『CG WORLD』7月29日(水)発売の2009年9月号(vol.133)の特集が「CGと立体造形」
だったこともあり、今週はブログのアクセスも増量中…
ありがたい限りです。
何しろ世間一般では、たとえそれが3D CGのモデリングをしている人の間であっても
「3D形状データから物体が作られている」という事実をご存知ない方も多かった。
これ、先進的でも何でもないですから。
10年以上前から、クルマも家電も3D形状データで設計・製造してますから。
(設計に使うのは、CADって呼びますね、まぁCGの一種です)
さらに、今までは「3D形状データ」と「モノをつくる」ということの相関関係ってものが
ほとんど世間一般には知られていなかった訳だから。
それを思うと、ずいぶんと変わって来た。手をゆるめることなく、伝えて行こうと思う。
こういう新しいことが知られる時って、「思い込み」や「偏見」「誤解」なんかとセットになって
広まっていくものだ。
だから、このブログでは時折基本に立ち返るような話もして行くつもりです。
もうすでに、いくつかの誤解も聞いた。
<誤解ですよ>
・3D CGのデータは、3Dプリンタ(=RP機)でないと物体にできない
そんなことないです。
例えるなら… Adbe イラストレータのデータは、インクジェトじゃないとプリント出来ない…
ということはないでしょ?レーザーや他の印刷機でも印刷できますよね?
プリンタのメーカーが違っても、印刷方式が違っても、同じファイルから印刷できますよね。
それと同じでして。3D CGのデータも、3Dプリンタ(=RP機)という加工方式以外でも
そのまま加工の対象になるものです。同じデータはNC加工機でも使えます。
その意味で、『CG WORLD』にNCも掲載されていたのは、良かった。
もう、徹底的に「Adbeのファイル」と「紙のプリンタ」の関係と同じなんですね。
で。(いつもながら前置きが長いよ…)
すでにお馴染になりました「3D CGからの立体出力サービス」に
新機種が加わりました!
従来の…
・ABS立体出力サービス
・色付き立体出力サービス
に加えてもう一つ!
・最上級!レーザー焼結立体出力サービス
が開始です。
ナニが最上級か?というとですね・・・
他のサービスに比べまして
・デカいのが作れる!(30cm×30cm×50cm)
・強度が高い!強い!
・細かい形状も作れる!
という特長がありますよ。
強度が無いと細かい形を作った際に壊れてしまったりしますが、この機械は大丈夫。
表面の平滑さ(スベスベさ)という点では、ほかにももっと良い機種がありますが、
そういう機種は大きいサイズが出来なかったりします。
何度も書いて来てますが、こういった3Dプリンタ(=RP機)には、万能選手はいません。
それぞれ特徴と得手・不得手もあって、個性を競い合っております。
そういう意味で、選べるってことはとても重要だと思う訳です。
ぜひ、チェックしてみてください!
秋葉原UDX4階では、このサービスの出力サンプルを差し上げています。
後加工や塗装などのために、「材料の感じ」が知りたい… という方には
サンプルをお持ち帰りいただいていますので、お気軽にどうぞ!
(数には限りがありますので、お早目に)
・サービスのご紹介は… →コチラ!
・使用する機種は… →コチラ!