近くのホンダドリームにNC700Xの試乗車が入ったと聞いたので早速行ってきました。
なんと既に全カラー展示してあり、ホンダの力の入れようがうかがい知れました。
【走行するまで】
まず、車体を見た感想は、思ったほど大きくない印象を受けました。
ネットでは大きい、大きいという意見を多く目にしたのですが、
ダミータンク周りのボリュームがあるので大きく見えるのでしょうか。
パーツの仕上げはこれまでのホンダ車と変わらない印象。
特に感動するような部分はありませんが、綺麗に仕上げられてます。
跨ると、両足はべったり付き、ヒザを少し曲げられました(身長は180cm)。
サスペンションが柔らかく、跨って腰を降ろすとけっこうシート位置が下がりました。
ポジションはごく自然で、タンクのホールド感もまずまずです。
【走行】
エンジンをかけてもらいます。
アイドリング音は非常に静かで、バラバラバラ…という単気筒のような音だと感じました。
かなり大人しいので、まるでアイドリングを規定値以下に落としたバイクのようだと思いました。
クラッチレバーは軽く、発進時の半クラもすごく楽です。
いざ走行、ローギヤで加速するとこれが思った以上にエンジンが軽く拭け上がりました。
過去に乗っていたW650のように、もっとドロドロとしたエンジンかと思っていましたが
非常にエンジンの回転が軽く、バババババ!と一気にレッドゾーン手前まで吹け上がります。
今乗っているCB750(RC42)と比較すると発進加速はNC700Xのほうが上だと感じました。
もたつきがなく、アクセルの開度通りの加速が乗るので非常にスピード感があります。
この吹け上がりには感動したのですが、
速いペースで走ろうとするとすぐにエンジン回転数がレッドゾーンに到達してしまう点は少し気になりました。
中低速重視のエンジンなので、早め早めのシフトアップが適しているのかと思いました。
なお、広い国道を車の流れより少し速く走る程度の速度域で6速ギヤで走ると
エンジン回転数が低すぎ、ガトガトとあまり上質ではない振動がありました。
(人によっては、これは鼓動であると捉えられるレベルだとも思いますが。)
また、ブレーキが若干甘いようにも感じました。
CB750がダブルディスクなのでそう感じるのかも知れません。
試乗車も走行たった90kmなのでアタリが付いていない?
あと、細かいことですが、速度メーターは文字が大きくてすごく見やすかったです。
反面、タコメーターはどれくらい回っているのか少しわかりにくい印象でした。
【試乗後、CB750に乗った感想】
試乗が終わってCB750で帰宅するとき感じたのは、
CB750の着座位置がやたら低いこと、発進加速がもたつくこと、ミッションがガサツなこと。
設計思想と設計時期がまったく違うので仕方の無いことですが、
「市街地走行に適したのはどちらのバイクか?」ということになると
NC700Xのほうが快適で、速く、経済的だろうと思いました。
高回転まで回した際はCB750のほうが感情に訴えるものがあるんですけどね。
【総評】
良かった点
⇒軽くて速い。まるで"すごく速い250ccバイク"に乗っているかのよう。
⇒キビキビ走る。車体は安定していて、市街地走行は本当に得意なバイクだとおもう。
気になる点
⇒レッドゾーンが低すぎるような気も。ただ回るだけでいいから、8,000rpmくらいまで回ってもいいのでは…?
⇒やはりブレーキが甘い気がする。あれだけエンジンが元気だと、ブレーキが心配。ABS仕様が望ましいかも。
ちなみにお値段をカンタンに電卓で弾いてもらったのですが
フルパニアつけたABS仕様で乗り出し価格95万円でした。
きちっと交渉すればあと5万は下がるのではないでしょうか。
以上、カンタンですが。
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