3D CG, CAD/CAM/3Dプリンタ な日常でつづる クルスの冒険ブログ

このブログは引っ越しました!引っ越し先は…「とある思索の集合演算」と検索してみてください。よろしくお願いします。

12月14日(木) イベントやります!

2006年10月28日 | □CAD/CAMな日々
 
本気(マジ)工場です。

タイトルのとおりです。そのままです。
本気(マジ)工場のイベントが開催されます。

えー…内容ですけど… まだ全部決まっていないので(笑)今日の時点では詳細をお伝えできません(キッパリ!)ごめんなさい。

でも、CADとかCAMとかモノづくりとか、設計とかインダストリアルデザインとか…
模型とかフィギュアとか、ロボットとか、RPとか。
ネット配信の動画とか、音楽とか。
なんか、そういう感じの興味や関心が色々と詰まったイベントになるみたいです(笑)

え?脈絡が無い???? ( ゜~゜)んー?
いえいえ、これがあるんですよね(笑)総じて言えば

『本気(マジ)工場のイマがわかる!』

楽しい時間になる、ってことになることだけは申し上げておきます。

12月14日(木)午後、場所は秋葉原。

本気(マジ)工場と以前からお付合いのある方も、ぜーんぜん無い方も。
熱心な質問も単なる冷やかしも(笑)。分け隔てなく大歓迎です。

CAD/CAMとか詳しい方は、「前代未聞のCAD/CAM関係セミナーになります!」とお伝えしておきます。この日、日本のCAD/CAM業界の歴史が変わります。
CAD/CAM?なにそれ?という方にも解りやすいイベントですので、かる~いキモチでお越しください。

当日の中身が決まり次第、順次このブログでもお知らせして行きますね。
ぜひ、12月14日午後の予定を空けておいてください。 

 

本気(マジ)工場のキャラクター!!

2006年10月24日 | □CAD/CAMな日々
 
『ちょび夫』でございます。

本気(マジ)工場製3D CAMソフトウェア『CraftMILL』の“サブ”キャラ(メインじゃないのね)として生み出されましたが、その愛らしさ(?)から今やメインにのし上って参りました(笑)

本気(マジ)工場のやる事ですから、ちょび夫は(身内なので呼付けである)当然3Dで定義されております。3Dのデータで定義されていれば… そりゃやることは決まってるよね!(爆)

ちょび夫は、いつの間にか足が付き、翼がアセンブリ拘束されて機構を持ち、クチバシは回転可能に… 時にはスタンドが付け足されて、樹脂切削でフィギュア(?)として大地に立ったり(笑)Dimensionで作られてケータイストラップに付けられたりしています… 最近ではFLASHで映像化までも!

スゴイ、スゴイぞ本気(マジ)工場… 3Dデータを与えたら、とにかくあらゆる出力方法で二次利用し尽くす勢いだ(笑)これが仕事だっていうんだから、どういう会社だ?本気(マジ)工場(笑)

このちょび夫、これから本気(マジ)工場のあらゆる活動にフィーチャーされて登場しますので、みなさまよろしくお願いいたします。
 
 
え?あ、そうそう。今日はこれだけ(笑)
左のアクリルの方は、コンパウンドでちょっと磨けば透明になるでしょうー
 

…なんかウマそうだ(笑)

2006年10月23日 | □CAD/CAMな日々
 
本気(マジ)工場です。天気が悪いと肌寒くなって…秋ですねぇ。
 
さて、本気(マジ)工場ブランドの切削加工機RF400Mのテーブルに乗るは…なんだ?(笑)
 
これ、お客様から形状データをお預かりして、加工のベンチマークをする…という途中の状態なんですね。少し黄色っぽいところがABS樹脂の材料で、それを両面から切削加工して高精度の樹脂部品のモックアップを作るのですが(金型を作る前に部品が出来るってことです)、この写真の状態は、上から一方向の加工が終わって、さて裏面から… という状況の直前です。
 
材料を両方から加工するわけですから、当然出来上がったモノは材料から完全に切り離されてしまいます。片面は、材料に半分埋ったままで仕上がりますからそれもでOKなのですが、反対の面をそのまま削ると…固定できなくなってしまいます(当たり前だ)。
 
そこで、この美味そうな白いクリーム…じゃない、石膏を流し込んで固めることで固定する…ってわけです。知ってる人は皆知っていますが、知らない人は結構「ヘー…」って感じでしょ?そんなもんなんですね。
 
