quackpie Archives

かくぱいあ~かいぶ

4月は留守です

2007年03月30日 | Archive
 ということで4月は丸々研修で石川県に行きます。
その間の住まいはずっとホテルで、パソコンがないので
恐らくネット上からこつ然と姿を消すことかと思います。

1ヶ月のホテル住まいに若干の不安はあります。
狭かったり暗かったり空気が悪かったりすると1ヶ月は大変。
加えてホテル周辺の主な商業施設はコンビニとレンタル専用のツタヤ…。

さっきGoogleマップでホテル周辺の衛星写真を見ましたが
見なければよかったと思いました。


 1ヶ月の研修のすえ、
全国主要都市と石川県を含む都市のどこかに配属されることになっています。

仙台勤務になっても遊びに来てくれる、よね…?
もちろん配属場所はある程度実家や土地勘のある地域など考慮されると思うので
余程のミラクルが無い限り仙台・福岡は無いと信じてますが。
もしそうなったら手叩いて笑ってください。

携帯はそのまま通じるので連絡ください。
なんだかインターンに行ったときを思い出しますね。それでは。


学生に限りなく近い無職

2007年03月28日 | Archive
 こんにちは、毎日ブログを書くかくぱいです。
これは単に暇すぎるからであり4月からはバッチリ減ります。

きょう枚方への片道高速バス券を買いました。
まだ枚方に行くのかと思われるかもしれませんが少なくともあと2回行きます。
その券を買うときにおねいさんがいつも通り「学生さんですか?」と聞いてきましたが
今の時期のこの質問はなかなかむずかしいです。

よく小学校とか中学校を卒業すると先生が
「みなさんは3月31日までうちの生徒ですからね!」と暖かいことばをかけてくれます。

そのルールに従うならここでかなりの自信を持って学生ですと言い切るのですが
外大は心が狭いので俺が3月31日まで外大生であるとは言ってくれませんでした。
それどころかウワサではもう我々の学籍番号とパスワードでは外大のパソコンにログインできないそうです。
そういうところだけはやたら仕事の早い外大がニクイです。

とりあえずおねいさんには「学生じゃないです」とだけ答えました。
俺が今も学生だったとしても、学生証が無いから証明できないのです。
外大は心が狭いので卒業式の日に我々から学生証を奪い取ってしまいました。
あんなもの回収してどうするつもりなのでしょうか。
学長が自宅の壁に貼り付けてコレクションしてるのではないでしょうか。


 学割が効かずいつもより800円も高いバス券を買ったあと
20冊くらいのマンガ本をブックオフに持って行きました。
これは実家の部屋を片付けた時に出たもので捨てるつもりでしたが
ハードユーザーの清水國明が喜ぶかもしれないと思って持ち込むことにしたのです。

マンガ本は500円だか600円だかのそれなりにマシな値をつけられ
さあ文庫本でも買って帰ろうかとするとまたもやおねいさんが
「この紙に氏名・住所・年齢・電話番号と身分を書いてください」と
個人情報の申告を求めてきたのです。

今回、身分は選択式でした。
「会社員・学生・フリーター・主婦・無職・その他」があったと思います。
高速バスの時のことを思い出して、とりあえず自分は学生ではないということにしました。
しかしまだ会社員でもなさそうです。
北陸の地震で会社の安否が気になっていても何ひとつ連絡がなかったのですから
会社の人はまだ俺を組織の一部として認識していないのでしょう。

俺はええいままよと無職の欄にマルをつけました。
確かに平日の昼間から私服でブックオフにいる学生でない22歳は無職に違いありません。

22歳無職…自分が無職であるという新事実に相当の新鮮さと恥じらいを感じましたが
せっかくなので無職らしく生気が抜けて存在感の希薄な表情をして記入し終わった用紙を
おねいさんに渡しました。


 まったく不便なものです。
実をいうとこの身分のあいまいな短い期間を楽しんでいるのですけれども。

ルキンフォー

2007年03月27日 | Archive
※ブログのデザイン変えました。
タイトルをおかしなフォントに変えたのでうまく表示されてないかもしれません。
タイトルがなんか懐かしい系のフォントになってなかったら教えてください。



