3D CG, CAD/CAM/3Dプリンタ な日常でつづる クルスの冒険ブログ

このブログは引っ越しました!引っ越し先は…「とある思索の集合演算」と検索してみてください。よろしくお願いします。

GAINAX(ガイナックス)さんのUstream中継にでます

2010年07月02日 | □檄文
昨日チラ、と書きましたが。
  
数々のヒット作、話題作を世に送り出し、
 
世界的に有名、皆さんご存知のアニメーション制作会社
 
GAINAX(ガイナックス)さんのUsteram中継に出演 します。

もしGAINAX(ガイナックス)さんをご存知ない方は、周囲の方にたずねてみてください。

割とマンガとかアニメが好きっぽい感じの方でしたら、どなたでもご存知でしょう。

  
中継の中身ですが… トビラ絵 をご覧いただければ、
 
「あぁ、こんな事をやるんだろうなぁー…」
 
という想像をなさると思いますが… そのとおりです(笑)

そんなあなたの予想から、一歩も出ません。そんなもんです。
 
というか、このブログを熱心にお読みいただいている皆さまは、
 
世間一般に比べれば、3Dデータについて非常にお詳しいのですよ。もの凄く詳しい。

その差たるや、凄いものがあります。えらい差です。
  
なので、「わぁ、ビックリ!」という内容では、全く無いと思います。

そんなことより、出演者が我々素人ばかりでグダグダになりゃせんか?と、そちらの方が心配…

でも、こうして
  
「誰でも知っている○×△…」
 
という文脈の中で、「3Dデータが…」と語られることが
 
とてもとても重要だと、ワタシは信じていますし、そのための動きも、日々やっています。
 
明日は土曜日です。お休みの方も多いでしょう。
 
19:00になりましたら是非!GAINAXさんのUstream中継 をご覧ください!

 

汝は冒険者か?

2008年12月04日 | □檄文

*ごちゅうい*

今日は「意味ワカンネ…」と思われる方は、
生温かい目で見つめ、放置してください。
スミマセン…

*ちゅうい終わり*

 
汝は冒険者か?
危険という名の滝を潜り抜け 
その奥に伝説の正体を求める者か?
ならば、我を求めよ…
  
…今、第36~37話あたり。
 
N-ノーチラス号登場って感じだ。
 
まぁこの後が苦労するんだけどね
(バリアーに勝てるのはバリアーだけだしさぁ)
 
上手く行くかどうか、わからんなぁー(笑)そりゃあわからないですよ。

ある程度自信はあるにしても、それでも結果というのは、最終的にはわからない。
 
「目標を実現させるには、まず信じることだ」

とか言う人もおいでのようだけどー…

闇雲に「信じてる」ってのも、危ないと思うしねぇ。

「本当に大丈夫か?これはどうだ?そこはどうだ?あっちは?そこは?」
「もしダメだったら、こうしようか…」

と、セルフチェックをくり返した上で… まぁ、信じてるけどね。
 
多分、始まってからの工夫と努力、修正はどうしても必要だろうな。
 
それは、当たり前。
 
でも、こうやって未来は作るものだろう。

うまく行くかどうか、最終的にはわからない。

でも、本気でやってんだぞ!ということだけは、自信を持って言える。
 
ひとまずは、口に出して「やる」って言って来たことがきちんとやれる事を、嬉しく思ってます。
 
ここ1年は、こんなことばっかりだ(苦笑)。

だって、やる、って言っちゃったもんなぁ… やらんとなぁ…
 
そんな毎日。

 
「死にに行くわけじゃないんでしょ?」
 
…そうか、そうだったな、ジャン君。
 
パリまで時速12,000キロで行く。
 
まず、しもべの星ルシファーを撃ち落とすとこからだ。
(何かの暗喩ではないです、別に撃ち落とす対象はないですからね)
 
一年ちょっと遅れたけれど
 
『カッテミル』は、cutmill.comとして、姿を現わします。
 
http://www.cutmill.com
 
「エンドミル・ゼンブミル・カッテミル!」
 
何よりも、NC工作機械とCAMを使って加工をしていた、自分たちが欲しかったシステム。

シンプルで、必要十分で、便利。

ちょっと気が利いている。その“ちょっと”に気を配った。

僕らは、これが欲しかった。でも無かったから、作った。
  

えーっとね…ぐ…グラタンは連れて行こう…(笑)

グラタンは、決戦の御守り、縁起ものだから。
 
実際には「決戦」というよりも、「長い長い新章のはじまり」だ。
  
では、始めよう。
 
ブルーウォーター (21st century ver.)
森川美穂,森川美穂,来生えつこ,西脇辰弥,星勝
ティームエンタテインメント

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「選択」と「集中」・・・?

2008年04月06日 | □檄文
 
今日の写真↑ 3次元形状を活用する会:3D-GAN事務局の冷蔵庫とゴミ箱。
 
こういう所はおカネをかけたくないので、この冷蔵庫もヤフオクで中古(笑)。
まぁ、十分だ。何でもかんでもおカネをかけるのは、どうもダサくて嫌だ。何でもかんでもケチってりゃ、そりゃあ見栄えが悪くなるだろう。こういうの何ていうの?クルマでもあるじゃない、「効果的な所にはコストをかけましょう、効果が上がらないところはコストかけませんよ」っていう最適化の考え方。そういうのは、大好き。
・・・あ、バリューエンジニアリングっての?チガウ?(笑)
 
さて、書きます。
 
以前、ワタシの仕事ぶりについて
「どの市場に絞っているのか分からない」
と評されたことが何度かある。…フム、分らないでもないね。
 
そうおっしゃる人には、なぜ貴方にはワタシが市場を絞っていないように見えるのか?や、相手の言う市場の絞り方が決して有利ではなく、かえって危険でさえあるということや、実際には別の観点から、ワタシは十分に市場を絞っているのだ、ということなどを丁寧に説明したつもりだけれどきっと同じ意識には到達してもらえなかっただろう(表情を見ればそれは分かる)。
 
「選択と集中」という言葉の危険性を、ワタシはいつも感じているのです。
コトバは、いい。問題はその解釈にある。
 
我が国の経営戦略における「選択と集中」とは、「選択」は本業を残して事業数を削減し、得意分野に「集中」するという意味のようだけれど、これは似たような表現である「コア・コンピタンス」という言葉とは微妙に…いや、どうも相当に意味が違ってしまっているようだからだ。
そしてその違いに思い至ることもないまま、まるで何かの大義名分を得たかのような熱心さで「選択と集中」を口にし、実践しようとする人が少なくない。
 
「選択と集中」という言葉の印象が、
「いろいろ無駄な事に手を出さないで本業をしっかりやりましょう」
というような、我が国の伝統的美徳に妙に適っているのがきっとその原因だろう。
しかし、それは似てはいるけれども、その本義においてとても危険な差異が組み込まれていることに気づかないまま実践されていると思えて仕方がない。言葉を印象のみでとらえ、言葉をロゴス(=論理)としてとらえないから、こういうことになるのだと思う。
 
「選択と集中」を分解すれば、「選択」・「集中」という二語になる。どちらが簡単かと言えば、それは「集中」に決まっている。「集中」とは、ほとんどが努力であり、単なる方法論だからだ。しかも「集中」は、やり出してからその方法や強弱を修正することが比較的容易な行為だ。勤勉で真面目でありさえすれば、「集中」行為はそう大きくその意義から外れることはないだろう。上手な集中と下手な集中があったにせよ(何にだって上手・下手はあるものだしね)、その本質は変わらない。
 
