3D CG, CAD/CAM/3Dプリンタ な日常でつづる クルスの冒険ブログ

このブログは引っ越しました!引っ越し先は…「とある思索の集合演算」と検索してみてください。よろしくお願いします。

ノミの心臓 カエルの足

2008年03月22日 | □今日は休日

しっかし、TAMASHII NATIONにはいっぱい人が来ている… 「好き」のチカラはまったく凄いものがあるもんだ。UDXにオフィスがあると、こうしたイベントが身近(てか、すぐ2フロア下だもの)で日々催されていて、勉強になる。誤解のないように言っておくと、別に超合金やらフィギュアの展示会だけではないよ。先週は御徒町の宝飾問屋街(JTO)がこれまた内覧会をやっていたり、その前の週は建材・壁材・屋根材の展示会だった。

同じ4階に入っている東京アニメセンターさんでは、春休みで若いコがいつもいっぱい来ているし、どうやら東京を訪れる外国人向け観光情報にも載ったのだろう、結構な数の外国人旅行者が毎日やって来る… 皆さんここがアニメセンターってことで理解しているようですが、実際は日本動画協会さんの事務所なんだよね。
その規模や知名度において全く比較にゃなりませんけども、「3次元形状を活用する会(3D-GAN)」としても、見習うべきことも多い。
 
で、だ。

写真は、250ccのバイクだ(笑)。
林道に入って、ちょっとぬかるんだ所に足を着いて、それからステップに足を戻すと簡単に滑ってくれて冷汗をかく… というので、ノーマルのゴムから鉄のステップに交換した。振動はそもそも二気筒でスムーズなエンジンなので無視。
交換…というとポン付けに思われますが、

・ホルダーの幅に合うステップを探す
・ピンの径に合わせるためにホルダー側の穴を広げる
・ステップは折りたためる構造で、たたむと干渉するから一部を削る
・折りたたんだ後戻る仕組みのためにバネが入っているからそいつを取り付ける
 
という加工が必要だ。特に、「いい感じ」の部品を探すのに難儀する。
こういったモノは出来る限り少ない加工箇所でやってしまいたいのだけど、「出来る限り」を探るためにはどうしても各部の寸法情報が要る。でも、パーツリストには寸法なんて記載されていないから、いきおい以下の対応になる。

・生産時期の近い他の車種に目星をつける(やはり流用や設計のクセは生産時期と符合するものだ)
・目を付けた部品をヤフオクで探す。出来ればクタクタの安いモノがいい
・届いた部品で、まず合わせてみる(合わなければこれの繰り返し)
・「いい感じ」であったら、加工箇所と方法を考えて加工する
・やっと、取り付け出来る
・クタクタの安パーツの、それの新品を取寄せて同じ加工をして交換

・・・こんな流れ。馬鹿みたいだ(笑)
 
でも、これが一番の近道でおカネもかからない。
「いい感じ」のパーツを探している時が、推理みたいで楽しい。穴径なんかは、部品番号で追って行くと、「ぅお?同じパーツで止めてある…ってことはこれはこっちに付くんじゃね?」的な発見があって、面白い。だから、部品番号から使用している車種を逆引きするパーツリストがあると凄くいいはずなんだけど… 無いね(笑)。もしあったら、きっと凄く面白い発見があるはずだ、と睨んでる。
 
で、加工。
これはもう、技術・経験・道具の世界。どれも欠かせない。特に道具は大事。ということでバイク屋さんに持ち込んで、
「ここはこっちの径に合わせて穴を広げて… この部分をこんな形で削り取って…スプリングはここで切って端をこっちに曲げてね。あ、足の周りだから角は切りっぱなしでいいよ」
というような指示をしてお願いする。自分でやったらもっと楽しみが増えるのだろうけれど、さすがにグラインダーやらボール盤をガレージに置く気にはなれない。(というか、多分相当な説得工作を要することだろう)
金属に限らず、あらゆる加工は「精度と数量と物性が支配する物理法則の世界」だ。
泣こうがわめこうが、祈ろうがキレようが、物理法則にはかないっこない。逆に言えば、そこそこの精度でヨロシ、としてしまえば(それを許せる箇所であれば)何もハードルが高いものでもない。そういう意味ではOFFバイクのステップ取り付けなんかはとても気がラクだね。精度低く数少なく、気楽なものです。
 
