quackpie Archives

かくぱいあ~かいぶ

マックジョブ

2009年06月24日 | Archive
 15時過ぎ。客先に入る前に少し時間があった。

今日は暑いから、ノドがすぐ乾く。
マクドナルドに入って、アイスコーヒーを頼んだ。
レジに「シェイクは機材の洗浄中のため一時販売を見合わせています」と
張り紙がしてあった。


席についてコーヒーを飲み干す頃、
3~4歳の男の子が母親に連れられて店に入ってきた。

「あっ、シェイクないんだって」

「え~やだ~!!」

「やだって言っても、ないんだよ。機械洗ってるんだよ。」

「や~だ~!!シェイク飲みたかったのに!」

「仕方ないでしょう、また今度にしよ、ね?」


男の子は母親のスカートを握り締めたまま泣き出してしまった。
レジに立っていた大学生らしいバイトの女の子もどうしていいかわからずオロオロしている。

ちょっと早いけど店を出て客先に行こうかな。

店長らしい清潔な身なりをした30代くらいの男性が店の奥から出てきて、
シェイクが用意できないことへのお詫びと、
アイスクリームなら用意できるという内容の話を母親に伝えていた。

会社から電話がかかってきてしばらく時間を取られた。

電話を終えると、母親はレジでハンバーガーやドリンクの載ったトレイを前にお金を払っていた。
結局アイスクリームを買ったのだろうか。ここからではトレイの中までは見えない。
母親の右手が子供の頭に伸び、わしわしと髪の毛を撫でた。
さっきまで泣いていた子供は何も言わず、
マクドナルドのキャラクターのおもちゃを両手で握り締めている。

「よかったねぇ」

「うん」

まだ時間が早いが、客先に行くことにした。
トレイを片付けて店を出る時、背後から「ありがとうございましたあ」という
男性の声が聞こえた。


あの親子が買ったのは、ハッピーセットだったのだろうか?
泣く子供を見て悲しそうな顔を浮かべていた男性の姿が脳裏に浮かんだ。

SE-200PCI LTD

2009年06月21日 | Archive
 CBRは色々修理箇所を削って30万円くらいに抑えられそうです。
とりあえず修理スタートしてもらいました。
復帰は7月中旬くらいになるということで、しばらくバイク無し生活になります。

バイクが無いので、パソコンで遊びます。

サウンドボードのオンキヨー SE-200PCI LTDです。





これまでSE-90PCIを使っていました。
これはこれで満足していたのですが、
人間は欲深いのでもっと上があると知ったら手に入れるまで満足できません。

増設スロットはもうキツキツです。
これだけ密集してるとなんか壊れるんじゃないかと不安になります。
地デジ録り溜めのために1.5TBのハードディスクも増設したので、
300Wの電源の容量が音をあげるかもしれません。






 音の感想ですが、低音が劇的に変わります。
どう素直に感想を書いても価格.comのレビュー欄に書いてあることと
同じような感想になりますが、

・低音の厚みが増す
・解像感が高まる
・音の篭りが消える

くらいの効果があるっぽいです。
ベースの音の迫力が増したのと、
低音で床が震えるようになった(今までは震えなかった)のはすぐにわかりました。

高いだけの価値があると思いました。
最近ちょっと上級スピーカーのGX-500HDが気になっていましたが、
SE-200PCI LTDがあれば今使ってるGX-70HDでもいいんじゃないかという気もします。

お金も無いですし。
(それでもSE-200PCI LTDは前から欲しかったのだ。)




とうことで結論!
SE-90PCIからSE-200PCI LTDの乗り換えは価値がある。

あと、

1.5TBのハードディスクは初回フォーマットだけでもすごい時間がかかってだるい。




# 同日追記 #

シャッフルで音楽聴いてたら宇多田ヒカルの「Flavor of Life」が流れて
「すげえええええ!!!!聴いたこと無い音が聴こえる!!これがSE-200PCIの実力か!!」と
興奮していたら同じCDに入ってる「Flavor of Life」の別バージョンでした。

2バージョン入ってるのね…

この見積もりを冷静に見ている自分が怖い

2009年06月17日 | バイク
 お見積もり、でました~!
キャ~こわ~い!ドキドキするぅ~!





ドゥーン
たのむ…通貨がウォンであってくれ…。
おいそこの¥マーク!空気読めバカ!


