3D CG, CAD/CAM/3Dプリンタ な日常でつづる クルスの冒険ブログ

このブログは引っ越しました!引っ越し先は…「とある思索の集合演算」と検索してみてください。よろしくお願いします。

キャンプの夜 キャンプの朝

2005年11月27日 | □今日は休日
 
本気(マジ)工場です。土日はオートバイに乗り、友人2人とキャンプに行き
ました。本来オートバイで走って楽しいのは、断然峠や山道ですが、この季節は
キャンプをするにはもう山は寒いので、今回は海辺です。茨城の某所。

写真は・・・キャンプが好きな人であればすぐわかりますね。
朝イチバン、テントで寝そべったまま、外を見た風景です。
何がイヤだって、野営していて雨に降られることほどイヤなものはありません。
朝シュラフの中で目を覚まして、ポツポツと雨音を聞くと、嫌ぁ~な気持ちに
なります。聞かなかったことにして、また寝よう…なんて(笑)現実逃避をしたり
してね。

でも今朝は、
「あ。晴れてる(・∀・)」
いい気分です。

前の晩は前の晩で、冬ですよ、キャンプですもの、鍋物ですな。
茨城の海ですから、で、地元の魚屋さんで食材を買ってアンコウ鍋でした。
プリプリでフルフルでホクホクでヌルヌルな(アンコウ鍋を食べた事がある人は
分かる表現です)もう無茶苦茶に旨いアンコウ鍋。美味しかったです。

アンコウ鍋をつついて、ビールに焼酎、男どうしで語りを入れて…
まぁ、そりゃあ色々あるよね人生だからさー… なんて(笑)

キャンプの朝は、夕べの語りの気恥ずかしさも残したまま、出発の支度をする
のは、なんだか子供の頃と変りないよなぁー。

さて、また明日から仕事をしましょう。
 
  

シュミの世界…目の保養…

2005年11月22日 | □CAD/CAMな日々
 
最近風邪をひいて休む社員が多い本気(マジ)工場です(笑)
みなさまも風邪には気をつけて、ご自愛ください。

さて、写真のアタッシュケースですが。
カーボンです。元素記号で言うとC(笑)カーボンと言っても結構色々な加工方法
があり、航空機やらレースカーでお馴染みの繊維をペタペタ重ねて釜で焼くもの
から、樹脂で塗り固めるものまで用途によって様々なようです。

でも共通しているのは、何といってもその美しさ。
透明な皮膜の下に覗く黒い繊維の網目模様を見ただけで「おおお!」となる人
(特に男性か)は少なくないものと思います。単に美しいというよりは、ある種の
スゴ味みたいなものがある素材です。ハイテクと同時に悪魔的なフンイキのある
素材だと思います。

で。このカーボンのアタッシュですが。
本気(マジ)工場の友だちが作ってるの(笑)いやー値段が値段なので
ワタシのブログから行っても買っていただけるかどうか分からないんですけどね。
でも、このカーボンアタッシュ、本当に少人数で会社化して、企画・デザイン・
試作・製造・生産…とやっています。「カーボンカバン、カッコイイ!」と思った
3人が、それぞれ本業がある中で時間をやりくりし、会社作って生産して出荷
して…つまり、メーカーさんになっちゃったんですね。

製造業って、もちろん何を製造するにかに大きく依存しますけど、別に少人数
だって出来るんですよね。そんなことは常識だったはずなんですが、最近そう
思っていない人も増えてるものですから、ここできちんと言っておきたいと思
います。少人数でも製造業をやっている人達は沢山います。

アフィ…アフ・・・アー…なんとか?(笑)あの、リンクから買うと小銭をもらえる
という仕組みね。あんなケチな真似はしていないんですよ。本当に。

単なる友情のリンク、です。
がんばれ、小規模製造業!ってなもんです。ハイ。

“Nikola Design & Technologies, Inc.” のURL

 

これもまだ、ひみつ…

2005年11月18日 | □CAD/CAMな日々
 
最近どうかしてるぞ本気(マジ)工場!
という流れで、今週はお送りしております(笑)