ところが「選択」は違う。
 
「選択する」という行為は単なる努力ではなく、勤勉も努力もその決定打にはならない(大事じゃない訳ではないけどね)。全く違うタイプの勤勉と努力が必要になる。
そしてその行為は、「選択」した後の修正が非常に困難だ、という性格を持つ。「選択」とは情報であり、分析であり、仮説であり、判断であり…そして勇気だ。
 
油田を掘り当てよう…という時に、「どこを掘るのか?」が選択で「一生懸命掘る・効率良く掘る」というのが集中というところかな。
Scrap & Buildなんかと似ているのだけれど、こうなると「選択する人」と「集中していく人」とが同じ個人の中で共存することだって結構難しいのかも知れない。だって、かたや発明や冒険であり、こなた穴掘りくらいの違いがあるのだから。ほら、解体屋さんと建築屋さんって大抵違うでしょ?(笑)
あ、穴掘りを馬鹿にした話ではないからね。これだけは注意していただきたい。上手な穴掘りも、効率的な穴掘りもそりゃああるに決まっているさ(ものの喩えであって、穴掘りはすごくクリエイティブな面があるのだろう)。
 
実際、話はもっと単純なんだろうな。
「選択と集中」という時、そもそもその集中する先=選択したモノがもし間違っていたらどうするんだろうか?(笑)ってことだよ。
 
選択を誤った場合、集中すればするほどその失敗の規模は膨れ上がり、失敗への時間は短縮されるだろう。だって集中してるんだからさ。
誤った行為に勤勉であることは、怠惰であるよりずっと恐ろしいことなのだ。これもまた、我が国の伝統的美徳と無関係では無いと睨んでいるのだけれど、「一生懸命」は素晴らしいが、それよりも先に「一体何に一生懸命なのか?」の方がずっとずっと重要だろう。間違ったことに一生懸命なら、ぐぅたらと寝ている方がよほど素晴らしい。これが分からない人多くて、本当に驚く。
下手な考えは、ライク ア スリーピン(ルーか?)。
 
しかも、自分で「選択」したと思っているその選択肢が、本当は「選択」したのではなく、元からそこに在り「自分にはそれしか出来ない」ということと、きちんと区別して意識されているだろうか?
消去法も立派な選択だけど、そもそも比較して消し込む複数の対象が無いのであれば、それは選択ではなく「それしかない」ってことだ。この差は絶望的に大きい。
 
「コア・コンピタンス」という言葉と「選択と集中」の二語がどうにも違っちゃっているのは、「コア・コンピタンス」という言葉の方が、より「コア」の部分を見つめていることを忘れてしまっているからだと思う。「コア」をしっかり見つめて、その「コア」が使えるのならば、「コア」の表出であるところの「実際の事業」にはあまり縛りを入れていないように解釈できるのに。

自分の「コア」である競争力に「集中」して、それを使える分野を「選択」しましょう。
これが、本来の意味じゃなかろうか?(え?え?違う?いやぁ、違わないよー)
 
すごく具体的に言うと… たとえば磁器の会社があったとする。長年磁器を作ってきた会社ね。磁器を生産するための設備があり、原料の調達・購買がしっかりしており、焼き物に精通した技術者が居て、流通もお付き合いが長く、一定の消費者、ファンも居てくれている…と。
 
この磁器の会社が、今までのように食器が売れず、何かしなきゃ!と思ったとする。で、たとえば「磁器の美しさを生かしたアクセサリー事業」を始めたら、これは「選択と集中」に反しちゃっているのだろうか???
 
・・・そうは、思わない。いやー、全く思わない。特に、食器としてそれなりのファンを獲得していて、ブランドも出来ていたりしたら、これは立派な「コア・コンピタンス」の利用だろう。もちろんこれはたとえ話だから、事業として上手く行くかどうかじゃなく、それはコア・コンピタンスの活用かどうか?(=選択と集中
に適っているか?)って話題だからね。そこ間違わないでね。

翻って、CADとかCAMとかCAEとか、なんだ?製造業支援IT産業の場合はどうだろう?
 
・・・・全然、全く、ちっとも、出来てないと、思う。
でも、逆は、よく見かける。
 
いろいろやって来たのを止めて、CADに特化します!とか、CAMに特化します!
って会社はあるね。そしてそれを、「選択」と「集中」と自分で言ったりする。
…ごめん、それは言葉の選び方が間違ってるから。チガウから。
 
だって、その「選択」ってどうよ?(笑)それは本当に「選択」したのかな?
選択するために一度選択肢を並べてみたのかな?
「それしか無かった」ってのはそもそも選択じゃ無いし、自分が理解できないものをきちんと見よう、理解しようという意識も無く、広範に情報を仕入れて、現在に至る歴史をヒアリングすることもなく、ただ目を背けて早々に排除してしまうってことは、それこそ「選択した」って事にはならないでしょ。
 
足りない情報から導き出される答えは、より多い情報から導き出されるそれよりも、かなり高い確率で、ほぼ間違っている。知らないってことは過ちへの近道だ。そして大抵のことは、知ろうと試みなければ知ることは出来ない。
失敗したかったら、知ってしまわないように努めればいい。
聞いたことにして、理解しないよう努めればいい。
想像と偏見(つまり間違った情報)だけで思考し判断すれば、確実に誤ることが出来ることだろう。
  
こんな事を書くと
「オマエはよほど成功への自信があるのだな?」
と、思う人も居るんだろうな(笑)どうにかしなさいよ、その短絡思考(笑)そんなこと一言も言ってないじゃん。
 
成功するかどうか?は、わかるわけがないよ。人為に確定事項なんてありゃしない。まして世間様が相手だもん。不確定要素ばっかりだ。不確定要素が多けりゃ自信なんて持てないよ。
 
ただ、成功するためには「こういう事を心がけようと思ってる」って話だかんね。
 
これだけは自信があるよ。
 
何事かを断じてしまう前に調べて、聞いて、見て、尋ねて、考える…そういった行為に勤勉であろう… と強く思うし、それが出来ているだろうという自信はあります。誰が言っているか?や、そいつが好きか嫌いか?ということの一切から離れて、情報や知識に対して真摯であろう、従順であろう、勤勉でいよう…という気持ちは強くあります。

大っ嫌いな人が言っている事でも、「そこは正しいね」という部分があれば、その部分に関してはアッサリ認める自信がある。
 
だって、そこまで勤勉であっても確実なものなんてありゃしないんだから、そこに手を抜くわけにはいかないじゃないか。
 
今は、自分が考えたことをそのまま実践していい… という立場に居るわけで。
それについては、すごく、ものすごーく(笑)、嬉しいよ。

ここ半年、「親会社」なんて言葉を一言も口にしていない… 
この、背筋が寒いほどの不安感と、小踊りしたくなるほどの開放感。
しばらくは楽しみながら、味わいましょう。

 

扉を叩くのは誰だ?

