野鳥たちが自由に飛び交う五月晴れの空を眺めていると、「自由に移動できる空間」への憧れが、人間の本能にもあるのかなぁ・・・と思ってしまう。当カフェの常連でいらっしゃる、かめ様より“ラジコン飛行機”の写真をお送りいただきましたので、ご紹介します。
いやぁ~、カッコいいです! 零式艦上戦闘機は、三菱重工が設計・開発した大日本帝国海軍の主力戦闘機。海軍の艦上戦闘機としては実質的な最終型式で、支那事変の半ばから大東亜戦争の終わりまで各地で活躍したことで知られる。大東亜戦争初期に連合国の戦闘機を駆逐したことから、主交戦国のアメリカ軍から「ゼロファイター」「ジーク」の名で恐れられました。
ちなみに当時の軍用機は、採用年次の皇紀下2桁を名称に冠する規定になっており、零戦が制式採用された昭和15年は皇紀2600年にあたり、下2桁が「00」になったため「零式」という名称になったそうです。
世界最大の航続距離であり当時の世界一流戦闘機の2~3倍、落下タンクを付ければ5倍もあり、軽量化と高効率エンジン搭載、さらには高運動性能、防御より攻撃性能に重点を置いた設計は、“自己犠牲”を尊ぶ日本人の「大和魂」が凝縮された戦闘機なのだと、店長的には感じる次第です。
かめ様からお送りいただいたメールには次のように紹介いただいています。
「このゼロ戦は、テトラと言うメーカーのバルサキットから組み立てました。エンジンは、斉藤と言うメーカーのFA56で排気量0.56キュービックインチ(約9.2cc)4サイクルの0.9PSです。アメリカの遊びなので、いまだにエンジン排気量はインチで呼んでいます。
正確に組み立てれば、後は重心だけです。キットですから、指定された部品を使えば、重心位置も大きなズレは無いようです。
目で見て大きな狂いが無ければ、後は飛ばしながら、水平にまっすぐ飛ぶように、送信機側でトリムを取ってやれば、大抵はOKです。トリムで調整が出来ないような機体は、目で見ても狂いが分ると思います。
表面は塗装ではなく、フィルム貼りで仕上げています。フィルムにアイロンを当てると糊が柔らかくなって、バルサにくっ付くと共に収縮します。通常塗装よりは軽く仕上がります。それに塗装は普通の家の中では難しいですから・・」
かめ様曰く
「最近は飛ばしてないです。一応引き込み脚になっているので、チョッとカッコいいです。本物は右と左が少し時間差を置いて引き込まれるのですが、私のは小さいから同時です。模型でも大型のものは、本物のように時間差をつけて引き込むのもあります。
それから、機体を軽量化(特に後部が軽かった)ためか、エンジンが主翼に近く首が短いので、模型の場合重心を前に寄せるために、頭を重くしなくてはならないのでチョッと工夫が必要でした。当時の戦闘機の模型としては飛ばしやすい機体です。
日本ではR/Cをラジコンと言いますが、アメリカでは、リモートコントロールだそうです。」
お送りいただいた写真を拝見していると、子どもの頃に抱いた「大空」への憧れが甦ります。
先日も、有名な彫刻家の先生と“男たちの隠れ家”的なBARで、ウイスキーグラスを片手に、先生の題材である『誰にでも舞い降りる天使』と『空を自由に駆け巡る電波』の概念と共通性について、二人で4時間以上も熱く語った。
ラジコン飛行機もまた『空』という自由空間へ、男の思いを巡らせるアプローチの一つだろう。
いやぁ~、カッコいいです! 零式艦上戦闘機は、三菱重工が設計・開発した大日本帝国海軍の主力戦闘機。海軍の艦上戦闘機としては実質的な最終型式で、支那事変の半ばから大東亜戦争の終わりまで各地で活躍したことで知られる。大東亜戦争初期に連合国の戦闘機を駆逐したことから、主交戦国のアメリカ軍から「ゼロファイター」「ジーク」の名で恐れられました。
ちなみに当時の軍用機は、採用年次の皇紀下2桁を名称に冠する規定になっており、零戦が制式採用された昭和15年は皇紀2600年にあたり、下2桁が「00」になったため「零式」という名称になったそうです。
世界最大の航続距離であり当時の世界一流戦闘機の2~3倍、落下タンクを付ければ5倍もあり、軽量化と高効率エンジン搭載、さらには高運動性能、防御より攻撃性能に重点を置いた設計は、“自己犠牲”を尊ぶ日本人の「大和魂」が凝縮された戦闘機なのだと、店長的には感じる次第です。
かめ様からお送りいただいたメールには次のように紹介いただいています。
「このゼロ戦は、テトラと言うメーカーのバルサキットから組み立てました。エンジンは、斉藤と言うメーカーのFA56で排気量0.56キュービックインチ(約9.2cc)4サイクルの0.9PSです。アメリカの遊びなので、いまだにエンジン排気量はインチで呼んでいます。