RPやら切削加工やらCADやらについてブログを書き進めて行くのが理想なんですが、私達の仕事は、ほんと公にお見せできないものが多いんですね…
まぁ、モックアップ・試作品が主な仕事ですから、仕事がホンモノになれば
なるほど、お客様のデータを公にお見せすることなんてとんでもない!…
ということになるのです。

そんな中でも、話題をあれこれ…と。

さて。
昨日に引続き、今日も謎の写真が…
これは、本気(マジ)工場内の真面目な真面目な仕事の打ち合せ風景です。
本当に、仕事の打ち合わせです。やー、ほんとなんです(笑)

ナニをしている所でしょう?ええ、…打ち合わせですね(笑)

年明け早々には、限定的ではありますが、この打合せの成果をご覧に入れることも
出来ると考えています。

とにかく、ふる~ぃ、何十年も全く変っていないこのCADやらCAMやらCAEやら
加工機の業界にあって、本気(マジ)工場は何としても個性的であろうと、
日夜努力しているのでしたー(シュミともいうが・・・)そして、この私達の仕事を
特別なものではなく、誰でも関わって使っていけるものだ、と理解してもらう
ための努力をしているのです。
 
なぜか? それは、ものをつくるって楽しいから、ですかね。

  

ひみつの計画

2005年11月17日 | □CAD/CAMな日々
 
本気(マジ)工場には、本当に色々なお客さんがお見えになります。
まぁ、加工機の販売をしたり、CAD/CAMを売ったり、それらのトレーニングしたり
という仕事ですから、基本的にモノを作る仕事のお客様が多いのですが、
中にはこんな人も、来ます(写真の名刺に注目)。

な?なにを始めるんだ、本気(マジ)工場…(笑)
いったいどうした?本気(マジ)工場…

と、いう事で、このページの右下にブックマークの欄がありますが、そこに
正体不明のブログがリンクされました。
 
べ、べつにワタシの趣味じゃないんですよ。いや、ホントに。ほんとだってば。
え、営業戦略なんですってば…(いや、ほんとなの)
え?どういう営業戦略か?

( ゜~゜)んー?…

そんなにしっかり計画してるわけ、ないじゃないですか(笑)

まぁ、のんびりとお楽しみに。
(一番楽しみにしているのは、多分ワタシですけど)
 
“えっぐむ~ん” のURL

 

pike & shield (あ、英語でこういう言い方はないみたい…)

2005年11月16日 | □3次元CAD私論
本気(マジ)工場です。本日は、CADのお話の続きです。

さて、3次元CADが設計業務に使われ出した90年代初頭…
その時に3次元CADの一番の売り文句であり、買うときの理由であったのは、

・コンカレント・エンジニアリング (設計データの一気通貫も含む)
・形状の完全なる定義(曖昧さを無くす)

でした…
しかし、データの一気通貫は「やや一気通貫」であり、同時は「ちょっとは同時」だったの
は、今現在でもちっとも変っていません。

ということろからです。今日は、ホントにそうか?というところを見てみましょう。

解析はどうだ?解析は?
解析はですね。有限要素法のメッシュを切る都合上、あまり複雑な形ですと
メッシュが切り難かったり、計算時間がかかってしまったりするので、解析結果に
あまり影響が出ないであろう形状、穴とか角アールとか、を取って解析するのです。
これは、伝統的且つ一般的に行われることでして、解析は解析用に作られたソリッド
モデルの方が解析し易い…というのは、昔からずっとあります。こういう効率的な
解析手法も、解析者にとっての重要なテクニックなのです。
実際、「穴」や「角アール」といった形状情報(フィーチャなんて呼びますね)
を、(ホントはあるんだけど)無かったものとしよう!という機能を備える
3次元CADも一般的になってきました(形状の抑制、などと呼ばれます)。
確かにその機能により多少は楽にはなりましたが、それで全てが解決出来た話はありません。
結構な手間をかけて、設計で作った3次元ソリッドのモデルを、解析し易い解析
モデルに変えている、という事は今でも残っています。