でも、どの石膏がいい、とか(石膏も種類がありますから)、時には石膏じゃモロすぎるので違う方法がいい…など、それなりに知識と経験が必要になるんですね。私たちは、そういう事も経験を通して知っています。

で。

この後、この材料をひっくり返して、反対面を加工するわけです。当然、反対側から詰め込まれた石膏もろとも削って行きます。加工が終わったら、お湯で丁寧に石膏を取り除けば出来上がり… という具合。
 
こういうちょっとした固定方法や手順(段取り、などと呼びます)も含めて、本気(マジ)工場の仕事のクオリティです。CAD/CAMソフトや機械の操作だけでなく、こういったちょっとした加工のための工夫をお教え出来ることも含めて、本気(マジ)工場です。

CAD/CAMや加工機は安い買い物ではありません。
同じ買うなら、こういった周辺の知識もあって、「楽しい会社(笑)」から買いましょう。
 
もちろん、お客様の製品ですから、今回もソレと分かる形状は絶対にお見せできません。あしからず。許可をいただいたら、掲載したいと思います。
 
あ!この秋から冬にかけて… 本気(マジ)工場のお仕事URLでは、結構お客様事例が新しくアップされます。本気(マジ)工場らしく、普通のCAD/CAM屋さんの事例とは一味違うお客様もいらっしゃいますから、是非お楽しみに!
 

人知れず汚れ役

2006年10月19日 | □CAD/CAMな日々
 
本気(マジ)工場です。夏の背広で家を出るべきか、冬の背広にするべきか?朝悩みながら出勤の毎日です。いい季節ですね。

さて、今日の写真は… 掃除機。それも業務用。

私達の仕事は、CAD/CAMソフトウェアや切削・積層RP加工機、NC工作機械などを売ったり、使い方をお教えすることなのですが、自分達で作れる環境と技術は常にキープしています。これは実は、とっても個性的なことなのです。

・3D CADを売っている
・3D CAMを売っている(あ、本気(マジ)工場は、CAMソフトを作ってます)
・加工機を売っている
・自分達でモデリング~加工までできる(技術・設備が両方ある)
・それらの使い方をお客様にお教えできる
・以上を全てサポートできる

という会社・・・ ほとんど無いんです。RPなら積層も切削もどちらも詳しくて、どちらも機械を持って毎日使っている… こんな会社、他にはありません。ええ、自慢ですよ(笑)

今日も、来週ご来社になるお客様からお預かりした、あるプラスチック部品の高精度モックアップ(削り出しの一品物なので、樹脂成形品よりも高精度ですね)を作っていますから、作業場では加工機とコンプレッサーが唸りを上げています。毎度のことですが、お預かりした設計データとその形状はお見せできませんのであしからず…
 
そこで、コレ!掃除機。必需品です。

削りますから、当然削り取ったカスが出るわけです。そういうキリコ(といってもレッドショルダー隊じゃないですぜ)をお掃除するのに活躍します。

この掃除機、今年に入って新調しまして、ゴミの容量も吸引力も、水や油などの液体もイケるところなんかも気に入っています。油はほら、樹脂によっては侵されてしまって、いつしか掃除機のプラスチックが割れてしまうことがあるんですね。でも、コイツのボディは耐油性なので、安心です。カタチもどうですか?なんか、丸っこくて安定感もあり、イイデザインだと思います。

人知れず、汚れ役… でも、居てくれないと絶対に困ってしまう…
こんな人って、会社にも居ますよね(笑)

いやー… 大事にしよう… (どっちをだ?笑)

余談ですが。
最近オフィスのイスを買いまして。そう、『本気(マジ)工場社長のイス!』ってのを(笑)それがね…ヤフオクで中古なの(爆)いや、誤解しないでください。金額の問題じゃないんですよ。どーしてもこういうのが欲しかった!というモノなんですね。だから満足してます。で、そのイスを一度キレイにしようかと思っています。この掃除機さえあれば、水洗いしてからイスが含んだ水分を吸い取ることも出来るので、心強いです。そりゃいい、休出してやろう… なんて考えてます。

キレイになったら、こちらで公開しますね。本気(マジ)工場のイス!