これはちっちゃい傷が入ったところも全部直した場合の見積もりなので、
ここから直さなくてもいいところは削っていきます。
それでも5万円削れるかどうかです。

見積もりで6万円台が二箇所並んでいるところはスイングアームとホイールです。


何はともあれ早く乗りたいです。

生存確認会

2009年06月15日 | バイク
 やっと最寄のバロンにCBRが帰ってきたと連絡があったので、
店へ行って状態を確認してきました。

普通に日記みたいに書くと暗くなりそうなので、会話形式でお伝えいたします。
むずかしい用語も登場しますので、初心者の方向けに用語解説があります。



「こんばんは~。ここに面白い状態のCBRがあるって聞いたんですけど…」

「あっ!いらっしゃいませ、ていうか、かくぱいさん、ケガは大丈夫なんですか?」

「ヒザが痛いんで湿布を貼ったんですけど、かぶれてブツブツができてかゆいです。」

「いやほんとにケガが大したことなくてよかった!CBRは上にありますよ、見に行きますか?」

「うん…ほんじゃ、コーヒー買ってから見に行くね。(※1)」



「どうぞ奥へ、あそこに保管してます。だいぶ傷ついてますけど…」

「お?あれ?あれですか?遠目に見たらキレイ(※2)じゃないですか?」

「ああ、そうなんです。でも近くから見ると…」

「なになに?やばいの?どれ?」

「こことか…」

「… (※3)」

「ここが…スイングアーム(※4)が曲がってて…

あああああああ!!まじ?!スイングアーム逝っちゃったの?!」

ホイールも湾曲してます(※5)

あああああああああああ!!!うわっ!!なにこれ!!やばっ!

「あと、シートレールが曲がってるので修正が要りますね」

「シートレールって何?フレームじゃないよね?」

えーと、いちおう、フレームですね。

フレーム曲がってるの?(※6)

曲がってます。

「このコーヒーまずいな。(※7)」

「あとお金がかかるのは…やっぱりカウルですね」

「そうですね。やっぱり左側がひどいですね。でも思ったよりマシかも。
 右側やタンクは無傷なんですね。」

「交換が要るのは左側だけですね。でもだいぶ高くつきます」

「どれくらい?」

「一枚1万円は見ておいて…三枚は換えないとだめだと思います」

「あれ?そんな安い?てっきり一枚3万円くらいいくかと」

「大体1万円くらいですよ」

「そうなんだ。(※8)」

「あとほかには…」

「ちょっと待って」

「はい?」

「左ステップが無いように見えるけどこのバイクに乗ってた人はどうやって運転してたの?」

「タンデムステップがあるんでそっちを使ってたんだと思います。(※9)」

「なるほどね。」

「あとはクラッチケースカバーの傷がひどいから換えるかどうかですね」

「こりゃ全部換えるとえらい金額になるかな。」

「そうですね…スイングアームとホイールが高いですから…見積もりは水曜日には出せます」

「とりあえず全部直した場合のフル金額で計算してみてください。
 あんまり高かったら、すぐ直さなくてもいいところは省いていくんで。」





※1…【用語】コーヒー買ってから行くね
レッドバロンの自販機で売っている、50円の怪しげな缶コーヒー。

※2…【用語】遠目に見たらキレイ
遠くで見ている分にはきれいなので、修理費もかからないのではという願望のあらわれ。

※3…【用語】沈黙
現実を受け入れる瞬間。

※4…【用語】スイングアーム
直訳すると揺れる腕。後輪をおさえつけてる部品。高額部品。

※5…【用語】ホイールが湾曲する
二度と使用できなくなる状態。高額部品。CBRはアルミ製で特別高い。

※6…【用語】フレームが曲がる
直訳すると廃車にしてもいいレベル。今回は走りに影響の少ない部分なのでギリギリ許される。

※7…【用語】途中で味が変わるコーヒー
不思議と苦味が増してくる不思議な飲み物。

※8…【用語】そうなんだ。
この日最も安堵の表情を浮かべた瞬間。

※9…【用語】タンデムステップで運転してたんでしょう
ここはレッドバロン。バロンたちは、軽妙なジョークで場をなごませてくれる。




見に行くまで不安でしたが、
実車の状態を見たらだいぶ落ち着きました。

とりあえず修理必須で重要な部品から数えると

1.スイングアーム
2.リヤホイール
3.リヤタイヤ
4.シートレール修正
5.左ステップ
6.各種カウル(サイド、アンダー、リヤ等)
7.左ウインカー
8.左ミラー
9.クラッチケースカバー
10.左グリップエンド


