15時過ぎ。客先に入る前に少し時間があった。
今日は暑いから、ノドがすぐ乾く。
マクドナルドに入って、アイスコーヒーを頼んだ。
レジに「シェイクは機材の洗浄中のため一時販売を見合わせています」と
張り紙がしてあった。
席についてコーヒーを飲み干す頃、
3~4歳の男の子が母親に連れられて店に入ってきた。
「あっ、シェイクないんだって」
「え~やだ~!!」
「やだって言っても、ないんだよ。機械洗ってるんだよ。」
「や~だ~!!シェイク飲みたかったのに!」
「仕方ないでしょう、また今度にしよ、ね?」
男の子は母親のスカートを握り締めたまま泣き出してしまった。
レジに立っていた大学生らしいバイトの女の子もどうしていいかわからずオロオロしている。
ちょっと早いけど店を出て客先に行こうかな。
店長らしい清潔な身なりをした30代くらいの男性が店の奥から出てきて、
シェイクが用意できないことへのお詫びと、
アイスクリームなら用意できるという内容の話を母親に伝えていた。
会社から電話がかかってきてしばらく時間を取られた。
電話を終えると、母親はレジでハンバーガーやドリンクの載ったトレイを前にお金を払っていた。
結局アイスクリームを買ったのだろうか。ここからではトレイの中までは見えない。
母親の右手が子供の頭に伸び、わしわしと髪の毛を撫でた。
さっきまで泣いていた子供は何も言わず、
マクドナルドのキャラクターのおもちゃを両手で握り締めている。
「よかったねぇ」
「うん」
まだ時間が早いが、客先に行くことにした。
トレイを片付けて店を出る時、背後から「ありがとうございましたあ」という
男性の声が聞こえた。
あの親子が買ったのは、ハッピーセットだったのだろうか?
泣く子供を見て悲しそうな顔を浮かべていた男性の姿が脳裏に浮かんだ。
今日は暑いから、ノドがすぐ乾く。
マクドナルドに入って、アイスコーヒーを頼んだ。
レジに「シェイクは機材の洗浄中のため一時販売を見合わせています」と
張り紙がしてあった。
席についてコーヒーを飲み干す頃、
3~4歳の男の子が母親に連れられて店に入ってきた。
「あっ、シェイクないんだって」
「え~やだ~!!」
「やだって言っても、ないんだよ。機械洗ってるんだよ。」
「や~だ~!!シェイク飲みたかったのに!」
「仕方ないでしょう、また今度にしよ、ね?」
男の子は母親のスカートを握り締めたまま泣き出してしまった。
レジに立っていた大学生らしいバイトの女の子もどうしていいかわからずオロオロしている。
ちょっと早いけど店を出て客先に行こうかな。
店長らしい清潔な身なりをした30代くらいの男性が店の奥から出てきて、
シェイクが用意できないことへのお詫びと、
アイスクリームなら用意できるという内容の話を母親に伝えていた。
会社から電話がかかってきてしばらく時間を取られた。
電話を終えると、母親はレジでハンバーガーやドリンクの載ったトレイを前にお金を払っていた。
結局アイスクリームを買ったのだろうか。ここからではトレイの中までは見えない。
母親の右手が子供の頭に伸び、わしわしと髪の毛を撫でた。
さっきまで泣いていた子供は何も言わず、
マクドナルドのキャラクターのおもちゃを両手で握り締めている。
「よかったねぇ」
「うん」
まだ時間が早いが、客先に行くことにした。
トレイを片付けて店を出る時、背後から「ありがとうございましたあ」という
男性の声が聞こえた。
あの親子が買ったのは、ハッピーセットだったのだろうか?
泣く子供を見て悲しそうな顔を浮かべていた男性の姿が脳裏に浮かんだ。