3D CG, CAD/CAM/3Dプリンタ な日常でつづる クルスの冒険ブログ

このブログは引っ越しました!引っ越し先は…「とある思索の集合演算」と検索してみてください。よろしくお願いします。

12月18日(木)は「つくばの日」+忘年会!!

2008年11月28日 | □アキハバラへようこそ
写真:最近、つくばと仲良しです →ココとか
 
 
気がつけば、師走。
 
最近、この「気がつけば…」というフレーズが多いなぁ。
 
決して身体をイジメ抜いて、血ヘド吐きながらやってるわけじゃないけど、
 
それなりに一生懸命、夢中になって仕事をしている、ってことだと納得してます。

「やり残した感」と「そこそこやった感」の両方が去来する師走特有のキモチ。
 
ツクルスのスタッフには、感謝だ。

さて、「3次元形状を活用する会:3D-GAN」も会員30社(!)を数え、
 
最近、カラオケに次いで世界の文化にまでなった「プリクラ」を生みだした
 
フリュー株式会社さんも、3D-GANに入会されました。会員の皆さん、歓迎してください。

こういった、世界に共通した普遍的な価値を創造した企業さんも、
 
「3D形状データ」というものに興味を持っていただいていることに、ただただ嬉しく、そして心から歓迎したいと思っています。

来年に向けて色々と楽しく(忙しく)なりそうだ。
 
あ、先日審査発表をしました、「Cool Japan Products Contest」の試作+生産も、作業が始まっています。
 
これはこれで、大容量ポリゴンデータからの切削加工… という、ニッチではあるけど中々興味深いアプローチで実績を作って行く礎になると、思う。

そんなこの1年、最後のイベントをお知らせします。
(あ、前回の続きですね)


『つくばの日 ~Akihabara LOVES Technology~』

日時:12月18日(木) 15:00~
場所:秋葉原UDX6階 会議室
費用:どなた様も無料(会員以外の参加歓迎)
 
今回ご紹介する企業さんは、以下の2社です。
 
<ビジョンテック 様>
衛星画像(あの、宇宙から地球を撮影する写真)と、
その画像にあらゆる方面からの情報を組み合わせて解析を行う技術をお持ちの
企業さんです。
農・漁業に重要な情報解析から、学術情報の提供にとどまらず、
「誕生日の地球の画像」
など、楽しく、そして身近に感じる利用法にも対応しています。

<ニューフォレスター 様>
大学の研究室有志で設立された、技術開発系ベンチャーです。
映像配信とソフトウェア技術をコアにしながらも、今すぐ店頭に並べられるだろ、ソレ? というくらい共感を呼ぶ商品を多数製作されています。
つくば系って…分かりやすかったんだね、と自分の無知を恥ずかしく思うくらいフレンドリーな会社さんです。

そして、講演を聞いた後は、忘年会でっす。
(あ!セミナー、忘年会、どちらかのみの参加も歓迎ですよ)
 
『3D-GAN今年もありがとう忘年会2008』

日時:12月18日(木) 17:30~
場所:秋葉原UDX4階 3D-GAN事務局
費用:どなた様も¥2,000(会員以外の参加歓迎)
 
このblogでご紹介した、最近3D-GAN会員になっていただいた企業さんもお見えになる予定です。
 
さらに!今日の時点の情報では… メイドさん… が居るやもよ?居るやもよ?(笑)
 
いや、まだわかんないんですけどね(笑)
 
忘年会特別ルールとして、
 
「コスプレで現れた人は、会費が無料!」
 
って話もあってですね(笑)無料というだけでなく、
 
「話を真に受けた勇者」 として称賛されることは間違いございません。
少なくとも、そういった精神をワタシは抱きしめたいくらいに愛します(笑)

あ、セミナーの方はコスプレで来ないでください、迷惑だから(笑)
 
いつもは立食パーティですが、今回はなにせ低コスト、リーズナブル戦略なので、飲食物持ち込みも大歓迎!
(スミマセン…時期が時期だけに、会議室とレストランが同じ日に予約出来ませんでした…)
 
みんなの事務局で楽しく、しかし真面目にやりましょう。

お申し込みは・・・ →コチラ!(クリック!)