 スピッツの新曲出るそうです。
なまえはルキンフォー。「~を探す」という意味のルッキング・フォーかな。

最近売れまくりのミスチルを尻目に
スピッツはフェードアウトしていくものだと覚悟していましたが
新曲がリリースされるのは嬉しいです。

視聴しましたが割とおとなしい曲だなという印象。
正夢のように感傷が溢れかえるような壮大なメロディではなく
魔法のコトバのようにしっとりコンパクトなかんじ。
何度も聴いてたらハマりそうな新曲です。


 それにしても最近のは歌詞がどれも同じように思える。
タイトルからして保守的だ。正夢にスターゲイザーに魔法のコトバだ。清潔すぎる。
そろそろこのへんで川辺のエロ本みたいな曲名でオリコン1位取ってほしい。
スピッツを青春さわやかバンドだと信じて疑わない青少年の思い込みを打ち砕くっていう。

もれなく壁紙をプレゼント

2007年03月26日 | Archive
 親に「家出て行く前に部屋片付けて行け」と言われて
ブツクサ言いながら掃除してたら、高校1年の時に作った
自作のパソコン用壁紙があったのでここで配布します。

当時NECのバリュースターを使っていたのでなぜかバリュースター用ですが
今のパソコンにも使えます。ちなみにわけわからん解像度になってます。

ここからダウンロードしてください。

ドラえもんの映画の名シーン

2007年03月26日 | Archive
 小学生のころ、夏の土曜日の午後が大好きでした。

急に思い出話をするのは読んだ本に感化されたからですが…
あの頃の土曜日の午後って冒険だったと思うんですよ。

小学生といっても夕方まで授業があって
放課後友達と遊ぶとなると平日は大体16時から夕飯までの短い時間なんですね。
その点土曜日は午後から丸々空いてるので普段できない時間のかかる遊びができるんです。

この土曜日の午後のワクワク感を映像化していたのがドラえもんの映画です。
どの作品だったか記憶が定かではありませんが

のび太とドラえもんがひみつ道具を使って部屋で遊んでる(ひまなやつらだ)

なんか別世界というかパラレルワールドみたいなのを発見して大騒ぎ(ドラえもんも少しは落ち着け)

スネ夫とジャイアンが聞きつける(こいつらもひまだ)

「学校が終わったらのび太ん家集合だからな!」(なぜかしずかちゃんもいる)


…みたいな流れでした。
恐らく作品の設定が夏休みが始まる前くらいになってたと思うんですが
ドラえもんのアニメは劇場版になると予算急増で人物や背景の描き込みが精細になるので
夏の日差しが照りつけるアスファルトの白さや頭上で確かな存在感を見せ付ける入道雲なんかが
夏の土曜日の午後の雰囲気をリアルに描写していたのを覚えています。

俺の場合もさすがにパラレルワールドまでは行きませんでしたが
カブト虫探しやザリガニ釣りをしたり土曜の午後はパラダイスでした。

大学時代なんて毎日が日曜日だったので土曜日の午後に特別な価値もありませんでしたが
就職したら土曜日の午後のワクワクを復活させたいです。
まあ午前中は寝ますけど、午後からウロウロしたいですね。
現実問題として土曜日ちゃんと休みをくれるのか?というところですが…。

今日の地震について

2007年03月25日 | Archive
 石川県で震度6強の大地震がありました。

それに伴って何通か安否を問い合わせるメールを頂きましたが
俺は石川どころか今月いっぱいは徳島にいるので大丈夫です。

来月住む石川のホテルがある場所は震度5だったので
もしこの地震が石川へ行った後に起こっていたら
阪神大震災でも震度4しか経験していない俺はパニックになったかと思います。


 地元の被害が心配ですね。
雪国で屋根が立派なので屋根ごと潰れた家屋などあるようです。

今後の余震にも十分注意しなければいけません。

水冷バンディット国内販売

2007年03月24日 | バイク
 購入候補になってる油冷バンディットのサイトを見ようとしたら
水冷バンディット国内販売がアナウンスされてた…!