・・・この掃除機、当社のWebショップで売ろうかな?(笑)←気に入っている
 
 

フィギュア製作とデジタル技術

2006年10月17日 | □CG(ポリゴン)から作ろう
 
本気(マジ)工場です。朝夕は爽やかで、とてもいい季節になりました。
  
さて、写真ですが… えー…いわゆる最近ではすごく一般的になりましたキャラクターのフィギュア…ですね。そのCGデータ(左)と、それを、Dimensionで実体化したモノ(右)です。あー、待って待って!真面目な話ですから(笑)最後まで読んでください。実体の方は、まだサポート材が付いたままですから、この後灰色の樹脂をパリパリと手ではがしていく必要は、あります(それはカンタンです)。

さてこのCGの3Dデータ… ちょっとした出会いがあり、絵を描いたり3D CGモデリングなさる方からお預かりしました。その方のオリジナルです。こういうのって…やはり独特のカタチ=記号性があるようで、カタチ自体には少しばかり慣れて、なーるほど、と理解も進みました。ポップアートのような趣も感じます。

イマドキの人は、こんなものを見ても全く驚かないとは思うんですよ(笑)だって300円も出せばこういうのがいくらでも手に入る時代ですから。(ホントは高価なものは全然違うのだけど)でも、ホントは非常にヒジョーに高度なモデリング作業を経て、このカタチになっているのです。本気(マジ)工場では、このデータを見た時に戦慄が走りました(笑)スゴい!と。モノは何でもそうですが、完成した姿からは想像もつかないような経過を経てこのカタチになっているのです。だから、完成したそのモノということではなく、作られる過程という観点から書いてみます。

なぜか?それは、フィギュアというのは、今現在のモノ作り技術を見る上で結構面白い題材なのです。

こういうモノは、大抵の場合は、手作りです。原型と呼ばれるマスターモデルを樹脂を削り、パテを盛り、また削って手で作るようです。設計ではなく造形と呼ぶべき作業です。工業デザインで言うところのクレイモデルみたいな感じ。

こういうモノは、形状定義 と 量産手段 に分けて考えるのが良いかと思います。今日は、形状定義を見てみましょう。

1.すでにあるキットを改造する場合
2.イチから手で彫刻・造形する場合
3.3D CG、又は3D CADでモデリングして、それを加工機で実体化する場合

大別するとこの三通りくらいでしょうか。
2.は、3Dスキャナを使って測定し、3に近づけることが出来る… ということですね。ただし、2.から3.にするには、結構な労力が必要です。

そして、3.の手法を使っている人は非常に少ない…主流は手づくり…ということを理解しておきましょう。それで。デジタルの話だ。

どんな事にも、影と日向があるように、手とデジタルにもそれぞれ得手不得手があります。

手づくりは、なんと言っても道具が安価です。そして、造形の能力によってはとにかく自由度が高いです。作れないカタチは無い、と言ってもいい。ヒトの手は思考と直結していますから、思ったとおりに作れます(能力さえあれば、ですが)。

逆に、手づくりが絶望的に不得手とするものに、「スケーリング」があります。スケールを変えていくつか作る、という行為ですね。全く同じ形なのに、ミニ・中・大・特大 と4種類作ってください…または、カタチはこれでよいので、これをもう10%ほど小さく作ってください。と言われたら、目の前が暗くなるのではないでしょうか?これは全くの不得手でしょう。同じモノの「チョイ変え」も結構大変ですね。作る過程では何も成果物は無く、最終的なモノ以外には何も残りません。工芸品と一緒です。

3D CGとかCADなどのデジタルは、手づくりの逆だと思ってください。道具(PC、ソフト、加工機など)が必要ですから、コストもかかります。自由度は、手に比べればやはり劣ります。でも、スケーリングやチョイ変え、そのデータを画像や映像に流用できる、という点では手づくりが絶対に持てない有利な点も多々あります。器用さも、まぁさほど必要ありませんが、PCで3Dの形状を定義するというスキルは当然必要です。

結論としては、
「手作りかデジタルか?」という二元論はナンセンスであって、それぞれ否定し難い良さがあり、同時に欠点もあるので適材適所で使いましょう…という所に落ち着くでしょう。

結構前から、3D CGでキャラクターやメカをモデリングして、それを画像にする・・・という趣味があります。それなりに3D CG人口は増えて来ましたが、最終成果物としては、依然として2次元が主流です。 

本気(マジ)工場では、こういった3D CGを使って立体を定義する人たちに、実際の手に持てるモノにする… という成果(出口)をご提供して行きたいと考えています。さらに、手づくりでやっている人たちにも、デジタルの道具のメリットをご覧に入れて、少しでもデジタルの道具でやっていただけるよう、協力して行きたいと考えています。

まずは、ワンダーフェスティバルにでも、出展することにしますか(笑)
 
