3D CG, CAD/CAM/3Dプリンタ な日常でつづる クルスの冒険ブログ

このブログは引っ越しました!引っ越し先は…「とある思索の集合演算」と検索してみてください。よろしくお願いします。

このブログは引っ越しました

2010年08月03日 | □CAD/CAMな日々


このブログは引っ越しました。
 
引っ越しても、内容はまったく変わりありません。
 
 
引っ越し先はコチラ…
 
3D-GAN理事長 株式会社ツクルス 代表  相馬達也のブログ

「とある思索の集合演算<ブーリアン>」

  
本日も、絶賛?更新中です!

では引続き、あちらで。



ブログを引っ越します

2010年08月01日 | □CAD/CAMな日々
 
長らくご覧いただいて参りましたこの『クルスの冒険ブログ』は

今回をもって更新を止め、別のURLに移転します。
 
今後は、名前も顔も普通に出して行きます。
 
すでに、皆さんよくご存知ですから(笑)伏せる意図も特には無いですし。
 
毎度駄文、ダラダラの長文続きではございますが、引続きお付き合い下さいますようお願いします。
 

記録を見れば2005年7月… って、もう5年も前ですか…
 
え!5年もやってるのか?! 自分でも少し驚いた。
 
このブログを書き始めまして、500回近く。
 
一回の文章量が多いので、合計するとそれなりの量になっているはずだ。
 
拙文ではあるけれど、積み上げた事の意味は何かあるだろう。…たぶん。
 
その間、「本気(マジ)工場」と名乗っていた時期から「クルスの冒険」へ。
 
ハンドルネームによるブログ的な時代から、日本的SNSのmixi的な時代を経て、
 
Twitter的なイマ、という流れもあり。
 
短いながら、歴史ってあるものだ。
 
熱心に読んでいただいている皆さまはご存知だと思いますが、
 
このブログで言っていることって、この5年間ほとんど変わってない。
 
流行りでやってる訳じゃなく、本当に自分がそう思っている事しか書いていないので
 
変わりようがない、というのがその理由です。
 
ビジネスとして儲かるから、3Dデータにまつわる事をやっている人も居て、それが普通なのですが、
 
どうもワタシは、そうでは無いようです。
 
もう4~5年前ですが、前職のリアルファクトリーにあった時も社員に向かって
 
「カネだけ儲けたいならCADとかCAMとかよりもっと有利な仕事はあるよ」
 
「もうじきCADとかCAMとかの就業人口は減らさざるを得ないから、全力で多角化しなきゃダメだよ」
 
と、言って来ました。サブプライムローン問題なんてののずっと以前から、そう見てました。(実際書いてたし)
 
何にだって製品としてのライフサイクルがあって、それなんだ、ということですね。

じゃ、何でこれやってるの? と言えば、好きだから、やってる。
 
好きなことで、それなりに食って行けたら、最高じゃないか…
 
と思うから、やって来てます。
 

それと、随所で書いて来てますが、世間様に働きかけようと思うと、
 
それはそれは、本当に時間がかかるものでして。
 
同じ事を言い続けることに自分で飽きてしまう、という内なる闘いが、ある(笑)
 
それに打ち勝つには、「本当にそう思っていることを書く」しかない。
 
これは、この先も続けて行こうと思っています。
 
…続けるも何も、それしか出来ないんですけどね。
 
ご覧になり、期待を寄せていただいている皆さまの中には、
 
「なんだよ、全然世の中変わらないじゃないか、もっとどんどん派手にやってさっさと変えろよ」
 
的な感情もおありになるかも知れません…
 
が、そんなもんじゃないって(笑)そんな風には変わりません、て。
 
それでも、何もしない状態よりはずっと物事は前進しているものと、感じています。
 
最も変化させなければいけないのは、実は世の中の方では無くて
 
「現在すでに3Dデータを使ってお仕事をしている人たちの意識」
 
なんです。これが変わることが、世の中を変えるために最も重要なものです。
 
 
3D CADやCGの存在なんて、世の中全体で見たらまったく小さいものです。
 
Autodesk?ダッソー?広い広い世の中に対しては、ぜんぜん影響力は無いです。
 
3Dデータ? 一生のうちにほとんどの人が一度も意識しません。
 
3Dスキャナ?3Dプリンタ? これもまた、だーれも知りませんよ。
 
それくらい、世間一般の中で占める割合というのは小さい。
 
それを自覚して、世間一般に理解されるよう働きかけることでしか、
 
3Dデータに関する新しい市場は創造できないことでしょう。
 
世間一般に理解されるためならば、それがフィギュアやアニメ、ゲームやエンタメ…
 
何だっていいじゃないですか。むしろ3Dデータはそれらと相性がよいのですから、
 
(言葉は悪いですが)どんどんすり寄って行くべきだと、思います。
 
世間における3Dデータが占める位置が小さいように、
 
ワタシ個人だって、狭い世界の住人なわけでして。
 
3Dデータのフロンティア(未開拓市場)を創造するには、
 
すでに世間一般から関心を持たれている様々なジャンルに、3Dデータとしてどう関われるのか?
 