こんなもんでしょうか。
見た目の損傷は割と少ないんですが、
スイングアームだのホイールだの高額部品が地味にダメになってるのがショックです。

水曜日に見積もりが出るということですが、
ヨーローパに海外旅行に行けるくらいの金額になるでしょう。

それも4泊6日の午後発・午前帰着の海外航空会社・安ホテル・食事なしのツアーではなく
6泊8日の午前発・午後帰着の国内航空会社・上級ホテル・朝食付きみたいな。
ヨーロッパなんて行ったこともないけどこれくらいかかるんじゃないかな。

スイングアームとホイールの部品代だけでオーストラリアに行ける説も囁かれています。


水曜日が楽しみだな~っ!

パラドックス13

2009年06月11日 | Archive
 東野圭吾の新刊「パラドックス13」を読みました。

「3月13日の13時13分から13分間に人類が経験したことのない未知の超常現象が起こる」という
SF大好きの俺にはたまらない一冊で、寝る時間を惜しんで2日間で読みました。

今日に至っては会社へ向かう電車の中で読んでで、
たった5分間なのに熱中しすぎて一駅乗り過ごしたくらいです。(入社後初)

ここまでのめりこんでしまった本は村上龍の「五分後の世界」「半島を出よ」以来で、
読み終わった今でも興奮が続いてます。

以下、読書感想文ですが、
ネタバレのためマウスのドラッグで浮き上がるようにします。




↓以下ドラッグでネタバレ乱舞です。

 まず読んでいて心地良かったのは、
東野圭吾にしては章ごとにメイン人物や場面がぶつ切りにならず
スピーディーに物語が進行していったことです。
(「分身」とか、「さまよう刃」は頭の切り替えが大変でした。)

世界から人間が消えるというとんでもなく大きなナゾが冒頭から突きつけられるため
複雑な伏線がごちゃごちゃと展開することもなく、
「なぜ人間が消えてしまったんだろうか?」
「P-13現象とは一体何なのか?」という大疑問に常に向き合いつつ読み進めることができます。


 登場人物の心情も読み取りやすい点もよかったです。
10人を超える登場人物それぞれの思いが適度に描写されますが、
最も印象深いのはエリート警官のお兄ちゃん(以下お兄ちゃん)です。

お兄ちゃんが統率力を発揮して皆から信頼を得る反面、
極限状態に陥ってさすがの彼にも統率しきれなく場面は
読んでいるこちらも息の詰まる思いです。

民主主義を貫いているかのようで時に独善的だったり
女性陣に種を残すための生殖行為を真っ向から提言して信頼を失ったり
人間として完璧すぎない点もお兄ちゃんの魅力でした。

専務が割と早い段階で集団行動にケチをつけ始め、
「ああ、こういうキャラは死に役なんだろうなぁ」と思っていましたが
お兄ちゃんが「年配の人を敬え!」と周囲を一喝したおかげで
専務が一時的に集団生活に復帰したあたりも感心しました。
俺がお兄ちゃんの立場だったら「ジジイはさっさと死ね!」と言い捨てそうな気がします。


 さて物語のキーワードは"数学的矛盾"です。
高校で数学の赤点王の異名を持っていた俺は内容が理解できるか不安でしたが
大筋は理解できました。さすがにラストのくだりで一部理解しきれないところもありました。

一回読んでみた感じでは、
二度目のP-13現象時に自殺したとしても誰一人として元の世界に戻れなかったのではと思います。
お兄ちゃんが言ってましたが、P-13現象はあくまでもコピーを作成するだけであって
並行世界を移動させるわけではないと思います。

ただし理解できないのは、
ラスト付近のP-13現象(一回目)が起こるシーンの描写です。
並行世界でP-13現象(二回目)の13秒間に自殺した者だけが
それぞれの致死原因を免れています。(銃撃、クレーン、交通事故)

並行世界の中で死んでしまった人(会社員二人、老夫婦、デブなど)は
最初の世界の時と同様きっちり死にました。

なぜP-13現象(二回目)の13秒間に自殺した者だけが崩壊前の世界で生き残り、
並行世界で死んだ者はもう一度死ぬのでしょうか?
一回読んだだけではわかりませんでした。