 
 

闘う理数系

2006年10月09日 | □今日は休日
 
本気(マジ)工場です、先週までの秋雨が嘘のように、この三連休は秋晴れの天気が続きました。イイ感じ。本気(マジ)工場は、土曜は良く眠って、日曜はバイクでちょいと走りに行き、今日はこの後、映画を観に都心へ行きます。
 
さて、今日もNHKで「ABUアジア太平洋ロボットコンテスト」の模様が放送されていましたね。実に面白かった。クアラルンプールの会場もすごく盛り上がっている様子が伝わって来ましたし、何よりタイやベトナムなど、新興工業国の学生達が自分達のプライドと未来を信じて「工業技術」というものに期待を抱いている姿に感動しました。

多くの人が忘れていますが、工業技術でみれば、世界史に登場してトップグループを形成している国の顔ぶれは産業革命以降そう大きく変っていません。これは、航空機を独自に開発・生産して飛ばした国をあげてみれば分かります。
現在の新興工業国からは、何とかしてそこに国の発展の活路を見出そうとする強い意志や清々しい努力が見て取れて好感が持てます。

本気(マジ)工場のこのブログには時々…

○ロボコン
○鳥人間コンテスト
○モータースポーツ
○ROBO-ONE

…などが話題として入って来るのをお気づきの方も多いことでしょう。
これはもう、全く本気(マジ)工場自身の趣味と嗜好が入り込んでいるからでして、要するにそれは…

『闘う理数系が、スキ!』

ということに他なりません。これはもう、小学生の頃からそうでした。なにせ小学校の卒業記念文集には、

『将来はフォーミュラワンの名門チームでチーフメカニックになって日本GPに来日する』

と、恐れを知らない(笑)大目標がきちんと書いてあるのです。これ、ホント。疑うくらいなら、全文を引用してもいいくらい。そしてドライバーじゃないのね(笑)小6にして。思えばシブいガキでした。
もうお気づきの方はお気づきでしょう。本気(マジ)工場が小学6年生の当時とは・・・ フジテレビがF1中継を始めるなんと、5~6年も前のことなんですね。当時はとにかくF1を報じるメディアは雑誌しかなくて…子供ながらに貪り読んだ記憶があります。筋金入りですよ(笑)
 
で、どういうワケかドライブする側よりも開発・メンテナンスする側からの視点でずーっとスキで居るのですが、それもこれも「闘う理数系」に対する好意を持ち続けているからなのだと自覚しています。
 
闘争心というのは本来、別に体育会系に限ったことではないハズなのですが、なぜか世間はそういう解釈をしてくれません。
体育会=闘争心という構図は描けても、文化部としての科学部にそういう図式は当てはめてもらえないのね(笑)そして、それは「ウソ」なんだと思うのです。

そういった、理数系だって心の底にフツフツと秘めている闘争心を爆発させていい競技が、ロボコンだったり、鳥人間コンテストだったりするからなのだ、だからスキなのだ、とハッキリと自覚しています。

企業活動としての技術者というのは、そうそうハッキリと勝ち負けが分かる世界に居るわけではありませんし、何が勝利なのか?という勝利規定も曖昧です。さらに、勝利するために投入して良い資本や努力、時間などの折り合いもそうそう自由にはならないものです。

ところが、こういった競技会には分かり難い制約はありません。勝ち負けのハッキリした世界で、勝つためには投資も覚悟する下地も、企業活動に比べたらあるわけです。だから、やっている方は楽しいでしょうし、それを見ているワタシも楽しいってことです。

これからも、大枠の嗜好として

「闘う理数系」

を見守り、叶うなら、本気(マジ)工場も企業として「闘う理数系」を支援して行きたいなぁ… と思ったりしています。

「闘う理数系として、本気(マジ)工場から支援を受けたい!」という方がいらっしゃいましたら、一声おかけください。本気(マジ)工場は、そういうのに弱いですから、協力しちゃう可能性大です(笑)
 
頑張れ!「闘う理数系」 です。 
 
 

つぎは、萌タン(笑)

2006年10月05日 | □CG(ポリゴン)から作ろう

「メカ太郎」の次は、コレ。「萌タン」(注:一応、社内用語ですから)。

かわいくなぃ?(笑)(´~`ヾ)えへへっ♪
これセッケンで出来ています。
作ってるときは、セッケンの清潔感あふれる匂いが香ります…

ゲームとかアニメとかのために、キャラクターを3D CGで作る…という楽しみがありますよね?それは、大抵の場合「絵」か「ムービー」が最終的な成果物となっているのだと思います。…今までのところは。