これを、全力で考えて、身体を動かして、知らなかった人と会って、
 
訴えかけて行く以外は、ありません。
 

ということで、ワタシ、相馬達也のブログは引っ越しをします。
 
 
引続き、Twitterはやらないでしょう。

初めて見てすぐに、「あ、これは自分やらないわ」と思いましたが、それは変わってないです。
 
あれは、何かつぶやくと、つぶやいた本人の意図しない相手にも
 
「…これって、自分のことじゃないか?」
 
と、感じさせ易い性質があるからです。
 
それが批判的な発言であるほど、ネガティブな発言であるほど
 
読む人にそう感じさせ易いように、思います。
 
なんだろう? 自分が一般論として書いても読む人には個別論としてとらえられやすい
  
という事でしょうかね?
 
それに陥らないためには、さし障りの無いコトバに終始しないといけない。
 
さし障りの無いコトバに終始するのはつまらないので、やめておきます。 

iPadも、見た瞬間、「イラネ」と思いました。買わないと思います(笑)
 
iPhone…は、そのうちスマートフォンは買うでしょうけども、Appleではないと思います。

タッチパッド、好きじゃないから。 

道具というのは、程よく機能が分かれているのが良いもので、ワタシには
 
・デジタルオーディオプレイヤー
・ケータイ
・ノートPC
 
の区分けが一番合ってます。だからワタシはmp3プレイヤーって、

初代iPod Shuffle 1Gの愛好者なんだー(あの白いヤツね 笑)いまだに。

というか、気に入った道具なので、使っているモノに加えて新品を2コ持ってる。
 
壊れてもいいように。
 
毎日持ち歩く道具くらいは、自分の基準に従順でいることに、してます。
 

引っ越し先の…

『とある思索の集合演算<ブーリアン>』
 
引続き、よろしくお願いいたします。中身はほとんど変わりません。

話題も変わらなければ、相変わらず長いと思います(笑)
 
タイトルに関するツッコミは、お断りします(爆)


ではまた、あっちで。



ワンフェス2010[夏] お疲れ様でした

2010年07月26日 | □CAD/CAMな日々
 
25日(日)非常に暑い中、ワンダーフェスティバル2010[夏]が開催。
 
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」でも会員有志での共同出展をいたしました。
 
・どうしてワンフェス(模型、フィギュア、造形におけるコミケ)なの?
 
というご質問にとてもシンプルにお答えすると…
 
・3Dデータのリテラシーを一般が獲得し得る、アーリーアダプターが最も多い場所だから
 
と、なろうかと思います。
 
常に、「え?じゃあ、3DデータはBtoC相手で行くの?」と尋ねられるのですが…
 
その質問には少し丁寧に回答しないといけなくなります。
 
3Dデータにまつわる市場を、今以上に豊かにしよう、成長させよう、と考えた場合。
 
現在すでにその市場である領域は、成熟してしまって成長余地が無い、と見てよいです。
 
CAD,CGと呼ばれる市場と、その周辺産業には、成長の余地は大きくありません。
 
なので、今までCADやCGのお客様でなかった人たちに、
 
「3Dデータって、ウチらの仕事に使えるかも…」
 
という風に、発見されなければならない、 と思うのです。
 
この「彼らに発見される」という所がポイントです。
 
例えば、料理に3Dデータが使えるのだ、としましょう(例えですよ、例え)。
 
「よし、料理の産業に3Dデータを使ったサービスやツールを売り込むぞ」
 
と思っても、自分たちが料理(=お客様の適用業務)を知らないのでは
 
マトモな提案も開発も出来はしません。当たり前です。
 
しかも、今まで自動車産業を頂点、ある種の基準として形成されて来た3Dの産業は、
 
自動車以外の産業の「単価」を受け入れ難いのです。

自動車に比べれば、ほとんどの産業は工数単価が安い、と見ていいです。

非常に真面目な頭としては・・・

・新しい領域の仕事を学び(料理ね)
・そこに3Dデータ活用の余地を見つけ
・提案し、開発し
・導入してもらう(新市場)
 
となるのでしょうが、…それって、正解だろうか? と。
 
そんなことやっているほど世間は狭くは無く、それぞれの専門とは深いものではないだろうか? と。
 
ちょっとマジメな頭を外して、…例えば画像データがほとんど全ての産業分野に適用されていく過程で
 
画像データの側から、「各産業向けのソリューション提案」なんてあったのだろうか?
 
無いでしょ。無いと、思いますよ。
 
画像データを扱うことがハイテクであった時期は、そうでしょうけれども、
 
あるタイミングを持って、広く世間一般の人たちが
 
「PCやネットワークでは画像データが扱えて、それはこんな風に使える」
 
というリテラシーを獲得して、
 
「それなら、自分らの仕事にこの画像データってやつが使えるんじゃね?」
 
と、考えたはずなんですね。
 
そういうタイミングが必ずある。
 
つまり、「画像データを発見」してもらったわけですよ。
 
ワタシは、3Dデータが画像データを超える規模の産業になるとは思っていません。
 
ほとんどの場合、画像の方が需要が大きいです。
 
でも、それにしたって3Dデータが世間に知られていないにも程がある(笑)
 
3Dデータにまつわる産業に成長の余地があるのだとしたら(あると思いますよ)、
 
それは、

「PCやネットワークでは3Dデータが扱えて、それはこんな風に使える」

というリテラシーが一般に獲得されて
 
「それなら、自分らの仕事にこの3Dデータってやつが使えるんじゃね?」
 
と「発見される」必要がある、と考えているんですね。

なぜか?
 