・・・・あぁー楽しい!(笑)
ピタっと組み上がると、「オレ様感」がフツフツと湧いてくる。
つまり…
目標設定、情報収集、仮説を立てる、実施、検証… 仮説の証明←目標達成
ってことを物理的対象においてやっている訳だ(難しく言うとね)。
これが、グッドアイデアを実行するってことだと思う。

「上手」と「下手」の間には凄い差がある。でも同じ地平に地続きで居る。
「やる」と「やらない」は地続きどころか、次元が違う。

時々、バイクが好きなんだか、以上のようなプロセスが好きなんだか、怪しくなるくらい(笑)その快感は大きい。それもこれも、「好き」ってことだ。
 
まぁだから、自分の「好き」に従順で誠実な人は、その対象がたとえ何であっても、意外と微笑ましく見てしまうのだよね。
ただし、他人の「好き」を安易に否定しない人であれば… だけど(笑)
 
さて、この250のバイク… 次なる欠点はノミの心臓(とにかくトルクが無い)と、安物の足(サスペンション)だ。
心臓の方はきりがないのでやめておくけれども、足の方は「いい感じ」の部品を探し出しつつある。ステムが1,000円、Fフォークが3,500円、Rショックユニットが2,900円・・・・ なんていい時代なんだろう!「好き」をやるにも、経済が邪魔になるからねー。ここがクリアされていればこその、「好き」だ。

まったく中古部品を愛する人には、ヤフオクは神殿のような場所であるねぇ。
ただし、合わなかったパーツ(錆びたガラクタ)が山と積まれることにもなるけどね(笑)
ま、安いからいいんだけどさ(年に1度、市のゴミ集積場に捨てに行くのである)。
 
 

Cool Japan の正体(文章の構成に絶望した)

2008年03月18日 | □アキハバラへようこそ



最近CAD/CAMとかの話題があまり無いね(笑)
アクセスログなどを見ると、何を期待してこのblogを読んでくれるのかおぼろげながら分かるのだけど、それに合わせて話題を選ぶ、ということもしていない。(何度も言うけど、ガンダムとザクの3Dデータは、ない)実際には、お客様先に行けば新しい話題もあるのだけど、それを公に話すことが出来ない、という状況はずっと変わらないものです。世に出る前のモノの話が多いので、これはもう仕方ない。
 
ただ、CADとかCAMの世界っていうのは、意外と変化が無いのも事実で(笑)。あまり新しいネタなども無いんだね。もちろんこの辺りは、どれくらいこのテの知識があるかで大きく感想が変わってくるのだけど、散々見て聞いて知って、経験してしまうと本当に変化がない業界だなぁ…と思う。正確に言うと、世の中の他の話題に比べて変化に乏しい、ということなのだけれども。
世界は、変化と刺激に満ちている。残念だけど、CADとかCAMにはそれが今はない。
 
ということで、今日は先日イキナリ持ち出した「Cool Japan」の解説などしてみます。
以下の文は、週末にえらい勢いで書いて… そして80%くらい切り捨てた文です(笑)。長い文章を書くのは苦じゃない。切るのは辛い(笑)。

ソニーのベテラン設計者のお伴をして、フロリダに出張したことがある。当時すでに定年を迎える直前であった彼は、
「我々はハードとしての製品を沢山輸出して来たけれど、ついに文化を輸出することはできなかった…」
と、淋しげに語っていた。洋酒を好まない彼のために、成田で日本酒を買い込み、それをタンパベイにあるBarでお酌しながら聞いた話だ。
「それが何だっていうんです。良い製品が世界中で喜ばれているだけで十分に誇るべきことですよ。」
ワタシはそう話し、彼を元気付けようとしたことを記憶している。その言葉は、きっと彼の耳には届いていなかっただろう。彼は、そんなことは百も承知で、そして自分たちの最善を尽くし、その発言に至っていたのだろうから。自分自身にも、その言葉は虚しく響いたことを記憶している。製品の輸出では満たされない何かが存在することを、私もどこかで認めていたのだと思う。1990年代半ばのことだ。
 
