3D CG, CAD/CAM/3Dプリンタ な日常でつづる クルスの冒険ブログ

このブログは引っ越しました!引っ越し先は…「とある思索の集合演算」と検索してみてください。よろしくお願いします。

見ちゃダメ…って…(笑)

2007年01月30日 | □CAD/CAMな日々
 
本気(マジ)工場です。
やー、日差しが気持ちイイですねー…って今の季節でコレはマズいんじゃないか?というほどの陽気だったりしますね。さすがに朝夕は寒いですが。皆さんがお住まいの地域はどうですか?
 
さて、コーションイラストシリーズ。
なんだよ、「見ちゃダメ」って(笑)そんなん、見ちゃうよ。
 
このブログでも何度か触れていますけど、私たちのお仕事はお客様の製品デザイン・設計・製造に関わるものです。そうしますと、いきおい機密事項には気をつかうことになる訳です。で、社内でもこうなんですね。お預かりしたものの管理には結構気を使います。

特にデザインというのは厄介なものでして。設計・製造の分野よりも「見りゃシロウトでも分かる…」ってのがデザインですから、見られる、ということそれ自体がもうイカンわけですよ。

でも、このコーションイラストを写した構図をホンのちょっと上にズラすと…あるんですねぇ(笑)機密ってヤツが。

へー…今度、こんなのつくるんだー…

CAD/CAM屋さんの役得ってやつですぜ。ヘヘ。
(ぜったい、見せないからね) 

 

なりゆきでワンフェス(笑)

2007年01月29日 | □CG(ポリゴン)から作ろう
 
本気(マジ)工場です。

タイトルどおりです。あの(あの!)ワンダーフェスティバルことワンフェス2007[冬]にディーラーとして出展することになりました~。

ここ数ヶ月の本気(マジ)工場の展開を見ていれば、そりゃもう必然というか、来るべくしてキタ、というか…なんと言うか。
 
ただね…あのマーケットをすごく重要視していて、とか、すごーく売上げを期待していて… とか、そういうのは無いです。もうね、キッパリと無い(笑)。模型屋さんをやる気も無いですし、ガレキもフィギュアも、自分達ではやりません。
 
で。

一番誤解されたくないのは、
「手作りよりも、これからデジタルだー!!」
みたいなメッセージは、一切出す気が無いってことです。だって、メッセージを出すも何も、そう思ってないんだから出ようが無いですな。まったく思って無い。

論理的に考えても、そう。
製造メーカーが3Dをはじめとするデジタルなモノづくりにまい進して来たのには訳がある。それは、大量生産を行う…という大前提がそうさせて来た。だから、大量な生産、と最も対極にある「工芸」や「芸術」はデジタル化とは縁が無く、縁があるとすれば、それは製造メーカーの論理とは全く違ったモチベーションによるものだ。ワンフェスがそもそもアマチュアのものであるならば、製造メーカーより「工芸」により近いのは自明の理、ってもんです。

そう。すべてのモノは、その生産量によって決定的に性格付けられる。
ヴィッツやマーチは、同じクルマでありながら、マイバッハよりもよりデジカメに近い。

手作り・手仕事は、ずっとあり続けますって。デジタル的なツールがどんなに完成度を高めても、安価になっても、それは共存し続けるに決まってます。二元論は分かり易いのですが、大抵は扇動的なだけで、その真実を表してはいません。

逆に、どーでもいい二元論に陥って、「手だー!」「デジタルだー!」というような不毛な論争をやってる間に貴重な時間はどんどん過ぎてしまいます。論争の果てに行き着くのは、ほとんどの場合「適材適所だねっ」なのは目に見えているわけですから、そんな論争はやらんでいい。っていうか、やっちゃダメだ。

デジタルとアナログの融合… ってな表現もどこでも目にしますけど、これもクセ者。まずね、「融合」ってナニさ?(笑)融合した状態ってどうなんだ?というのを定義しないことには、始まらない。手は脳に最も近い道具だと言われます。それは、そうだよね。それでも、そうであっても「手」が所詮は「脳の道具」に過ぎないように、手の道具として「デジタル・ツール」が存在しているに過ぎません。脳からの距離感の問題。

だから、アナログだーデジタルだーも、あまり建設的な対立構造とは言えないんじゃなかろうか?レコードを大量に持っていて、Macにレコード音源を溜め込んでiPodで聴いている…って状況を見れば、個人の好みと、適材適所以外に表現のしようがないですワ。
 
