBtoBで20年の実績を持つ、
RPサービスを今回個人のユーザーの皆様へご提供させていただきます。
初めて利用される方の為に、RPの原理からアップロードの手順まで
詳しい情報も用意しています。」
 
インクスさんですね わかります。
 
ようこそ!インターカルチャーさま。 お待ちしていました。
 
次は私たちと一緒にワンフェスに出ましょう!
 
ぜひ、「3次元形状を活用する会:3D-GAN」事務局を一度お訪ねください。
 
まさに、「設計・製造」というカルチャーと「コンテンツ」というカルチャーを
 
「インターする」(?笑)活動をしております。

ご連絡、ご来訪、お待ち申し上げております。
 
 
3Dの立体視映像、医療、建築… などの分野からも、もっと、ご参加いただきたいです。
 
ワタシも頑張ってお誘いしよう… と思います。
 


ワンフェス2010[冬] ご来場ありがとうございました。

2010年02月08日 | □CAD/CAMな日々
 
ワンダーフェスティバル2010[冬] …
 
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」としての出展は3度目くらいですが、
 
かつてない規模で出展をいたしまして、多くの来場者から注目していただきました。
 
3D-GAN会員企業さんを中心とする、共同出展した皆さまのご協力に感謝いたします。

写真は、一緒に展示を行った皆さんの記念写真… うわー、いっぱい居るなぁー… と。
(プライバシーなど考慮して小さめ画像にしています…)
 

こちらのブログでもずーっと書いて来ていますが、すごくシンプルにまとめてしまうと
 
ワタシの思考は以下のようになります。
 
 
〇 3Dデータに関する市場は、旧来の設計製造(CAD)とコンテンツ(CG)に限定すると今後成長を望めない
 
〇 なぜならそれは、プロ(=産業用)の市場であり、その就業人口は減少し続けるから
(少なくとも激増する予測はどうしても立たない)
 
〇 プロ(=産業用)市場では、今以上の付加価値を商品に付け難い(単価を上げられない)

〇 顧客数が減って単価を上げ難いのだから、対象となる市場を拡げる必要がある
 
〇 3Dデータに関する新市場を創造するには、一般の3Dデータへの理解がとても重要
(一般の人が、かつて画像のjpgやbmpを理解したように)
 
〇 コンシューマの「3Dデータ リテラシー向上」が、新市場を創造するカギ
(B to B市場の創造であれ、コンシューマのリテラシー向上は新市場創造には絶対に必要)
 
〇 だから一般の中でも、極めて親和性が高くアーリーアダプターが存在する機会にアピールすべき
 
〇 ワンダーフェスティバルは、世界で最もそれに相応しい機会

〇 だから、ワンフェスに出続ける
 

これだけです。一貫してずっとこれです。
 
…でね。
 
「オイ、幕張遠くて行けなかったよ!」
 
とか、
 
「忙しくて…」
 
「忘れてて…」

「風邪ひいてて…」
 
とか、
 
「そんなのがあるって、後から知ったよ!」
 
と、いう皆さま。
 
大丈夫です。
 
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」は、いつも秋葉原にあります。
 
土日・祝日はお休みなのが申し訳ないのですが、平日は結構遅くまで人が居ますので
 
気軽にお立ち寄りください。

ワンフェスで展示していた事についてはどれも、かなり詳しくご説明が可能です。
 
特定の製品や商売に偏らない、普遍的な情報や知識を得たい… という時には打ってつけです。

というか、世界でもここしか無い、と言ってよいです。
 
3D形状データに関しては、ある意味、毎日ワンフェスやってますから(笑)
 
秋葉原でお会いしましょう。
 
 

(加筆)3Dプリンタ のお話

2010年02月06日 | □CAD/CAMな日々
 
ワタシ、このブログで去年の9月26日に、こう書きました。
 

>周囲の人にはずっと言って来てますが、本当に小型機の3Dプリンタ市場が花開く時は、
 
>Canon、EPSON、Roland D.G.、HP、Brother…辺りがこの市場に参入する時かな?…と思う。
 
 
ホントにホントに、そう書きました →それを見てみる

で。

このニュースだ…

「HP、Stratasysと提携して3Dプリンタに参入・年内発売」
 
ね?