でも… 時代なんて、パッと変わる。
You Tubeで「Hare Hare Yukai」や「nico nico douga」「lucky star」と検索してみれば、それを感じることができるだろう。
 
前回書いた“Cool Japan”の事業というものについて、「そもそもCool Japanって何ですか?」という、当然と言えば当然、やや意地が悪いとも思える質問をいただくことがある。これについては、正解というものは存在しないだろうことを十分に承知しつつ、その解説を試みてみようと思う。
 
それは、自覚的・無自覚的な要素を混在しつつまだほんの萌芽に過ぎない。だから、このまま成長せずに立ち枯れてしまうことだってあるかも知れない、未だ脆弱なものだ。しかし確実にそれは存在し、かつて一度も出現しなかった状況を作りつつある。
 
“Cool Japan”以前にも、それこそ100年以上前から「ジャポニズム」や「日本ブーム」は時々顔を出して来た。しかし、以下の点において、“Cool Japan”は過去の潮流とは全く異なるものだと言える。

・情報量、渡航者が内外相互に圧倒的に多いこと。
・一部のインテリや富裕層ではなく、インターネットが担う大衆レベルでの了解事項であること。
・我々の伝統的なものだけを対象としている訳ではないこと(ex. ゴスロリ、アニメ など)
・我々も渡航経験が豊富となり、文化的自意識が芽生えている(ex. 帰国後、やっぱり日本はいい国だと思う)
・我々の文化的自意識と、海外からの評価が一致した状態で起きていること
・ことさらに外国人向けに演出したわけではないものが対象となっていること(ハレ晴れユカイは、Hare Hare Yukaiのまま翻訳すらされていない)

自分の「好き」に対して従順であり、そこに生来の「お客様本位」という精神(価値観でもある)が結びつき、製品として発露したコンテンツなり商品の、その総体としての価値を一部の外国人が発見した。それは過去の日本ブームとは全く異なり、我々の自意識と海外からの評価とが一致している… この現象こそが“Cool Japan”の正体なのだろう、とワタシは見ている。
 
この構成要素において、いわゆるヲタク的コンテンツがCool Japanと相性が良いことは、必然であるだろう。ただし、ヲタク的コンテンツのみが“Cool Japan”であるのか?という問いについては明確にNoだと思う。考えてもみてほしい、ヲタク的コンテンツが、その姿のまま奇形的に我々の社会に生じ得るだろうか?そうではないだろう。我々の社会が育んで来たモノやコンテンツは、全て共通の土壌と風土によるものである(あたりまえだ)。伝統工芸にせよ、伝統芸能にせよ、高品質なモノづくりの精神にせよ、それらも十分にヲタク的であり、そして“Cool Japan”なのだと定義するのが正解だろう。
江戸切子の職人は江戸切子のヲタクであり、精密金属加工の職人は精密金属加工ヲタクであり、ヘラ絞り加工の職人はヘラ絞り加工のヲタクなのである。
そしてCool Japanは、我々がそれを自覚的に運用する ことによって、商売になり、文化戦略にもなり得る重要な潮流であるのだと、思う。   
 
そうは言っても、10代~20代の若者に何が出来るのか?ただ同じマンガを見て、ヘンな服を着て、稚拙な歌と踊りで私設文化祭を行っているに過ぎないではないか… そう思 う向きは、文化の奥深さとその影響力について何も分かっていないのだ、と思う。
 