2008年02月27日 | □檄文
 
久し振りに雨の東京です。
 
今日、W.G.G.のGuild MenでもあるStudio*Meetsさんがモデリングした、その名も「ねず美」が、立体出力されてきました。かわいい?(笑)
出力にご協力いただいたのは、自動で着色されて作ってくれるRP機、Z PrinterのZ Corp.さんです。ありがとうございました。 

この3Dデータ、ボーンが定義されているからアニメーションの世界にも行けるし、ゲームの中に入り込むことも出来るし、服などを変えてアバターとしてオリジナリティを発揮することも出来る仕組みになっている。SNSなんかにいいね。
で、こうして立体として出力されモニターの世界から出て来ることも出来る。
色々な世界に出入り出来るスゴイ女のコなのだ。かわいい顔して(笑)
 
こういった、「3D CGからの立体出力」をお手伝いしていて毎度同じように強く感じるのは、以下の二点。
 
1.3D CGのデータが物体として製造出来ることが、まだまだ知られていない
2.CGのモデラーさんは、自分の3Dモデルが立体になると大変に驚き、そして喜ぶ
 
これだ。

でもって、CAD/CAMに代表されるところの「設計・製造方面」からは、「それは量産にならない」の「コストがどう」の「金型がこう」の…と、ご専門の領域から一言あるってのも、いつもの話。  
元々が自分も「設計・製造方面」なので、おっしゃることに関しては全く同意できるし、一言一句間違ってることは言ってないとも思う。
 
ただ、どうだろう?
これは、素晴しいことじゃないのだろうか? 
 
だって、こうすることでたった今、目の前で、現にまた一人、3Dのデータから製造する、という行為に関われる人が増えたのだから。
 
「オマエは何も分かっちゃいない!」
っていうのは、本当の事なんだろう。
そう、ワタシは貴方の事を何も分かっちゃいないのかも知れない。でも、そういう貴方も「分かっちゃいない」んだよね。

で、あるならば。互いの「違うところ」を指摘したって何の進展も無いじゃん(笑)
それより、必ずあるはずの「共通したところ」を探してお話しするところから、世界は広がるんじゃないのかね。ほんの一点でも、共通したことろから関わり始めると、世界は広がる。

貴方とは意見が合わないね、という点では貴方と合意出来るね、ということだ(笑)冗談のようだけれども、これはとても大事なことだと思う。

15年を超えようかという、製造業支援IT産業での経験でワタシが学んだことは、設計・製造の世界というのは大変に奥が深く、そして多様である… ということだ。
言ってみりゃ、「学び切れないくらい広大だ」という事を学んだんだね(笑)無知の知。
何か一つの加工方法に大変に秀でた人でも、それ以外の加工方法にはからっきしだったりすることなんて珍しくない。それは職人の世界ではちっとも珍しくなんか無いことだけれども。
 
だから、自分の専門領域から何事かを言ってみることは全く悪いことではないのだけど、ちょっと待って欲しい。プロフェッショナルとして設計・製造を長くやって来た皆さんと、今、自分のCGが初めて立体出力され感動している人との間にある隔たりに、少し配慮していただけるととても嬉しい。
 
そして出来れば、歓迎してほしい、と願って止みません。
 
この「ねず美」がそうであるように、3Dのデータというのは、今までこうだ、と思って来た世界の狭間を事もなく飛び越えて、我々の領域にやって来たのだよね。
 
そして、道理から言えば設計・製造のヒトやデータも、この「ねず美」とは逆にゲームやアニメやCG映像の世界に入っていくことが可能なわけですよ。
 
…だからどうした?

うん(笑)そうね。そこからは、想像力だと思うんですよ。
扉は用意しましょう。現にこうして用意していますし。
開くのは、皆さんです。
  
株式会社ツクルスでは、「3D CGからの立体出力サービス」を復活させるべく、只今準備しています。そう時間はかからないでしょう。前やっていたことを、もう一度やるだけですから。
 
しばしお待ちを。

「3次元」というくくりで、40名以上

2008年02月10日 | □檄文
去る2月8日(金)… 
『3次元形状を活用する会=3 Dimensional Geometry Application Network(3D-GAN)』
の分科会組織であるWonder Geometry Guild(W.G.G.)会議が行われました。
 
今回の会議は…とある国内自動車メーカーさんからのご依頼により、とある「お題」について企画を考え、アイデアを披露し合う場として開催されました。
W.G.G.のGuild Men(構成員)に加え、総勢40名程度の方々が参加されました。
皆さん何らかの形で3次元形状を活用されている方であり、そうした人たちに共感したり、接近を試みたり…という意図を持った参加者ばかりです。
 
3D-GANとは…

・「3D形状データをモデリングする、企業・個人」
 (CG、3Dモデラー、CADオペレーター、設計、工業デザイン、建築・土木 等)
・「3D形状データからモノをつくる、企業・個人」
 (製造メーカー、試作、金型、部品加工 等)
・「3D形状データからモノをつくる、機械・ソフトの企業」
 (CAMソフトウェア、工作機械、RP加工機 等)
・「3D形状データをモデリングする、機械・ソフトの企業」
 (CG CADソフトウェア、3Dスキャナ 等)
・「商品企画・製作」
・「コンテンツ企画・製作」

これらの企業・個人でつくる、新しい『業界団体』です。
私企業ではなく、現在は任意団体ですが近い将来NPO法人にして参ります。
ワタシの会社株式会社ツクルスは、その事務局を仰せつかっています。

3D-GANが、「新しい業界団体」と自称するのにはわけがあります。
普通、業界団体というのは、「こんにゃく製造業」というものが十分に確立された状況下において、「こんにゃくの振興」を図るため「こんにゃく製造業者とその周辺産業」が連合してつくられるものでしょう。
ところが、3D-GANが提唱する「3次元業界」というものは、未だ確立されているとは言えません。そうではなく逆に、「3次元業界」というものを定義し、確立するため(それが十分に業界たり得るものなのだと気づいてもらうために)立ち上げたものなのです。

ここが、普通の業界団体と成り立ちが異なるところです。
だから、「そんな定義はないじゃないか」とおっしゃる向きが居ても不思議はありません。がしかし、「それは面白そうだ、未来を感じる」とおっしゃって多くの方々が忙しい中時間を割きこうして出席されているのも、また事実です。
そして、批判的であるよりも肯定的である方が、何につけても変化への初動が素早くなるのは世の中の常識です。しかも肯定的であっても何ら損などしない。
 
ゲーム、工業デザイン、設計・製造、フィギュア、オモチャ、商品企画など、一見全く異なる産業分野に属していると思われる人たちが、実は 「3D形状データを活用している」という一点の共通項で40名以上も集まり、何事かを話しているわけです。
 
それは、なぜか?

「全く異なる産業分野である…」というパラダイムから脱しようと… 少なくとも今とは異なるパラダイムに、何らかの可能性を感じていらっしゃるからに違いありません。だって、パラダイムって意外と思い込みなんですから。
単純に、「なんか面白そう」という動機もあるでしょう。それで十分だと思いますし、その期待にはお応えできているようです。
 
では、8日(金)は一体何が話し合われ、どんな事が起きたのか…?

