先週末、福岡で仕事を終わらせ、
昼過ぎの飛行機で帰ることにしてました。
ホテルの朝食バイキングでここぞとばかりに野菜とトマトジュースを腹いっぱい詰め、
早めに着いた福岡空港のブックストアで文庫本を買いました。
仕事で九州に2回行ってわかったことは、東京から福岡のフライトって
意外と時間がかかるんですね。
飛行機に乗っている時間は大体90分くらいですが、
羽田空港で座席に着いてから離陸するまで15分、
福岡では割とスムーズで10分程度かかるので、
大体120分くらい席に座ることになる。
機内だからiPhoneでインターネットして時間を潰すわけにもいかないし、
眠っても外を見たくて(厳密には実家のあたりを上空から見たくて)
すぐに起きちゃいます。
バイク雑誌を買おうとしても
最近はいつの間にかバイク雑誌の数も減っているようで、
どれもこれも「イマイチだなぁ…」と手を出す踏ん切りもつきません。
BIG MACHINE誌はいつも「怖くないコーナリング解説」ばかりだし、
オートバイ誌は手を変え品を変え、やっていることは毎回のようにバイクカタログ。
KAWASAKI BIKE MAGAGINEはけっこうアチコチに置いているのに、
HONDA Bikesは置いてない。
好きな雑誌を探す気にもなれず、
文庫本コーナーで東野圭吾でも買おうかと見やると
伊坂幸太郎のゴールデンスランバーが平積みしており、思わず手に取りました。
ゴールデンスランバーは、映画館で予告を見たから知っていました。
去年の年明けくらい、
色々あっておじいさんと空飛ぶ家を観る為にチケットを買い
時間があるのでチケット売り場で休んでいたら、
大きなスクリーンでゴールデンスランバーの宣伝映像が流れてました。
堺雅人がすごい形相で敵っぽい奴らから逃げてて、
竹内結子がなんか心配そうな眼差しをしてて、
目まぐるしく変わる場面と個性豊かそうな登場人物たち…。
あぁ、なんかわかんないけど、こっちのほうが面白そうじゃないかなぁ…と
ぼんやり思っていました。というか思わず声に出してしまったようで、
「これ面白そうやんな…。」
「えっ?これからおじいさん(と空飛ぶ家)見るやん。」
「うんうん。そうやけど。」
「おじいさんの方が面白いって。」
「うん、そうかあ。」
…という会話をしたような気ないでもないです。
まあ、おじい(略)もすごく色彩豊かで心温まるストーリーだったので
見終わってみたらすごく楽しめたんですけどね。
羽田空港行きの飛行機、窓際の席にどかっと座って、すぐに読み始めました。
700ページくらいあって、この厚さじゃハワイくらいまで行ってくれないと
フライト中に読み終わるのはムリだなと思いました。
案の定、羽田に着く頃でも100ページも進んでおらず
そこまでの感想は「まあまあ面白い」という程度でした。
東野圭吾と良く似てるかな。
登場人物同士の会話が軽快なあたり、ちょっと違うかな。その程度の認識でした。
帰宅したら外出もしたいし、
次に読むときは、少し日を開けるかもしれないな、と思いながら飛行機を降りました。
が、
その帰宅途中、JR蒲田駅でクシャミをした瞬間から
腰に小豆が入っているんじゃないかと思うような腰痛が発生し、
予定していた外出も全て取りやめて自室で過ごすことにしました。
ゲームしたり、インターネットをしてても腰が痛い。
最終的にはサッカー アジアカップの決勝戦をテレビで流しながら
ベッドに横たわってゴールデンスランバーを読み進めることにしたんです。
気がついたら3時間くらい経ってて、全部読み終わってました。
途中、途中とはいっても150ページくらいを過ぎて
主人公の青柳が昔の友人の森田に出会うあたりから俄然面白くなってきます。
青柳は総理大臣暗殺の濡れ衣を着せられて警察から追われ続けるんですが、
森田やカズ、樋口といった彼の学生時代の友人達がアドバイスをくれたり
実際に手助けをしてくれるんですね。
展開が早くて、次々と新しい事件が起きるから退屈しません。
登場人物の友人達(過去も含めて)も終始ユニークなジョークを飛ばしてくれるので
重々しいストーリーのはずが、いいかんじにアクセントになってます。
ミステリー小説を読みながら声を出して笑ったのはこの本が初めてでした。
けっこう「そこまでうまくいかねぇだろう」と言いたくなるようなご都合主義的な展開もありますが、
そんなモヤモヤ心は「一体次はどうなるんだろう」、という期待感にかき消されます。
そして爽快なラスト。気になる伏線はキチンと回収されますし、けっこう目頭が熱くなりました。
「こんなに面白いんなら、あの時、映画のゴールデンスランバーも観ておくんだった」と後悔しつつ、
ポチポチとamazonでブルーレイを注文する自分の姿がそこにありました…。
いや~本当に面白かった、映画が届くのが楽しみで仕方ないです。
(週末にならないと観れないけれど…)
http://www.golden-slumber.jp/
実はこの映画が気になっていたのは、
主題歌が斉藤和義の「幸福な朝食、退屈な夕食」だったからでもあります。
斉藤和義の曲の中でも1、2を争うほど好きな曲です。
余韻のあるエンディングを迎えて流れ出す幸福な朝食、退屈な夕食…。
