普段は特段用がない限り顔を見せない姪っ子が、
「盆踊りの途中で抜け出してきた!」、
と、頬を紅潮させ、浴衣姿で突然やって来た。
要は、
「9月のアラフェス、もう申し込んだ?」
って確認だったんだけど、
ここで、姪っ子に現実の厳しさをきっちり説明する。
「嵐のファンクラブ会員は110万人を超えたと言われていて、
その110万人が1人平均3枚申し込んだとして、
のべ330万人が、嵐ライブの聖地である国立競技場の、
10万人(5万人収容×2日)のチケットを目指し、応募するという現実。
つまり、チケット当選の確率は限りなく低く雲をつかむようなものなのだよ、
わかるかな~、中学2年?」
「うん、わかった!」
と、なんと無邪気で素直な返事。
が、
そうは言っても、
カワイイ姪っ子のため、
応募だけしてみようじゃないの。
とりあえず権利は行使しないとね。
ただ、
スケジュールはなんとかなるから!
なんて豪語してたけど、
ライブは平日。
わかってんのかな、彼女。