http://www1.suzuki.co.jp/motor/bandit1250/index.html


水冷・FI化されてより精悍なイメージになっとる。赤カッコエエ。
油冷ファンの皆さんがどう感じているかは想像できないが
FI化大賛成の俺にはすごく魅力的に映る。

元々油冷バンディットが水冷とバトンタッチするのは聞いていたが
果たして国内販売するのかどうかハラハラしてた。
するんだ。えらいぞスズキ。ていうか販売しないとラインナップスカスカになるか。

しかし水冷・FI化に伴って乾燥重量が結構増えた気がする。
そして油冷バンディットの奇跡であった価格も高くなっとる。
ABSまで積んでこの値段なら安いけれど、俺には買えそうにないな…。
買うとしても油冷のABS付いてないモデルかな。

昼寝するために250km

2007年03月23日 | Archive
 宍喰町に良い昼寝スポットがあるので
また片道100km走って行きました。

断崖絶壁の岩肌から見える視界180度が白く輝く太平洋。
邪魔者は誰一人いません。

荒々しい波が岩壁にぶつかって砕け散る音と
甲高いトンビの鳴き声が聞こえるのみです。





まずここで途中のスーパーで買ってきた鰻丼とイカ飯を食います。
この鰻丼、300円のくせして肉厚でボリュームたっぷりです。
逆にイカ飯はブチキレそうになるくらいまずかったです。

食ったら寝ました。
日光を遮るものがないので暑いくらいです。
しかし風邪が治りきっていないので咳は出ます。


 ぶっちゃけ暇です。
でも誰かと遊びたいという気分でもない。
家で静かに過ごすのはもったいない気がする。

なのでこうしてわざわざ遠くまできてゴロゴロしてますが
充実感というものには程遠い気がしました。

片道100kmなのにタイトルに250kmと書いてあるのは
帰り道に変な林道に入って迷子になったからです。
奥のほうが土砂崩れで全面通行止めになってました。

入り口にそう書いてよ。

仰げば尊しだけは昔から真面目に歌うんですよ

2007年03月20日 | Archive
 大学卒業しました!





全く、卒業式があんなに疲れるイベントだったなんて!
皆もそう思ったでしょう?!

いや卒業式自体は大したことありません。
やたら小さい学長を見て、知らない校歌を歌わされるくらいかと。

問題は写真撮りです。
俺たちは午前10時からいましたが、結局午後5時まで
ずーっと写真ばーっかり撮ってました。
どんなに仲のよかった友達がいても、話せるのは5分程度だった気がします。
しかもやたら寒く、風邪ひき始めで声が出にくかったため死にそうでした。

ちなみに14日から19日まで枚方にいましたが、
15日に声が出にくくなり19日に発熱しました。
怖いので熱が何度あるか測ってませんが、帰りの高速バスでは
身体が熱くなりすぎて指先が痺れているのがわかったくらいです。

今日は実家でクスリ飲んでずっと寝てました。
明日調子が回復したら写真の現像に行って来ようと思います。


 もう十分遊びました。
もう不満はありません。明日は無理だけど来週からなら働けます。

会社から色々と複雑そうな書類も届きました。
4月はホテル住まいですが、1日にチェックイン。
翌日から社用車を貸してくれるのでそれで出勤だそうです。
社用車を会社の駐車場に停めようとして先輩の車にぶつけるとどうなるんでしょうね?