あーもう、待ちきれない。
昼過ぎの飛行機で帰ることにしてました。
ホテルの朝食バイキングでここぞとばかりに野菜とトマトジュースを腹いっぱい詰め、
早めに着いた福岡空港のブックストアで文庫本を買いました。
仕事で九州に2回行ってわかったことは、東京から福岡のフライトって
意外と時間がかかるんですね。
飛行機に乗っている時間は大体90分くらいですが、
羽田空港で座席に着いてから離陸するまで15分、
福岡では割とスムーズで10分程度かかるので、
大体120分くらい席に座ることになる。
機内だからiPhoneでインターネットして時間を潰すわけにもいかないし、
眠っても外を見たくて(厳密には実家のあたりを上空から見たくて)
すぐに起きちゃいます。
バイク雑誌を買おうとしても
最近はいつの間にかバイク雑誌の数も減っているようで、
どれもこれも「イマイチだなぁ…」と手を出す踏ん切りもつきません。
BIG MACHINE誌はいつも「怖くないコーナリング解説」ばかりだし、
オートバイ誌は手を変え品を変え、やっていることは毎回のようにバイクカタログ。
KAWASAKI BIKE MAGAGINEはけっこうアチコチに置いているのに、
HONDA Bikesは置いてない。
好きな雑誌を探す気にもなれず、
文庫本コーナーで東野圭吾でも買おうかと見やると
伊坂幸太郎のゴールデンスランバーが平積みしており、思わず手に取りました。
ゴールデンスランバーは、映画館で予告を見たから知っていました。
去年の年明けくらい、
色々あっておじいさんと空飛ぶ家を観る為にチケットを買い
時間があるのでチケット売り場で休んでいたら、
大きなスクリーンでゴールデンスランバーの宣伝映像が流れてました。
堺雅人がすごい形相で敵っぽい奴らから逃げてて、
竹内結子がなんか心配そうな眼差しをしてて、
目まぐるしく変わる場面と個性豊かそうな登場人物たち…。
あぁ、なんかわかんないけど、こっちのほうが面白そうじゃないかなぁ…と
ぼんやり思っていました。というか思わず声に出してしまったようで、
「これ面白そうやんな…。」
「えっ?これからおじいさん(と空飛ぶ家)見るやん。」
「うんうん。そうやけど。」
「おじいさんの方が面白いって。」
「うん、そうかあ。」
…という会話をしたような気ないでもないです。
まあ、おじい(略)もすごく色彩豊かで心温まるストーリーだったので
見終わってみたらすごく楽しめたんですけどね。
羽田空港行きの飛行機、窓際の席にどかっと座って、すぐに読み始めました。
700ページくらいあって、この厚さじゃハワイくらいまで行ってくれないと
フライト中に読み終わるのはムリだなと思いました。
案の定、羽田に着く頃でも100ページも進んでおらず
そこまでの感想は「まあまあ面白い」という程度でした。
東野圭吾と良く似てるかな。
登場人物同士の会話が軽快なあたり、ちょっと違うかな。その程度の認識でした。
帰宅したら外出もしたいし、
次に読むときは、少し日を開けるかもしれないな、と思いながら飛行機を降りました。
が、
その帰宅途中、JR蒲田駅でクシャミをした瞬間から
腰に小豆が入っているんじゃないかと思うような腰痛が発生し、
予定していた外出も全て取りやめて自室で過ごすことにしました。
ゲームしたり、インターネットをしてても腰が痛い。
最終的にはサッカー アジアカップの決勝戦をテレビで流しながら
ベッドに横たわってゴールデンスランバーを読み進めることにしたんです。
気がついたら3時間くらい経ってて、全部読み終わってました。
途中、途中とはいっても150ページくらいを過ぎて
主人公の青柳が昔の友人の森田に出会うあたりから俄然面白くなってきます。
青柳は総理大臣暗殺の濡れ衣を着せられて警察から追われ続けるんですが、
森田やカズ、樋口といった彼の学生時代の友人達がアドバイスをくれたり
実際に手助けをしてくれるんですね。
展開が早くて、次々と新しい事件が起きるから退屈しません。
登場人物の友人達(過去も含めて)も終始ユニークなジョークを飛ばしてくれるので
重々しいストーリーのはずが、いいかんじにアクセントになってます。
ミステリー小説を読みながら声を出して笑ったのはこの本が初めてでした。
けっこう「そこまでうまくいかねぇだろう」と言いたくなるようなご都合主義的な展開もありますが、
そんなモヤモヤ心は「一体次はどうなるんだろう」、という期待感にかき消されます。
そして爽快なラスト。気になる伏線はキチンと回収されますし、けっこう目頭が熱くなりました。
「こんなに面白いんなら、あの時、映画のゴールデンスランバーも観ておくんだった」と後悔しつつ、
ポチポチとamazonでブルーレイを注文する自分の姿がそこにありました…。
いや~本当に面白かった、映画が届くのが楽しみで仕方ないです。
(週末にならないと観れないけれど…)
http://www.golden-slumber.jp/
実はこの映画が気になっていたのは、
主題歌が斉藤和義の「幸福な朝食、退屈な夕食」だったからでもあります。
斉藤和義の曲の中でも1、2を争うほど好きな曲です。
余韻のあるエンディングを迎えて流れ出す幸福な朝食、退屈な夕食…。
あーもう、待ちきれない。