うん、3Dデータって、「ソリューション(解決策)」ではなくて「ツール(道具)」だからです。
 
道具としてその存在を広く知られることで、それぞれの専門家がその使い道を考える…
 
という、市場拡大のパターンを3Dデータは、いまだに持てていない、というわけですね。
 
それこそが、問題の本質だろうな、と。
 
なので、「広く一般に知られる」ことに有利で、親和性が高い場所で
 
3Dデータについてアピールを続ける、という事が必要だと考えているのです。
 
それが、ワンフェスだった、と。
 
4万を超えるご来場者は、月曜になればそれぞれの職場に出勤して、

決して全員がフィギュアや模型の産業に従事している訳ではありません。

皆さんがそれぞれの専門を持ち、日々の仕事をなさっているわけです。
 
そんな来場者の皆さんが
 
「…あ、この仕事には3Dデータを使えばいいんじゃないか?」
 
と思い付いてくれるその情報、知識、リテラシーを持っていただくことが
 
3Dデータにまつわる新市場を創造することになるでしょう。
 

もちろんワンフェスだけやってりゃいい、なんて思っていませんよ(笑)
 
以上のような思考の果てに、ワンフェスがあるんです、というお話です。
 
もし、「それならオマエ、もっとこうした方がいいぞ」 というご意見あれば、

ぜひお聞きしたいとも考えています。


ワンフェスで3Dといえば… 卓番号5-16-01

2010年07月12日 | □CAD/CAMな日々
 
気がつけば、ワンダーフェスティバル2010[夏] まであと2週間ほど。
 
半年に一度、お馴染みの画像を出します。

はい、ドン!(笑)
 


大量のディーラーパス(出展者用入館証)であります。60枚だ!

(と、いう事はブースに60人が居るのか!!驚きだ)
 
今回もまた、我々「3次元形状を活用する会:3D-GAN」は20卓の規模で会場にお目見え!
 
 
・3Dモデラーさんたちの実績、実力を垣間見るもヨシ
 
・最新の3Dプリンタやスキャナをチェックするもヨシ
 
・充実しまくってる出力サービス、3Dスキャンのサービスに驚愕するもヨシ
 
・3Dのプロセスから産み出された製品に目を見張るのも、これもヨシ

・金型や量産技術を身近に感じて、次の一手を考えるもヨシ

 
…と、とても充実した出展になっています。
 
「へー…すごいねー… でも3Dでフィギュアや模型なんて…まだまだでしょ?」
 
そうお思いのアナタ。 それは間違ってます。ええ、キッパリと言えます。
 
ここでも何度も書いて来ていますが、「手か?3Dか?」という議論はどうでもよくて、
 
アラ?あの原型師さんも3Dと手の併用?
 
という有名な方の実績もありつつつ、

オヤ?最近は一般の趣味でやられてるディーラーさんも3Dの活用が増えましたねー…
 
というのが、イマの状況、です。この流れはどんどん太くなること必至。
 
適材適所、3Dも手も、それはつまり道具ですからね。
 

加えて… 今回の「3次元形状を活用する会:3D-GAN」は
 
アノ版権もの… コノ版権もの…
 
という、有名版権キャラを対象とした展示も増えている模様!!
 
楽しみです。
 
道具だ技術だ、最先端だ、という見方も楽しいですけれども
 
単純に、 「へー…3Dデータを使えば、こういうことが出来るんだー…自分にも出来るかなー…」
 
という目で見ていただくのも、楽しいでしょう。
 

ワタシも会場にずっと居ますので、気軽に声をかけてくださいー
 
(あ!顔を知らない人は… 「事務局の中の人は誰ですか?」 と、お気軽にどうぞ!)

7月25日(日)幕張メッセで、会いましょう!

卓番号は、5-16-01ですー。



<<業務連絡!>>
当会、3D-GANでは…

 ○3D CG、3D CADを使うプロセスを駆使してワンフェスに出展している皆さまが大好きです。
   
 ○3Dデータなディーラー様で、個別に出展されている皆さま。
  ぜひ次回から、当会3D-GANの会員さんと共同出展いたしましょう!
  皆で固まって出展することで、集客効果が高まり注目度もアップします。
  当会の共同出展では、物品の販売も行っていただけます!
  
 ○3D-GANは、皆さまのご参加をお待ちしております。
 
 ○スミマセン… R-18ものは、展示をご一緒出来ませんので予めご了承ください。。。
 

3D-GAN、『日経ものづくり』に出ました

2010年07月01日 | □CAD/CAMな日々

色々な人に日々沢山お会いしていると、相手の方がワタシにどういう印象を持つのか?
 
という事について、これが千差万別で、実に勉強になります。
 
ブログでは、「アニメ!」とか言ってる日々が続いているので、
 
「なんか、エンタメとかCG系とか、そういう専門なのだろうな…」
 
と、お思いになる方も最近多いです。
 
実際、3Dデータを使うエンターテイメント系のお仕事の方々とも交流は増えてきまして、

(あ!今度、GAINAXさんのUstream中継にも出演します!…これがホントにあのガイナックスさん 笑)
 