今回、本気(マジ)工場がワンフェスに出すのはもう一点突破。

『CGでモデリングしたデータは、実際につくれる』

これを、知らなかった人にはもちろん、まぁ分かってるよ、という人々にも、単なる情報としてではなく、「感触や体験」といったレベルでお見せすること、たったこれだけ。

そして、もうすでにCGモデリングから『つくったよ!』という人たち、『つくったら、新しい何かを感じたよ』という人たちが実際に居るし、その人たちはワンフェスの自分のブースで何かやってる… ということだけを分かってもらえればいいかな、と思っています。

デジタル・ツールは、当たり前ですが、道具に過ぎません。
そういう道具をお見せしたとき、誰が、何を考え、どう使うのか?
それを、ワクワクしながら見ている立場… これが、本気(マジ)工場なのかも知れません。

もちろん、ヤル気がある人たちは、本気でサポートいたします。

イエス、「カッコイイ・カコウ」。ワンフェスにも!
 
会場でお会いしましょう。 

 

デリバリー、開始です

2007年01月26日 | □CAD/CAMな日々
 
本気(マジ)工場です。


CraftMILL v5.0、出荷開始いたしました。
 
山と積まれるパッケージに貼ってあるのは…本気(マジ)工場名物
「警告イラスト」
書いた当人の弁によれば、クロネコヤマトで送るのでネコなんだとか。
ネコの名前はヤマトなんだと… なんにも情報増えてないです(笑)
 
ちょいCAMキャンペーンも、好評のうちに実施中です。
こっちは、v4.0ベースになりますが。
ご注文いただきました皆様、ありがとうございます。
 
なんか、商売っぽいな… いや、商売やってるんだよな(笑) 


CraftMILL v5.0出荷開始いたします

2007年01月18日 | □CAD/CAMな日々
 
CraftMILLをお使いのユーザ様、お待たせいたしました。
CraftMILL v5.0の出荷準備が整ってまいりました。
1月末頃を目処に発送を開始いたします。お手元に届きますのを今しばらくお待ちください。
 
もちろん、CraftMILLパスポートに加入されているユーザ様には、自動的にv5.0を発送いたします。実際にお使いいただき、今後の機能強化のためにユーザ様からのご意見をお待ちしております。外国製のCAMソフトウェアが多い中にあって、直接開発企業にモノ申せる製品は、非常に少ないものです。是非皆様のご意見をお寄せください。
 
CraftMILLは、v5.0から64bit環境に対応しており、演算も速くなっています。それを記念しまして(?)速い!というイメージ映像もアップしております。
これは、飽くまでイメージ映像ですので、「一発芸」ということでご覧ください。
 
「速い!」と言えば、コレでしょう…(ページ右のチョビ夫をクリックですよ)

……し、失礼しましたーっ…(汗)
 
 

ROBO SPOT に行ってきました

2007年01月12日 | □CAD/CAMな日々
 
おとそ気分も抜けて、今年一番の仕事(?)ということで秋葉原の『ROBO SPOT』にお邪魔して来ました。
 
詳しい施設の様子は↑のリンクを見ていただくとして、要するに近年とっても盛り上がっているロボット趣味の皆さんが集まって、広々とマイ・ロボットを動かせる遊び場&学び場なんですね。場所はもちろん秋葉原、近藤科学さんプレゼンツ。
 
むかーし、模型屋さんにスロットレーシングのコースがあったじゃない?ちょっと地方だと模型屋さんのそばにはラジコンのコースもあったりして。あんな感じを思い出しました。
 
思い返せば、「作る」とか「エンジニアリング(工学)」なんかに目覚めたのは、ラジコン、凧、モデルガン…そういったモノからだったわけで。電気だとラジオ組立てとか電子工作キット(電子ブロックとかもだ)、マイコン…そういう引力が必ずあった。
 
ロボットは、そういうモノとしての引力と、機械工学的要素と制御・演算・ソフトウェアという要素が高度に集約されたモノなんですよね。もちろん、工業デザインの素材としても、クルマに負けないくらいの魅力があるはずだ。
 
ここで本気(マジ)工場はナニをしとるのか?ということはまだナイショ(笑)
細かくは決まって無いのですけど、どうだろう?