かつて我が国の戦中~戦後世代は、『パパは何でも知っている』『うちのママは世界一』『アイラブルーシー』『名犬ラッシー』などの米国製TVドラマや映画によって、かの国に強く憧れ、その憧れはコンプレックスと呪縛までもを生み出し、彼らの行動さえ決定して来た。それが米国社会の本質を深く理解した上での行動などはなかったにせよ、一国の首相が米国に行った際、かの地の流行歌手に過ぎないエルビス・プレスリーのもの真似までさせてしまう…これが文化のチカラである。この点において、我々よりもウォルトディズニープロダクションズの危機意識は正確で、しかも早かったと言えると思う(彼らはさすがだ)。
 
まぁ、でも、それほど大袈裟に考えることもないのだろう。自分たちが作り出し、自分たちが面白いと思っているものを、外国の人たちが同じように面白いと感じ、同じ服を着て
「カンタンナンダヨ ソンナノ~♪」(本当に口パクしてるんだよ!)
と日本語で歌い、踊ってくれていたら嬉しくはないか?嬉しいだろう?そしてそれは、自動車や家電製品に代表される製品を、海の向こうで喜んで買い求め使ってくれているという状況にも増して、なぜかさらに嬉しく、ワクワクするものではないだろうか?製品として発露した文化ではなく、文化そのものが評価された瞬間だからである。

それが“Cool Japan”ということなのだろうし、ひとまずはそれを単純に喜んでいれば良いのだと、思う。ガイジンの目を意識すると、言動がおかしくなっちゃう… ってのが、我々の性格だ(笑)。そのままでいればいいと思うのだ。 我々は今のまま、そのままで、すごくCoolなんだよ、ってことでいい。それを、ガイジンが大衆レベルでやっと発見してくれましたね、ということだ。自分たちに「評価軸」を持てず、ガイジンに評価されて初めて「軸」を得る(しかも、白人種からの良い方の評価を安易に採用しがちで、黄色人種からの悪い方の評価を闇雲に採用しがちだ…)というのは、我々の性格として今後もずっと変わらないだろう。

ただし、今回の“Cool Japan”が過去のどの「日本ブーム」とも異なるのは、我々自身が実際に外国に渡航した経験を持ち、その上で自意識と海外からの評価が一致している… という点、そしてそれが大衆レベルで非常に速い速度で共有されている、という点で、全く新しい潮流だろう。
 
…だめだ、文章の構成が悪い…(あぁ) でも言いたいことは言った。我慢して読んでね。

3次元形状を活用する会:3D-GAN カンバンキター!

2008年03月17日 | □アキハバラへようこそ
 
今日は

「3次元形状を活用する会」(3D-GAN)の
 
サインプレートが取り付けられました。

この事務局の前は結構人通りがあり
 
UDXにお勤めの皆さんはもちろん

デジハリの生徒さん

東京アニメセンターに来たお客さん
 
この季節は特に、春休みで楽しそうにしてる若者…

修学旅行生(←わかる気がする)

外国からの旅行者(←すごく多い)
 
結構多くの人が通ります。

今までみんなこの事務局を一体何だと思っていたのだろう?(笑)
 
でも、明日からはもう迷わせない

ここが、

「3次元形状を活用する会」(3D-GAN)の事務局
 
お約束の、ピクチャーレール(天井からパネルを吊るためのレール)も

付きました。


 
これで、壁もパネルも傷つかない。
 
オケ。
 

春だからです ←結論

2008年03月15日 | □アキハバラへようこそ
 
クルスの冒険です。
春爛漫って感じでになって来ましたね。花粉が飛ばないから…という理由だけではなくて、夕べの春雨も良かったです(久しぶりに結構酒呑んだのね)。
なんつぅか…まぁ春は、良い。幼い頃は実際面の変化(クラス替えとかだ)が伴ってウキウキ(ドキドキ)したものだけれど、今は実際面の変化と記憶とが混在して、これまた良いものだ… と。
 
今日は、ワリと近況とかそういう感じです。

本来であれば株式会社ツクルスのホームページでお伝えすべき内容ですけれども、今の株式会社ツクルスのホームページは、
「…かかか会社つくるからっ!は、はやくっ!何かホムペないとっ!」
という状態で作ったままなので(笑)現在大幅に手直し中です。それまではこちらのブログでお知らせしないと… ということで。