「そんなの教えるわけないじゃんね!www」

あたり前の話ですよ。こんなブログでペラペラ話してしまったら、この時のために時間を割き、手間をかけ、おカネを払って参加していただいている皆さまに対して、それは不誠実というものです。このために何百キロも移動して来ている方だって多いのですから。
今の時代、情報と体験はきちんと手間とコストをかけて取りに行かなければそう易々と手には入らないものですよ。逆に、労せず手に入る情報と体験は、あまり価値があるもんじゃないでしょう(タダのもの=広告である、というのが今どきだね)。
 
ただ、手間とコストをかけて取りに見える方に対しては、誰にでも分け隔てなく公平にドアを開いてお待ちしているという事は、お約束いたします。
 
これが、ワタシが考える誠実さ、です。
だから、来なかった人には教えてあげません。
 
「…興味があるんだけど…」
とお思いの方!慧眼です。素晴らしいです。うれしいです。
是非、秋葉原にお越しください。千人お見えになると、ワタシは同じ事を千回話す事になるのですが、喜んでそれをやりましょう。その覚悟は出来ています。
 
webページも作らなきゃなりませんし、パンフレットも用意しなきゃならないでしょう。業界団体ですから営利目的ではありませんし、現在までのところほとんど全ての手間とコストをワタシたちの持ち出しでやっていますので、至らない点についてはご容赦ください。でも、どんどん充実して行きますよ。
 
秋葉原UDX4階 「3D-GAN事務局」(クリックすると地図が出ます)
までお越しください。土日祝日は開いていませんが、平日であれば大丈夫です。
メールでの連絡は、info@tkls.co.jp までお願いします。
 
なぜこんな事をするのか?それはカンタン。

わたしたちには、「新しい世界観」が必要だからです。 
そして、世界で一番その「新しい世界」を見たがっているのが、このワタシなんです。
 
秋葉原でお会いしましょう~
 
 

秋葉原へ引越し

2008年02月01日 | □檄文
 
クルスの冒険です。
 
色々なことが同時進行で進んでおりまして…
 
あれが、ああなれば…
これが、こうなれば…
うん、こう出来るようになるね…
 
そういう会話がより多く、そしてより具体的になってきました。
 
基本的には、途絶えてしまった事を継続させるための作業と、
仕掛りになっていたことをキチンと形にする作業と、
今まで出来なかった新しいことを始める作業。
この3つに分類されますかね。どれも動きだしています。

で。
 
何をやるにも人と場所は必要だ。
 
ということで、今日・明日と引っ越しです。
新しくなるデスクやパーティションやイスなどの搬入に先駆けて、私物のイスが一番乗りです。
家具は一気に揃えてしまいたいのですが、部屋のクリーニングやら工事やらの都合と同時進行なので、2回くらいに分けての作業になるでしょう。
というか… 今回もまた自分で家具類を組み立てることにしましたので(笑)、一体年に何回やるのかー? と(笑)。
 
『3次元形状を活用する会:3D-GAN』の拠点に、事務局としてツクルスも同居します。『3次元形状を活用する会:3D-GAN』の活動が活発になって場所が狭くなったり、ツクルスとしての拠点が必要になったら、ツクルスはツクルスとして別にオフィスを借りることになるでしょう。それまでの間は、ここに居ます。
 
ツクルスとして別に借りるとしても、やっぱり秋葉原になるだろうな。
『3次元形状を活用する会:3D-GAN』の運営もしなきゃならないし、何よりツクルスに、これほど相応しい街もない。
 
2月8日(金)は、この場所でやりますよ。家具が揃いきっておらず、3D-GAN、及びW.G.G.の皆さんにちょっと不便をかけるかも知れませんが最初ですのでご容赦ください。
 
つまり、まぁ、確実に前へ進んでいます。
 


3D-GAN(3次元形状を活用する会)のアジト

2008年01月25日 | □檄文
 
クルスの冒険です。
今年の冬はしっかり寒いですね。風邪ひいてませんか?
 
さて、『東京トイボックス』『大東京トイボックス』(←クリックするとちょっと作品が読めますから、ぜひ!)に触発されたって訳ではなく、ここ数年秋葉原に縁があることもあり、街自体の魅力もあり、で、
3次元形状を活用する会(3 Dimensional Geometry Application Network=3D-GAN)の拠点は秋葉原になります。これほど会の趣旨に適う街は、世界中にここだけだ。
 
で、上の画像はその間取り。
コの字型のワークスペースは、3D-GANの特別会員さん用のスペースとなり、右の応接スペースも会員さんに自由にお使いいただけます。その応接スペースに置いてあるのは、RP機やスキャナ、加工機などです。RPなどのメーカーさんは、特別会員になることによって、ここに展示する事が出来る… って訳です。これは、とてもバリュー高いですよ。だって、ここに集まって来る人たちはゲーム・CG・工業デザイン・映像・設計製造… などを問わず、皆さんが「3次元の形状データ」を日々使って仕事をしている人ばかりだ。W.G.G.のGuild Men(メンバーね)には、優先的に使っていただきましょう。
3Dのデータ、というものに馴染みの無い人たちにRP機や3Dスキャナを見せる・見せに行く…という効率の悪さを考えたら、これほどイイ場所はないですってば。
RP機のメーカーさん!DMS(設計・製造ソリューション展)なんかに出してる場合じゃないぞ(笑)あ、でも、ある意味本当だろうな。

何度も言ってますけど、いくら3Dプリンターがスゴいとか何とか言ってみても、3Dのデータが無きゃタダのハコだ。結局は、「つくりたい!」っていう動機を持った人と3Dの形状データがなきゃ3Dプリンターなんてやっぱり無意味だ。同じように、3DのスキャナもNC工作機械も、意味が無い。だって道具だもん。
年賀状やチラシが作りたいなら、Macを撫でてないでとっととソフトを入れて絵を描くべきだよね。同じこと。

ここには、その「動機付けられた人たち」が集うんです。これ以上の価値があろうか?(いや、ない)
 
この準備もあって、多忙な日々を過ごしておりますが、それにしてもこういうことは一人じゃ出来ない…色々な皆さまの手を煩わせながらの毎日です…ありがたや。


あ!そうそう。
11月に第零回が行われました、「Wonder Geometry Guild(W.G.G.)」の会議が、ここを会場として2月8日(金)にも開催されます。
今度は依頼主(企業さん)からの要請を受けての、「お題付き」開催です。
すでに「Wonder Geometry Guild(W.G.G.)」のGuild Menにはご案内を済ませておりますが、

「なんか面白そうだ」
とか
「お?拠点が出来たか?見に行ってやれー」
 
と思われた方は、このブログに書き込んでくださいね。席をご用意します。
例によって、本名で書き込む必要はありませんよ。
 
以下が、その実施要綱。ご質問はお気軽に書きこんでください。
一点、前回と異なるのは…参加の制限です。ごめんなさい、今回は参加に制限があります。

制限事項:「自動車メーカー様のご参加はお断りいたします(申し訳ありません)」
 
□ 会議の日時: 2月8日(金) 午後4:00~7:00(会議) 7:00~9:00(懇親会)
□ 場所: 秋葉原UDXビル4階先端ナレッジフィールド内 3D-GAN事務局

風邪をひかないように過ごして、2月8日(金)にお会いしましょう!
(二次回アリ! 笑)
 
 
 

ハンコ

2008年01月20日 | □檄文
 
クルスの冒険です。今年の冬はきちんと寒いですねー…
今日は近況的な話です。
 
ハンコ、つくりました。
というか、最近たくさん作ってます。
・株式会社ツクルスの実印
・同角印
・同銀行届出印
・同住所、代表者名印…
ま、会社やってるんだから当たり前ですけど。
 
写真はもういっこの、『3D-GAN』の印鑑です。
ちゃんと「3次元形状を活用する会…」と入っています。
これは何を意味するか、というと…
株式会社ツクルスは立場上、『3D-GAN』の事務局を『3D-GAN』から委託されて行っている訳です。従って、当たり前ですけれども株式会社ツクルスと『3D-GAN』は別会計になります。『3D-GAN』のおカネは『3D-GAN』のおカネとして公明正大にきちんと管理されなければなりません。なぜなら、『3D-GAN』のおカネは会員皆さまのおカネだからですね。 

