アルナーチャラムは、京橋の駅を降りて西へ5分、風俗街を抜けたところにあります。
はっきり言って立地条件はよろしくありませんが、店の前でたなびくインド国旗が
あなたを本格インドカレーとインド人コックの屈託の無い笑顔へと誘ってくれるでしょう。
お店は小さく、ビルのテナントの一階部分にあります。
外観はおしゃれなカフェっぽく、女性同士でも入りやすい雰囲気。
中に入るとキレイな日本人女性がいらっしゃいませ!と声をかけてくれますが
店の奥から75%くらい正しい発音で
「
いらっし
ゃまセー!」
と、インド人のコックさんたちが暖かく迎えてくれます。
さて今回はお昼の来店だったのでランチメニューがメインとなりますが、
夕方以降に来るとバイキングメニューもあるのでとてもおすすめです。
ランチメニューは何段階かあり、今日いただいたBランチは
780円でカレー2種類とチキンティッカ、ナン、ライス、サラダがついてきます。
オマケにナンは焼きたてが食べ放題なので是非枚数に挑戦してみてください。
チキンティッカは鶏肉をタンドールという釜で焼いたものに
スパイスで味付けをしたものだそうで、とても柔らかくておいしいです。
思うに、インドではヒンドゥー教が広く布教されてて牛肉を食べることがタブーなため、
インド料理における鶏肉の扱い方がとても上手だと思います。
オーダーから3分くらい、思った以上に早く料理が出てきました。
カレーはチキンカレー、ベジタブルカレー、日替わりカレーの3種類から
2種類を選ぶことができます。
辛さは3段階あり、レギュラー、ホット、スーパーホットがあります。
インドカレーなので・・・と説明していいのか迷いますが、
普段食べる日本式カレーよりずっと辛いので注意が必要。
スーパーホットは辛すぎてまともに味を楽しめなくなるので、
マゾ体質な方のみ「スーパーホットでお願いします!」と
自信満々な顔でオーダーしてみましょう。
店に連れていった友人2人のうち2人ともスーパーホットで
生死の境をさまよっていましたが、去年連れていったアメリカ人の友人は
「大丈夫!」と言いながらペロリと食べてしまったのが印象的でした。
カレー自体は辛さに関わらず、インドカレー特有のサラサラした食感と
何種類入っているのかわからないスパイスの味が全面に出ていて
とてもおいしいです。これをナンにつけて食べるわけですが。
ここのナンはいつも焼きたてで、アツアツです。
食べ放題といっても2枚食べると結構おなかいっぱいですが、
ナン特有の油ぎった状態ではないので胃がもたれたりはしません。
ナンを手でちぎり、ピタパンを食べるように
カレーとチキンを挟んで食べるとカレーがこぼれずおいしくいただけます。
Bランチの780円という価格設定はこの内容ではとってもおトクだと思います。
このお店はランチがメインのようなので、儲けがちゃんと出ているのか心配です。
このお店は特にお気に入りで、月に1度は必ず行きたくなります。
皆さんも興味が湧いたら是非行ってみてください。
この店の隠れた良い点は、
様々ななインド音楽を聴くことができるということです。
とてつもなくポップな曲や、宗教音楽のようなシックなものまで
多くのジャンルを備えているようです。
このお店で聴いた超ポップな音楽に惚れこんで
お店の人にアーティストの名前を聞きました。
ダレル・メヘンディという、パパイヤ鈴木がインド人になったようなおじさん。
WEBサイトもあるようです。
興味のある方はどうぞ。http://www.dalermehndi.com/
店内では、音楽も要チェックです。