中身についても詳しくないわけではない、のですが、ワタシ自身はずっと
 
3Dの設計・製造系を専門としている自意識は、あります。
 

 
ということで『日経ものづくり』からの取材を受けまして、今月記事が掲載になりました。
 
この記事を書かれた記者さんがとても聡明な方で、非常にありがたい事に
 
偏見などから離れ、且つ分かり易く文章をまとめてくれています。
 
こんなに具体的で、スッキリと「3次元形状を活用する会:3D-GAN」をまとめていただいたのは
 
もしかしたら初めてじゃないだろうか? というくらいのありがたさ。
 
3D-GANの会のコンセプトも押さえていただき、実際ここで何が起きているか?という
 
実例も、遠方まで行って直接取材していただき、もう何も言うことはありません。

『日経ものづくり』は、3D CAD/CAMをお使いになる方々の間では広く購読されていますので
 
そういった皆さんにもこの記事をきっかけに関心をお寄せいただけることを
 
願っています。
 
・3D CAD/CAMでお仕事をされている皆さま
・3D CAD/CAMソフトウェアのお仕事をされている皆さま
 
秋葉原でお会いしましょう。
 


つまり、ワタシの専門とは、「3Dデータに関すること」なんです。
 
3Dデータを映像用、製造用、ゲーム用、ジュエリー用、建築用、医療用… という風に考える事を
 
「それは、むしろ世界を狭くするよね」
 
と信じ、言い続け、生業にもしています。
 
このジャンルにおいては、第一人者だという自負もあります。
 
このジャンル自体を定義して、身体も動かして来たわけですから、そりゃあ第一人者でしょう。

どんな流行らない事でも、最初にやれば第一人者ですから。

それが世の中で一般化するかどうかは、ワタシにも分かりません(笑)
 
幸いにも、予想以上に多くの方々から賛同をいただいて来ています。
 
やれるだけ、やります。
 
やってるうちに、未来は開けるもんでしょう(たぶんね)。


STLポリゴンからIGESに変換したい(from stl to igs,iges)

2010年06月10日 | □CAD/CAMな日々
 
RPGゲームには、アイテムを手渡してくれたり、売ってくれたり
 
謎を解くヒントをくれる存在がいる。
 
自分がプレイヤーになってそういう店やキャラクターを訪ねることはあっても、
 
武器屋の店主や預言者なんかになって、主役であるプレイヤーの訪問を受けるという経験は普通あまりない。
 
(…あ、ネトゲではあるのかな?知らん)
 
ワタシは今、その武器屋とか預言者として、勇者が立ち寄るのを待っている立場を味わっています。
 

最近

「stlをigesに変換したいのですが、どうすればいいでしょうか?」

というご相談をたくさん受けます。
 
質問いただくその頻度といったら、少し驚くくらいのもので、
 
1日に2組から全く同じ質問を…という日も結構あります。
 
「…あれ?あなたもデスカ?…アレアレ?」
 
という頻度。
 
1日に2回、週に3回、4回とあると、まるでデジャヴのようです。
 
それも、あちらからわざわざ足を運んでいただいて
 
「stlをigesに変換したいのですが?」
 
というご質問を頂戴します。
 
このご質問に回答する事は、簡単です。
 
とりあえず変換したいカタチの特徴をお聞きして…
 
「あ。そういうカタチは何とかなりますよ、細部は分かんないですけども…」
(こういうケースはとても少ないです。その理由は、ちゃんとあります)
 
「お?そういうカタチは無理ですね、ええ、駄目でしょう…」
 
「ちなみに、正確には“変換”は出来ないんですけどね」
 
と、お答えするだけです。

…でも、わざわざワタシをお訪ねいただいて質問していただく方には、
 
単にそれを回答するだけでは全く不十分なのだと考えています。
 
実際には

「何のためにigesにしたいのか?」

を知る必要がありまして

「なぜ“変換”できないか?といいますと…」
 
という理由の説明が必要で

「ではどうすれば良いか?」
 
という具合に、情報・知識・思考のプロセスを踏んでいただく必要があると考えているのです。


こういう方が来た場合

「あ~それはアレですね?中国か香港か台湾の金型屋さんから、送ったstlを突っ返されて、
igesかstepかsldprtでよこせ、と言われましたね?」
 
と言うと、まるで超能力者か予言者でも見るように
 
「どうして分かるんですか???」
 
と、いう反応が返って来ます。預言でも超能力でもありません。
 
単に、全く同じ質問を何度も何度も受けている、というだけのことです。


こんなスーパーニッチな質問をされる方が多数、わざわざお越しになる場所は、
 
世界広しと言えどもここだけです。他にありはしません。
 
このヒトと情報の集積は、驚くべきことだと思います。自分でも驚いてます。
 
そしてこういった事を、世界で一番分かりやすく、上手に説明出来るのも
 
他には無いでしょう。ワタシは、これには絶対の自信があります。

なにせ、こなして来た場数が違う。
 
このご質問には、

「この商品を買えば大丈夫デスよ」

という事は、残念ながらありません

「このヒトに、この会社に会えば何とかなりますよ」

という事は、あります。

それでも完全ではなく、まだまだ改良すべきプロセスですが、何とかなるのは事実です。

変換、というのとはちょっと違う話ですし、そのやり方を採用していただけるかどうかも人によって違うのですが。 
 
何より、まず大切なのは

「なぜそうなのか?」

を理解して頂くことであり、その後

「ではどうすれば良いか?」

は、必ずお教えしています。
 
これが、ワタシが「業界団体が要る」と考えた所以です。

すごく大切な事なのですが、こんな事は営利目的の企業活動ではとてもやれません。

やれないから、やらなくなってしまって、
 
今ではCADやCGを売っているお仕事の人で、これをきちんと説明出来る人は
 
とてもとても少ないことでしょう。
 
(なにせCADを売っている営業マンから訊かれる事もあるのですから…)
 