12月18日(木)の午後、秋葉原で会いましょう。


クリスタル・スカル と 12月18日(木)は 「つくばの日」 

2008年11月20日 | □アキハバラへようこそ
 
写真は、「3次元形状を活用する会:3D-GAN」の会員でもある
小林製作所さん作成の、クリスタル・スカル(アクリルですが・・・)。
仕上がりキレイです。さすが、海外化粧品ブランドなどのディスプレイを手掛ける会社さんだけあって、樹脂や軽金属の美しい仕上げについては息を飲むようなクオリティ。
こんな感じで、会員企業さんの製品や技術を事務局で展示していますよ。

さて、今日はお知らせです。
 
皆さん、つくば研究学園都市ってご存知ですかね?
まぁ、聞いたことはあるよね、という感じでしょうか。
 
以前このブログでも、
「Akihabara LOVES Technology」
って話をしましたが、つくば研究学園都市では、非常に高度で、専門的な技術開発系ベンチャーも多数存在するのですが、反面、その内容を聞けば
 
「おお!この技術でこういった商品が出来るかも?!」

とか、
 
「アレ?この技術って、こういう使い方で売れば面白いんじゃないか?」
 
という事に気付く、身近な技術開発ベンチャーさんもとても多いんです。
 
そんな技術開発系ベンチャー企業さんをお呼びして、その技術を聞かせてもらいましょう~ という会を、催します。
 
詳細は続報いたしますが、以下の感じです。
 
日時:12月18日(木) 15:00~
場所:秋葉原UDX6階 会議室
費用:どなた様も無料
 
今回ご紹介する企業さんは、以下の2社です。
 

<ビジョンテック 様>
衛星画像(あの、宇宙から地球を撮影する写真)と、
その画像にあらゆる方面からの情報を組み合わせて解析を行う技術をお持ちの
企業さんです。
農・漁業に重要な情報解析から、学術情報の提供にとどまらず、
「誕生日の地球の画像」
など、楽しく、そして身近に感じる利用法にも対応しています。


<ニューフォレスター 様>
大学の研究室有志で設立された、技術開発系ベンチャーです。
映像配信とソフトウェア技術をコアにしながらも、今すぐ店頭に並べられるだろ、ソレ? というくらい共感を呼ぶ商品を多数製作されています。
つくば系って…分かりやすかったんだね、と自分の無知を恥ずかしく思うくらいフレンドリーな会社さんです。


そして、3D-GANでやるセミナーだから… 講演を聞いた後は、懇親会です(笑)
 
今回は時期も時期なので、「3D-GAN忘年会」といたしました。
 
お店ではなく、事務局にケータリングをして、カジュアルに楽しくやりましょう…
 
という趣向です(忘年会シーズンで予約が厳しかった…とも言う)
 
従いまして、会費はとても安く、たぶん2,000円以下になります。

もちろん、忘年会だけの参加もOKです。講演だけの参加もOKです。
 
楽しい、そして興味深い講演を無料で聞いて、
 
忘年会はリーズナブル…
 
こんな感じです。
 
さぁ皆さん、とりあえず
 
12月18日(木)の午後
 
秋葉原にお越しください。
 
近日中に、お申し込みページを開設し、あらためてご案内いたします。
 
では、12月18日、秋葉原でお会いしましょう。

 

3Dプリンタ 本日も出力中…

2008年11月18日 | □アキハバラへようこそ
 
<<緊急のお知らせ!>>

12月18日(木)午後@秋葉原UDX
 ・ちょっとした面白いセミナー
 ・3D-GANの忘年会
が、行われます。是非、ご参加ください。
参加資格は… 特にありません!セミナーは会費も無料の予定。
3D-GANの会員さん、W.G.G.の皆さんは飲み代が非常に安いです(笑)
詳細はまたお知らせします~

<<お知らせ おわり>>


クルスの冒険です。

ちょっと報道されては、話題になり。

「スゲー!」
「この技術が進めば○○ができる」
「これなら売ってるモノをコピーできる」
「スゲー!スゲー!」

という反応が寄せられます。 
うん…気持は分かる。それこそ、「スゲー」分かります。

そう、3Dプリンタにまつわるお話。
 
でもね・・・ そろそろ報道する方もちょっと理解して欲しいものだと思います。
 
「この3Dプリンタだけでは、何も出来ない」
 
という、当たり前の事実。

このブログでは、何回も何回も何回も書いて来ていますが、
 
「3D CADやCG」 と 「3Dプリンタ」の関係は
 
「Adobe Illustrator」 と 「紙のプリンタ」の関係と
 
全く同じです。
 

以下に3Dプリンタにまつわる報道を抜粋してみましょう。

「PCから転送された3Dモデルのデータを元に…」 IT Media
 
「PCからCADデータなどをプリンタ本体に転送すると…」 CNET Japan
 
「デザインによって決められたパターンのとおりに…」 WIRED VISION

「まず、プリントアウトしたいCADデータをパソコンで作成する…」 ASCII.jp

という具合に、これらの報道で気が付くのは、3Dプリントの対象となる「3Dデータ」について、驚くほどなーんにも書かれていないことです。

ほとんど書かれていないのが普通ですね。

間違いなく、この記者さん達は「3Dモデリング」という行為を目の当たりにしたことはないでしょうね。何をどうするのか?という実感はないでしょう。
 
笑っちゃうくらい何も書いてないので、3Dプリンタに関心を持った人たちは、
3Dプリンタで出力するためには絶対に3Dデータが必要だ、という意識すらあまり持っていなかったりするんですよ(ホントだよ、そういう人いっぱいいます)。
 