<以下、加筆部分>
Stratasys社とHP社は、ワタシと同じ事を考えたと思う。社、というか、これは間違いなく
  
どちらかの特定の社員、1名とか2名だろうな。

余談だけれども、この「1名か2名の閃きで一事業の戦略を牽引させる」ということが、
 
私たちの国の企業では今、本当に出来なくなっている。
 
技術が無いんじゃない、知識もある、調査能力もあるんだ。
 
多分、「ヒトを見る目」と「勇気」が足りない。主には、企業のトップに立っている人たちに。

さて、話題を戻そう。
 
新しい市場に入っていくに際して、2つのことが大事。
 
1.100万円以下の3Dプリンタは、今までのRPマーケットとはまるで違う、ということ
 
2.この市場に一社の力で入って行くことは賢い選択ではない、ということ
 
これ。
 
1.は今まで設計・製造業界の試作という観点で市場を捉えていたStratasys社が持っていない部分。
 
2.は、HP社が持っていない、主に特許など技術的な部分
 
両方を1社で揃えようと頑張っていると、時間がかかり過ぎて市場をリード出来ない、と
  
危惧したこともあるだろう。正解だと、思う。
 
もしこの体制が上手く機能すれば、Stratasys社の機械は一般の市場からのフィードバックを受けて
 
さらに洗練されて行くとも、考えられる。 
 
数か月前、老舗RPメーカーのアメリカ本社から割と偉いヒトが来た。
 
そこで、こんな話をしました。
 
「100万円以下のマーケットは、トータリィ ディファレントだよ」

「だから、ストラーテェディ マスト ビィ チェインジド」
 
「…ノゥノゥ。特許や仕上がりや技術とは違う競争が始まるんだ。コンペティションのポイント ウィル ビー チェインジ」
 
「アライアンスでやるべきだよ、そうすればゲット ファスター トゥ ゲドイン トゥ ディス ヌー マーケッ だよ」

「僕には良いアイデアがあるよ、ベストなアライアンスさ じゃぁね、チャオ!」
 
(イタリア系だったから、そう挨拶しただけ)
 
・・・多分、よく分かってなかったかも知れないけど(笑)

でも、Stratasys社+HP社 のニュースに触れ、少し気付いてもらえたかも知れない。
 
<加筆部分、終わり>

さて、Canonさん、EPSONさん、Brotherさん、Roland D.G.さん
 
この市場での勝負は、まだ始まるか始まらないか… というタイミングです。
 
まだまだ、これからです。
 
ワタシは、きっと皆さんのお力になれることでしょう。
 
平日は、ココに居ます。 →ココ

明日の日曜日は、ココに居ます。 →ココ 

ご連絡は、お気軽にどうぞ。
 
お役に立ちます。 

 
ただし、ワタシは、このニュースよりもさらに少し先を見ていますけれども。
 
 

ワンフェス2010[冬] 卓番号は D24-01

2010年01月21日 | □CAD/CAMな日々
<業務連絡>

3D-GANの twitter が始まったようです。
 
http://twitter.com/3dgan →フォローする
 
ちなみに…書いているのはワタシではありません。
ナゾの3D-GAN会員さん、とだけ明かしておきましょう。
フォローしてみてくださいね。
 
 
<本文>

・・・忙しいんです… 
 
あれも・これも・それも・向こうも…
 
と、やってきた自分自身が今のこの状態を作りだしているのですが、
 
仕事の量もさることながら、仕事の種類が多くて大変。
 
一個々々の仕事の質が落ちてしまい、ご迷惑をかけたりしておりまして… 
 
反省して、やり直して… そんな日々です。
 
『ワンダーフェスティバル2010[冬]』が、来る2月7日(日)幕張メッセで開催されます。
 
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」がまとまって出展しますよ!
 
どうだ、20卓!!

というお話はお伝えしたとおりですが、今日、写真のダンボール箱が届きました…
 
「ナニ?…箱…だと?」(いつもは封筒なんです)
 
と思いつつ開封すれば、コレだ。
 
ディーラーパス、50名様分(爆)
 
何と言いますか、事実は事実として分かっていても、こういうボリュームで見ると驚く。
 
こうなりゃあれだ、いずれは某展示会主催業者のようになってだな…
 
いやいやチガウ。本来こういった催しは
 
「業界団体」が主催するべきもののはずなんです。
 
モーターショーだって、JAMA(日本自動車工業会)の主催ですからね。

業界団体が主催して、しかる後に、実務を広告代理店などに委託する…
 
これが、まっとうな姿だと、思います。
 
そういった「業界団体」が存在しないことが、今までおかしい位だったんじゃないだろうか?
 
3Dデータを使った、CGやCADやCAMやCAEやRP(3Dプリンタ)や工作機械や… この業界には
 
「同じ産業界なんだ」という意識はない。当然まとまりがある訳ない。
 
せめてソフトウェア企業くらいは、そのまとまりがあっても良かったんじゃなかろうか?
 