出勤したら机の上に花瓶が置いてあるくらいのイジメは受けるでしょうか。

キテレツくんの最終話

2007年03月16日 | Archive
 出来損ないパーティーの集大成でもある
卒業パーティーが無事に終わりました。

過去2度のグダグダの反省を生かして
今回はこれ以上望めないくらい物事がうまく進行できました。
これもひとえに皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。

パーティーが終わった瞬間、
ここ一年近く忘れかけていた野心のようなものに火が灯ったような気がしました。
就職活動が終わると同時に失われていった、ゴツゴツと角ばった野心が。
やり遂げる充実感みたいな感じです。


 明日卒業なんて信じられない。
まるでキテレツくんの放送が終わると知ったときのような心境。
ほっとけばいつまでも続くと思ってたものが
突然コワイ顔をして「本当におしまいだよ!」と迫ってくるような気がする。

キテレツくんの最終話は
確か江戸時代に住むキテレツ斎さまのところにコロスケを捨てていくみたいな話でした。
キテレツが涼しい顔をしてコロスケを江戸に残して現代に帰ったとき、
「ああ、まじでキテレツくん終わっちゃうんだ。」と唖然としましたね。
その日の放送が最終回なのを知っていたのに、
本当に最終回だと理解したのは放送が終わってからだったんです。

たぶん卒業式も同じで
式が終わって卒業生が少しずつ家路につき始めたあたりで
初めて「これで大学おしまいなんだ」と実感するんでしょう。


 大学のコンピュータ室(図書館のほう)がもう閉まるみたいで
まだ書きたいことはありますがアシスタントのオバさんが睨んでくるので
このへんにしときます。

オバさんの気持ちわかりますよ。俺もそれやってましたから。

狙い定まらず

2007年03月13日 | バイク
 CB750への愛が醒めてきた。
自分でもよくわからんが、醒めてきた。

飽きるんじゃないかと不安。
設計が古く電装が弱そうなのも不安。
あれだけ重いと近くへ乗るのが億劫になりそうで不安。

10万足せばスズキのBandit1200Sが買えるし。
ハーフカウルついてるし高速もバッチリだぞ。
リッターにしては軽そうだし燃費もCB750と同じくらい。

W650も急に興味が湧いてきた。
燃費良くて軽いから、普段からガンガン乗れそう。
黒とか銀とか地味なカラーのを買って、
パニアケースつけて実用性の塊にしたい。渋い。


 Bandit1200SかW650か?!
この2台で悩んでるのは日本で俺くらいじゃないか?

大阪勤務になったらW650にしようカナ。街乗りメインで。
大阪以外だったら枚方に住む彼女に会うために
高速乗って遠くから来る必要があるから迷わずBanditか。

そんな風に考えつつ、
今日立ち寄ったバイク屋(CB125T角田さんのチョークワイヤー不調を無料で直してくれた)に
置いてあった07モデルの黒いVTRカッコよかった。
ハンコ持ってたら買ってしまうところだったぜ。

バイクで死なないための

2007年03月12日 | バイク
 ヒットエアーっていうバイク用のエアバッグ。

バイクにケーブルを繋ぎ、事故で身体が投げ出されると
繋いだケーブルが外れ、それが引き金となってエアバッグが展開する。

バイク事故で一番ヤバいのが頭部の損傷。
即おだぶつだ。半ヘルかぶるのやめましょう。
次にヤバいのが脊椎の損傷だそうで、
背中から首にかけて強打したりすると
おだぶつか寝たきり人生の2択らしいっす。

なんというイヤな2択なんでしょう!


 社会人パワーによって財政に余裕が出てきたら
このヒットエアーとSHOEIのフルフェイスヘルメット買います。

両方揃えたらまずは効果のほどを確かめるべく
時速180kmで10tトラックに正面衝突してみようと思います。
大丈夫!ヒットエアーが何とかしてくれる!
ニッポンの技術力ばんざーい!!