人によっては、絵(イラスト)を持って、「作ってください」と言ってきなさる。
 
3Dプリンタに関心を持っていただいた人の典型的な行動を以下にまとめました。
 
まず、3Dプリンタを目にする…
 ↓
「スゲー!これならアレも作れる、コレも作れる…」
 ↓
じゃ、作ってみましょうか?3Dのデータをください。
 ↓
「え?僕、CGもCADも3Dでモデリング出来ないんですけど…」
 ↓
…残念ですけど、3Dモデルが無いとこの3Dプリンタ動かないんです
 ↓
終了
 
まぁ、こういう場合は、3Dモデリングが出来る人をご紹介しています。
紹介しますけれども、CADにせよCGにせよ3Dモデリングというのは完全に手間仕事ですから(何一つ自動化できない仕事ですね)、何日もかかる仕事を頼めば、そりゃあ1万や2万じゃ済むはずがありません。
…で、
 ↓
「\\\ 高いー!」 → 終了…

もちろん、「高くない」という人も沢山居ますから、モデリングを依頼して、それが納品されて、さてじゃあ出力…となる訳です。


もう一つの典型例は、それからしばらく経ってスキャナの存在を知る人です。
 
「3Dスキャナってありますよね!」(はい、ありますよ)
「スキャンすれば、3Dデータになりますよね!」(う、うぅーん…ま、まぁ…)
「コレ!これを3Dデータにしてください!」(それは出来ますよ…)
 
はい、これがお見積りです…
 
「\\\ 高っけー!!!何でスキャンするのにこんなに高いんですか?」

はい、一般に思われているほど3Dスキャンは自動ではなく、実際に3Dプリントが出来るデータにするには結構手間がかかるものなのです。その手間賃が大きいんです。加えて、紙や写真のスキャナに比べて、機材の値段も何十倍も、場合によっては100倍以上します。そのお値段も影響しますね。
 
要するに…
 
3Dプリンタのメリット、その素晴らしさを享受するには
 
手間と能力 = CADやCGの3Dモデリング力
 
これが、絶対に必要なんです。(外注でも良いですけどね)
 
この部分について、各種報道には一切出てくることが無いので、上記のようなお客様が本日も弊社にお越しになる… という訳です。
 
どんなに目を見張るような結果でも、
 
どんなに高度な技術でも、
 
3Dプリンタは、徹頭徹尾「プリンタ」に過ぎません。
 
プリンタは、「それをどう作るか?」という側の道具です。
 
「どう作るか?」という道具には、
 
「何を作るか?」を与えないと、全く動かないのです。
 
そして、(3Dプリンタのメーカーさんには申し訳ないですが)
 
3Dプリンタの技術は、放っておいてもどんどん上がりますよ。
 
というか、以前に比べても、ずっとずっと良くなっています。
 
きっと値段も、下がるでしょう。
 
というか、これも以前に比べたらずいぶん安くなりました。
 
正に今、買い頃、いい値段になって来ましたよ。

でも、ただ放っておいても増えないのが
 
そうです
 
「CADやCGで3Dモデリングをする人」
 
なんですね。ここが増えないことには、市場は全体として豊かになりません。

誤解しないでくださいね。
 
ワタシは、3Dプリンタのメーカーや業界の悪口を言いたいのでは、ないです。
 
むしろ逆だ。
 
3Dプリンタのメーカーは、頑張ってますよ。ガンガン進歩していますよ。

値段もリーズナブルになって来ました。
 
でも、彼らが頑張っても、肝心の
 
「3Dモデリングをするソフト」
 
側が盛り上げないことには、市場は全体として豊かにはなりません。
 
「ナニやってんのさ?CGソフト、CADソフト屋さんはさぁ?」
 
そういう気持ちです。
 
もちろん、 
 
「3Dモデリングの人口は、もう十分に沢山居るのだ」
 
という意識であれば、特に話すことはありません。
 
その意識は、そのまま
 
「これ以上は、3Dモデリングの人口はあまり増えない」
 
という事になるのだけど、それでもいいんだね?
 