まぁ、当然の話です。
 
それで、『3次元形状を活用する会:3D-GAN』にはそれ用の口座が必要になるわけです。口座、作りましたよ。口座を作るには、印鑑も必要… ということですね。
 
でも、1円も存在しないところから会の予算が捻出されるってことも、これまた無いわけでして。小額ではありますが、たとえばこの印鑑を作るおカネだって、会にはまだ無い。こういったおカネは、最初は誰かが出さなきゃならない、ってことは自明な訳です。
 
それを出します。
 
印鑑くらいで済む話であればホイホイ出しますが、本気で業界団体を作って行くのだから会に拠点も必要でしょうし、そこが魅力的な場所である必要もあるでしょう。幸いにも、ヒト(=会員の皆さま)はお集りいただき始まっていますし、皆さま、十分に魅力的です。
 
さぁ、場所だ。
 
場所となれば、机もイスも要るだろう。そこが会員に相応しいように魅力的でなければなりません。
そしてそのおカネは、印鑑と同じように、誰かが最初は立て替えて揃えておかなきゃ始まらない。
 
では、出しましょう。(だ・だ・だだすぞー…←震えている)
 
しばらくは持ち出しだけれども、こんなに有意義で夢があって、そして活きるカネもないだろう。なんらかの未来を語るのだから、これくらいはやんなきゃ、だ。
ワイドショーとかで語られる「…への思い」とか、そういう表現は好きじゃない。
思いとやらがあるなら、それをやらなきゃ思いも無駄になる。
以前の会社でもブログでも、威張って来てるからさぁ(笑)ここで尻ごみしたら格好つかないしね。

BAT MANも言ってた、
「心は見えない、人の価値は行動で決まる」 
って。その通りだよ。

「皆が集って神輿を作ることはないが、神輿を作ることで皆が集まることはある」
 
「神輿理論」と呼んでます…あ、これワタシの経験則だ。だからあんまり厚みはないけどね(笑)
 
場所は決まっていますので、只今家具選びをしています。
自宅の家具だってこんなに真剣に選んで来なかった…ってくらい真面目にやってますよ。
 
『3次元形状を活用する会:3D-GAN』の会員の皆さんに、機会あるごとにカオを出していただけて、W.G.G.のGuild Menがモデリングしたり、打合せに使ったり、RP出力やら3Dスキャナーなんかの道具を使いに気軽にカオを出して…
3次元形状を介して、ヒトが出会って何か新しいことを始めて行く… っていう、そんな様子が脳内に浮かんでは、ワクワクしています。 
  
新車買うよりワクワクするな。
新しいバイクを買うときと、同じくらいだな。

もともと、飲み会とかパーティとか、
「…誰が来るの?」って訊いてから行くか行かないか決める…って立場になったことがあまり無かった。大抵は、
「今度これやるんだよ、きっと楽しいよ、来てよ!」
って言う側だったなー…(しんみり)

中学生の頃くらいから、パリ=ダカールラリーの創始者にして天才オーガナイザー、故ティエリーサビーヌに感化されて憧れまくってたから…早死にしてショックだったけどね。
 
つまり、まぁ、これも性分ってことでしょう(サビーヌに比べたら小物だよなぁ…)。
 
ということで、詳細は、もうすぐ!乞うご期待!
心の底から、期待されることを乞いますよ(笑)
 

神田明神へお参り

2008年01月14日 | □檄文
 
皆さま、お寒ぅございます。
クルスの冒険でございます。
いや、ありがたいことに仕事が忙しくなって来まして…イタズラで書いている「フィクション」の筆が止まっております(笑)。
完全に止まっているのではなく、ああいうのはアタマの中にある構想を書き出すのは終わっていても、何か「格好付けた感じ」にするのに手間がかかるんですよね。

あれは、次なるCADシステムが現場で普及する時は…?
という空想のお話を書いているのだけれども、これはもう本当に個人的な脳内レジャーの世界ですから、あんまり本気にしないでね、と。ただ、空想ってのはある程度の現実を踏まえるから面白いのであって、そこは楽しませていただいております。

ただ、ワタシは、次なるCADシステムの普及においては、基本的な問題意識を「生産性」には置いていない、んです。ミもフタも無い話ですが、どんなに素晴らしい機能を持たせても、新世代の普及には凄く時間がかかるだろうと思っています。
現在シェアを持っている各社は、必ずや囲い込み戦略を取るだろうから、それに対抗してシェアを逆転しよう…なんて事はとてもとても難しい。素晴しい機能を考えだした人も、自分で企業を興してシェアの逆転を狙おうとはしないだろう。その技術を現在高いシェアを誇っている企業に売った方が、安全で安価で有利だからだ。
こんな風潮も、市場からロマンを喪失させている大きな原因だ。
まぁ何もCAD/CAMに限った話ではなく、すでにソフトウェアやITという存在が、そうなんだろうから、仕方ないのだけれど。
 
もちろん、CAD操作そのものの生産性に改善と向上の余地はまだまだあるとは信じているけれども、CADの操作は非常に複雑なものであるから、どれだけ生産性の高いCADが完成しようとも現行CADの「慣れ」を飛び越えていきなり生産性を発揮するCADが作れるとは考えにくいということもある。
当然どんな道具にも慣れは必要で、新しいものに替えた時の生産性は一旦落ちる。そして慣れるにしたがってジワジワと生産性は向上し、以前の道具の生産性を追い抜く… とまぁ、こういう話であることは解る。
ただ、まだ見ぬ新しい道具の生産性(の可能性)によって顧客を説得し、大規模に展開されインフラ化したこの道具を入れ替えて行こう… という顧客側の動機を、見出し難いと判断してます。

おカネに色は着いていない。何用のおカネということは無いのが普通だ。
だとすれば、CAD用の予算というのは末端の行政の話であって、組織の上層部に行くにしたがいおカネに色はない。だから、例えば社員寮を建設することと新しいCADに入れ替えることは、予算上競合するのだよね。
残念な話だけれども、もしワタシが製造業の社長であるとしたら、あまねく社内に広まり安定的に稼働しているCADソフトウェアを入れ替えるような動機は持たないだろう。そんなおカネがあるなら、もっと他に使いたいところがあるはずだと思う。
例えば海外生産拠点への投資に。例えば優秀な新卒者を採用するために。

CAD屋さん、特に技術系・開発系のヒトは、CADの予算と社員寮の予算のどちらが大事か?という観点を持ち得ないだろうけれども、これは当然のことだ。
もはや、CADの競合は他社のCADなんかじゃない、と思うのだ。
 
まぁ、それでもCADのお話だから(笑)これから何が大事なの?と言われたら、漠然としているけれども、以下のように愚考するね。

1.市場を大きくとらえることの出来るソフトウェア構造
昔から、
「3Dの正体は、そこに盛り込まれている情報量」
と言い続けて来ているけれど、それ。
最初に結論を言っちゃうと、CGはCADとして使うには入れられる情報量が足りな過ぎて、逆にCADは沢山の情報量を入れないと成立出来ない、って仕組みになってるのが問題だ。
考え方としては、「CGを基本に、そこに入れられる情報量を増やす」ってことでいいだろう。

CADの市場とCGの市場が分かれているのは、非常に馬鹿々々しい。
少なくとも「3Dモデリング」という行為においては全く同じ道具で両方の市場を一つに捉え得るはずだ。
CGのニーズから見ればCADとは、
「形状定義がキツ過ぎて面倒臭いし変更も厄介…」
ということであり、
CADのニーズから見ればCGとは、
「形状定義が曖昧過ぎて製造に使えない…」
ってことだろう。どうもそこが市場を分けている(機能における)決定的な要因らしい。
ならば、