「作る、という行為の幅を飛躍的に広げてくれるけど、なかなか個人じゃ買えないし家に置けないよ…」

という道具でも置いて、使える人を増やすお手伝いでもしようかな?…と、ボンヤリ考えています。

「本気(マジ)工場よ!『ROBO SPOT』にはコレを置いてくれー!置いてくれたら○○×△がやりたいぞ!-… 」

というご要望がありましたら、是非コメントにご記入ください。

「カッコイイ・カコウ!」

ロボット趣味にも!
 
 

年末年始特集 その7

2007年01月03日 | □今日は休日
 
「年末年始は毎日更新!」の公約を守ってマス!(特に喜ばれるとも思えないけどさ…)
まぁ、つまりこの時期はヒマだってことだね(笑)でもそろそろ息切れしてきたぞ。この時期あれね…なんか太った気がするね(笑)明日はバイクでも引っ張り出してちょっとイジろうか、と。

さて、7回目の年末年始特集。

キタ!(笑)新人営業マン「A」さんの机。ひとつ断っておきますが、この写真は年末大掃除の直後なので、一年で最もなキレイな状態を撮影しています。普段はもっと忙しい営業マンの机として正しい姿(笑)をしています(つまり、汚いってことだ)。すごくゆーっくり組み立てているマスターグレードのボールが、いつも置いてありますな。これは確か誕生日に別の部署の上司から贈られたものだ。世代でしょう。置いてあるフィギュアもSEEDとかだ。
 
「A」さんは、新卒からあまり会社経験が無い状態で本気(マジ)工場に入社してくれましたから、まぁ、新卒みたいなものでしょう。それと、今どきキチンと新入社員を将来見据えて育てる企業ばかりじゃない(そういう意味では日本の自動車メーカーさんとかは大変に素晴らしいと思う)。入社時と現在とで最も実力的に向上しているスタッフなのは間違いない。伸び率、として。動きとか態度は、入社当時とはもう別人のそれ、です。ヒトは成長するんだね。
 
「こんなことも知らないのか?」と、皆から言いたい放題言われ続けてンヶ月(笑)随分と色々な事を覚えてくれました。「知らない」ということが「知っている」ということに勝ることはあまり無いものですが、「偏見がない」ということは「偏見がある」ということよりも色々と有利に働いたりも、する。彼は、まさにそれを体現してくれる貴重な存在でもあります。
 
先輩風は、後輩が居て初めて吹かせられるものだから、先輩とは後輩によって成り立っているのだね(笑)。先輩風も時々暴風雨並みに吹いてかわいそうなくらいなんだけど。

「K」さんもそうだけど、この「A」さんもまた、我々の業界における希望の光だ。「今ではない違う未来」が、我々の業界にもあり得るかも知れない… そういう事を想像させてくれ、我々を勇気付けてくれる。本人たちがそれに気づいていようといまいと、事実そうだ。
 
そういう意味で、あまり心配はしていない。多くの事を経験してくれさえすれば、それでいい、きっと大丈夫。という気がしています。そのうち、我々が気づかない新しい発見をして、先輩達の古さを力強く正してくれることだろう。その時に、自分がどう考えられるか…という命題を我々は与えられることになるね。フフン(笑)
 
…でもさー…ちっとは本とか新聞とか、読みなさいよ…
ってのは、変わらんのですけどね(笑)。「知性」というものへの憧れや評価が自分の中にもっと出て、そこに近づこうと実際に動き出すならば、もっと加速度的に進歩するんじゃなかろうか? とは思います。

成熟した青春はない。でも、未熟なまま歳をとってしまう人は、よくいる。
だから慌てるな、でも急げ。
 
お客様のところにこの「A」が参りましたら、どうか色々なことを見せて、教えて、そして経験させてやってください。お客様にそんなお願いをするのもヘンではありますが、営業マンなんて結局お客様にしか育ててもらえない…というのもまた事実であります。そして、その甲斐のある男です。これは保証します。

よろしくお願いいたします。 
 
 

年末年始特集 その6

2007年01月02日 | □今日は休日
 
正月2日、そろそろ「何もしない」という状態に飽きてくる頃だ(笑)最初の1~2日は、「ゆっくり起きて明るいうちからお酒呑んで、眠くなったら昼寝して…」という状態が「いいなぁー」と思うのですけど、これさえ飽きてくるのだからヒトって厄介な生き物だ。