謎を解き、旅の安全に役つアイテムをお求めの皆さま。
  
お探しのアイテムは、ここにあります。

「3次元形状を活用する会:3D-GAN」の活動に、ぜひご参加下さい。
 
今、目の前にあるその問題を解決しても、この先もまた厄介な事は顔を出すでしょう。
 
旅は続くのです。
 
その旅に、私たちはとてもお役に立つ事でしょう。

80社を超えるお仲間も、悩める勇者の皆さまをお待ちです。
 
皆さまは独りではありません。

秋葉原でお会いしましょう。



3Dの新市場(フロンティア)

2010年06月04日 | □CAD/CAMな日々
 
何度でも同じ事を書いておこう。

3Dデータにまつわる市場は、CADにしてもCGにしても成熟し切っていて、
この先目覚ましい成長は見込めない。

それは、日米欧に共通している。
この分野で新興国市場が活発になるにはまだまだ時間がかかり、
第一ワタシは新興国市場と呼ばれる地で暮らす事を望まない。
 
3Dデータにまつわる市場を大きく成長させようとするならば、その対象は
コンシューマ以外に選択肢がない。
 
しかしコンシューマは3Dデータをモデリングすることはない。
安価なモデリングソフトを与える事はこれを解決しない。

使いやすい3Dモデリングソフトを開発すれば… というのもそれを牽引はすまい。
マンガは、最初から今ほど多くの作家が居たわけでなく、まず大量の読者が居たはずだ。
 
3Dデータには道具が不十分なのではなく、「読者」が不十分なのだ。
 
コンシューマは3Dデータが提供されればそれを使って遊び、
それを素材として画像や映像などの創作も行うだろう。
 
ならば。
 
コンシューマに3Dデータを提供し、遊び、創作してもらう環境を作る必要がある。
 
アプリケーションソフトに高額なおカネを払うスタイルは、今もこの先も成立し難い。
特にエンターテイメント分野において、これは確定的だ。
 
しかし音楽・書籍で証明されたように、少額を払ってファイルを購買する文化は根付きつつある。
 
3Dデータはファイルそのものがコンテンツ商品として購入の対象になるべきだ。
つまり、3Dデータは楽曲、3Dモデラーはミュージシャンと対置されるべきだ。
3Dデータの供給者は売れるデータを全力で考え、品揃えすべきだろう。
 
3Dモデラーの存在、3Dモデルファイルの流通環境に加え、
コンシューマが入手した3Dデータで楽しく遊び、創作の素材とする
アプリケーションソフトやサービスは必要だろう。
 
このアプリケーションソフトやサービスは一社が頑張るものでもなく、
開発・販売や、サービスの提供を糧とするディベロッパーと手を携えるべきだろう。
 
ここは、一社がやり過ぎない事が肝要と考える。
 

以上を実現する事で…
 
3Dデータにまつわる市場は、今一度フロンティアを得て市場規模を拡大できるだろう。
 
要するに、世の中にある3Dデータのファイルの数自体が増えさえすれば、
 
自ずと3Dのフロンティアが創造される。
 

同人製造 とか 同人モノづくり と呼ぶことにしよう

2010年06月02日 | □CAD/CAMな日々
 
本日、某新聞社さんからの取材を受けました。
 
業界紙ではなく一般紙、それも全国紙だ… と思って、少し嬉しかったですが(笑)
 
「3D」というキィワードが、「立体視映像」だけでなく
 
「3Dデータ」や、「3Dプリンタ」に及び、その先の「モノづくり」にまでダイレクトに繋がっている…
 
という事を、正確にご理解いただけたのはとても良かったと思う。
 

そこで、「パーソナル ファブリケーション」という言葉も出て来たのだけれども…
  
「ファブリック」=「何かモノをつくる(繊維っぽいニュアンス強い?)」
 
という単語は、私たちの中で外来語として全く定着していないものだから、
 
(そういう意味で、スマート グリッドなども誤解されそうなアブナイ臭いがしますな)
 
「…んー…そうですねぇ… 言ってみれば、同人ですよ。同人出版や同人音楽ってあるじゃないですか?
それをモノづくりでやってるわけです」
 
と、口をついて出た。
 
あ!? 自分でも少し驚いた。
 
何で今までそう言わなかったのだろう?
 
これっていわゆる「同人」じゃん。
 
「同人」という単語は、ほとんど死語であったものが息を吹き返して再定着した
 
割と珍しい単語だと思う。
 
しかも、死んでいた期間がすごく長いにも関わらず、復活した。
 
(これによる誤解って、以前『さよなら絶望先生』のネタにもなってました)
 
これは言わずもがな、「コミケ」のおかげだろう。
 
今や「同人」という単語は息を吹き返し、再定着した。
 
だから、これからは
 
同人製造(業)
 
とか
 
同人モノづくり
 
と、呼ぶことにしよう。
 
尤もモノづくりの場合、「同人」と呼ぶには非常に高価な道具を使っていたり、
 
非常に高度な技術を用いて、中小の製造業さんが本気で加わっていたり、
 
「同人活動」以外ではプロフェッショナルなお仕事をされていりたりする人が多いのだけれど
 
行われている行為の本質は、正に「同人」であるのは間違いない。
 

よかったよかった。
 
またひとつ、初めての人に分かって頂きやすい表現を見つけた。
 
これから適切な時に、使おう…
 


量産しよう (たくさんつくろう)と、思ったら…

2010年06月02日 | □CAD/CAMな日々
 
最初にハッキリ申し上げておきますが、ワタシはこう思います。

・加工全般に職人的技能(暗黙知)は絶対に必要です。今後も不要になることはありません。
・でも、ある部分については形式知化することは可能で、それはもう行われています。
・実際、CAMソフトウェアというのは形式知化のための道具です。
 (CAMと職人という概念は、突き詰めれば矛盾する概念です。突き詰めれば、ですが。)
・もし顧客からの要求がそこそこのモノであれば、顧客にも一定の知識を持ってもらい
 形式知による自動化を駆使することで、市場全体を少し大きくすることが出来るでしょう。
 