<株式会社ツクルスの仕事として…>

1.丸井さんの(あの百貨店の丸井さん)『Cool Japanプロジェクト』のお手伝いをするべく、バイヤー契約をいたしました。特に商品に制限がある訳ではありませんが、日本の「モノづくり」「サブカルチャー」「コンテンツ」…的パワーを生かした商品を中心に、バイヤーとして丸井さんにリコメンドして行く活動となります。海外を含め、オレ(ワタシ)の「Cool Japanな商品をぜひ!」という皆さん、秋葉原の当社の扉を叩いてください。お待ちしています。
もちろん、ワンフェスディーラーの皆さん、皆さんは極めて「Cool Japan」な存在なので、心からアクセスをお待ちしています。
CAD、CAM、RP、CG…そういった製造業支援ITの背景を持つ我々がなぜに流通?どうしてCool Japan?とお思いのむきもあるかと思いますが、ワタシの中では商売変えをしたつもりは全くなく、CAD、CAM、RP、CG…という仕事の延長線上にあるものです。全てストーリーは、繋がっています。

 
2.『3D CG/CADからの立体出力サービス』を再開しています。
すでに実質的に再開しています。基本的には過去に行っていた
『Stratasys Dimension BST』
を使ったサービスと同様ですが… 朗報です!近日中に「別の新しいRP機」を使ったサービスもスタートします!「別の新しいRP機」とは?…お楽しみに!
『3D CG/CADからの立体出力サービス』も選べる時代に突入だっ!
 
3.特撮ヒーローの撮影に使うプロップとかマスクとか…を制作している会社さんに営業に行きまして…こりゃもう、もの凄く写真も撮りたかったですし、どんな感じかお話もしたいのですけど… 守秘義務があるので話せません… でも、いつかワンフェスディーラーさんやフィギュアメーカーさんと交流する機会を作ると凄く楽しんでもらえるんじゃなかろうか?と思いましたね。…うん、いつかやろう。
技術的にも素材や道具の情報交換としても、すごく意味があると思いました。
 
4.えーっとね…そのほか色々始まってます(笑)まだ言えないこと多いです。
これじゃ近況にならねぇ… あ!アレも、復活させますよ。


<3D-GAN事務局の仕事として…>

1.Wonder Geometry Guild(W.G.G.)サイトを公開しました!
同時に、工業デザイン専門情報サイト『pd WEB』の取材を受けましたので、近日中に記事掲載されます。
『Wonder Geometry Guild(W.G.G.)』
さぁ、クリックだ↑(順次機能付加&更新します)

2.年内に3回ほど行う予定の、『3D-GAN・進歩ジウム』(←ダジャレかーっ…)の計画に入り、只今会場の押さえをしております。近く、皆さんにも講演のお願いをする可能性がありますので、思い当たる方はドキドキしながらお待ちください(笑)

3.次回の「ワンダーフェスティバル2008・夏」に3D-GANとしてディーラー出展する申込をしました。それなりに余裕のある宅数ですので、またRP機の持込みをして、広く一般に(?)「3次元形状の活用」について、訴求いたします。
会員の皆さんには、ぜひ、展示についてデータや画像、作品の提供をお願いいたします(まだちょっと先だね)。コラボ希望!の方は、ご連絡ください~。

4.同様に、ASIAGRAPHにも出展予定です!(11月ですな)こちらもコラボ希望!の方はご連絡ください。
本当は、設計・製造系の展示会にも出したいのですけどね、こちらの業界の場合出展料が結構高めなこともあって、二の足を踏んでおります…くそー…おカネ、あればなぁー…と。来年だ、来年はやろう。

5.秋葉原UDXの事務局に、念願の看板が設置されます!!(17日月曜)アクリル+カッティングシートで作った、それなりのモノですぜ、へへ。
協力は… 「深川スタジオ」さん。深川スタジオさんには、昨年のASIAGRAPHブースもお願いしていたのでした。

6.事務局に、皆さんの作品パネルを展示するため、吊下げレールが設置されます!(17日月曜) さあ、展示するぞー。パネル、まだの方はお早目に!