と、思う。(今じゃM&Aが進んで企業の数自体激減しましたけどね…)
 
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」は
 
「3D形状データ産業」という産業界を創り、振興するための活動を行っています。
 
それがワンフェス、っていうのはどうさ?
 
という話もあるのですが、少なくとも4万数千人のご来場者にこの世界を見ていただけるにしては、
 
安価で安全で有利な、機会であると信じております。
 
街へ出て、今まで話したことも無かった人たちに、この私たちの3Dデータの世界を理解してもらおう。
 
そこからです。
 
「業界の外に向けての言葉を持てないと、その業界は衰退する」
 
と、思う。少なくとも、新しい人が入って来ない。
 
ま、新しい人が入って来ないってことは、衰退するってことだ。
 
♪そーんなのは いーやだ♪(笑)
 
だから君はいくんだ ほほ笑んでー♪・・・
 
さ、眠ろう。

(修正)護衛艦きりしま も、3Dデータでね

2010年01月06日 | □CAD/CAMな日々
 
新年早々、イージス艦です。
 
なんじゃ?と思われる向きもあるかも知れませんが、これ、紙です。
 
ペーパークラフトってやつですね。子供のころにやったと思う。
 
そもそも航空機とか、橋梁とか電車とか。艦船とか戦車とか。
 
ホンモノが鉄板を曲げて作っているものは、ペーパークラフトと相性がいい。
 
なぜなら、テンション(張力)のある板を曲げて(塑性変形)溶接(紙はノリづけ)してるから
 
カタチに意外と無理が無い。自然だ。



プラスチックのように、材料をドロドロに溶かして型に流し込む…(鋳物だね)
 
という手法よりも、ただ折っただけでピンと角が出たり、押える場所によって
 
特徴的なカーブが出たり(鉄板にも紙にも張力があるからね)で、リアルっちい。
 
逆に言うと、ホンモノからしてペーパークラフト的な作り方をしてる…とも言えなくはない
(まぁ、言ってみれば、だけど)。
 
新幹線や飛行機の鼻先のようにヘラで絞ったボウルのようなカタチは紙ではツライのだけれど、

(金属は伸びるけど、紙は伸びないからね…)
 
それ以外はかなりイケる。
 

 

 
「ペーパークラフトって、紙に書いた2次元じゃん?」
 
と思ったアナタは、甘い(笑)
 
そう、確かに売っているペーパークラフトは、紙に印刷してある2次元です。
 
それを3次元(=立体)に組み上げる工作だ。
 
でも、このキット自体を作っている人はどうやって2次元の紙にしているのだろう?
 
これね、ワタシも知らなかったよ… 一回3次元データとしてモデリングして、
 
その立体の開口部を決めて、平面に展開しているのですと
… 元は3Dデータなんですね。
 
ここで気が付く人が居ると、思う。
 
そう、「一回3Dで立体を定義して、それの展開を計算させる…」というのは、
 
CADで言うところの、「板金(シートメタル、Sheet Metal)」という機能そのものだ。
 
当然、CADだから、折り曲げしろとか溶接しろとか、そういうのが自動で入って
 
完成時(=曲げた後ね)の寸法を実現するような機能も付いてる。
 
でも、まぁ、一番大事な機能は同じこと。
 
あーあーあー、なるほどねー… と、結構驚いた。
 
こういった製品に高価なCADなどは使えないと思うので、実際にはCGソフトで
 
3Dモデリング→展開 をされているようです。
 
鉄板を曲げて作ったモノは、ペーパークラフトにしても自然… 
 
なんて言いながら、その設計まで同じような手法が使われているなんて、
 
スミマセン、想像力が足りませんでした。
 
熱心に読んでくれている方はお気づきだろうけれど、
 
ワタシ、こういうのが大好きだ。
 
3Dの形状データが、こうして自分の予想外のところで活用されているのが
 
すごく、うれしい。
 
これを設計している『Socra Spot』さん
 
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」のワンフェスブースにも、ご登場です!
 
この写真の完成品は、「3次元形状を活用する会:3D-GAN」事務局に展示中です!!
 
絶対見ておいたほうがいいです! 
 
あ!これね。
 
ホンモノを写真撮影した画像をテクスチャとしてマッピングしてあるらしい。
 
どうりで色とか小物(小物は印刷で表現されてます)がリアルだと思ったよ!
 

