小林真 ブログ―カロンタンのいない部屋から since 2006

2006年開設の雑記ブログを2022年1月に市議当選でタイトル更新しました。カロンタンは40歳の時に飼い始めたねこです

その後の、『ぽてとや 春』

2008-03-08 10:20:35 | 週間日記
もうこんなにあったかいから、雪が降ったことなんかおぼえてないよな、ティー。
2月5日撮影



まずはこれ、もう一月前日記じゃないか。

●2月
4日(月)昼は家で仕事。途中、雪で延びた競馬~塾で中3M君の面接スペシャルはコンピュータ界の話なども~送っていく
5日(火)好例電話取材~原稿~同級生M君宅でイカを食べる
6日(水)原稿~出張授業
7日(木)原稿~晩は塾
8日(金)合間を縫って伊勢崎MOVIXで『フローズン・タイム』~『ラスト、コーション』。途中、時間あったためアイドルタイムゆえにラーメン難民としてさまよった末に近場の会津で餃子とセット。『ラスト、コーション』は今年度No.1最右翼。『フローズン・タイム』もベスト5なら~塾
9日(土)昼は撮影~同級生M君宅に。赤ちゃんとともにN君一家も
10日(日)昼は仕事~晩は塾

【カウンター08】
ラーメン1/7 アウェイ飲み2/9 劇場映画2/6 TV海外サッカーは後で整理

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さて、今回の付録は“3月”の1、2日。先週の土日の「ぽてとやちゃんぽん」話を、本人承諾のもと、ぽてと姫のメールを交えてお届けします。

前回のプラモデル1号製作は2月28日。前回お伝えしたようにぽてと姫にキャベツの“水出し”はするのかと送ったメールには、忙しい昼時を終えた頃に返事が来た。

●28日13:31
 キャベツは、焼きそばに使うのですか。うちは水きりはしないですよ。

少し後に訂正。

●28日13:33
 あっ間違いました。水きりではなく、水だしでした〓(引用者注:「電球」の絵文字)

キャベツの水出しについては、悪名高い「あるある大辞典 餃子」の回で名人たちが白菜やキャベツを塩で水を出してから使うといっていたので、ほうと思いその後は採用しているからでしたが、検索してみると「キャベツ 水出し」はヒットせず、「水切り」が正しいようですね。失敬、姫。

というわけで前回は記事もメールで事前に送ったら、返信は次の通り。

●28日16:47
 うわっ〓ぽてとやの記事が立派に書かれていてびっくりしました。うちのチャンポンなんてたいしたものではないのに、なんだか気恥ずかしいような感じです〓
 先生、チャンポン作ったんですね〓そうそう、メールは仕事してたので午後に読みました〓でも水出しはしないで正解だったのでよかった〓
 写真で見た感じだと、うちのと変わりないですね〓先生バージョンのチャンポンも食べてみたいです〓
 麺はお湯をかけてフライパンでよく焼かないと柔らかくならないと思いますが、大丈夫でしたか。
 〓(引用者注:「ねこ」の絵文字)には、チャンポンはあげない方が良いと思います〓塩分が入ってる物はさけたほうが〓

というわけで、写真だけでは姫も認定。それにしても、まわりがすごいすごいいっているのに、現場スタッフは「たいしたものではない」「気恥ずかしいような感じ」とはまたすごい。ただ、つくれるものをつくって出しているだけなのだ。

いつものように長い前ふりの後、いよいよここから3月1日、プラモデル2号の話。
前回1号の反省としては、本物のように全盛期のバティステュータのシュートのようなずしんと来る手ごたえががないこと。肝心のぽてとが入ってないのだからしかたがないが、さすがにこのために油鍋をラードで満たすのは無理がある。そこで思いついたのは、焼きそばとともに縁日の屋台で活躍する「じゃがバター」だ。前回と同じように寄って来るねこどもをかわしながら、ただ2日分だけ芽が伸びたじゃがいもを取りに行き、まったく同じようにしゃかしゃかさくさく茶わんに入れてレンジに入れるが、今回違うのは、Mト君奥方もご推薦の生協購入北海道「よつばバター」が混入されている点。レンジのちんも、バターの分だけトラのようにたくましい。
おお、何とかほくっ。どれどれと一切れ味見をしたら、前回と同じくラードと麺とキャベツとソース。少しだけ進化したぽてとやプラモデル2号ができあがる。

ここで思い出して歌ったのは、4月に「風」復活もある心の師、伊勢正三『Musician』の1番ラストの一節をちょっと変えて、

♪それより 君の今夜の《ぽてとやーちゃんぽん》
 またすこし どこかが違うというのかい
             《原詞は「Poteto Salad」》

ファンの中で伊勢曲世界でももっともドラマチックで切ない名曲『あの唄はもう唄わないのですか』の続編ともいわれるこの曲は、『あの唄』とはまったく別の幸福感に満ちた佳曲。そうだ、ぽてとやちゃんぽんのつくり出す世界はこの歌によく似ている。

と、完成したところ、バターのにおいに反応したかねこどもが集まってきたので、ほい、とやってみる。



おお、食ってる食ってる。


ただ、市井の科学者でもある作成者としては、わずか2つのサンプルだけでこれを「よつばバター」の功績とするのは控えよう。ただ単に前回は、腹いっぱいだっただけかも知れない。何しろやつらねこだ。
なお、すでに引用したように姫はねこにちゃんぽんを与えるのは反対したことを付け加えておくが、「健康」と「おいしさ」はいつも少しだけ食い違う。

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そして翌2日日曜は、市内で「深谷シティマラソン」というのがあり、同級生M君はじめ知り合いが何人も出場したので、せっかくだからとほかの人々と応援+写真を撮りに行き、午後はその打ち上げとして、都内からお越しの美人ランナーをゲストに迎え、Mト君一家、Hさん一家もまじえて、駅近くぽてとやに行って、すみません姫、持込ビールとともに、本物ぽてとやを食べる。

みそぽてと


それが混入のちゃんぽん


ついでに登場、途中散歩に出かけた姫の愛わんこCherry


ぽてとやを愛してやまないMト君が、初ぽてとやの美人ランナーに感想をきく。ハーフ20キロを走り終えたばかりの疾走者は“ラードの芸術”をお気に召したという。
今回きき直して、忘れていた『Musician』の2番、つまり歌のラストはこう結ばれていた。

♪それより 君の今夜の《ぽてとやーちゃんぽん》
 幼い頃の同じ想い出にあわせて
             《原詞はもちろん同上》

うれしいのは私やMト君が中学生の頃から食べているのと同じ味が同じ場所で食べられるということで、知らない人にそれが喜ばれると、またさらにうれしくなるということ。しかも、つくってる親子が、それをたいしたもんでないといいながらのところがまた幸せだ。

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かけがえのない時間から帰って夕方、窓の外では、タンゲゲンタとオルティーズが並んで西の方を見ていた。



ではここにも、伊勢正三のすばらしい言葉を置こう。ちょっと季節は早いけど。

♪もしも沈む夕陽に間に合えば
 ただそれだけのこと
          (『湘南 夏』)

そうだ、これは『ぽてとや 春』

(本文、BGMは土曜朝のお楽しみ。NHK-FM ピーター・バラカン~ゴンチチ)
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