なんか、難しいですかね?(笑)

今日の話は、ちょっと大変です。。。
 
よく知っている人と、あまり馴染みが無い人とでは知識の差がとても大きい話題だから。 

しかも、好意的にとらえる人と、懐疑的にとらえる人と、知らないからそのまんま受け取る人と…
 
何のことかサッパリ分かんねー… という人と(笑)
 
いるでしょう。

とにかく反応が様々なのは目に見えている。
 
なので、やや手抜き気味か?と思いながらも… 写真とリンクで押して行く事にしよう(笑)
 

<この黄色い、「PM」って書いたプラスチック部品を作りたい…としましょう>


<いわゆる金型ってものはこうなっていて、それを分かり易く模したモデルです>
*よく出来てますよ!色合いもなんか、“マイ ファースト カナガタ”って感じで可愛らしい(笑)*



 
<各部の名称もきちんと書いてあって>

 
<スライド型とイジェクターピンもあって>

 


結論として、金型ってモノ、量産するって事、を分かり易く伝えてくれています。
 
これが手元にあるだけで、ずいぶんと話もし易くなるものでしょう。

<こんな事を気をつけましょうね、というカタチのサンプルも用意されてます>



どうしてこのビジネスをやろうと思ったのか…? →コチラ

prot labs(プロトラブス)さん、リスペクト!
 
つまり、
 
「3Dデータはある。そこそこの品質で良いから、そこそこの数しか作らないので、素早く、しかも安価に樹脂部品の金型ってできないものかね?」
 
という事に取り組んでいらっしゃるサービス。

「金型発注はすべからくこうなるべし!」 なんて、思わない。
 
ただ、知識のありかは、どんどんユーザ側にシフトして行く事で市場全体が少し大きくなる。
 
これが、ITであり、技術ってもんじゃないだろうか?と、思う。
 
3Dデータをモデリング出来て、それがハンドリングできれば
 
量産だって、限りなく近づくって訳ですよ。
 
選択肢は、多い方がいい。

できれば、このプロセスがポリゴンデータでも行われると、いいなぁ… と、思います。
 
このモデル… ユーザ登録をするともらえるようですよ。
 

「a」の会社さんに行ってきました

2010年05月28日 | □CAD/CAMな日々
 
あー・・・なんか、ブログが多重化してますね(笑)
 
ご存知でした? →コレ
  
ご存知の方はご存知の、あの「彼」が書いてます。

ワタシとは違い文章が短めなので、読みやすいと思いますよ。
 
Twitterのアカウントもあるようですがー・・・ これはワタシでも「彼」でもないです。
(あまりつぶやいてないみたいだけど、まぁ、つぶやいてよ、というのもヘンだし自由にやっていただいて良いでしょう)
 
ワタシは、と言えば・・・ 写真の会社に営業で行って来ました。
 


そうそう、ドトールコーヒー・・・ってチガウから。
 
「a」のほうですから。
 
開発などのお仕事の方にはなかなか実感して頂き難い事なのですが、
 
基本、営業って不確実性の中にどっぷり浸かっている行為で。
 
どうしてか?というと、相手が「ヒト」だから。ヒトの集合である「組織」が相手だから。
 
もちろん営業という行為を一つの技術として、洗練させること、標準化することは
 
ある程度までは出来ますね。トレーニングなどによって。
 
でも、最終的には分からないです。
 
なので、ある程度までしかそれを「技術」にすることは出来ません。
 
3D、3Dと呼ばれるものが、立体視映像(飛び出す映画)だけの話ではなく、
 
その立体視映像を作るための素材として、3Dデータもあるよ、
 
という話をして来ました。
 
むしろ、3D CGは形状のデータが先にあって、その撮影方法・映写方法・視覚操作が
 
立体視にしているのですよ・・・
 
という相関ですね。
 
でもまぁ、すぐにご理解いただけて特に何の問題も無かったですよ。
 
かの会社さんですが、音楽業界という言ってみれば割と古い業界にあって、
 
どうして急速に成長し、非常に多くの人を惹きつけてきたのか?
 
が、分かったような気がしました。
 
要するにね、「優秀な人がたくさん居て、一生懸命やっている」
 
ということですね。

ほんと、聡明で真摯な方たちでした。(背広着用の人は全く見ませんでしたが・・・)
 
しかも若い人が皆さん偉くて、ちゃんと権限を持ってらっしゃる。
 
「エンタメだから、音楽だから・・・」
 
と切ってしまわないで、その意味を他の業界でも学んでみるのも
 
良いかも知れません。
 
 

(3Dにおいての) ロングテールと種々雑多

2010年05月22日 | □CAD/CAMな日々
 
<チキンタツタについて>
再々復活のチキンタツタ。すでに2度、美味しくいただきました。
来週も2回は食べたい… です…
 
 
<お安い3Dプリンタ、販売好調>
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」会員のHot proceedさんが製造販売している
15万7,500円(!)の3Dプリンタ
が、販売好調とのこと。
どれくらい好調か?は、以下の表現にとどめますが、すごく好調です。
 