金型はどうだ?金型は?
金型・製造はですね…一気に通貫しない典型です(笑)
確かに図面から金型用のモデルを作ることは大変に困難なのですが、かといって
設計から3次元のソリッドモデルが来たとしても、そのまま使えることはまず
ありません。どんな製造にしても、製造上の要件があり、その要件を満たす
ためにはある程度(どころじゃないことも…)ソリッドで来たモデルを
変形しなければならないからです。ちょっと製造業に携わっていれば、設計部で決めている
形状は出来上がった最後の形状であって、それを製造するための形状とすんなり
ネガ/ポジの関係にはない…ということは誰でも知っていることです。
樹脂型の抜き勾配やプレスの戻り見込みは、その典型例です。
これも、CADメーカー各社は、抜き勾配を簡単に付けられる機能を作っていますが、
それで済んだ話は非常に少ないのです。
過去も、そして今でも、3次元ソリッドのデータを面データにして、要件に合う
形状にするため、線を引き直して面を張り直して… という事を普通にして
います。だから、金型屋さんはIGESでもらえれば、まぁ、ひとまずはOKなんです。

ね。全然通貫してないでしょ?(笑)
さらに現実的な問題としては、協力会社さんなどに設計と同じCADが無ければ
コンカレントにならないじゃん…とか、そんなCAD高価で買えないよね…などという
なんとまぁ“トホホな事情”は今でも あるのです。
これじゃあ、ますます通貫しません(笑)

・一気に通貫で
・全員同時にするため
・曖昧さの無いソリッド

のはずなんだけど、ある程度は曖昧じゃないとどこの部署でも困るんだよね(笑)これが。

事実、「コンカレントにしましょう!」って言われて3次元CADを買ってみて、最初
の設計の仕事は…「じゃあ、出図をゴールに設定しましょう!」…ということは、
普通にあったのでした(笑)随分苦労してモデリングした割には、最終的な結果は
製図のCADの時と一緒… って何かヘンじゃないですか?(笑)
もちろん、製図では確かめようも無かった事がソリッドでは分かりますから、
悪いことばかりでは無いのは言うまでもありません。でももし、もしですよ。
カンペキな製図を引いて、カンペキに理解出来る人々であれば、その恩恵
(ソリッドにした改善幅)は、小さいものになっていたでしょう。
もしくは、とても3次元ソリッドでないと分からないような部分だけ、3次元ソリッド
でモデリングしていた… という会社さんも、実際に結構居たのです。

こういうものは、当然、対象となる製品やその会社さんの様子によって大きく異なります。
それでも、製品の設計・製造プロセスは非常に複雑で、それぞれの工程はとても専門的です。
それぞれの工程に必要な情報をひとつのモデルで行うことは、結構な苦労を 強いられる、
というのは一般的な事実のようです。

つまり、

・一気に通貫で
・全員同時にするため
・曖昧さの無いソリッド

を同時に目指したはずの3次元ソリッドCADシステムは、
「一気に通貫」と「全員同時」はセットとしても、それらと
「曖昧さの無いソリッド」 との間に潜在的に矛盾する要素を含んでいたのではないか?…

そう思えて仕方ないのです。

私は、この仮説に思い至ったときに、一人で小躍りして喜びました(笑)
だって、面白いじゃないですか。

さて次は、「なぜそんなことが?」「ではどうすれば?」
に、どんどんと入って行きます。

ただいま勉強中

2005年11月15日 | □CAD/CAMな日々
 
本気(マジ)工場です。寒くなりましたね・・・
只今本気(マジ)工場では、派遣さんに一人来てもらっています。
元々3次元のCADは使える方なんですけど、本気(マジ)工場で
働いていただいている間に、切削加工も覚えてもらおう!ということです。

で。「来てもらおう!」までは決めまして、後は本気(マジ)工場スタッフに
お願い・・・と(笑)。加工部屋に入って何かやってるなぁ・・・と思いつつ
過ごしていたら、あらま、結構出来てるじゃん。(写真です)
いやー・・・普段自分で「加工はそんなに難しくないんですよ」とトークしています
が、ホントにそうなんですね~(コラコラ)