その「絵」とか「ムービー」という出口に、「フィギュア」とか「レリーフ」、「カメオ」といった、実際のカタチにして手に取れる出口が加わったら、絶対もっと楽しいだろう…と思って出来たのが、この「萌タン」を作る講座です。ええ、講座なんですね。

3D CGで顔と表情を決めて、このレリーフを実際に作って持って帰ることが出来る講座です。これで、約1日。CGとかが初めての人でも全く問題ありません。
(ちなみにCGソフトは、あの3ds Maxを使います)

CGでキャラクターを作って、それを実際のフィギュアに加工する…という、世界で唯一の入門講座。多分、こんなこと出来るのは、世界でも本気(マジ)工場だけでしょう(フツーはやらないから)。

<その講座の問合せはココを押す!>


なに、かわぃくない?そお?そうかなぁ?…(笑)

でもね、そこなんすよ。そういう「かわぃい」とかいう感覚は人それぞれでして。この「萌タンを作ろう」講座は、自分自身の
「かわぃいってのは、こういうことだ!」
とか、
「オレはこれが萌える!」(あーぁ言ってしまったよ…)
というこだわりのある人が向いてるんです。カタチを押し付ける講座ではなく、「受講者の思うかわぃい」を実践する一番はじめのステップだからですね。

まぁ、すっごく要約してしまうと、PCの中で3Dの形状を定義して、何らかの加工機を使って実際のカタチにしましょう…と考えた場合。寸法によって決めていって3Dで定義するという傾向のモノと、寸法よりも先に「こんなカンジ」とか、「こんな雰囲気」という風に形状の特徴自体が優先されるモノとに分けて考えるのが良い…と本気(マジ)工場では思っています。ずっと、そう思ってるんです。そういう解釈をしたCADの講座が世の中に無いことに、ずっと不満だったんです。だから、やってみた。

前者の、
寸法による3D定義(まぁ設計に近いですね)⇒作る
を実践する講座が「メカ太郎」で、 

後者の、
感覚的3D定義(造形と言っていいかも)⇒作る
を実践する講座がこの「萌タン」ってわけですよ。

このふたつの講座。なにも「ロボット」と「フィギュア」に限定した話ではありませんで。例えば…
「コスプレで使う、あの魔法少女のバトンが作りたい!!!」
とか
「あのキャラの持っている銃がどうしても要る!!!」(要るんだってば!)
という人達にも当然応用ができます。1コからオリジナルで作れるんです。

毎回こういうこと書いていると、どうしちゃったんだ?本気(マジ)工場…と思われる人も居るかも知れません(笑)特に同業者の皆様や、古くからお付合いのあるお客様など…

でも実際は、本気(マジ)工場のお仕事自体は、以前と全く変わっていないんですよ。ホントに。ただ、こうやって今まで私たちの仕事世界に全く縁が無かった人達にも語りかえる「コトバ」を持ちたい… そう思って真剣に取り組んでいるのです。

だって、CADとかCAMとかRPの業界って、それら私たち業界のお客様になる「ユーザ」を増やそうとして何かしていますかね?「道具を売る」ことがユーザを増やすって意味じゃないですよ。モノを3Dで定義して、そのモノを作る…という、その行為を行う絶対人口を増やそうとしているか?…と、そういう質問です。やってないでしょ?全然やってない。考えてみれば、ものすごくそこには手抜きしてると思うのです。というか、自覚もない。他の業界はもっと立派だ、我々の業界はなんて恥ずかしいんだろう…と、本気(マジ)工場は、そう思っているんですね。

本気(マジ)工場は、そこに何としても手を付けたいし、なんといっても、そういった潜在的ユーザに語りかけるコトバを持ちたいんです。

いつの日にか、どこかの誰かが
「そういや、最初にCADとかCAMとか使ったのは、萌えキャラだったなー…」
とか
「あー、思い返せばロボットやったのが最初の3次元だったなー…」
と思い出しつつ、その人達のほんの一部でも、私たちの愛する日本の製造業で働いてくれたら…そう思ってやっています。

ホントにそう思っていますし、この努力が製造業に対する興味・関心を高めることだってあるはずだ、という固い信念を持っているのです。

その点において、本気(マジ)工場は間違いなくただいま世界一!(笑)独走ぶっちぎりで、世界一だと自負しています。

ま、マジメにやってんだぞ!(笑)