日経ビジネス ON LINE に出ました。

2009年12月21日 | □CAD/CAMな日々
 
クルスの冒険です。
 
日経ビジネス ON LINE 『川口盛之助の「ニッポン的ものづくりの起源」』
 
で紹介されました。
 
少々分量のあるコラムなので、全部読むには無料のユーザ登録が必要ですが、
 
この際登録してぜひご一読ください。

あ、このコラムったら書込みが出来るのですよ。もちろん、他の人の書込みも読めます。

ぜひ、感じたことを書込みしてみてください。
 
さて、そのタイトルは…

“あなたの机の上が“工場”になる時代”
~三次元プリンター普及が変える日本のモノづくり~

うん。イイ!素晴らしい!
  
とてもありがたい。
 
このコラムを書いていらっしゃる川口盛之助氏ですが・・・

お会いしたのは2回目か、3回目なのだけれど、
 
私が話すことを、すごく楽しんで聞いてくれまして、
 
ほとんど誤解もなく「ストン、ストン」と音がするごとく
 
正確に理解していただける…。
 
とても優秀な聞き手、ということももちろんあるのだけれど、
 
「…もしかすると、結構同じ所を見て、似たようなポイントを大事だと思っているのかも・・・」
 
と、感じたりしています。(と言うのも、おこがましいですかね・・・?)

まぁ、多分にワタシが乗せられているのだけど(笑)
 
…閑話休題
 
ワタシは、技術の話がすごく好きです。
 
いや、ホント。文系なのだけれども、数学の勉強はサボりにサボったのだけれども、
 
大好き。自分もそうありたいし、科学や技術に対しては誠実である人が、好き。
 
ここでも何度か書いていますように、
 
「理数系や技術者が論理的思考であるとは限らない、
むしろ論理的思考において、理数系や技術という属性は関係が薄い」
 
とも思っています。法律家は論理性を求められるけれども、文科系だしね。

そういうこと。
 
つか、ヒトの属性を、「文化系」とか「理数系」とか「体育会系」とか「メタル系」…とかに単純に分類するのが
 
バカバカしいから、嫌い。
 
よって(?)イマ・ココ、そしてこの先の技術のあり方…
 
という事を考えるに、とても重要になるのは
 
「共感が得られる技術」

であること、だと思ってます。

技術は技術として存在することは出来るのだけれど、それは「つぶやき」でしなかいわけで。
 
公的な姿勢を持って、世間に対して発信してはじめて、
 
「つぶやき」は、技術として認知されるわけですね。

技術が「つぶやき」を脱するためには、コトバや物語を身にまとう必要があって、
 
ワタシはそれを、「コンテンツ性」と呼んでいます。
 
「共感」とか言うと、すぐに 「B to Cはね」とか「これはコンシューマじゃないから」とか
 
言うヒトも出てきますが、もうその「B to B」とか「B to C」とかいう属性分類も
 
古い。あまり役に立たないんじゃなかろうか?
 
我が国の製品やサービス、技術なんかが評価されているのだとしたら…
 
それは単純に「技術」にその理由があるのではなくて、
 
「共感を得られること」・「お客様本位であること」・「商品にコンテンツ性があること」…
 
そんな無形の要素が元来から重要で、その上に、それら無形の価値を実現するために
 
手段としての「技術」が必要だったのだろうな…
 
と、思うわけです。(なにせお客様本位、という概念を英訳するのは難しい!)

ワタシは、「スゴイひとだ」とは思われたくないです。

そんなことで頑張っていたく、ない。第一、あんまり凄くないし。
 
ただ、「共感する」と言われたい。共感を得るためなら、頑張っちゃう(笑)
 
そう心から願っている、そういうタイプの人です。

万人から共感を得るには、芸人さんやミュージシャン的な才覚が必要だろうけど、

ワタシにはそれは無いので、自分の専門分野で共感されたい、と願っているわけです。

だから、酒飲んで酔っ払うと、何というか… アジっぽい語り口調になるんだよねぇ。
(魚じゃないよ、アジテートですよ)

これは、少し反省してる…
 
…つまり、危険な人物ですな(笑)
 
オルグしちゃうぞ (←オイ!)
 