出来損ない卒業旅行

2007年03月09日 | Archive
 出来損ないのメンバーで上海へ卒業旅行に行きました。
またひとつ、残り少ない学生生活のビッグイベントが終わってしまいました。

サウナに置いてある砂時計はやたら時間の経過が遅く感じますが
俺たちの砂時計は砂の通る穴がべらぼうにでかいようです。

残されたビッグイベントは卒業パーティーと卒業式。
楽しみたいと思う反面、大きなイベントが終わる度に
課された宿題をひとつずつ消化しているような気さえしてしまうのは
春からの新生活にわずかな期待を寄せているからでしょうか。

社会人になったら砂時計の穴は鼻の穴並にでかくなることが予想されるので
忘れないうちに楽しかった旅行の思い出を綴っておきます。





出来損ない卒業旅行の概要

行き先:中国上海
期間:4泊5日
人数:5名
旅行代金:3万円

全日程5日間、航空券と朝食付いてこの値段です。
安いだけあって航空会社は上海航空、
泊まるホテルは2つ星の上海銀波ホテル。

2つ星というと「2つ星があるならいいじゃん」と思うかもしれませんが
図示すると「★★☆☆☆」です。ホラ行きたくなくなってきたでしょ?
グルメレビューで「★★☆☆☆」の店行きませんよね??
アマゾンのレビューで「★★☆☆☆」付いてる本は大抵ボロクソに書かれてますよね??
ヤフオクで例えるなら「悪い出品者です」。イヤですよねそんな人から落札するのは!

ちなみに上海銀波ホテルをネットで検索すると
「バスルームのマットの裏にベトベトの髪の毛が大量に付着していた」という
尋常らしからぬ告発が残されていたので我々一同期待に胸を躍らせていました。



1日目

 まずこの日、R君がパスポートを忘れたまま関空に到着しました。
関空に向かう電車の中でR君は「これでパスポート忘れとったら笑うな!」と言って
かばんの中をチェックしましたが、そこにパスポートらしい小冊子はありませんでした。

バイトの後輩に人件費1万円とタクシー代往復2万円を支払って
空港にパスポートを持ってきてもらうまで、R君の顔に笑顔は浮かびませんでした。





R君には悪いけれど、俺はこの時点でずいぶんと笑わせてもらったので
旅行代金ぶんの満足を感じていました。もう帰ってもいいかな、と。
今思えばこの時点で引き返して和歌山にでも行けばよかったと思います。



 飛行機は上に書いた通り上海航空という無名にも程がある航空会社です。

我々はベトベトの髪の毛というインパクトの強すぎることばに恐れおののくあまり
上海銀波ホテルばかりをマークしていたのですが
上海航空は予想を遥かに上回るヤンチャぶりで出来損ないメンバーを圧倒しました。

上海航空の罪状は以下の通りです。

ゴムを通り越してプラスチックのような硬い肉(たぶんこれで宇宙船作れる)と
やたら臭い小魚(たぶんメダカ)を惜しみなく使用した機内食を出した罪(味覚かく乱罪)



麺つゆを入れた袋に「面汁」と記載した罪(食欲減退罪)
飛行機がまるで震災体験車のごとく揺れ続けて面汁が四方八方に拡散した罪(面汁拡散罪)
機内アナウンスの日本語と英語がカタコトすぎて着陸のアナウンスが一切わからなかった罪(重大事実隠ぺい罪)、それに伴い通路側に座っていた俺が突然の着陸の激震にエンジンがとれたと誤解してしまった罪(過剰演出罪)


あとこれは上海航空の落ち度ではありませんが、
トシがいつの間にかテロリストみたいになっていました。
何かと敏感な時期なので挑戦しにくいボケなのですが
この人はすごいのでごく自然にやってのけました。





 上海の空港に着くと現地ガイドの陳さん(仮名・本名不詳)の段取りの悪さのおかげで
1時間強の足止めを喰らい、メンバーの疲れを増幅させました。





ホテルへ向かうバスの中で疲れきった俺たちにクスリとも笑えないジョークを飛ばす陳さんに
我々の視線はクラスの輪を乱す不良グループのごとく険悪なものとなりました。

ホテルは残念ながらスラム街の中にありました。







その日はちょうど旧正月を祝う祭りの最終日のようで
街のあちこちで花火やら爆竹が飛び交っていましたが
今思うにあれほど花火や爆竹が大量に舞っていたのはこのスラム近辺のみです。

ホテルの部屋は意外と小奇麗で
浴室も細かいところに汚れが残っていましたがベトベトの髪の毛はありませんでした。
メンバー全員で5名いたので2名室と3名室に分かれたのですが
2名室のほうが広かったです。理由はわかりません。