と、思うだけです。
 
ま、ブー垂れてても仕方ないので、本日もmasterpieceのお話で、会議をいたしておりました。
 
さて、世界を変えるぜっ、と(笑)
 
わかんないけどね、やることはやっとこう。アイデアもあるしね。
 
このギョーカイ、まだまだ楽しめるような気もするから。
 

CAD/CAMのセミナーってさー

2008年11月17日 | □今日は休日
 
はぁ、お休みだ。
とても忙しい日々を過ごしておりますが、そんな中でもお休みはお休みだ。
 
今日は、雨が降ったりやんだりする中、友達がバイクを買うかも知れない…
というので、試乗にくっ付いて行った。あ、タイトルの話はその後ね。

なんちゅかー…バイク乗りというのはいくつになっても高校生みたいなとこがあるね(笑)。

「うそっ!?新車買うの?行く、一緒に見に行く!」
って、ノリ。我ながら、可愛らしい(笑)
一緒に行って、あーでもない、こーでもないと、ニコニコだ。
なんか、自分のことみたいにウキウキする。

ま、趣味ってそういうもんだけど。
 
んで、タイトルですがー…
 
CAD/CAMのお仕事をしてる皆さん。
 
最近、セミナーって、人来ます?
お客様、来てくれる?
 
もっと言うと、社内で
「顧客満足」とか、「お客様のために」っていう会話、話題、ある?
 
…人、集まらないんじゃないかなぁ?
…そういう会話、無いんじゃないのかなぁ?

と思ってるから言ってるんだけどね(笑)
 
世の中、金融危機とか倒産とか、ホント、大変なことになってます。
 
自分も、自分の会社も、そりゃ無縁ではない、と思ってます。
 
気を引き締めないとね、たいへんだ。
 
でも、最終的には信じてることがあって。
 
お客様から必要とされること。
 
お客様は、何を必要としているのだろう?何が嬉しいのだろう?
 
そう考えて、それをちょっとだけ先回り出来るように考え続けること。
 
考えて、それに合わせて自分たちを変えて行くこと。
 
これは、止めちゃだめだよなぁー… と思う。
 
時代とか世相とか、市場環境とかに無縁でいられる会社も個人も無い。
 
でも。
 
自由にものを考えて、行動を決め、実際に行動することを規制される会社も個人もまた無いものなんだな。
 
そりゃ、何もかもが自由ということは無いけれど、本来この世の中では、行動を規制されてしまう因子というのは本当に数少ない。
 
一番あるとすれば、経済的な因子によって出来ないこと、
 
ほとんどが、これだろう。
 
でも、これでさえ、やる気さえあれば資金を調達する道はあるものだ。
 
大事なのは、

自分では変えようがない「所与の条件」(環境や景気、市場の成熟度などだね)と、
 
自分で決めて、変えていっていい「自分の持つ自由度」
を、区別して考えていることだと、思う。
 
はっきり言って、
 
お客様の関心は、CAD/CAMには無い、と思う。
かつてはあったかも知れないけど、今はそうは、無いよ。
 
多くのお客様は、CAD/CAMに関心が無い。
 
これは、「所与の条件」だと、思う。変えようが無いのさ。もしくは、関心を持っていただくために大変な苦労を伴う。

いや、これが間違っていたとしても、そう仮説をたてることを忌避すべきじゃないだろう。
 
でも悲観することはない。
 
「自分の持つ自由度」は、常に、万人が持っているからだ。
 
特に、仕事の上の権限の大きい人ほど、それはある。
 
「自分の持つ自由度」を発揮することなく、「所与の条件」に抗うことが出来ないまま、
 
仕事がない、売れない、人が来ない…
 
と嘆いているとしたら、先は暗いに決まってる(笑)
 
多くのお客様は、CAD/CAMに関心が無い。
これはもうほとんど「所与の条件」だ。変えようがない。
 
自分たちは、CAD/CAMをやらなければならない…
それは、所与の条件なんかじゃない(笑)何を商売にするかなんて、
自分で決めていいことだ。そんなの、あたりまえだね。
 
CAD/CAM屋さんは、これからどうなって行くのか?
 
(多くはアメリカ人の会社だけれども)お手並みを拝見していようと、思う。

他の企業を買収することで成長しよう…とするなら、それは、それ自体が
CAD/CAM市場は成長しない、ということが所与の条件だと認めていることになるし、
 
企業買収による成長が「戦略」である、というのなら…
 
よほど自分の任期が短いと思っているか
よほどアイデアが無いか
よほどプライドが無いか
これら全てか
 
まぁ、そんなところだろう。
 
もちろん、自分の会社も正念場だけれどもね(笑)
人のこと言ってる場合じゃないやね。
 
がんばろう。
 
がんばって、考え続けて、変わり続けよう。 
そんなカンジ。


建築も3Dプリンターで立体出力

2008年11月07日 | □CG(ポリゴン)から作ろう
 
クルスの冒険です。
なんか、寒くなって来ましたねー…
風邪ひいてないですか?