「大手3Dプリンタメーカーが最安値で発売した新型機の、日本国内における1年間の売上台数と同じ数」
 
かたや組立キット販売で、かたやこの不景気にあっての200万円程の機械ですから単純に比較はできませんが。
でも、数としては本当に一緒でした。
 
これから廉価な3Dプリンタを市場に投入する会社さんは、
300万円とか、200万円とかでは全く話題にならないでしょう。
「100万円を切った!」以外、何を言っても市場は反応しない気がします。
3Dプリンタは、ソリューションなんかじゃなくプリンタ(=道具)ですから。 

安価な3Dプリンタは、手間暇かけて営業して、やっと買っていただくものではないように感じます。
市場が驚いて、お客様がグっとくる価格と性能を提示して、
消耗品で儲けましょう…
 
これが、本来的な姿なのは間違いありません。
だって、プリンターなんですから。
紙のプリンターはコモディティ(大したことない商品)として扱いながら、
3Dプリンタの話になると途端にソリューション扱いしちゃう人は…
要するに… なんか、“昔のひと”ですよね(笑)
 

<3D-GAN、NPO法人登記に向けて絶賛準備中>
2名の理事と1名の協力者を迎え、書類の準備に余念がない日々です。
それほど面倒なことはありませんが、普通の会社設立とは違いそれなりに審査がありますから、
よく研究して一回ですんなりと通せるようにします。
 

<最近多い訪問者>
最近、アニメーション制作会社さんが何社も立て続けに3D-GANの事務局をお訪ねいただいてます。
みなさん関心のあるポイントは、「3Dデータの立体出力」です。
そこからはじまって、「3Dデータファイルそのものを販売対象とすること」
と、なります。
実は、3Dプリンタという技術への興味では無いと思います。ホントです。
 
これはクリエイティブの話ではなく、単純に経営の話です。
制作会社さんは、言ってみれば「下請け企業」であることがほとんどで、
自社製品がメインのお仕事ではないのが普通です。
そういう意味では、金型や部品の中小製造業と同じなんですね。
で、「脱下請け」を実現するには、自社製品を持つ、ということが
事の本質なわけです。
 
もうお分かりですね?自社のコア・コンピテンシーを活かして自社製品を持つ…
この経営的な関心事において、
 
・3Dデータの立体出力
・3Dデータファイルそのものの販売
 
は、とてもリスクが低い新事業としての、ひとつの可能性なのです。


<ワンフェス準備>
毎回3D-GANで共同出展しています、『ワンダーフェスティバル』ですが、
次回、7月25日(日)開催の2010[夏]も、20卓の規模で申込が完了しました。
広告スペースも前回の倍のサイズとしています。
 
軽く告知…
 
まだ、最後の2卓、スペースが余っています。
私たち3D-GANと一緒に出展したい、と希望される方々にスペースを提供します。
1卓3万円となります(電源工事費別)。
3Dプリンタなどの大きな機材展示の方は、1卓10万5千円となります。
 
お問い合わせは、メールで! → info@tkls.co.jp

目立つこと、集客力があることは前回で実証済みです。
今回は、さらに集客力が向上するらしい… という確たる情報をつかんでいます(まだ、ないしょ)


<「3DCG AWARDS 2010」に協力したいと思います>
LightWave 3D と Shade でお馴染みのディストームさんとイーフロンティアさんの共催で、
「3DCG AWARDS 2010」が開催されます。
 
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」にも協力の要請をいただきましたので、
 
得意の立体出力周りで最大限ご協力申し上げることをお約束しました。
 
以前から何度も書いてきていますが、3Dプリンタなどの話は、要するに
 
3D CGユーザに、「CGモデリングという行為は、モノを作るという行為に非常に近い」
 
ということを端的に理解していただくことの出来る道具として、
 
ワタシは気に入っています。
 
3-4年前に比べれば、CGモデラーさんたちも、自分のデータが物体にできることを
 
随分と分かって来ていただいていると、思います。
 
つまりこれは、「製造人口の増加」と言っていいでしょう。
 
この大きな変化に、
 
ワタシ自身と「3次元形状を活用する会:3D-GAN」は中心的な役割を果たしてきています。
 
 

つぶやかない。きちんと話すし、聞いてもらうようにしている

2010年04月19日 | □CAD/CAMな日々
 
何度か「Twitterはやらない」と公言して来ていますが、やらない。
 
本当にやっていないし今後もやらない。なにせワタシは文章が長い(笑)
 
何か言う時は、「つぶやく」のではなく、ちゃんと「話す」し「聞いてもらおう」と思う。
 
あんなに長い文章は読まれないよ、とアドバイスをいただくこともあるけれど、
 
いい。かまわない。
 
伝えたいこと、分かってほしいことがあれば、どうしても文章は長くなり、言葉も増える。
 
  
「誰それが、こんな事言ってたよ」
 
的な話は日常にいくらでもあって、
 
「あー、いかにもあの人が言いそうだよなぁ」
 
ということもあれば、逆に
 
「えー?あの人、そんなこと言うの?」
 
ということも、ある。
 
生きていれば、そういうことが山ほどあって、そんなことでも人は
 
喜んだり、悲しんだり、怒ったり… 色々だ。
 
そういうものは、人の世につきものであって、ネット環境のはるか以前からずっとあった。
 
情報として正しいこともあれば、間違っていることもあり、
 
調べてみても、どちらとも判然としないこともたくさんある。
 
つまり伝聞というのは、あまりアテにならない。
 
そういう事を基準に判断をして行くのは、どうにもよろしくないと思うので、
 
そういう時は「本人と直接話してみよう」「自分でソースに当たろう」
 
というのが手っ取り早く、しかも正確だ。
 
いや、正確かどうか?これは判断が難しいのだが、少なくとも、情報量としては一番多い。
 
ということで、
 
ワタシは、つぶやくのではなく、話しかけますし
 
話しかけて来て欲しい、と思う。なにせワタシはここに居る。
 
 
ワタシも人間なので、至らないことや忘れていることは、たくさんあるでしょう。
 
(威張って言うほどのものじゃないですけどね…)
 