この日はもう良い時間だったので花火飛び交うスラム街で鍋をつつきました。





スラム街と言ってもたいしたことはありません。
火をつけても発射されない大型打ち上げ花火を覗き込む民衆
トシに向けて爆竹を投げつける童がいたくらいです。

夜はホテルの下にあるコンビニでキリンビール(一缶70円)などを買いました。
物価が安いのでわんさか買いましたが、会計のときにそれほど安くないと感じました。
これは後のストーリーに繋がる複線でもあります。



2日目


 ホテルの朝食は地雷でした。
カピカピのごはんの上に緑色の着色料を付けた野菜を載せて
アンコを中に詰めた嫌がらせみたいな料理は何だったんでしょうね?
 
この日はホテル近くの外灘(バンド)と南京路の観光です。
外灘は景色以外に見るものはありませんがとてもキレイです。









南京路は1個15円くらいで肉まんが食べれたり
中国でのユニクロが高級ブランドであることを知れたりして楽しかったです。





昼飯に入ったレストランに「爆魚」というメニューがあり興味をそそられましたが
これが何であるかはトシやshinが調査してくれるのを待つのみであります。
やはり本場の肉まんや小龍包は日本のそれよりずっとおいしいです。
あちこちで不満をぶちまけていたメンバー達も、小龍包を食べれば静かになります。





南京路で注意したいのは違法な時計売りです。
おびただしい数の中華ニート達が日本語で「オニサン!時計!シャネル」と
偽者の時計を売りつけようとしてきます。

彼らは日本語がほとんどわからないので我々が発した言葉をとりあえず復唱します。
俺のところに中華ニートがカバンを売りにきたとき
「カバン!」と言っているのをパプワくんと聞き間違えて「パプワ?」と言う
彼はその後ずっと「パプワ!パプワ!」と叫びながら俺に付いてきました
呼吸困難になる恐れがあるので気をつけて下さい大変危険です。
また、これらの中華ニートたちは偽ブランド品が売れないとわかると
「ちんちんマッサージ!」等とどうしようもない下ネタを発するので
注意が必要です。おそらくは性サービスの一種ですが、勧誘の仕方に問題があります。


 その他にこの日あったことといえば、ひょんなことから上海に
科学博物館とテーマパークを合体させた上海科技館という場所があることを知り
タクシーで向かいました。

タクシーが電気の付いていない巨大な建物に近づき、
科技館が定休日であるということに気付くまでそう時間はかかりませんでした。
タクシーから降りた俺達を待ち受けていたのは
同じく科技館の定休日を知らずに偽者時計片手に科技館に居座っていた中華ニート達でした。
我々はパプワ!パプワ!と口々に叫び、彼らもパプワ!パプワ!と口々に叫ぶ。
いつかあなたが科技館に来たとき、彼らがパプワパプワと口にしたら
我々の責任ですのでご一報ください。


 この日の夜もホテル下のコンビニでキリンビールなどを買い漁りました。
レジのおばちゃんは中国語の数のかぞえ方を頼んでもいないのに教えてくれます。
なぜブチギレ気味に「イー!アー!!サンーッ!」と叫ぶのかはわかりません。

あと、やはり会計が若干高い気がしました。



3日目


 豫園(ユイエン)という庭園の周りに土産物屋が並ぶ街と
2日目に行けなかった科技館に行きました。





豫園では南京路よりも多くの中華ニートたちが偽ブランド品を売ろうと近寄ってきます。
中華ニートの応対に嫌気がさしてきた俺ははずれにある小汚い露天の集まった商店街に入り、
水晶でできた(っぽい)印鑑を2つ作りました。

2つで200元(約3千円)と主張する中国人淑女をなだめて
2つで120元まで値切ったのはよかったのですが
200元渡して80元のおつりを待っていると
文字を彫る代金がかかるからおつりはないと言い出しました。