7.会員募集パンフレットの作成に入っています。4月下旬目標で完成を急いでいます。それなりに、格好イイのにしますよ。

8.暖かい→暑い季節を前に、事務局に冷蔵庫を導入!(笑)ええ、これもヤフオクで落札しましたとも!大事なところにはきちんとおカネをかけて、節約すべきとことろはヤフオクで中古です。これでつめた~いお飲物もお出しできます。


・・・一番の近況は…
「最近、いろんな人がいっぱい来るね~」
ということです。本当に、様々な人が沢山お越しになります。
へぇ!あの会社の! とか おぅ!あの人が! とかも、ありますね。
 
もちろんこういったものはタイミングもあるのですが、都心にお越しの際には、仕事を早めに上がった日には、乗り換えの際に… 事務局にちょこっとお立ち寄りください。特別な用事なんて要りません。ノーアポ歓迎です。
最近、社員採用の面接に使ってる会社もあるくらいだから(笑)、それも歓迎です。

ま、春ってことで、いろいろな虫がゴソゴソと動き出しているってことですよ。

アキハバラで会いましょう。
 
最近の脳内ヘヴィローテーション… 『ニコニコ組曲』(爆)知るのが遅かったから今頃。気に入ってるのは、オープニング(とかちつくちてとかちつくちて…)、ロックマンのとこ(E缶だけは最後まで取っておく~)、武装錬金のとこ(真赤な誓いぃぃぃぃぃ!)、ガチャガチャきゅ~と・ふぃぎゅ@…(あーまた一部から誤解を招くようなコトを…チガウから!そうじゃないからっ!)の、とこかな。台湾とのコミュニケーションも微笑ましく見てます。

じゃ、また。


秋葉原のワケ

2008年03月09日 | □アキハバラへようこそ
 
『3次元形状を活用する会:3D-GAN』と、その事務局を務める株式会社ツクルスがなぜ秋葉原に拠点を置いているか?といいますと…この街が「消費の街」であること、「理と情熱」の両側面を常に持っていること、そしてなにより世界でも有数の「消費者と創造者が交差する街」であること、がその理由です。
 
それらによって、好ましいか好ましくないかは別として、誤解も偏見も含みこんだ上で、実相として「キャラが立っている」ことこそが、その価値だと思います。
 
こんなにも誤解が多いけれども、これほど「キャラが立ってる街」ってのもそうはない。これは世界的に見ても、そうだと思う。
東京を訪れる旅行者で、AKIHABARAを知らない人は、まずいない。
 
まぁ、家電の、オーディオの、マイコンの、ゲームの、パソコンの、ヲタクの…と、その時代と人々の嗜好によって印象は少しずつ違うのだけれども、常に「ある一定の傾向」を備えたままずっと最先端であり続けて来てるってのは事実でしょう。でもって、絶妙に庶民的。気取ってなんかない。これは大事なことだ。
 
ようやく『3次元形状を活用する会:3D-GAN』事務局兼株式会社ツクルスオフィスもその設備やインフラが落ち着いて来ましたが、チョコチョコとあるんですよね、ちょっとした工事や工夫が。
 
ここにライトが欲しいよね、とか。そういうこと。
 
そんな時、お昼ご飯を食べに出た帰りにちょっとネジを買って帰って来られる街なんて、秋葉原以外にはあり得ない。この前入れたショーケースに照明が必要…ってことで外に出れば、駅前に立派な店舗・ショーケース用の蛍光灯ユニット(天井のモノよりもはるかに小型で細いのヤツね)が、在庫ばっちり選び放題で並んでる。
 
あらためて、「キャラ、立ってる街だなぁー…」と。
 
でもこのキャラクター… 単なる消費者からするとあまり用が無いものだったりする。逆に、自分で何かを思い立ち、何かを工夫し、何か手を加えて、何かを作ろう…と考えるヒトにとっては、こんなに心強いキャラクターもない。
 