「とても大まかな3Dモデリング(と容易な変更)」

         ↓

「より正確な形状の定義(精度・寸法)」

っていう風に、情報を後から付加して行くようにできればいい。
これで、CGの場合は情報を付加するのを途中で止めればいいし、CADのユーザは製造に必要なだけ追加すればいい。
それには形状はポリゴンやボクセルで定義されていればいいんじゃないだろうか。少なくとも線と面で定義されていると、それだけで入口である「とても大まかなモデリング(と容易な変更)」は実現出来そうにないからだ。

ポリゴンでは精度が出ない、とかいう人はよもや世の中のCAMに形状を任せてはいないよね?今市場に存在するCAMソフトウェアの多くはポリゴンで形状を処理して、加工データを作ってる。だから、ポリゴン=精度出ない、という思考は単なる思い込みでしかない。思い込みっていうのは視野が狭いってことか、知識が足りないってことか、または論理的思考が出来ていない、ってことのどれかだ。それであれば、知れば変わる。問題は小さい。

次なる問題は、ポリゴン的なモデリングに設計として要求される寸法概念やその他の情報(アセンブリや部品点数の制御)が盛り込めるのか?にかかってくるだろう。これが、より多くの情報を付加する、ってことだ。逆に、設計の非常に初期の段階であれば、それはCGの状態(設計としては情報が足りないけど3Dになっている状態)で止めておけるから、これはこれでとても使い道があるだろう。

3Dによる設計の初期段階では、CGであっても十分にその効果を期待できるものだ。
主にレイアウトや形状のイメージをつかむためだね。世の中に沢山あるオフィスのレイアウトソフトなんかを使ってみるとそれが良く分かる(あれは設計行為だもん)。
むしろ、3D CADの最大の欠点である
「形状を作るのが大変で、変更はもっと大変」
という性格が、この初期的な効果を大幅にスポイルしている、と見るべきだろう。
ワタシは逆だと思うのだよね。
世の中に存在する非常に多くの機械は、設計における初期の段階はCGで良くて、その後は製図で良いのかも知れない… と。今、3DのCADを使うメリットが見いだせない製品は、きっとこちらの方が使い方としては向いていると、見ています。例えば板金の箱にユニットや配線を詰め込んだ分電盤的構造の製品とか、ですな。

いずれにしても、今の3D CADは、盛り込まなきゃいけない情報量の下限が高すぎるのだ。
もっと情報量が少ない状態(=CGの状態と言っていい)を許容して、それがその後の情報付加に対応出来ることが理想だと思う。

で。

最後に待っている、「設計とは?」って話題については、これはカスタマイズの世界に任せるのがいい。「設計とは?」っていう問いに正解はなくて、それぞれの考え方と慣習があるだけだ。これこそ各社が競って独自性を打ち出すべき所であるし、競争力にもなるだろう。ある程度のスタンダードを咀嚼したアドオンのパッケージがあっていいし。同じように、CGとしてのアドオンも存在するようになるだろう。レンダリングやアニメーション、画像・映像効果としてのアドオンだ。

要するに、

「3D形状の定義という行為において、CGユーザとCADユーザを同時に満足させるソフトウェア + カスタマイズ環境」

これをコンセプトとしてより具体的な機能を考えて行くのが、良いだろうと信じている。そして、出来あがった形状に対して(どの情報量で止めるかはユーザ次第だね)ナニをするか?は、カスタマイズ・3rdパーティに委ねる… という構造だ。

…とは言え、だ。
さらにミもフタも無い話をしちゃうと(笑)、こういうお話を真面目に聞いて、真面目に考えて…ってヒトは、ほとんど居ない。こここそが、私たちの置かれたもっとも嘆かわしい状況を表していると思う。特にヒドいもんだ、と思うのはこの市場の(本来は)主役であるべき海外CAD開発メーカーのトップには、居ないだろう。
ワタシの知る限り、そういう人は居ないね。
海外には、期待もしていませんけれども、ね。

ここには書くことはないけれども、もっと仰天するようなアイデアも持っているので、「次世代CADシステム」という商品の開発に夢と希望と技術と、それと資金も、お持ちの方は是非お声お掛け下さい。タブーと思い込みを排してまずはお話をしましょう。


2.「業務」以外の「動機づけ」
これは、CAD屋さんの技術や開発のヒトとはあまり関係がない。
で、むしろこの2.の方が大事だと、ワタシは思っているね。
なぜか? それはカンタン。「今までそれが無さ過ぎたから」(笑)

あらゆる製造業において、最も重要なのは、CADソフトじゃない。
CADソフトを使う、「社員」だ。まぁ、派遣とか雇用形態にも色々あるから、「人材」としておくのが妥当でしょうけど。
 
よほどデカい会社で、その道具が道具以上の意味を持っていない限り、会社にとって重要なのは、

「このCADを使う」
ってことじゃなくて、
「どのCADでもいいから、3Dモデリングしてくれる」
ってことだ。

そうか?… そうだ。これはもう間違いない。
CATIAの使える人が何人欲しい… だの、Pro/Eの使い手が何人欲しい…だのと言っていられる企業は、そもそもCADなんてまず入れ替えない(笑)。

大半の企業は、
「とにかくIGESになりゃなんとかなるから、3Dを使えるヒトが欲しい」
次に
「出来ればウチの持ってるCADを使える人が欲しい」
ってことだろう。
 
会社にあるCADを覚える時間があったら、派遣されて来る、または新入社員が、自分で持ってくる、すでに使えるCADがあったら、それに勝るものはそうはない。

新入社員が、すでにバリバリと3Dモデリングが出来て、とりあえずカタチを間違わず、IGESにはなって来るのだとしたら… CADなんちゃ、とりあえず何でもよかろう。

そこで「このCAD使ってもらわないと困る!」というのは、どちらかと言えば社内IT行政的な価値観であり、経営や設計現場的な価値観とはやや異なるだろう。
(もちろん、巨大企業になればなるほど行政の効果は高いので、それはそれで価値はあるけどね)

ここから先は、ロマンチシズムだと自覚しつつ書くのだけれど…
 
使える人が増えれば、その人達が使っている道具に合わせて、行政は変わる(かも知れない)。なぜならば、行政は本質的に勝ち馬に乗る性格があるから(笑)。
 
ワタシには、機能による変化よりも、使える人による変化の方が、常にリアリティがあるんです。 
 
という、お話として、残り2話くらいかなぁー…
書きますよー。大真面目に、おちゃらけますけども(笑)。
 
 
 

謹賀新年

2008年01月01日 | □檄文
 
皆さま、明けましておめでとうございます。
 
旧年中は色々とお世話になり、また様々な期待と励ましの言葉を頂戴いたしまして、誠にありがとうございました。
 
よく、激動の年でしたねぇ…的なお言葉も頂戴したのですが… 3年周期くらいで激動の年が来てるので(爆)、「あー、また来たねぇー…」ってくらいのもんなんです。
 
別に自慢出来るようなことじゃないですが、激動ってのも慣れちゃうもんなんすよ。クルスの冒険やサンディーヌと会って、「何か普通のサラリーマンと違うなぁー…」と思うことがあったら、これが原因です(笑)もぅね、何も驚かないし動じないぞ(笑)。あ、もうサラリーマンですら、ないか。
 