そんな重要なことを事前に明確に言わない淑女に対して
日本人が怒ったらそれなりに恐いことを教えてやろうかと思いましたが
できるだけ謙虚に価格交渉をして40元おつりを渡すということで合意に達しました。

なので、この女が40元渡すフリしてわざと30元しか渡さなかったとき
俺が我を忘れて女を問い詰めたのは言うまでもありません。


 夕方はトシとshinと3人で上海科技館に行きました。

ここが上海最大の穴場と言っても過言ではなく
中国の先進技術の粋を結集した巨大室内テーマパークとなっています。

位置認識カメラによるバレーボールの楽しさは任天堂Wiiを凌ぐと思います。
これは文章で書いても伝わらないでしょうから是非現地でプレイしてください。

ここで一番面白かったのはやはり人体クルージング(正式名称不詳)でしょう。
ディズニーランドのアトラクションに、4~5人乗りの車に乗って
おとぎの国を探検するライド(イッツ・ア・スモール・ワールドでしたか?)が
ありましたが、人体クルージングはおとぎの国が人体になったと考えてください。

我々はイチゴの形をしたライドに乗り、
中国人の坊やの口に入るところからアトラクションは始まります。
shinも言っていましたが、どう転んでも絶対面白くなる設定です。





我々は数々の流暢な中国語を話す臓器たちと出会い、
約5分間の探検を終えると感動のフィナーレを迎えます。

最後に何が起こるのか?それはあなたの目で突き止めてください。
しかし俺自身も言いたくてウズウズしているのでこっそりヒントを残しておきます。

ヒント:

大画面に映し出されたリアルな肛門
5.1chサラウンドシステムによるブリッ!ブリブリ!という効果音



 夜はやはりコンビニでビールなどを買い、
若干高い会計に頭をかしげつつ夜の宴を楽しみました。



4日目



 上海トップクラスの高級ブランド街である新天地で再会しようという
ことばを交わして2台のタクシーに分かれた俺たちでした。

しかし、大阪のアメ村のように
明確な入り口やランドマークがあるわけでもないのが新天地。
2台のタクシーは別々の場所に到着し、我々はバッチリはぐれました

もうそこからはグダグタを絵に描いたかのような展開。
新天地は物価も高く、ロクな買い物もできないまま
はぐれた仲間と再会できたのはその日の夕方になってからでした。


 俺が生肉を食って腹を壊した話は書くべきでしょうか?

上海料理にすっかり飽きた我々は
ステーキキングというファミレスに行きました。
店名がステーキキングなのにほかの4人はステーキ以外のものを注文し、
俺だけがステーキセットを注文。値段は20元(約300円)と格安です。

店員は丁寧にステーキの焼き方を質問し、
俺は確かに「ミディアムで」とオーダーしたつもりでしたが
運ばれてきた肉はマグロの刺身と見紛うほどの生肉だったのです。

たたでさえ食材の鮮度に疑問の尽きない中国で
生肉が出てきたらスルーすればいいのですが、
メインの肉をスルーすれば俺に残るのはドレッシングを薄めただけのスープ
カチカチの冷凍ニンジン。

元来、日本ではステーキを食べるときにレアを好む俺は
高度経済成長真っ只中の中国は鮮度保持の技術も急成長中間違いなし
自分に言い聞かせて生肉を食し、3時間後にはホテルのトイレでガタガタ震えていました

皆さんはマネしないと思いますが、中国の安いレストランで生肉が出てきたら
遠慮せず床に投げつけてください。それは肉の形をした細菌兵器です。



 この日の夜は卒業旅行の最後の夜。

いつも通りビールやおつまみを買い込む俺たちでしたが
連日の割高会計に疑問をおぼえた我々は商品をカゴに入れるたびに
携帯の電卓で合計金額を計算。この時の合計金額は32.5元のはずでした。

そのため、レジのおばさんが平気な顔をして45元を請求してきたとき
俺は意外にも怒りを感じるどころか充実感を享受していました

問い詰めても中国語で逆ギレするおばさんに対し
なおとは「もうあきらめて45元払おうか」という姿勢でしたが
トシがおばさんを尋問してやっと32.5元の正規料金になりました。