「ツクル人」にとっては、まるでレジャーランドのような街だ、と思う。
 
急にネジが必要になり、お昼ごはんの帰りにネジを買って帰るとき、そんな事を考えた(しかも、安いんだこれが)。
 
もちろん、急にネジが必要に… なったりしない人には特にイミはないことだけれどもね。
 

デザイン・コンペに出そう

2008年03月06日 | □CAD/CAMな日々
 
クルスの冒険です。
春は…クシャミと鼻水と共にやってくるねぇ…。それでも、春は良いものだ。
  
実際にお会いした方には本当の事を言う、という性格もあってか、
 
「一般に思われているほど、いわゆる工業デザインの仕事というのは、大きな産業ではないですし、そこで働く人も決して多くはないですよ。」
 
ということは、よく言う。誤解しないでいただきたいのは、
「じゃあそんな仕事ないのか?」
というと、そんな事はない(第一そんなこと一言も言ってない)。
あるには、ある。実際に目の当たりにもしてます。 
問題は、世間一般に了解されているイメージとのボリューム(?)における差が大きい、ということだ。規模感、というかな。
 
言い換えると…
「うーん…でもね、結構マイナーよ」
と、なる(笑)TVなんかで取り上げられるババーン!としたイメージとはギャップが大きいですよ、って話だね。逆に言うと、ちょっとしたモノ、一般に意識されないモノにも、工業デザインっていう仕事は介在している、とも言える。意外と地道な話だと思う。
 
最近、『3次元形状を活用する会(3D-GAN)』の立ち上げなんぞをやっていて実感するのは、それは会の根幹を成すコンセプトだからというのもあるのだけれど、とにかくCG、ゲーム、映像・画像系の3Dモデラーさん達と、工業デザイン、設計・製造系の人達の接点の少なさ、だ。
 
なんてもったいないことだろう。
 
だって、CG、ゲーム、映像・画像系の3Dでは、今日この瞬間も、3D形状データという非常に具体的な成果を出しているのに、より具体的な成果を欲している工業デザイン、設計・製造分野とあまり関わり合いが無いまま来ているのだから。
 
今世の中に無いカタチをモデリングして生み出し続けている(しかも3Dのツールで)… ということにおいて、それはそのまま工業デザインのお隣に座っているようなものだ、と思うのだよね。
 
もちろん、「工業」である以上「工業」としての知識や経験が求められるのは当然のことで、それはCGやゲームとは違った話だろう。
でも、それであっても、曖昧な絵を描く絵描きさんよりも、CGの3Dモデリングの方がずっと「工業」に近い… ということもあるんだよな。しかも、イイ線で。
 
そういうこともあって、是非CG、ゲーム、映像・画像系の人達も工業デザインのコンペなんかに応募してみると良いと、思う。

ということで、お馴染み工業デザイン専門サイト『Pd WEB』さんで…
 
『Pd WEBデザインコンペ2008』
 
募集が始まるようですよ。お題はー…

1)食器(マグカップ、ソーサーから鍋などキッチン用品まで)
2)インテリア(イス、テーブル、ソファ…)
3)家電(白モノからAV機器、携帯電話、デジカメなど)
4)乗り物(クルマ、電車、自転車、飛行機…)

と、スゲー広範囲(笑)
なんちゃらの剣やら、鎧やらは無いけれど(笑)その「カタチづくる」想像力とセンスを、プロダクトにも向けてみたら楽しいはずだし、新しい仕事にもつながるはずだ、と思う。
 
何なら、コンペ作品用にRP機での出力を応援してもいい、と思っていますよ。
(おっと、3D-GAN会員、ないしはW.G.G.のGuild Menに限らせてもらいますけどね)
 
最後に業務連絡。



3D-GAN事務局に、ガラスのショーケースが入りました。
お店屋さんごっこかぃ!(笑)と、言われても、どーしても必要な設備の一つなのでした。
 
…ヤフオクで買いましたが、なにか?(笑)