年頭にあたり、所信表明というほどのものではありませんが、目標などを勝手に書いておこうかと思います(主には先々自分が読み返すためですけれども)。


1.身につけた、稀なる経験・知識・情報・技術・人間関係…これらの価値を、従来とは異なる顧客層・市場に於いて発揮できる事業を創造する。
 
2.「ツクル」行為をリスペクトし、その動機(モチベーション)と情熱に貢献する仕事をする。
 
3.「モテる社員とモテる会社」になる。
 
4.楽しく、元気に、そして朗らかに仕事をする。
 
5.真摯に、格好良く、そしてユーモアを忘れないでいる。

6.今とは違う顧客を、市場を、状態を、そして自分を想像し続ける。
 

…えーと、えーと… こんなもんかな?(笑)
コンセプトとかアウトラインとかは、こんなもんだね。ナニ?外枠過ぎる?(笑)
いいんですよ、こういうのはまず外枠からだ。
それにしても「朗らか」っていい言葉だね、好きだ。

…じゃ、次はそろそろ具体的な話を始めましょうかね。
春に向けて、コレ始めるよ、コレこうなりますよ、って具体的なお話をして行きます。
 
乞うご期待!(で、いいか。いいなっ)
 

本年もよろしくお願い申し上げます。


年末だ…

2007年12月26日 | □檄文
 
うーん…年末だ…。
あ。具体的な商売のお話は、まだ書けませんデス。スミマセンね…
だから、その辺りは年内は全く期待しないで下さいね。
 
なんつぅか、カイシャなるものを作って始めてしまうと、どうにも
『BIG TOMORROW』的(出版が青春出版社だもの 爆 まだあんの?)な誇大妄想…いやいやいや…ポジティブ・シンキング大盛(笑)に絡め取られてしまう人も多いようなのだけど、そういうのとは無縁に毎日やってるね。
 
昔から、「○×セミナー」とか「神様」とか「自己啓発本」とか「ビジネス書」とか… そういうのと縁が無い。あ、でも出先で神社とかあると、とりあえず参拝はするか(笑)。まぁ、その程度。一時期熱心に「○×セミナー」などにお誘いいただいた事もあったが、「…誰に向かって言ってんの?」という感じで過ごしてきた。

本は、読むよ。読書量は多い方だと思う。ただ読書傾向が違う。
 
ほら、ビジネス書をきっかけにポピュラーになる言葉ってあるでしょお?
「ロングテール」とかさ、そういうの。(ロングテールって意味を間違って使ってる人多いよね…)ああいうのはね、自分じゃ読まないで読んでそうな人に訊くのね(笑)。
「最近、○×っていいますよねぇ… あれって何デスカ?」
と。そうすっと、読んでそうな人ほど、熱心に且つ分かりやすく教えてくれるのね(笑)。本買わないで済むし、意味は分るしで、助かります。
 
日経読んでりゃ… いやいや歴史から学びさえすれば…

どうでもいいけど、どうして人は
「これさえやっときゃオケ!」
ってのを欲しがるんだろうね… 良く分かりません。

でも意外に、フと耳に入って来た歌の歌詞なんかで、
「つぅぉおおおおお!」
と、激しく感化されることがあったりしてね。まぁ、ツボ(壺じゃなくて秘孔だね)の違いってことなんだろう。
 
でだ。今週、思いっきり感化された。歌の歌詞に。
もうね他愛もなく、恥しいくらいに効き目があって、元気出た。


>>>>引用しますね>>>>>
 
そうだ 嬉しいんだ 生きる喜び
たとえ 胸の傷が 痛んでも

何のために 生まれて 何をして 生きるのか
答えられないなんて そんなのは 嫌だ!

今を 生きることで 熱い心 燃える
だから 君は 行くんだ 微笑んで

そうだ 嬉しいんだ 生きる喜び
たとえ 胸の傷が 痛んでも
ああ アンパンマン 優しい 君は
行け! みんなの夢 守るため

>>>>引用おわり>>>>>


フ… あんな下膨れ(つか、全部膨れてるな)幼児向けヒーローに感化され、しかも元気付けられてしまった… 何たる不覚(笑)
恥しいよぉー… 恥ずかしいけど、スバラシイ歌詞だよぉ!
クルスの冒険の両親によれば、ご幼少の頃、ほうれん草が大嫌いだったのを克服したのは、ポパイのテーマ曲だった…んだそうだ…(覚えてねぇ…)
あのポパイのブラスが鳴り響くと、おひたしをガツガツと食ったのだそうだ…
(その話作ってねぇか?なぁ、作ってねぇか?)

ああ… 変わってないよ… 
今度、カラオケ行ったら歌っちゃうかも知れないぞアンパンマン。
 
何のために 生まれて 何をして 生きるのか
答えられないなんて そんなのは 嫌だ!

…確かに、イヤだ。そのとおりだよアンパンマン…
 
ら、来年もガンバろう…(←単純杉)

フン フン フフフフフン フン チャーラ ラッラッラ~ッ♪
(脳内ヘヴィローテーション中…)

 
 

今日はこんな感じ…

2007年12月19日 | □檄文
 
今日は、こんな感じです。
ツクルス、10月から動き出してアレもコレもとやって来ていますが、なんというか…やったらやった分だけ、物事は進むのだね(笑)
やっている当事者は、「遅い!まだか?!イライラするぅ…」って事も多いんですけど、まだ2か月経ったばかりか…
時間でさえも、一定には流れないから不思議なもんだ。
 
もぅあれですよ… 森を進み、山を越え、街にたどり着いたらアイテムを買い揃えて、街の人から情報を聞き… そしてまた森へ… っちゅう毎日。時々、ワリといいアイテムを拾ったりするから元気に行ける(笑)
“けいけんち”は、徐々に上がっているか?
 
まぁ、会社ですからね。
不確定な事も多いですけど、そもそも確定していることなんてそうは無いものだし、確定していないから面白いんだし。
 
出来るだけ素晴らしい事が確定的であってほしい…
と願う人は、多分すごく普通の人で、きっとそういう人には素晴らしいことはそうは起きないだろう。だって、普通の人なんだもん(笑)。

どんなにつまらない事であっても、確定している事の方がが良い…
と願う人は、早めに死んでしまうしかないねぇ(笑)。地上に居る我々全員に確定していることとは、今のところ死しかないからだ。
 
慌てなくていい、天国は待っていてくれる。
Heaven can waitってやつね。
 
でも、急ごう。


 

道具のお話

2007年12月17日 | □檄文
 
クルスの冒険です。
えー… 忙しいです!時々業務連絡もしていますが、本業と3D-GANの立ち上げとで結構な忙しさです。まぁ、そのうち楽にもなるだろう…ってことで頑張ってます。でも、雇われ社長やってる時より何倍も楽しいねぇ(笑)。結構毎日歩くもんだから、ハラが減るようにもなった…すぐおナカ空くんだよな。いいことだ。
 
さて、CADとかの話しようかな。
 
最近、
「○×△、したいんですよね…」
というご相談を受けることが、増えました。この○×△に入るのは、CADとかCGとか、その狭間の事とかで、「これこれこういう事がしたい…」という具体的なご相談な訳です。
 
相談者は、皆さん一様に市販のソフトをいくつか試しておられる。
あのCG、このCAD… 実際に使って自分のやりたいことを試してる。
散々試した後、ワタシにお声を掛けていただく訳です。
「あのー…○×△、できないですかね?」
と。
 
こちらも長年この仕事をやってますからね、自分じゃプログラムを一行も書いたことないですけど、ある程度は分りますよ、そりゃ。
「あー、この人の言ってることはコレコレこうだから、これは出来るはずだよなぁー… うん、出来るよねぇ」
って具合に。
 
