ギャロップ3ハロン

一口馬主【キャロットクラブ】、馬券予想などをつづっていきたいと思います!

マージービート 号

2013年05月13日 | マージービート
父 ジャングルポケット
母 アフタービート(母父クリエイター)
美浦 金成 貴司 厩舎
主戦 酒井 学 騎手
戦績 2-6-3-27 


マージービートの引退が発表されました。
障害に転向しましたが、厳しい戦いが続き見切りをつけた格好です。
私は、障害転向はこちらに主戦を移すというよりは、得意である夏の札幌開催に向けてハンデを軽くするためだと
思っていただけに、この決断は正直ビックリしたし正に青天の霹靂でした。
でも、本当にここまでよく無事に走ってくれたと思います。

【無事これ名馬】競走馬にはこういう格言があります。
僕は、今までこのフレーズは名馬の条件の1つであると思っていました。
名馬として後世に名を残すにはクラシックなど厳しい日程を勝ち上がって行かなくてはならない。
途中で故障などで脱落してしまってはそこに参加できない。だから、条件の一つに丈夫であることが要素であると。

でも、一口に出資してその考えが根底から変わってきました。
競走馬は予想以上に体質的、脚元などに異常をきたす動物であったと。とてもハードなスポーツであると。
その中でマージーの出走数の多さは本当に驚かされましたし、やっぱり一口馬主は出走をしてなんぼのものだと感じました。

マージーは2歳の夏、函館でデビューをしました。
芝の中距離でデビューをし3戦走りましたが、最高順位は3着とまずまずの結果を残します。
4戦目に目先を変えてダート中距離に出走しますが、ここで2着になったこともあり以降はダートを主戦場としました。
ただ、中々勝ちきれません。惜敗続きのなか、いよいよ3歳未勝利戦も終了に近づきますが、ここで運が悪いことに
ひづめを故障してしまします。スタッフの頑張りもあり、なんとか出走出来る状態まで持ってきてくれましたが、
怪我から復帰をして掲示板を確保するのがやっとの近況。。。
いよいよラストランかと思った9月の札幌競馬場、地方の雄五十嵐騎手を背に見事勝利を収めます
この時のことをよく覚えていて、私はB1グランプリの会場に行っていて長い行列に並んでいました。
そこで、携帯にレースが終了した通知がきたので、その場で動画を見ていたのですが、
実は勝てると思っていなかったので、それをみてビックリし、思わず叫んでしまった苦くもあり嬉しい記憶が

その後500万下に昇級をし、レースを続けますが厳しい戦いが続きました。
その中で、一筋の光が
当時所属をしていた西園厩舎は管理頭数の影響か、厳しい戦いが続くマージーの馬房枠を中々確保してもらえなくて、
放牧→外厩調整→帰厩→すぐにレース→放牧と最悪のサークルを繰り返しストレスが非常に溜まっていましたが、
関東の若手金成厩舎へ移籍をします。

そこで、しっかりと調整をしてもらえてということと、若手の調教師らしく既成概念に捕われずに
マージーの適性レースを模索してくれて、我々出資者が使ってほしいと思っていた北海道の中長距離にも挑戦してくれます。
そこで、大野騎手を背に見事2勝目をあげます

ただ、上のクラスだとワンパンチが足りなくて、障害に目先を変えましたが、ここでも苦戦が続き引退となりました。
マージービートはこれといった成績を残せたわけではありません。
重賞どころか、特別レースでの勝ち鞍もなくごくごく平凡な条件馬でした。
しかし、大きな故障もせずに地方のレースを合わせると39戦も走ってくれました。
【無事これ名馬】正に私の中では名馬です。
特に故障馬が多く厳しかった3歳春の時、この馬の存在がどれほど頼もしかったか
マージーに出資できて本当によかった。

以下クラブコメント
11日の東京競馬ではスタートで勢いがつかず後方からに。道中は徐々に押し上げて行くも、最後のコーナーで遅れをとってしまい10着
「トモに緩さがあってスタートがゆっくりになってしった。飛越は低く着地を含め安定しているとは言えないが、無理をせずに障害ごとに前との差を詰めて行くことができたし、最後の3コーナー前くらいまでは結構いい手応えだった。それが手前を替えたら急にトモが入らなくなってしまい、フットワークがバラバラになってしまった。トモが強いタイプではないし雨で湿ってきた馬場が堪えてしまったのかもしれないが、いい結果を出すことができず申し訳ございません」(蓑島騎手)
「飛越は低くて安定しているとは言いきれないが、その分スピードを落とさずに進めていけた部分はあると思うし、そんなに無理をせずに障害毎に前との差を詰めていけた。これならと思っていたものの最後のコーナーあたりでトモがついてこなくなってフォームが崩れてしまった。少し力んでいたところはあるが、障害の場合ある程度前向きな気持ちがないと苦しくなることがあるしいいかと思ったのですが…。ジョッキーが言っていたようにトモが強いわけではないので今日の湿ってきた馬場も良くなかったのかもしれない。障害2戦目で前進を期待していたし、成績を考えても走りを変えなければいけなかったが、大変申し訳ございません」(金成師)
スタートはゆっくりになってしまいまったし飛越も抜群とはいきませんでしたが、徐々に先団に取りついて最終コーナーに向かった。上位を狙うにはそこからさらに加速していかなければならなかったが、湿った馬場を走ってきた影響で余裕がなくなってしまったのかフォームが乱れてしまった。金成厩舎へ転厩した後に平地で勝利を挙げてくれたが、クラスが上がってからは芝、ダートと条件を変えても思ったような成績を出すことができず、障害戦に挑戦した。ただし、2回目の障害戦でも思ったような変わり身が見られませんでした。新たな活路を見出だすべく取り組みましたが、今日の走りを考えても短期間での大きな上積みを求めるのは難しい状況。そのような現状から金成貴史調教師と協議を行った結果、中央競馬登録を抹消することになった。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されています会員の方へは追って書面をもってご案内いたします。


ただ、このコメントを見ると、調教師主体で引退をしたのではなくて、クラブ主体でしたのかな
これから、2歳馬も入ってくるし、馬主の縛りがある馬房の問題のような気がします。

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