でもなんとなく思うのは、もう一度死んだ連中はもう一度並行世界に行くだろうということです。
また人のいない世界で地震と洪水に悩まされて、
P-13現象(二回目)を利用して崩壊前の世界に復帰しない限り
同じことを延々と繰り返す羽目になるのではないでしょうか?
そう考えると恐ろしいです。

エリートお兄ちゃんも並行世界(二回目)に行くはずなので
彼と一緒に行動すれば面倒見てもらえそうですが、
あんまりお兄ちゃんの言うことを聞きすぎると
「田舎で農業をして生きていこう」とか言い出しかねないので注意が必要です。
ある意味お兄ちゃんが一番最後まで並行世界を抜け出せないのでは?!


感動と疑問は尽きませんが、
眠くて考えがまとまらなくなってきたのでこのへんにしときます。


最期に、この作品でひとつ惜しいところですが、
序盤からなんとなくオチが読めてしまいます。

実はこいつら全員死んでるんじゃね?って思いましたもん。

あえてそうしてるのかもしれませんが、
お兄ちゃんが銃で撃たれたのにケロッと東京駅の地下で登場するシーンや、
明らかに心中を図ったであろう母娘が登場するシーンで
彼らが一度死んだ人間であるという想像は簡単につきます。

「これはひょっとしてガンツ(漫画)と同じオチでは…」と心配になりました。

これにはこれで、
著者の深い意図があるのかもしれませんけどね。

あと1回読んで、理解を深めたいと思います。




結論
「SF世界を愉しみながら、細やかな集団の心情描写を楽しめる傑作!!」

最近テレビで見るFUJIWARAについて

2009年06月10日 | Archive
 ホンダのライダースボイス(写真投稿サイト)の受賞を狙って
気に入った写真を送っていますが、今回もやはりダメでした。

しかしトップページに掲載されていました。



毎月何百もの投稿があるなか、
この「New Entry」の欄にはそれなりにキレイな写真しか載せてもらえないようなので
ここに載っただけでも躍進した気がします。

ちなみに金城埠頭の写真ですが、
この一週間後に見事にクラッシュしてCBRは半殺しになりましたとさ。
まだ実車が最寄の店に届いておらず、現状確認もしていなければ
修理費の見積もりもまだだったりします。




 さてさて。
お笑いタレントのFUJIWARAの躍進ぶりがスゴイ。
ちょっと前まではテレビで見かけることもなかったのに、
最近では色んなバラエティ番組で見かける。

吉本超合金で笑いの礎を築いた俺はうれしい限りだ。

…いや、どうも手放しで喜んでもいられない。
どうも見ていてむず痒いのである。

なぜなら、フジモンが一生懸命トークをするが、残念ながらピクリとも笑えないからだ…。
そして、原西がトークに参加することを放棄して微妙な笑みで大人しく着席しているからだ…。

フジモンはコンビとしての露出を少しでも上げるよう無理をしている感が強く、
原西はギャグ担当として割り切り、ひたすらフリが飛んでくるのを待っているような気がする。

これは見ていてさびしい…。


どの局でもどんな番組でもいいから、FUJIWARAに番組を持たせてあげてほしい。
俺は単に諸手を挙げてFUJIWARAが好きというよりも、
のびのび好き勝手やってるFUJIWARAが好きなんだぁ~!

そのときは是非、
FUJIWARA・サバンナ・バッファロー吾郎・ケンドーコバヤシの
黄金メンバーで色んな無茶をやってほしい。

過信が失敗を招いた例

2009年06月06日 | バイク
失敗しました。コケました。

「このバイクはどこまででも倒せるぞ!」という意味不明な思い込みがありました。

ケガは左足首のねんざだけです。レントゲン撮ってもらいました。
骨が折れなくて良かったです。血も流れずにすみました。
たまたま運が良かったと思います。ウェアもいい仕事しました。

頭も打たなかったのでSHOEIのZ-6は無傷の生還を果たしました。






問題はCBRのほうです。

レッカーサービスのお世話になりました。
廃車になる程ではないにしろ、あちこち派手に破損してました。

自損になるので保険も適用できません。
自分が蒔いた種なので納得できますが、高い勉強代になりそうです。

いやあああああああ!!!!