で、「あぁ、それは恐らく出来るはずですよー」
という事を申し上げると、皆さん懐疑的な様子で言う訳ですよ。
「でも、散々やって出来なかったから、これが技術の限界なんじゃないか?と…」
 
あー…なんということだろうか…
 
パッケージとして売られているソフトに付いている機能が、「今の技術の限界」と思ってらっしゃる… そんなわきゃあねぇっすよ。
いや、突拍子もない事をおっしゃるなら「そりゃ無理」の一言で済ます話なんですが、皆さんそーでも無いのね… 良く考えて、割りと現実的で、確かにそりゃあったら良いワ…っていう機能が多いんですよ。
 
で、色々考えた。
どうしてこれが「技術の限界」だなんて思ってらっしゃるのか?…と。
 
まぁ、答えは簡単だ。
CADやCGのユーザさんのほとんどは、今やCADやCGの開発者と話したことが無い…
ってことなんだろう。
 
そりゃそうだ。MS WordやExcelと同じように、開発者に会って、
「ワープロにはこういう機能があるべきだ」
的なコミュニケーションは行われないのと一緒で、CGやらCADもそっちの分野に突入してしまったのだ。
 
もったいないなぁ…
昔話はほどほどにしますけど、3Dのソフトウェアが今ほど一般的でなかった頃は、設計部の皆さんとこちら側(CAD屋さん)の開発者が日常的に話をして、どういう機能が必要なのか?という議論と開発は日常の仕事だったのだけど…
 
まぁ、これもパッケージとしての価格が安くなってしまったので、そんな事までやっていられない、って話なのだろう。
 
ただね… じゃあそれが「今の技術の限界」なのか?っていうとそんな事は全くないわけですよ。
作り手と使い手の距離の問題、って言ってしまえばそれまでなのだけれど、なんとも寂しい話です…

まぁでも、ソリューション(解決策)ってなコトバに縛られ過ぎてると、実は視野狭窄的になっちゃうこともあるんだろうな。だって、目の前の問題を解決するって事と、物事の本質を追及して普遍的なものを見つけよう…ってな話は意外と両立しないことがあるからだ。

ワタシは、性格的に後者の方に、より興味を持つタイプなんだけどね。
(だから、表現は優しく無い事が多いし、時にミもフタもないことを言うのだけど)
 
ということで、3Dソフトに関することで、
「こんなことって、出来ないものか?」
とお思いになったら、是非ご相談くださいね。
それは出来るはずだ、イヤ、原理的に無理だろう… そういった「見立て」にはそれなりに自信がありますし、出来るはずよ!となったら開発を依頼する先もいくつか持っています。先週もそんな仕事をしてました。
 
要は、ヘンな遠慮や先入観を抜きにして、とにかく「やってみたいこと」をお話しいただくことだと、思うんですよね。
ツクルスでは、そんな事もお仕事としてやっています。
 
そうだ、それも3D-GANの活動の中に盛り込もう。
そこに、3Dソフトの開発会社やCAD、CGメーカーが居ればもっと良い話だ。
(まぁ、外資系が多いから、なかなかままならんのだけどさ、それなら国内のディベロッパーを中心に考えるだけのことだ)
 
今年も残り少なくなったけど、来年もこういうカンジで仕事を続けて行ければ幸せだ。
 
<業務連絡>
あ、W,G,G,の皆様。
週末に一本メールをお送りしましたが、さらに、具体的なイベントについてもうすぐ別のお知らせも、いたします。
結構面白い試みですから、是非ご参加くださいね。
 
 

今日はマンガの紹介

2007年12月09日 | □檄文
 
クルスの冒険です。
サンディーヌが書くようになったからでしょうか?
このblog、PVがガゴン!と増えた。ホントだよ。
本当に今までの3倍以上のPVを記録した。なんでだろ?
(ティーボールって検索ワードで来たヒトは居なかったんだけどね…)
 
ま、それでも名だたるブロガー(プ)達のような数には行かないし、元々そのつもりもないし。第一こんなマイナーな話題で、しかも長い文章は、そうそう読まれませんて。PV欲しけりゃグルメの話題でしょ(笑)。見事なまでに食い物の話題、無いねー。

さて、マンガだ。ゲームソフト開発会社のお話。
 
『東京トイボックス』 と 『大東京トイボックス』(うめ)
 
とにかく絵柄が好き(笑)キャラクターが魅力的だし、描き分けも上手。
キャラの表情がとても好み。設定もストーリーも、割と好きだ。
こういった普通のお仕事ドラマってのが、もっと厚みがあってもいいじゃん、と思う。ハリウッド映画は「仕事」をドラマとして描くのが上手だけど、我が国の状況はそうでもないように思う。逆にファンタジーは強いね。
 
毎度々々世界の終りが来てもらってもしゃあないし。
似たようなジャンルの『働きマン』よりも、ずっと好きだ。

なにより作中に登場するスタジオG3を、「へえ、良い会社じゃん」と、思う。
少々青臭いところも、気に入ってるしね。
 
今まで非常に直接的に「オレはこう思うんだよぉおお!」という感じの、暑苦しいもの言いが多かったのですけど、これからは少し

示唆的

とか

暗喩(メタファー) ←んな大袈裟な

とか、っていう風にもして行こうかな。

そういう意味で、この漫画は、大変に示唆的です(笑)

何の示唆かって、そりゃこれから先の、私たちの仕事についての示唆だね。

これをきっかけにわざわざ読むか?っていうと大いに疑問だけど、さ。
(読んでもらえないと示唆もへったくれもないなー…どうしよ)
 
ちなみに、
『東京トイボックス』 と 『大東京トイボックス』(うめ)
のスタジオG3は、秋葉原にある(劇中の話です)。
 
寒くなって来ました。
皆さま風邪などお召しにならぬよう。
 

<<業務連絡>>
・3D-GANは、会則がほぼ出来上り年会費なども決定しました
・3D-GANへの勧誘は、新年から本格化いたします
・W.G.G.の申し込み用紙が出来上がり、正式に皆さまへのお誘いを開始します
・3D-GANの拠点、すなわちツクルスの事務所にも目処が立ちました
・年明けが、楽しみです
 
 

ティーボール大会

2007年12月03日 | □檄文
どうも、サンディーヌです。

土曜日に、ティーボール大会に行ってきました。
http://www.teeball.com/

杉並上井草スポーツセンターで第9回大会でした。
https://www.yoyaku-sports.city.suginami.tokyo.jp/HTML2/0011.htm

別に、日本をと翻訳した英語が書いてある訳ではないので、興味があればクリックしてみてください(笑)

天気は良かったのですが、日が陰るとさすがに寒いです。
子供たちは元気に走り回っているので、暖かかったのでしょうけど。大人は観戦しているだけなので少々つらい一日でした。

さて、ぼんやり、グランドを見てたんですけど、全面綺麗な人工芝。
そこまでは良いのですが、ふつふつと疑問が湧いてきました。

当たり前なのですが、人工芝に引いてある線は、石灰の粉、、、、これって私が小学校の頃から変わりません。小学校のグラウンドであれば、その線を消す時には、砂に混ぜると簡単に消えます。

ところが、人工芝では、それができないのです。

で、どうしているかと言えば、ホウキでハキハキ、、、。
白線を形成している粉が舞い消えて行きます。結局、大人数で、ホウキでハキハキ。この光景が結構、滑稽なんですね。。。。

簡単に人工芝に線が引けて、簡単に消えるって仕組みできないでしょうかね?