あー… そっか、ワタシったらオルグ… してるんだ… そっかそっか…

妙に納得した。
 

株式会社 マスターピース ができました

2009年12月16日 | □CAD/CAMな日々
 
以前、このブログでも少しだけ触れていたのですが。
(その後、意識的に伏せて来たのですけどね)
 
3D-GAN会員の一部有志で温めて来た『masterpiece』というプロジェクトが、
 
会社になりました。
 
温め方が良かったせいか、どうなのか、今はまだ分かりませんが
 
有志のプロジェクトではなく、企業活動として行う
 
ということになりました。

株式会社 マスターピースの代表はワタシ 相馬達也が仰せつかっています。
 
ここに至る経緯や変遷など、とてもブログに書き切れるものではないので、
 
割愛させてください… というか、少々時間をかけてでも書いて行ければいいな…
 
と、考えています。
 
自分でも、説明に少し手間がかかるけど、きちんと説明しないといけないな…
 
と、思っているのです。
 
さておき、ワタシは
 
○「3次元形状を活用する会:3D-GAN」事務局
○株式会社 ツクルス代表
○株式会社 マスターピース代表 

という、3つの立場を持つことになりました。
 
…大変だ、コリャ(笑)
 
今日の時点で多くは書けないのですが、
 
これだけはハッキリとお伝えさせてください。
 
以上3つの立場は全て
 
「世の中に3次元形状データの利用を広く普及させる」
 
という大目的のために、それぞれが矛盾なく、スッキリとつながっているものです。

例えるなら、3D形状データがjpgやbmpのように、一般の人々のPCに多数存在するようになること…
 
その大目的のため、どれも必要なものです。

そして、株式会社 マスターピースの存在は、
 
「どこそこが競合だ」
 
という事のない商売だと思います。
 
つまり、あまり世間に類例のない仕事になるということです。

 
株式会社 マスターピースは、以前にもまして
 
「3Dデータをモデリングする人たち」
 
と密接に関わり、皆さんと一緒に世界を変えて行く仕事
 
になるでしょう。(たぶん)
 

この辺りの詳しい事業説明会などは、年明け早々から実施する予定です。
 
3Dモデラーの皆さま、ぜひご参加ください。
 

 …以上、なんかシレっと書いてきましたが・・・
 
「株式会社 マスターピース」で行う事業は
 
すっげぇ、やりたかったんだよね(笑)それも、ずっと前から。

いや、マジで(笑)
 
かつてSDRC(今のSiemens PLM)、Autodeskや、think3、グラフィックプロダクツ、リアルファクトリーで

ワタシと一緒に仕事をしていた人の中には
 
「ソウマ、ずっと同じこと言って来てるからなぁー…」
 
と、ニヤニヤしている人も居るかも知れない。
 
それくらい、ずっとずっと、これが必要だと思い続けて来た事業です。
  
ずっとやりたかった。
  
さて、来年はさらに楽しくなることでしょう。
 
このお話は、機会があるごとに今後もいたします。



株式会社 マスターピース、始動です。
(と、思ったら年末なんだけどね …苦笑)



CADdoctor(キャド ドクター)ですよ

2009年12月01日 | □CAD/CAMな日々
昼休みです。
 
えー… 前々回書きました…
 
「STLをIGESに変換するには(from stl to igs/iges)」
 
のトピックに、いくつか問い合わせをいただきましたので、
 
触れておきますね。
 
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」事務局に設置してありますのは
 
『CADdoctor』というソフトウェアです。
 
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」会員企業でもある
 
株式会社エリジオンさんのご厚意により、設置させていただいております。
 
F1のですね、「ルノーF1チーム」でも開発の屋台骨を支えている優れモノのソフトですよ。

F1って、厳密には毎週違うクルマを走らせているようなもので。
 
前回のレースで見つかった問題は、翌週のレースに間に合うように改良をする…
 
というくらいの激烈なペースで、開発がずっと続くわけです。
 
クルマというのは、数多くの部品メーカーから来る部品で成り立っていますから、
 
その中には、設計に使う3D形状データがそのままでは使えない…という問題もあるわけです。
 
そこで、非常に高精度なデータを正確に変換する…必要があるんですね。
 
エンジンやタイヤのように、正面にババンと出ては来ないけれども、
 
ある意味、巨額の予算を注ぎ込むプロジェクトの成否を握っている重要な技術要素です。これ、大事。
  
で…

F1のチームも使うけど、フィギュア作りにも使われている…というね(笑)
  
これが、3D-GANっぽいところですね。
 
実際… 
 
「このソフトはクルマ用なんですか?」
 
とか、質問される人いますけど…あんまり意味無いですからね。
 
データは、データです。
 
本当のハナシですが、データとして見るならば、
 
本物のクルマのデータも、ミニカーのデータも、本質的には同じですからね。
 
極端な話、ね。
 
でも、本当のことですよ。
 
家しか設計して来なかった人よりも、散々ミニカーをモデリングして来た人の方が、
 
確実に自動車メーカーの業務には、適していると思います。
 
ということで、
 
ちょっと『CADdoctor』触ってみたい、試してみたい!
 
という方は、お気軽に秋葉原へ!