写真は、
MikuMikuDanceで楽しむことを目的にDL配布されている
『初音ミク』の3Dデータをちょこっと修正して、
3D 立体プリンターにかけてみたところです。
どうですか?ミクに見えますか?
3Dデータから、自動で、色付きで、物体になりました。
でも、この「3D CGからの立体出力」を
・クオリティ
・コスト
で、一般に市販されているフィギュアと比べてはだめですよ。
どうしてか?そりゃ、あれだ、
「3D CGからの立体出力」は、一般に売られているフィギュアに
クオリティで足元にも及ばず、コストで全く見合わないものだからだ。
(みんなグッスマのを買おう!)
ただし「自分だけの、一個だけの初音ミクをつくる」という事にかけては
これしか方法がない。ボーンが入ってるからどんなポーズだって出来る。
表情も服も変えられる。
他に方法があるとすれば、市販のフィギュアを改造することだ。
貴方が非常に器用であるならば、手で改造することをお勧めします。
一個しか作らないなら、手に勝る方法はない。これは真理です。
モノをつくる…って行為は、一個だけつくることと、大量に同じモノをつくる、
ってことでは、まるで別の問題になるのだね。これは工学の常識。
MikuMikuDance(CGアニメーターツール)の登場。
これも、その経緯についてはwikiなどで別に調べていただきたいのだけど、
要するに以下のような流れだ(と、思う)。
0.ニコニコ動画の存在が環境としてあった←非常に重要!
1.ボーカロイドソフト『初音ミク』の発売→歌わせる(音のみの楽しみ)
2.初音ミクの歌声に映像を付けてニコニコ動画にアップしたい(PVを作りたい)
3.初音ミクの3DデータDL配布+MikuMikuDanceのDL配布
4.3Dの初音ミクに歌わせて躍らせる…という「遊びの提案」
5.数種類の初音ミク3Dデータ登場、DL配布開始
6.数種類の初音ミク3Dデータが存在
7.「ひとつの遊び」として一定層に定着、ニコニコ動画での隆盛
8.現在に至る
この流れの中で、大きな企業体が商売ベースで行っているのは、
0.と1.のみだった。
他の、開発費が発生するはずの
MikuMikuDanceというソフトも、
モデリングの手間がかかる
「○○式ミク」と呼ばれる数種類の
3Dデータも、非常に意欲的で、献身的で、しかも能力を兼ね備える
ネットの中のどこかの誰か、が基本的には無償で配布しているものだ。
(いわゆる「神」の存在ですね)
もちろんこれは、初音ミクという存在を広く解放している版権者の姿勢が
全ての基礎になっていることは、言うまでもない。ありがたい話。
少し惜しい!と思うのは、この一連の「遊びの提案」の中には、
「既存の初音ミク3Dデータに変更を加えて、自分なりの初音ミクにしよう」
という、3Dデータをいじる側の要素があまり無かったことだ。
例えるならば、魅力的なコンテンツのプラモデルとして、初音ミクキットは、広がった。
それも、数種類のバリエーション(作家性)を伴ったキットがいくつも世に出た。
しかし、キットを入手した側は、そのキットを素組した状態で、写真撮影に精を出した…
キットそのものに手を加える遊びの提案は、あまり成されなかった。
という感じ。実に惜しい!
でも、素晴らしい変化だと思う。これで、
・ごく一般の人が
・個人の楽しみのために
・3Dデータを自分のPCにDLして
・何かをする…(今はムービーを作る)
という流れが、とりあえずは出来たからだ。
この流れが出来たのは、結構すごい事だと思う。
この流れにもう一つ、二つ、遊びの要素…
・DLした3Dデータを自分好みに改造して(背景や色だけでもいい)
・自分好みの3Dデータを作って…
が、「遊びの提案」に組み込まれて…さらに
・何かをする…
この「何か」にいくつかのバリエーションが増えると、世界は変わるだろう。
鋭い人はもうお分かりかと思うけれど、要するに
「オラザク選手権」を、3Dのデータで、魅力あるコンテンツ(今回は初音ミク)
をベースにやってみる提案をしよう、ということだ。
「オラミク」を3Dでつくろうぜ、って話。
「オラザク選手権」における
・バンダイのキット を 3Dデータ に置き換えて
・モビルスーツ を 初音ミク に置き換える
それだけの話。
もちろん、人によってレベルの差はあっていいし、それは当然出てくるだろう。
プラモでも、丁寧に素組をしたよ、というレベルと、どこにキットのパーツを
使ってるんだ?というほどのレベル、果てはキットは使わずスクラッチビルド、
という職人まで、レベルは様々だ。
それで、いい。
そうあって初めて、クリエイターの階層構造を作り出すことが出来るのだから。
ちょっと考えてみて欲しい。
3DデータをDLして来て(テンプレだね)、その3Dデータに手を加えて、何かをする…
という人が増えることを、3D CGのユーザが増加したと言えないだろうか?(言えるでしょ)
この全体の流れが出来たら、後は初音ミクをその時に人気のある何かに入れ替えていけばいい。
この流れが広く行われてはじめて、3DデータのDLにおカネを払ってもらえるようにもなるだろう。
そして、この「3Dデータを使って何かをする…」のバリエーションの中に、
ぜひとも、「3D CGからの立体出力」を加えて行きたい。
それは、単純に3Dデータを使った遊びのバリエーションを増やすことにもなるし、
いつも言っている「製造ポテンシャルを持った人口」を増やすことにも直結するからだ。しかもそのポテンシャルを本人が自覚することもできる。
ワタシが、ここまでして3Dモデリング人口を増やしたい理由が、まさにこれ。
3Dモデリング人口は、そのまま製造業へのポテンシャルになる。
これは、特殊技能を持った町工場の職人さんをTVで持ち上げることよりも
ずっとずっと私たちの国全体の、製造業という巨大な産業にとって
貢献することなんだと、ワタシは信じてます。
モノづくり産業が好きだから、3Dユーザを増やしたい…
そういうこと。
それがCGであるかCADであるかは、あまり問題ではない。
(これは何度も言いました)
…夢は、膨らむ。
でも、この夢において技術的な障害は全く無い。(ホントに何もない)
コスト的にも、全く高くない。PCはみんな持っているし、メタセコは十分な機能を持っている。道具は、十分にそろっている。
後は、この一連の流れを「趣味の提案」としてやるだけなんだ、と思う。
どうだろう?どこかの出版社さん、「オラミク本」作りませんか?
または、「オラミクをつくる」連載を雑誌でしませんか?
これは、別にCGの雑誌じゃなくていいと思う。
ハッキリ言って、CAD/CAMとかはもうネタ切れだ。
編集の皆さんもそう思ってるはず。読者もね、みんなそう思ってる。
こういうのが、あってもいいと思いますよ。
立体出力のところはお手伝いします。
肝心の「オラミク」モデリングのところも、お手伝いします。
興味のある方、連絡ください!
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