一応、年内いっぱいはインターンとして働いていただいて、その後卒業、
派遣会社さんから「試作経験のある3次元CADオペレータ」として派遣されて
活躍されることでしょう。

「そんな派遣の人がウチにもほしいぞ!」という方、いらっしゃいましたら
本気(マジ)工場お仕事URLからお問合せください。今のところ計画段階ですが、
本気(マジ)工場を卒業したインターン生は、CAMのソフトも持参で派遣されて
行くらしいです(笑)
 
 

荷物の中身は

2005年11月05日 | □今日は休日
 
ほんと休日しか書いていない(笑)
いかんなぁー、CADとかCAMとかやらないといかんなー…
今週は、どこかで仕事の話を書きましょう。平日、結構忙しいんです…

で。荷物の正体です(笑)
オートバイに付けるバッグ、というよりもトランクですね。これを買ったのでした。
意外と日本ではこういうケースを付けているバイクは少ないのですが、それでも
一昔前よりもずっとポピュラーになりました。ヨーロッパではほとんど定番商品
なんですね。これは多分、ヨーロッパでは高速道路を始めとして二人乗りすること
が一般的で、長距離の旅行もバイクで行ったりするからでしょう。

今年の春からわが国でも二輪車の高速道路二人乗りも解禁になったことですし、
これからこういった道具ももっと一般化するのではないでしょうか。

ワタシは、長距離をバイクで、しかもキャンプ道具を結構積んで旅行に出るもので
すから、車体は変ってもこういった道具は以前からずっと使っていました。
さすがにこの春に車体を買換えたときに、もう止めようかな・・・とも思ったのですが
やっぱり付けましたね。だって、便利なんだもん(笑)いっぱい入るだけじゃなく
荷物が雨でも濡れないですし、なにより車体に荷物を付けるときワンタッチ…
これは止められないです。

バイク買うと、とりあえずマフラーとか、ハンドルとか換えてカスタムするのが
まぁ一般的なんですけど、ワタシの場合はコレ(笑)もうコレ以外はまず改造
しないの。だって、どんな高級なパーツよりも自分の使い方に合っていて、しかも
費用対効果(笑)がものすごくハッキリと実感できるからです。

これで、待望のダッヂ・オーブンをキャンプに持って行って~…なんてね(笑)
でも、キャンプでは、「キミらは本当にバイクで来たのか?」っていうくらい
本格的に料理もするんです。ハイ。


人・人・人・・・

2005年11月03日 | □今日は休日
 
なんか休みの日しかブログ書いていないですな(笑)
ここのところ、仕事が結構忙しいんです。以前と違うのは、考える事が多い…
という忙しさでしょうか(苦笑)

祝日だったので、割と家の近くにある航空自衛隊の基地で、航空祭を見てきました。
本当は雲が無くて青空の日が最高なのですが、生憎今日の雲は低めでした。
それでも、毎年恒例となっている展示飛行はいつものごとく楽しめ、露店を
冷やかして回るお祭り気分もまた楽しく、やきそばも美味しかったです。

政治的な発言は控えたいと思いますが、事実だけは書いておきたいと思います。

毎年毎年、自衛隊のこういうイベントには、ものすごい数の観客が押し寄せます。
最寄駅の私鉄は増発ダイヤを組み、隣接した公園の広い駐車場は来場者のクルマで
いっぱいです。
いかにもマニア然とした人も居ますが、それは全くの少数。老若男女、とにかく
笑顔で、楽しく、そして豊かな表情でここにやって来ます。普段、自衛隊などを
気にすることも無く普通に生活している大勢の人々が、楽しい1日を過ごすために、
基地へとやって来ては、楽しかったね、美味しかったね、格好イイね、と笑顔で
帰って行きます。何万人もの人々が、です。

これは全国どこの基地でもほぼ同じです。学生の頃は、ほぼ横須賀市、という
横浜市の隅っこに住んでいましたが、同じような光景を何度も目にしました。

この事実を、ワタシは毎年興味深く見ているのです。