そろそろ「何か」をしよう。

さて、年末年始特集その6。本気(マジ)工場の「CG(ポリゴン)からつくる…」という企画に欠かせないのがこの技術者「O」さん。なにせ前職の某メーカー設計者であった頃から、本業の設計とは別にCGツールでモデリングしてレンダーを作る…というような趣味があったものだから、本気(マジ)工場に合流してからその才を一気に開花させてくれてます。あー、そうそうFLASHとか映像もチョコチョコっと作ってくれます。

入社の面接には、自分でモデリングしてレンダーかけたCG作品なんかも持って来てくれまして…新人マンガ家の持ち込みかぃ!?というくらいのものでした。いきおい、新しくCGツールを使ったり、スキャナやポリゴンの処理だ…ということになると彼の所にお鉢が回って来るってわけです。今じゃ、切削加工もRPもほとんどこなしてくれています。成長早いなぁー。
 
ちょっと想像してみれば分かりますよね?寸法系の仕事をやっていて、それとは別に造形系のデジタルツールを使い、自分で作るのも興味がある… とくれば、もう入社してくれる以前から「ひとり本気(マジ)工場」やってたのも同然なんですよ。なんというめぐり合わせ…いや、必然性すら感じます。
 
でも、「O」さんはガンダムとか全然知らないの(笑)これが、笑っちゃうくらいに知らない。年代としても確かにファーストガンダム世代よりずっと若いのですけど、スターウォーズとかハリウッド系特撮やキャラクターの方がずっと好みというのが原因みたいだ(シャアザクが何たるか?を説明しなきゃいけなかった人は始めて会ったよ…)。
 
細くて軽くてコンパクトなルックスからは想像も出来ない、実はダークなセンスが好みのようで、ややホラーっぽい造形やゴシック的なニュアンスの造形が好きなのは、最近分かった。持ち物とか見ていると、一番「工業デザイン的アイテム」が好きなのは、彼かもしれない。絵とかにも興味あるみたいだしね。
 
こうやってあらためて見てみると、個性派揃いだよなぁー本気(マジ)工場…
 

年末年始特集 その5

2007年01月01日 | □今日は休日
 
平成十九年、2007年
みな様、明けましておめでとうございます。

ケーブルTVで伊丹監督の『たんぽぽ』見ながら正月です。思えばこの時期、もうすでにグルメも語りつくされていたんだよなぁ。食通ってものを笑うってテーマ性も持ちながら、逆に食通というものの大衆化に火を着ける作品になっちゃった。伊丹監督は、欧州高級ブランド品などに対しても、高級食材などについても実に早い時期からその本質を捉えていて(まぁ、育ちがチガウというのがこの場合は大事だ)、分かりやすく描いていたのですが、どうもそういう風に大衆は受け取らなかったね。伊丹監督の映画でまず知ったから、そこから…になってしまって、伊丹監督の域にまだまだ達していないし(これもまた、育ちがチガウということなんだろう)、ずっと到達しないだろう。

昨年は実相寺昭雄監督もお亡くなりになり、大好きだった岡本喜八監督も05年には亡くなって、本当に淋しくなりました。伊丹監督もそうだけど、「画」を見ればすぐ分かる個性的な人々でしたね… あー、イカン。新年からこんな湿っぽい話はイカン(笑)

次の年末年始特集は技術者「N」さんの机。社内で最も多くのガシャポンアイテムが置いてある机ですな。
恐らく彼が、「昼休みに弁当食いながらイヤホン突っ込んでPCでDVDを見る…」というトレンドを作り出した張本人で、昼どきの本気(マジ)工場社内に「くっくっくっくっ…」というひとり笑いが響いている時の音源でもあります。『水曜どうでしょう』のファン、「どう馬鹿」としても知られています。そのきめ細やかな性格から、女性スタッフからも「女子」という称号を与えられています(笑)。

3人のコドモのパパだけに、平成仮面ライダーネタには超詳しく、多分あれはコドモよりも本人が楽しみに見ているのだろう…と思われます。
 
精密板金の現場から、設計・モデリング受託…ときて本気(マジ)工場に来ました。まぁ、あれだ。こういったCADとかCAMとかを「使う側」の仕事と「それを売る側」の仕事は、似ているようで全然違うものだから、そこに慣れてしまえばもっともっと上手に仕事が出来るようになることでしょう。あんまり心配してないの。上司も面倒見がいいしね。