仕事で函館に行ってきました。
仕事で2泊、自費でもう1泊してきたので、だいぶゆっくり滞在してきました。
下記、ぜんぶおひとりさま&背広着用です。
↑函館山
とっても美しいです、地形の特異さがよくわかります。
夜景が本領らしいですが、おひとりさま背広着用なのでやめました☆
↑大沼国定公園
地元の人に勧められてレンタカーで行きました。
湖なんですが、水位が高く、湿原みたいになってます。
薄く霧が出ていて、まるで北欧にいるかのような不思議な感覚に…。
↑エコカー
次期プリウスのテスト走行をしている最中を激写しました。
↑恵山
道の駅で朝いかの刺身定食とほっけの刺身を平らげ、
缶コーヒーを開けて外に出ると雄大な景色が。
ちなみに右側の雪をかぶった山の向こう側には
干潮に応じて水位が変わる海水の温泉があります。
無料、おまけに混浴です。
たまたま通りかかったので見に行きましたが
誰もいませんでした。
たまたまですよ!た・ま・た・ま!
函館なかなか良かったですが思ったより人がいませんでした。
観光のシーズンでなければこんなもんなんでしょうか。
繁華街もシャッターが目立ちます。
日曜の夜は街を歩いていても誰もいませんでした。
居酒屋の店員さんに教えてもらうと、
かつて500万人いた観光客は400万人に減少。
海外からの旅行客(8割は台湾人)が100万人増えているので、
国内からの観光客は純粋に200万人も減っている計算になるとか。
もし本当にそうだとするとこのままどんどん寂れていってしまいますね。
これは個人的な意見ですが、
ちょっとハコダテのブランドに頼りすぎているんじゃないかと思っちゃいました。
なんか最近って、地方に行くと海外旅行客を惹き付けようとどこも必死です。
店頭に中国語で食事のメニュー書いたりとか、
外国人観光客向けに割引メニューを用意したりとか。
他の地域だとうるさすぎるくらい目につくんですが、函館ではあまり見なかった気がします。
日本人があまりお金を遣わなくなってますからね…。
函館山や五稜郭、豊かな海産物など、魅力は充分あるので、もっと新しい客層に訴求したいところ。
物価が高いのも理解できなくはないんですが、
特産物関係でちょっとこれは、と思うことがありました。
朝市を歩いていると8,000円のカニを勧められるんですが
普段から3,000円のカニすら買わない俺が
観光地に行って高いのか安いのかもわからない8,000円のカニ買わないです。
楽天とかネットショッピングで新鮮なやつが安く買える時代ですし。
実地の利を生かして、
「500円で足一本だけ食べられるよ!」とかやったほうが
味も知ってもらえるし、8,000円は落とさない客もちょっとは金落とすような気もします。
愛知県の蒲郡にあるラグーナ蒲郡の市場では、
特産の大あさりやサザエなどの海産物が、一個単位から食べられます。
ああいうカジュアルな形態のほうが、観光客のみならず地元民も取り込めそう。
あとはなんというか、
街ぐるみでもっと市内の魅力的なスポットをオーガナイズして盛り上げたほうがよさそう。
イカや鮨を推しているようでしたが、どこにどんな店があるのかわかりません。
石川県の能登に行ったとき、能登の方々に散らばる海鮮丼の名店をマップにして
"能登丼スタンプラリー"と名づけて30店舗全部回らせようとした企画を見て「無茶だ」と思いましたが
全部回るのは無理でも、話題性はありますし、人も呼びやすいでしょうし。
これも石川県の金沢市がやっていることですが、
真っ赤にペイントしたクラシックな外観のバスを走らせて
市内の観光名所を周遊できる交通網を用意するのもいいと思います。
朝市、赤レンガ街、函館山、五稜郭、湯の山温泉など、けっこう名所が離れてますから。
強調しますが、
これらはあくまでも、函館市の観光産業に対する個人的な感想です。
それぞれの観光スポットや、函館市全体が持つ魅力は素晴らしいものだと思います。
現代はどこも人を呼び込もうと必死ですから、
函館のように環境とブランドに恵まれているところは
意外と時代の変化に対する戦略転換に遅れが出やすいんではないか、と思いました。
地方はどこも衰退していますから、
これまでにない工夫が必要な時代なんだな、と感じます。