クルスの冒険です。
予想だにしなかった台風の週末。大雨の午後です。
えぇとですね…クルスの冒険に対しては
「なんか色々やっているようだけど、何をやってるのかよく分らん…」
という感想をお持ちの皆様もおいででしょう。
…光栄です(笑)。いや、ホントに光栄。
そういった感想をお持ちの向きはワタシが思っていたよりもとても多く、驚いています。最近なにやってるの?という質問に
「最近ですか?ええと色々準備しつつ、一人で出来ることをやってますよー」
と答えると、決まって
「ソフトは何売るの?○△CAD?、CAMは?△×CAMやるの?どこから引くの?」
そういうご質問を頂戴するんですね。まぁね、わからんでも、ない。
クルスの冒険の仕事の核になっているのは、CADやらCAMやらを売るという仕事で培った何かであることは確かです。一緒に仕事をする仲間にも同じバックグラウンドが必要であることも、確か。
CADやらCAMやらのソフトも、そりゃ売りましょう。買っていただきたいです。
でもね、そういう仕事は分り易いけれどもクルスの冒険の本質ではありません。
そういう意味では、一般に広く了解されている「CAD/CAM業界」にはワタシはもう居ないかも知れませんねー… まぁ、それで結構。
その範囲は、もう狭い。
狭くちゃ何がいけないのか?と訊かれたら「その範囲では、20年は食えない」と、だけお答えしておきましょう。我々の業界、「CAD/CAM業界」の何が問題って、それこそが一番の問題なんだ。この業界での経験があればあるほど「あと10年食えるかな…?」という疑問を持っているはずだ。でも、経験があるほど、そこに一切対処が出来ない。ところが専門性が高すぎて、若い人材を入れて来ていないものだから対処すべき発想は今後も出ないだろう。
革新的な機能を持ったソフトが海の向こうからやって来て(または作って)、それをいち早く潤沢なユーザ数を抱える国内の製造業者に提供すれば儲かる… というビジネスモデルは、今後は成立しないはずだから。なぜなら、「革新的な機能を持ったソフト」と、「潤沢なユーザ数」という重要な要素が欠けてしまう公算が大きいからだ。
実際には、まぁ10年くらいは食えるだろ、とは思っていますけどね(笑)
そうそうカンタンに落ち目にはならない。その危機感を扇動するつもりもない。
でもね、活力を失って行くだろう10年に、寄り添って過ごして行くことに多分ワタシは我慢が出来ない。
それだけだ。そのうち、理解される時も来るでしょう。
さて(うわ、前置きなげー)。
ここのところ「3D-GAN」の話題を続けてしていますが、徐々に具体的活動になって来ました。
「3D-GAN」は、3D産業という現在よりも大きな括りでこの業界を考える業界団体を目指している訳です。「3D産業」と、括りを大きく考える時、機械やソフトといったそれぞれの要素が、それぞれに重要な役割を持つのですけれども、最も重要な位置を占めるのは「3Dモデリングをする人たち」になるのだと、思っています。
なぜなら、いくら立派なソフトがあろうが、素晴らしい精度の機械があろうが、超絶優れた加工技術があろうが、3D形状データが無い事にはそれらを生かしようが無いからです。3Dの形状データが無くてもモノは、まぁ作れますけど、ほら、ここは
「3D形状を活用する会」なわけですからね(笑)形状ありき、ということなんですね。
重要か重要じゃないか?という比較の問題だと語弊がありますね…
そうじゃなくて、3D形状をつくる人が「イグニッション(点火装置)」なんだ、という表現が適切かも知れません。彼らが居ないことには火が着かない。
そして、「3D-GAN」の中で3Dモデリングをする人たちがソフト屋さんや加工機メーカーさんと大きく異なる点は、仕事の単位が小さい、ということです。
モデリング仕事をしている人々の単位は小さく、個人やせいぜい5人くらいまでの単位がとても多いんですね。
順番の意味からも、単位の意味からも「3D-GAN」は3Dモデリングをする人たちを特別枠でとらえる必然性があるのです
「3D-GAN」の存在意義を端的に表す意味でも、その下部組織である「W.G.G.」の充実は欠かせません。なにより、「W.G.G.」に所属していただく3Dモデラーの皆さんがハッピーになることが、最も優先されるべき事でしょう。
で、だ。
『第零回 Wonder Geometry Guild(W.G.G.)会議』
を開催します。今回は飲み会じゃないので(笑)、公募の形は取らずクルスの冒険からお誘いのメールを送信いたします。それに返信いただくことで、お申し込み…となるわけです。
「心当たりのある方」は、今週末メールをお送りしますのでお楽しみに。
是非、ご参加ください。
「心当たりはないけどさ、3Dモデリングで食ってるから興味あるんだよね」
というアナタ、そうアナタだ(誰だ?笑)
「関心があるから、ちょっと顔出して話を聞きたいんだよね」
というアナタもだ。
もしそんなキモチがあるようでしたら、このブログにコメント入れてください。
参加希望のコメントの分だけ、席を用意しておきます。会議と懇親会があるので、出来ればセットでご出席ください。懇親会はムリ!という方は、その旨コメントにご記入くださいね。
おっと、この手の記入は、HNでOKですから。本名でなくとも大丈夫です。
メディアの方はー… どうだろ?(笑)… 関心おありになれば、一言、「取材です」と書いていただければ助かります。顔写真はお断りしますね、ほら、「W.G.G.」って秘密結社だから(爆)ブログで宣伝してる秘密結社(笑)。
いずれも、お気軽に。
追って、このブログで詳細をお伝えいたします。
期日: 11月15日(木)
時間: 16:00~18:00(会議)
18:00~20:00(懇親会)
場所: 秋葉原の某所(お誘いメールには書いてあります、ブログでは後日)
費用: 会議は無料 懇親会会費(実費で約5,000円程度を予定)
お申し込み: お誘いのメールを受信された方はメールにご返信ください。
ブログを見て…という方は、このブログにコメントをどうぞ。
もちろん、HNでの記入可。
お問い合わせ: tklsoma@gmail.com
皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げております。