最近ワタシは、日々持ち歩くPCを小型軽量のモノに換えて、しかもリュックで背負うようにしたものですから、かなり肩がラクになりました(笑)早くこうすりゃ良かったですよ…
 
えー…さて。
私たちが居る秋葉原のUDXでは、毎週のようにイベントや展示会が開かれているのですが。
 
この前やってましたよ「Archi Future(アーキフューチャー)2008」
 
アーキテクチュア(建築)のフューチャー(未来)ってことからも分かるとおり、
建築関係向けのテクノロジー系セミナーですね。
 
ワタシも含め、機械の設計・製造系で仕事をして来ている人達にとって、3Dによる形状の定義やそのツールは既に当たり前の、日常の道具になっているのですけど、建築はどうなんだろうねぇ…? 
 
と思いながら、ぐるりと見学して来ました(まぁ、すぐ下の階でやってるしね)。
 
ワタシ個人としては、建築は専門外なのだけれど、予想はしていて、そして予想どおりだなぁー…という事が多かった。
 
要するに、今まさに
 
「3Dを使うべきか?使うと何が良いのか?」
 
てな、話題になっているってことだ。
 
嫌われるかも知れないけれど、…懐かしい話だなぁ(笑)
 
あったねぇー…あーあったあった、機械にもそんな時期が。
 
そのうちじっくり書こうかなと思っていますが、機械も建築も作る対象を3Dで定義しておく、ということの本質は変わらないと思いますね。これは、一緒。
 
逆に、圧倒的に異なるし、それは今後も一緒にならない事情としては…
 
1.機械は、3Dデータが製造にそのまま利用されるが、建築の場合それは無い
 
ということと…

2.建築の場合は、圧倒的に紙でのアウトプット(製図だけじゃなくあらゆる書類だ)が重要視される…これは法令とのからみも大きい…

3.設計の対象となる形状ととしては(純粋に形状としてだけ見れば)、圧倒的に建築の方が単純でモデリングはラクだね
 
ということかな。 

逆に言うと2.の所で、現場の作業者(設計者というのか、製図者というのか、トレーサーというのか…)の書類仕事の精度が向上し(間違いが減り)、作業者がラクが出来て、工程として短縮出来るのであれば… 

建築設計においても3Dは有用なものと、認知されるのは早いでしょうね。
 
何かの要因で設計に変更が入った際、それが他の要素や一連の書類に一発で反映されて… というカンジの効果が一番見込めるんだろうな。
 
逆にネガティブな面としては、

・モデリングのための標準部品がまだ少ないだろう
・製図しかやった事のない人に、3Dのツールに慣れてもらわなきゃいけない
・それと、上記の書類上のメリットを出すための、仕組みを作らなきゃね
・建物フルでの表示は、やっぱり大変かもなぁ…(何せ部品点数は多い)
・そうは言っても、同じ部品がとても多いけど…
 
…こんなところだろうかね?
 
昔、CAD屋さんがデモで良く見せていた、「自動設計」的な、スペックドリブン的な設計変更は、むしろ建築の方がずっとやり易いだろうねぇ。

で。施工主の事情によって設変が入ったら、それが他の条件も矛盾なく関連して変更され、自動で書類にも変更が反映されて…
 
ということが出来たら、その効果は分かりやすいでしょうね。
っていうか、出来るよ(笑)そんなに難しいことじゃない。
 
難しいとすれば、それは意外とPCの中じゃない、気がするな。
 
建築は、引き続き勉強してみようと思う。

あ。で、今日の写真ね。

…うん、建築(笑)

何のことはないですよ、建築パースからいつものZPrinter 450で立体出力しました。まだ途中ですけどね。
 
建築のデータは使っていますが、建築の仕事…というよりも、どちらかと言えばエンターテイメント(?)の、領域かな?
 
建築物も、フツーに出来ます。
 
これを読んだ建築系の3Dな皆さんにも、ぜひ、
 
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」
 
に、関心を持っていただきたいと思っています。

建築系の人は、こと3Dの活用については、絶対機械系の人に訊ねて、その知識を吸収すると良いですよ。
 
何ていっても、その辺りの歴史と経験がブ厚い。

これを利用しないテは、ないです。
 
皆さまの、事務局へのお越しをお待ちしています~