誤解もあるだろうし、それを完全に防ぎきれたものではない。

(なにせワタシが会って話して、という人の数はとても多い。一日に初めて会う人が3人…という日もザラにあって、そういう日が珍しくない)
 
かと言って、誤解や評判を怖がっていては仕事にならない。
 
ただ、きちんと話すし、聞いて欲しいとも、思う。
 

なので、「つぶやかない」。 
 
だけど、「話す、伝える」。
  
そして、入れてくれたコメントには、返信します。
 

「世界を変える」 って、言ってみる

2010年04月09日 | □CAD/CAMな日々
 
大変なことも多いのだけれど、ヘタることもあるのだけれど、
 
今日はうれしい。
 
「これで、本気で世界を変えるつもりだ」
 
という発言を身近なところで聞いたからだ。
 
自分が言って、行動してきたことが
 
自分の以外の人に伝わり、

そしてそこからまた違う人に伝播していくことは、最高にうれしい。
 
そう言えば設立日は、
 
ジョン レノンの命日であり
 
真珠湾攻撃の日でも、あった。
 

 

3Dの本

2010年04月01日 | □CAD/CAMな日々
 
昼休みです。
 
急に季節が戻ったように寒い日が続いていましたが、やっと春らしくなった東京です。
 
 
 
さて。

こちらで定点観測をしていますと、とにかく情報がない、とよく言われます。
  
3Dプリンターなどから興味を持たれたり、関心を持っていただいたりした方々が
 
何はともあれ最初に手にする本、というのが世の中に無いのです。
 
これは世界的に同じ状況でして、とにかく3D形状データにまつわる話というのは、
 
3D CADを使っている会社の設計部門に居るか、ゲームや映像制作の会社の制作部門に居るか
 
そうでなければ専門学校か…
 
まず普通に生活していると触れる機会はありません。
  
「難しいんじゃなくって、馴染みがないんです」
 
そんな折、オススメの本が出版されました。
 
『絵ときでわかる3次元CADの本―選び方・使い方・メリットの出し方』水野 操著
 
世界でも初めてじゃないだろうか? 

「CADもCGも、まぁ、3Dデータによるカタチの定義と伝達という意味では同じもの」

「3D CGデータからの製造、ということも十分行われつつある」
 
「CADとCGというのは、こんな所が違うのよね、具体的にはね…」
 
と、言ってくれている本は。
 
とかく、細かい話、実践的な話、特定ソフトウェアの教則本になりがちな
 
この手の本の中にあって、異色です。
 
どう異色か?というとですね、「世界地図」のような存在だからです。
 
自分の住んでいる近所の地図、というのは確かに役に立ちます。
 
でも、とにかくマルっと、「一体全体、世界はどーなっておるのか?」
  
は、知りたいじゃないですか?実用的な近所の地図とは別に、そういうのは必要。
 
これは、そういう本です。
 
こういうのが、無かったんですよね…
 
タイトルにもあるとおり、「設計・製造用の3D=3D CAD」 側から、CGというものへも
 
言及している… というスタイルですが、
 
もちろん、CGのユーザさんで、これからCGのデータから3Dプリンターで出力したいな…
 
とお考えの方にも、オススメ。
 
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」推薦図書デス。
 
アマゾンで、どうぞ(笑)
 
絵ときでわかる3次元CADの本―選び方・使い方・メリットの出し方
水野 操
日刊工業新聞社

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masterpieceのオフィス

2010年03月31日 | □CAD/CAMな日々
 
しばらく何の音沙汰も無い… とお気付きの方もいらっしゃるでしょう。
 
ワタシ個人の会社ではないから、許可なくペラペラとはしゃべれない、
 
ということはありますが、これくらいはいいかな?ということで。
 
今週、株式会社マスターピース(masterpiece)のオフィスが出来ました。
 
都内の某所、です。
 
世にインキュベーション、インキュベーション言う施設は少なくありませんが、
 
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」の会員が集まって、本当に法人が出来
 
こうしてオフィスを構えて… となっているわけです。
 
これが本当のインキュベーション。
 
3D-GANは、インキュベーターってことだね。
 
この会社、株式会社マスターピース(masterpiece)がきちんと立ち上がって
 
しっかりとした業績を築けるようになった時はじめて
 
インキュベーターとなった3D-GANの価値も輝くわけなので、頑張って働こう。
 
3D-GANがきっかけとなって生まれた企業、ということで

masterpieceも同じような雰囲気を持っています。
 
4月中には一度、「オフィス開き(?)パーティー」的な
 
缶ビール飲み会も計画されているそうです。
 
(あ!公式な事業説明会などとは異なります… それは別の機会に行います)
 
株式会社マスターピース(masterpiece)は、どんな人が働いているのか?
 
どんな雰囲気なのか? 事業にも興味ある…
 
という皆さんと、軽くカンパイをする機会になるでしょう。
 
 
皆さんとお会いできることを、楽しみにしています。