おそらくこのコンビニにはレジに日本人ボタンなるものが存在して
金額が1.3倍くらいになるミラクルシステムが暗躍しているのでしょう。

偽ブランド売りの中華ニートたちや
おつりをごかます淑女、1.3倍の日本人ボタンを連打する高橋名人のような連中が
街にあふれかえっている限り、これは遠慮せず言わせてもらいますが、
来年の北京オリンピックで中国は世界に恥を晒すことになるでしょう。



5日目


 格安ツアーのため、飛行機の時間は朝10時。

みんな6時起床の予定でしたが、
携帯のアラームを誤って日本時間でセットした俺のおかげで
4時50分に出来損ないメンバーたちは眠い目を擦って荷造りをしていました。

俺は前日の生肉祭りの影響のピークを迎え、
起床からホテルをチェックアウトするまでの半分近くの時間をトイレで過ごしました。

空港までの送迎に現地ガイドつきのバスがありましたが
現地ガイドが15分遅刻した上に「道混んでた!」という
日本なら僻地勤務の刑を言い渡されかねない言い訳をしゃあしゃあと吐きました。


 帰りの飛行機は偏西風に乗ってやたら早く関空に到着し、
出来損ないメンバー達は口々にいかに日本があらゆる面で優れているかを
再確認することになります。






 大体のあらましを書いたら相当長くなりました。
果たしてここまで読んでくれた人はいるのでしょうか?
実家のヘボPCでこれだけ書くと処理が追いつかなくて大変です。

全体的に見てやや批判的な書き方をしていますが、
俺はとても楽しかったし他のみんなも同様に楽しかったはずだと思います。

5人でいく初めての海外ということで
体力的にも精神的にも負担を感じる場面も何度かありましたが
最後に笑顔で帰国できたことはこれ以上望めないほどの成功ではないでしょうか。

卒業旅行を成功させるという目標に対して俺には至らない点が多々あったかもしれませんが
多くの面でいつも通り支えてもらい感謝感激雨あられです。
出来損ないのチョンマ達、本当にありがとうございました。

引き続き、開催の危機が心配される卒業パーティーを
成功させられるよう共にがんばりましょう!





 本編では書きませんでしたが、中国のバイク事情はなかなかおもしろく
250cc以下のバイクはほぼ無いようです。法律が250ccまでなのかもしれません。
大体が中国製の125ccスクーター/スポーツバイクで、次に多いのがスズキのGN125。
ちなみに警察はスズキの250ccのアメリカンに乗っています。

俺の乗っているCB125Tも一台だけありましたが、
走行8万キロで相当古く、日本のボロい中古を輸入した代物のようです。





どのバイクもパニアケースやグラブバー、エンジンガードと
ゴテゴテとオプションがついています。たぶん実用性を確保する意味のほかに
排気量が抑制されて大きいバイクに乗れないフラストレーションの表れだと思います。

バイクのほかに驚いたのが、スクーターの形をした電動自転車です。
これはペダルのついた自転車なのですが、
見た目は日本の50ccスクーターと同じなのです。
基本的に電動で走るので走行音が無く、
気が付いたら自分の後ろにいたりしてとーっても危険。
旅行中はサイレントバイクと呼んで畏怖の対象として恐れていました。

ペダルを漕がなくても電気の力で走るので実質的にはバイクです。
法律の問題から日本では自転車として販売できないと思います。
販売されたら面白そうですが、高そうですね。
中国ではみんな当たり前のように乗っていましたが、
いくらくらいするのか気になるところです。


鬼の高回転エンジン

2007年03月01日 | バイク
 昨日ダブロクで走った宍喰町までの100kmを、
今日はCB125T角田さんで走る。

ダブロクが低速トルクの鬼なら、
角田さんは高回転の鬼だ。12,000回転まで一直線。
速度は伸びないが上まで回せば本当に気持ち良い。











光学10倍ズームと広角レンズのついたデジカメが欲しい。