正確に組み立てれば、後は重心だけです。キットですから、指定された部品を使えば、重心位置も大きなズレは無いようです。
目で見て大きな狂いが無ければ、後は飛ばしながら、水平にまっすぐ飛ぶように、送信機側でトリムを取ってやれば、大抵はOKです。トリムで調整が出来ないような機体は、目で見ても狂いが分ると思います。
表面は塗装ではなく、フィルム貼りで仕上げています。フィルムにアイロンを当てると糊が柔らかくなって、バルサにくっ付くと共に収縮します。通常塗装よりは軽く仕上がります。それに塗装は普通の家の中では難しいですから・・」
かめ様曰く
「最近は飛ばしてないです。一応引き込み脚になっているので、チョッとカッコいいです。本物は右と左が少し時間差を置いて引き込まれるのですが、私のは小さいから同時です。模型でも大型のものは、本物のように時間差をつけて引き込むのもあります。
それから、機体を軽量化(特に後部が軽かった)ためか、エンジンが主翼に近く首が短いので、模型の場合重心を前に寄せるために、頭を重くしなくてはならないのでチョッと工夫が必要でした。当時の戦闘機の模型としては飛ばしやすい機体です。
日本ではR/Cをラジコンと言いますが、アメリカでは、リモートコントロールだそうです。」
お送りいただいた写真を拝見していると、子どもの頃に抱いた「大空」への憧れが甦ります。
先日も、有名な彫刻家の先生と“男たちの隠れ家”的なBARで、ウイスキーグラスを片手に、先生の題材である『誰にでも舞い降りる天使』と『空を自由に駆け巡る電波』の概念と共通性について、二人で4時間以上も熱く語った。
ラジコン飛行機もまた『空』という自由空間へ、男の思いを巡らせるアプローチの一つだろう。
私のゼロ戦を掲載していただいてありがとうございます。
最近は、飛ばしに行っていないので、腕が落ちている(もともと上手ではないですが・・・)かもしれません。慣れてくるとそれほど難しくはないですが、対面(自分の方に向かってくる)になると、操作が逆になるので緊張します。
先尾翼機の写真も探してみます。写真ではチョッと変わっていると感じますが、飛ばしてみると、飛行機がバックしているようで、かなり変な感じです。
今日は、幼稚園の廃品回収に行ってきます。
ではまた
かめ
以前の仕事の関係で「マッハの恐怖」「続・マッハの恐怖」を書かれた柳田邦男の「零戦燃ゆ」も読みました。
私の祖父もゼロ戦にのっていたそうです。
メカニカルなことはわかりませんけれど、ゼロ戦のラジコンを組立て、操縦するかめ様はすごいと思います。
戦争は良くないですが、男の子は飛行機にあこがれるものです。武器として考えると怖いですが、模型飛行機の好きな日本の男の子(私はもうジジイですが・・・)なら、いつかはゼロ戦を作って飛ばしたいものです。
広島の人は、war birdと言うか、戦闘機は飛ばさないと聞いたことがあります。本当かなー??
お祖父さんがゼロ戦のパイロットだったそうですが、命は大丈夫でしたか。
私は、模型しか飛ばしたことがなかったのですが、ハワイで2度軽飛行機の体験飛行をしました。滞空時間2時間です。
実機の操縦は、思ったより簡単で、ラジコンの方が難しいと思いました。
素晴らしい写真をお送りいただき、ありがとうございました。あと1枚は「肖像権」の問題?もありますので掲載を控えさせていただきました。
yu-様
久々の登場ですね♪
『零戦燃ゆ』は、当時の両国が生み出した最高の工業製品であったという視点から「戦闘機」を通じて、日米両国の工業製品開発に対するアプローチの違いを詳細に分析した名著だと思います。
ラジオの話から、どんどん外れてますが、土曜日に最近TVで宣伝している、DeAGOSTINIのFITING AIRCRAFT DVD COLLECTION の初版を買いました。初版はF-14トムキャットです。
今話題のステルス機,F-22ラプターや世界最高速のSR-71も出版されるようです。興味のあるのだけは買おうと思っています。
F-22はすごいようですね。自衛隊も買おうとしているとか・・・
飛行機としては興味ありますが、1機250億円もするそうです。必要なのでしょうかねー。
アメリカ人の友達は、「軍人にはおもちゃが必要なんだ」とか・・・言います。高いおもちゃです。
ゼロ戦もそうですが、人殺しの道具だと思いながらも、かっこいいと感じる矛盾はなんなのでしょうか?
ただ戦闘機に限らず「軍用ツール」をカッコいい!と思ってしまうのは、人間の持つ『闘争本能』によるものなのかもしれません・・・
そうした『本能』が人間を支配する限りは、『守る』ために、またそれらを制御するために必要なのかとも思います。
使わないに越したことなないのですが。
お送りいただいた先尾翼機の写真は、近々アップさせていただきます。